Uが出会った少女ゴシック=メイデン。彼女はUが常人とは異なる点を感じた事から、Uに興味を抱き始めていた。Uはそれが信じられない様子だったが、メイデンはUが自身を忘れる事は無いと語ったのだった………
それから3日経った日の事。森の中を捜索していたミリィは、ようやく森の出口付近にまで差し掛かっていた。
「やっと出口か………長かったな」
ミリィは安堵するかのように息を漏らす。だがその直後、ミリィの前に突如として何かが走ってくる影が現れ、同時にその影の主も現れた。
「………! マテリアルビースト………!!」
ミリィの前に現れたのは、左腕がガトリング砲のような重火器になっていた。そして怪人はミリィを見るなり、左腕のガトリングで攻撃してきた。
「うわっ!?」
ミリィは咄嗟に横へ飛ぶ形で攻撃をかわす。そして、身体に光を纏わせると共に腰にベルトを出現させると、すぐにマントのアクリルが付いた鍵をベルト上部にセットする。
『ヒーロー!』
ベルト音声と共に、ミリィの身体を白い光が覆い始める。少女はマントをかき上げるかのように右腕を上げながら真横に伸ばし………
「変身!」
そう言って左手で鍵を回した。
『アーマーオン!! ………ジャスティスウォーリアー! ヒーロイック!!』
これによりベルトの変身音と共に光の鎧が形成され、変身が完了。ミリィは接近しようとするが、弾丸の圧が強い為に接近は厳しそうな様子だった。
「ならこれで………!」
ミリィはベルト上部に元々刺さっていた鍵を外し、炎のアクリルが付いた鍵をベルト上部にセットする。
『エンチャント!』
ミリィはそのまま鍵を回した。
「バーニング! エンチャント!!」
その直後、ミリィの右手から炎が放出される。しかし、怪人はこれをかわすと共にガトリングの連射を行い、ミリィに弾丸を直撃させてきた。
「うわあああっ!!」
ミリィは大きく吹き飛ばされ、近くの木に激突する。
「遠距離から攻撃してもかわされたら意味が無い………なら、まだ試していなかったこれで………!」
だがこれで怪人の特徴が幾らか理解出来たミリィは、過去の2戦では使っていなかった鍵を取り出す。この鍵には刀身に電流のエフェクトが纏われた剣のアクリルが付いており、ミリィはこれをベルトへセットする。
『エレトリック!』
するとベルトから音声が鳴り、ミリィはすかさず鍵を回す。
『アーマーオン!! ………サンダーソードウォーリアー! エレトリック!!』
するとミリィの身体を電流が走り、光の鎧が黄色の雷をイメージした鎧に変形すると共に、ミリィの手に雷のエフェクトが付いた剣が出現する。
『エレトリックブレード!!』
ミリィは姿が大きく変わった事と、武器が出現した事に一瞬驚く様子を見せたが………
「電気の剣………これなら行けるかも………!!」
このフォームが怪人の攻略へ繋がるのではないかと感じると、エレトリックブレードを手に怪人の懐へ接近する。怪人はガトリングでそれを止めようとするが、ミリィはエレトリックブレードを振るう事で怪人の放った弾丸を弾いていくと同時に懐へ接近。
「はああああっ!!」
ミリィが怪人の身体にエレトリックブレードを押し付けると、刀身による斬撃と、エレトリックブレードの振動により発生した電流で大きなダメージを与えた。
「ぐおおっ!?」
怪人は悲鳴を漏らしながら地面に膝を着く。ミリィはエレトリックブレードの攻撃力に驚くと共に、この武器には鍵を差し込めると思われる部分があるのを目にした。
「これ………もしかして鍵を差せるの………? だったら………!」
ミリィはこの機能を目にすると、ベルト上部から鍵を抜き取り、そのままエレトリックブレードにセットすると同時に、鍵をそのまま回した。
『エネルギーチャージ!!』
するとエレトリックブレードに、更に強い雷のエネルギーが纏われる。
「これで終わりだよ………!!」
ミリィはそう言うと同時にエレトリックブレードのトリガーを引く。
『エレトリックエレクト!!』
ミリィはエレトリックブレードによる斬撃を放つ。これにより怪人の中から、怪人に取り憑かれていた人間の男性が分離すると当時に、排出された怪人のマテリアルが爆発した。
「倒せた………」
ミリィは怪人の討伐に安堵する様子を見せたのだった。しかし、ミリィが安心する中で、彼女の背後には白い帽子に白のマントを羽織った男が立っていた。
「………へぇ、そんな力もある訳か………」
男はそう言って、ミリィの力を観察していたのだった………
厄介な攻撃手段を持つ怪人を前に、新たな力を使って勝利を掴んだミリィ。これによりまた怪人を1体撃破する事になったが、そんなミリィの様子を窺う男は果たして何者だろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミリィは新たな鍵を手にするも、突如現れた謎の人物に鍵を奪取されてしまう。その男はUそっくりの黒髪の男だったが、彼は自身がUである事を否定する言葉を返したのだった………
次回「謎の黒髪戦士」