『知』いつか未来のナナカマド 作:ある日そこに居たであろうクマさん
ほっほっほ。今日は自来也達の出番があると思うてかクマ?
今回は全くねえんだクマ。
ご容赦くだせえ、
「因みに今回の試合は『完成品』が崇めるからみんなちゃんと視聴よろしくゥゥゥ♪♪♪」
駒王学園...
のレプリカ内〜
アレから数日、合宿で様々なもの(余計なものを含め)を得たグレモリー眷属達。そして今日はいよいよ決戦の日。
ライザーフェニックスと彼が率いる眷属達とのレーティングゲームでの試合当日。そんな中...
「あの〜これって結局...」
「ええ、元には戻らなかったみたいでね」
彼等の視線の先にあるのは...
「ん〜?どうかしたかね、諸君。今から戦なのだろう?ならば私の事を気にしている場合かね?」
「いや、キャラが違いすぎてしっくり来ねえんだよ!そもそもいつになったら元のアーシアに戻るんだッ!」
「何を言っている?永遠にコレに決まっているだろう」
「喧しいわッ!ぜってえ元に戻してやる!」
「ふふっ良い心がけだな、少年」
未だ元に戻らぬアーシアがだった。というのも、元々先の決闘時に一誠が一人で自身が勝った場合アーシアを元に戻すという条件を呑み彼女と戦ったところ惨敗した為、彼女はあの時からそのままの状態で活動していたのである。
「まあ、なったものは仕方ないわ。アーシアはどんな形であれアーシアよ」
「そうですね...それに一誠くん。確か今の彼女の戦闘力は君と戦ったあの時点で修行を終えた今の僕らより上だった。それを考えれば普段の彼女をライザー達との戦いに巻き込むより危険では無くなるかもしれないよ」
「確かに...普段のアーシア先輩ならヒーラーとして後方に居てもらうところでしたが、今は...!!」
「まさか、みんなこのまま行っちゃう気ですか!?」
「仕方ないわよ。もうすぐレーティングゲームも始まるし...」
『大変長らくお待たせ致しました』
「ほら、来たわよ。それにしても転移してから随分と時間が掛かったわね」
そして始まるレーティングゲーム。ライザーとリアス。二人の婚約をかけたその闘いが今、始まる!!
ただし...
『っと言う訳でもすもすひねもす〜♡実況、解説、司会はこのみんなのお兄さんこと篠ノ之ロンが受け継いダッチャ!よろしく め!!』
邪悪なる兎を添えて...
「何やってんすかッ!あの人は!?」
「嘘でしょ!?なんで!説明や進行はグレイフィアが行うって!?」
「おい、どう言う事だユーベルーナ!?なぜあの悪魔より悪魔をしているとんでも兎が喋っている!あの人が居て、今まで碌な目にあった事がないんだがッ!?」
「そっその様な事を申されましてもッ!」
グレモリー眷属、ライザー眷属。両チーム大混乱である。そしてリアスの言うグレイフィアはというと...
『あっそれとリアスちゃんがツッコミを入れてると思うから言っておくけど』
『ムグゥゥゥッッッ!!ムゥゥッ!ウゥゥゥッッッ!!』
『グレイフィアちゃんはここに置いてるからね〜』
「「「「「何やってんだアンタ!?」」」」」
絶賛待機していた場所にて突然ロンに強襲され、そのままナノマシンで作られた特殊な縄で身体を縛られ、魔力も封じられたまま床に転がられていた。
『という訳で今回は淫乱人妻メイドのグレイフィアちゃんに変わってこの私!人類史を超えた天災の篠ノ之ロンさんがみんなに試合のルールを説明し、そのまま適当に試合を終わらせて、マクドに月見バーガーを食べに行ってしんぜよう!』
「あの兎教師!何やってんだよっ」
「まあ、元々常識とか通じない人だから...」
「あの兎めっ!すまん、お前達誰か胃薬を持ってないか?」
「お兄様、こちらに...」
そしてそのまま一誠達やライザー達の心情を無視しつつ彼による簡単な説明が行われていく。
『まず最初に今回はリアスちゃん、ライザー君。二人のご要望でリアスちゃんやソーナちゃん達が通う駒王学園のレプリカを
「さっきも感じたけど、これがレプリカってマジで悪魔の技術はどうなってんだ?」
『因みに一誠くんとアーシアちゃん以外はなんで今回
「「やっやっぱりッ!」」
「お兄様、やはり...」
「どうしたんですか、部長やみんなも...?」
ここで一誠とアーシア。二人以外が疑問に感じていたソレがやはりというべきか、奴の仕業であった事が明らかとなる。本来レーティングゲームの会場は特殊な空間での既存の場所のレプリカなどが主流だが...
今回は少し違った。その理由というのが...
『これお兄さんが新しく作った空間でさ、
「「いや、
『多分そんな事を言ってるだろうから答えておくけど、
実は当日の朝。ロンは密かに今一誠達が居るこのゲーム空間を創り出し、更にそこに
『そして試合が始まる直後にグレイフィアちゃんをおそ...と交渉してそのままゲームの舞台を変えてあげたんだよ。いや〜サーゼクスも焼き鳥パッパも驚いてたなー!!』
「「それは驚く
『じゃあ次は今回のゲームの事だけど、今回は町の至る所小さなメカラビットを配置したんだ。つまり...』
そうして始まるのが...
『今回のゲームは題して!
「「「要らんわッ!!」」」
『では、これにて説明は終了!そしてお兄さんは暫くの間グレイフィアちゃんを弄るのでまた後でね〜』
『それではアイルビーバック!!』
機械兎狩り。今回、ロンによって勝手に決められたレーティングゲーム。その火蓋は...
否...
「私の可愛い下僕達...敢えて言うわ。誰かあの人殴ってきてッ!!」
『無理です、部長』
「...そう。じゃあ行きましょうか...!!!!」
火蓋も勝手に切られてしまったのであった!!
そして唐突な変更の数々と共に始まったレーティングゲーム。
それぞれの陣営。誰がどう動くのかというと...
「うおォォォォッッ!!」
「やれやれ、皆して良くやるものだ。私としては...」
「アーシア先輩?とにかく...走って下さい。おそらく相手側もそれぞれ分かれながら戦っている筈です」
偽の駒王町を走るのは一誠、アーシア、少猫の三名。先程のルール説明を聞いたリアス達とライザー達。両陣営が考えたのはどちらも同じ事。
先程ロンは機械兎とやらを十体先に倒したチームが勝ちと言っていた。そして他のルールについてはそれ以上を言わずに帰って行ったのだ。
これに関して、両陣営で彼と一番付き合いの長い朱乃とユーベルーナ。二人の女王の見解は...
『おそらくあの男の事です。うっかり言い忘れたなどと言う事は絶対にあり得ません。つまり、わざとそれ以上を言わずに去っていった。そして
『要は勝利条件がそのラビット達をハントする事だけだと言う事です。それ以上もそれ以下もない。つまり敗北条件は無いと断定して動くのが正解かと...』
どちらも同じ。勝利条件が一つあるだけで...
これを聞いて両チームは...
「マジであの人のせいで部長の婚約すら忘れかけたわ!?本当に何やってんだろうなぁあのピンクはッ!!」
「先輩、吠えても仕方ないです...今は私達も二手に分かれているので部長達の為にも早くラビットを探しましょう」
「そうだな。少年よ、少女の方が利口では無いか。しっかりしたまえ」
「このアーシア、本当に腹立つんだが...!!」
グレモリー眷属は二手に分かれ、それぞれが別方面でラビット達を探し回り...
「あっおい、アレって!」
「アレは!?」
もう一方は...
「クソッなんなのよ!こいつキャアッ!?」
『ライザー君の
「クソッこんな筈では...!?」
「一体何が起こってんだ、ありゃあ...」
一誠達が見つけたのは体長5メートル程の何かを前に魔力による攻撃や物理攻撃でダメージを与えようと試みた結果呆気なく散っていくライザー側の眷属達だった。
そしてそれを成したのは...
『グギャギャギャギャギャッッッ!!!』
「メカウサギっていうか、
自身の身の丈の約3倍はありそうな巨大な機械の兎。それは邪悪な意思でも持っているかの如く、とんでもない悪辣な笑みを浮かべながらライザーの眷属の者達を踏み潰していく。
そして...
「もうそんな事気にしていても仕方ありません...!!私が時間を稼ぎます。先輩は早く倍加をッ」
「少猫ちゃん...分かった!おい、アーシア!お前も無理そうだったら下がっ『ドン!!』ん?なんの音.....」
「ああ、安心したまえ。ただこの兎を処理しただけだ。なあに、君達は君達で好きにしたまえ。私もできるだけ役に立てる様に援護をしよう」
実の所。この兎達にはまだ隠された機能があるのだが、今はその真価を発揮できないのである。故に上級悪魔クラスの攻撃か、それ受けた場合のダメージ値と同じダメージを与えれば簡単に壊れるのである。
だが、本人のパワーアップした実力と機械兎達の性能を知らない二人はアーシアの実力たけで仕留めたと思い込んでしまった為に目を見開いて固まってしまっていた。
「「.....」」
『おおっとここでリアスちゃんの
『更にここで追記連絡!ライザー君の
「...ハッ驚きのあまり言葉を失ってた!部長達も頑張ってるみたいだし、俺達も早くラビットを仕留めねえと!行こう、少猫ちゃん!」
「...ハッそうですね...では行きましょうか」
「ん?良く分からないが、まあ良い。とにかく急ぐとしようか」
そうして、皆はその場から走りさっていく。
「さーて。アーシアちゃんも馴染んで、更にラビットも案外倒されていってるし...そろそろ纏ってもらおっかな〜♪♪」
兎は月夜に嗤う。自身の『知』を満たす為に...