メイデンvsポイズの激闘は、ポイズが優位性を確保する戦いとなっていた。メイデンはシンデレラヒストリーを解禁。ポイズも戦術を切り替えるのであった………
メイデンは高速移動でポイズを翻弄するが、ポイズは防御に回り始める。
「(防御姿勢………時間切れを待つ気………?)」
メイデンはポイズの戦術が変化した事から、自身の変身するシンデレラヒストリーの時間切れを狙っているのではないかと考えていた。確かに、メイデンの変身するシンデレラヒストリーは時間制限付きの強化。時間が切れればメイデンの勝ち筋は消えるのは、どちらも分かっていた。
「(でもスペックはこっちの方が上………火力で押し切る………!)」
メイデンは時間が来る前に押し切る事を選択し、素早い動きでポイズに攻撃を与えつつ、ベルトにセットされたゼンマイを回し始める。ポイズは敢えてその場を動かずにベルトのゼンマイを回し始める。少しして、互いにエネルギーチャージが完了し………
『シンデレラメルヘンエンド!!』
『シラユキヒメメルヘンエンド!!』
メイデンは右手にエネルギーを纏わせた渾身のパンチ、ポイズも右手にエネルギーを纏わせたパンチを放つ。この必殺技の激突は、メイデンのシンデレラヒストリーが上を行き、ポイズを吹っ飛ばしたが、ポイズはそれを想定しており、すかさず左手でベルトを操作。再びエネルギーチャージを行い………
『シラユキヒメメルヘンエンド!!』
近くの木を左足で蹴った後、その勢いを利用してメイデンに向けてキックを放つ。メイデンは防御にエネルギーを回し、なんとか後退る程度で済んだ。
「ぐっ、しつこい………!!」
メイデンは再びベルトのゼンマイを回そうとする。直後、突如としてメイデンのベルトの方から鐘の音が鳴ると………
『タイムオーバー!』
その音声と共に強制的に変身が解除されてしまった。メイデンは突如として無防備な姿を晒す事となってしまい、ポイズは笑い始めた。
「無様ねゴシック! 生身の姿なら恐らく私には勝てない………! これで終わりよ!!」
一気に優位性を確立したポイズは、右手でパンチを行い、その際にエネルギーをメイデンへ向けて飛ばした。この状況にメイデンは思わず目を背ける様子を見せたが………
「メイデンちゃん! (もうこれ以上は………!)………変身!!」
そこへミリィが走りながら光を纏う事でベルトを出現させ、大きなボタンが付いた鍵を取り出すとベルト上部にセット。ミリィはそのまま鍵を捻った。
『アーマーオン!! ………ジャイアントウォーリアー! ギガン!!』
ミリィの身体から生成されたエネルギーがミリィを覆い隠す程の巨大な鎧を生成しミリィの身体に装着。メイデンの前へ立つと、ポイズの飛ばしたエネルギーにビクともしない様子を見せた。
「あっ………!?」
これにはポイズも動揺の声を漏らした。少ししてミリィはベルトの鍵を再び操作し………
『ギガンストライク!!』
必殺技を起動させると共に、右拳にエネルギーを纏わせ地面を殴る。これにより、巨大な土砂が巻き起こり、ポイズの目を眩ませた。ポイズは両手で土煙をはらうが、そこには既にミリィ達の姿は無かった………
「………逃げられたわね、チッ」
ポイズは逃げられた事から水を差された気分になり、思わず舌を鳴らすのであった………
シンデレラヒストリーを持ってしても時間が足りず、結果的に撤退する事となってしまったメイデン。ミリィの機転で死は免れたものの、この勝負はメイデンにとって屈辱的な結果に終わってしまったのであった………
To Be Continued………
次回予告
ポイズに実質的に敗れたメイデンは焦燥し、ミリィやピンクに思わず当たってしまう状況だった。だが、流石のミリィもこれには異を唱える様子を見せたのであった………
次回「メイデンの焦燥」