『平』遠く眩しいルドベキア 作:ある日そこに居たであろうクマさん
雄英体育祭〜
第一競技〜
障害物競争〜
本日は障害物競争における、彼の目線での話を致しましょう。
それではどうぞ
ロンside〜
さて始まった様だね。雄英体育祭。やあ、皆の衆。私の名は最平等のロン。またの名を志村亡菜という者だ。
私は今...
「亡菜ッッーーー!!!!」
「おっとどうしたんだい拳藤?」
すまない。どうやら同級生の者である彼女に見つかってしまった様だ。
「お前ぇ!なんであんな事言ったんだよ!お陰で私達B組は目の敵にされちゃってんだぞ!」
「ふむ。ああ!もしかして先刻のあれか!あの様なもの気にしなくていいのだ。なーに誰も我々の事などみてはいまい」
「見とるわ!何言ってんだ、この馬鹿ッッ!」
彼女こそ、私がこの世界に来てから最も親しくさせてもらっている人間の拳藤という少女だ。しっかりしている様で何処か抜けている 実に可愛らしいものじゃないかね。私は結構好みだったりする。
コホンッそれどころではなかったね。すぐにでも障害物競争がはじまるのであった。
では私も準備をしよう!
遊びとは言え競争...
ちゃんとやらねば...
失礼だろう!
そして数分後〜
第一競技である障害物競争がスタートしたのだが...
ああ、これは...
『おい、どけよ!』
『私が先にッ!』
『ぐおっ!?』
ああ、率直に言って酷い。酷すぎるな。流石は
全くこれでは...
「さて、それでは...」
醜悪なる人間めッ本当ならこの場で消し飛ばしてやりたいが、それはダメだ。私としてはやらねばならぬ事がある。
故にだ...
「少しの選別で済ませてやろう」
「「「「ギャアアァァァッッッ!?」」」」
少しくらいなら痛ぶっても問題あるまい...
まずは楔によって元の私の力を幾分か引き出す!ある程度でいい。あまり出し過ぎても良くないからね。そしてそのまま目の前に見えた
続いてやってくるのは...
「綱渡りか...何故この様なものを?」
謎の崖っぷちの様な光景と無数の綱を他の生徒達が渡る光景だった。
だが、これは...
「走り続ければ良いのに皆は何故走らないんだろうな?」
「「「「「えっ?」」」」」
ただ全速力で抜ければ良かろう。何故皆は慎重に渡るのか?ああ、そうか。これは人間の競技だったな。失礼、私は人間ではないのであった。
そして...
(もう着いたのか。相当手加減してこれとは...まあ所詮は人間の競技だな)
「来やがったなッッッ!!!!」
「もう追いついて来たのかッッッ!?」
「悪いが追いついたのでは無い.....」
「「ッ!?」」
この二人は何を言っている?追いついただと...馬鹿を言いたまえ、寧ろ逆だよ。
既に...
「既に追い越したのだ.....」
これこそが現実。私と彼らとの性能故の違い。だからこそ起こりうる悲劇。故にこそ、私は作らねばならぬ。誰もが分かり合える理想郷を...あの人もオリジナルも全てが分かり合えるそんなものを...
そして...私が騎馬戦の発表を聞き、そのままペアを作ろうとした直後...
「まさかっこれは!」
彼等の戦い。
正確にはその余波とも取れる感覚を感知したのだ!
そして...
(これは!世界がっ!?)
迫り来るのは誰もが気付く事がないであろう力の波動ッ!それはこの世界の歴史を根本から作り変えかねない能力であり、その力の元凶。いや、元凶であろう力に近いものを私は知っていた!
だが、私は...
(...いや、慌てるな。これは動かないが吉。下手に動けば何も得られず終わる。それに今は下限が来ている。慌てる必要など無い)
この件に関しては突っ込むことを避けたのだ。だが、これにも理由がある。
何故ならここで下手に手を出せば今の状況も含めて様々なものに損傷が出る可能性がある。ならば触らぬが吉。
それに...
(奴も居る。それだけわかっていれば問題は無い。それに我々にはこの手の能力は効かん。そして我々には分かる...)
もしこれが黒の力に近いものならば敵にはなり得ない...
少なくとも現時点の黒の者ならば...