鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

97 / 201
前回までのあらすじ
メルヘンボウを持ってしてもポイズに苦戦を強いられるメイデンだったが、彼女は揺れなかった。その想いに応えた御守り袋の中身、新たなゼンマイの力によって、メイデンは新たな姿へと変身したのであった………


第96話 想いを背負う少女

メイデンの新たな姿にポイズは驚いていたが、少しして我に返ると………

 

「………調子に乗らない事ね………私の力は、貴女なんかに負けはしない………!!」

 

ポイズはそう言い返し、メイデンへ接近する。だがメイデンはそれを遥かに上回るスピードで彼女の背後へ回り込むと、エネルギーによる矢をポイズに向けて飛ばした。

 

「うあっ!?」

 

ポイズは動揺の声を漏らした。しかし、メイデンはその隙にゼンマイを取り出し、メルヘンボウにセットする。

 

『イバラヒメ!』

 

これにより、メルヘンボウから待機音が鳴る。

 

「………エレガン、貴女の力を借りるわよ………!」

 

メイデンはそう呟くと同時にメルヘンボウの弦を引き、狙いを定めると同時に手を離した。

 

『イバラヒメメルヘンシュート!!』

 

これにより、鏃を模したパーツから茨のムチが放出。これによりポイズの身体を拘束した。

 

「うああっ!!」

 

ポイズは拘束による締め付けで声を漏らした。メイデンはメルヘンボウにセットされたゼンマイを取り外すと、すぐさま別のゼンマイをセットする。

 

『シンデレラ!』

 

これによって再び鏃を模したパーツにエネルギーが集束。メイデンはメルヘンボウの弦を引くと、すぐさま手を離した。

 

『シンデレラメルヘンシュート!!』

 

これにより、鏃を模したパーツから強大な光の矢が放たれ、拘束されていたポイズの身体へ直撃させた。

 

「うわあああああ!!」

 

これによってポイズは大きく吹き飛ばされた………それと同時に、近くで怪人と対峙していたミリィも上部に円状の蓋が付いた鍵を使ってジャスティングフォームへと変身した。

 

『アーマーオン!! ………フォーティチュードウォーリアー! ジャスティング!!』

 

ミリィは怪人の目に止まらない速さで走り回り、連続で攻撃を叩き込む。怪人は抵抗しようとするが、それを見越していたミリィは隙を見せる事無く鍵を回す。

 

『ジャスティングストライク!!』

 

これにより、ジャスティングブレードにエネルギーを纏わせた一撃を叩き込み、怪人を吹き飛ばした。ミリィはその場から大きく跳躍し、怪人の吹き飛ばされた高さを上回る。ミリィは最高点に到達した直後、大きなボタンが付いた鍵を取り出すとベルト上部にセットする。

 

『アーマーオン!! ………ジャイアントウォーリアー! ギガン!!』 

 

すると、ミリィの身体から生成されたエネルギーはミリィを覆い隠す程の巨大な鎧を生成しミリィの身体に装着。直後にメイデンはベルト上部に刺さった鍵のボタンを押す。

 

『ギガンチャージ!』

 

これにより、ミリィの両拳にエネルギーが集束する。そして、ミリィは再び鍵の上部のボタンを押しこんだ。

 

『ギガンティックエンド!!』

 

ミリィは怪人に向けて強烈なパンチを叩き込み、そのまま地面へ叩き込む。これにより、怪人から人間を放出すると同時に粉々に粉砕。ミリィは落下している人間とマテリアルを空中でキャッチすると、すぐさま近くの草むらにその人間を隠した。怪人を撃破して安堵する声を漏らすと共に、ミリィの手元にあったマテリアルが鍵に変化。煙から姿を現す人を模したアクリルが付いた鍵へと変化した。ミリィが新たな鍵の獲得に目を向ける中、メイデンもポイズを相手に押しており、メルヘンボウを捨てた接近戦に移り、鋭いパンチでポイズを吹き飛ばした。

 

「うあああああっ!!」

 

ポイズは吹き飛ばされた勢いで地面を転がり、地面に拳を叩き付ける。

 

「なんで………! なんで私がゴシック如きに………!!」

 

ポイズは自身の優勢を崩された事で余裕を無くし、苛立ちを露にする。だが、そんな彼女を見ても冷静なメイデンは………

 

「確かに私は貴女より前に作られた存在………貴女には基礎的なスペックは劣るかもしれない。けれど、私は仲間と出会って変われたの。いつまでも自身の優位性にしがみつく貴女じゃ………進化した私を超える事は出来ない………!!」

 

ポイズに対し、現実を突きつけるのであった………

 

 

 

メイデンは獲得した新形態ライトニングアリスヒストリーの力で、ポイズを圧倒していた。果たして、メイデンはこのままポイズに勝利を収める事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
メイデンの進化を認められないポイズは、必殺技を放とうとする。だが、メイデンはそれを理解させると言わんばかりに、こちらも必殺技を放つのであった………
次回「進化と現状維持の差」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。