『知』いつか未来のナナカマド 作:ある日そこに居たであろうクマさん
第五知 正気と狂気は紙一重 ①
時はロンが一誠達、オカルト研究部の合宿について行き、更に本来の目的地を元の山から『ある場所』へと変えた時...
場所は冥界の中のある山岳地帯にて...
そこでは笑顔の学舎のメンバーと謎の老人...もといオッサンが出会っていた。
「お主らは
「あら?お爺さんは誰かしら...」
『ココナ...キヲツケテ、アノヒト ハ タダモノジャナイ』
「ありがとう。ウルウ!でも大丈夫。敵意はなさそうだし」
「そうだね。相手にも敵意が無い以上、争わないのが正解だ」
「そうね!それで貴方は一体誰なのかしら?」
そして笑顔の学舎のメンバーの質問に彼は嬉しそうに笑顔を浮かべ、突如...
「ワシか?ふっふっふ...
大声で笑い始めたッ
「えっなになに!?」
「凄いな、ここまで頭のおかしそうな人物は初めてだ!」
「見てみてココナちゃん!あの人凄い笑ってる!」
「本当ね!凄い良い笑顔!」
『...』
(ココナに悪い影響が出る前に処すか?あのジジイ)
そうして笑顔の学舎の幹部達やその他の一般団員もいる中で大岩の上に仁王立ちをしながら老人は語るッ自身の名を...
「あいや、しばらく!よくぞ聞いたッ!一度は死に落ち枯れ果てたッ!されど御魂は腐らず、枯れず、朽ちること無くッ!その身、その声、その心、美しき女の涙によって、再びこの世に現れたぁ...妙木山蝦蟇の精霊仙素同人。通称、蝦蟇仙人!自来也様とは...ワシの事ヨォォッッッ」
「みんなー悟飯食べに行きましょう!」
『はーい♪』
「させるかァァァッッ!?」
『ウワッ!?コッチ ハシッテキタ』
老人の長い口上を聞いたココナ達はその事を記憶から無かった事にし、その場を後にしようとしたが、老人。自来也には気づかれてしまい。彼に自身達が行こうとした道の先に先回りされてしまった!
「ちょっと!何するの!私達、これからご飯なのに!」
「私達ご飯なのに〜...では無ーい!ワシの話を聞けい!ワシは貴様らに用があって来た!そしてだな「老人ホームに入りたいとか?」そうそう、最近認知症が酷くってのぉ...違わい!?」
「ちぇっ違うのか」
「残念そうにするなぁ!!」
そして自来也はココナ達に用がある様で、彼女達のマイペースさに振り回されつつも、自身の要件を伝える。
「さて、気を取り直して。お前達...ワシとげぇむをせんか?」
「「「「「「「ゲーム?」」」」」」」
「その通り!もしお主らが勝ったらお主らの好きなものを何でも一つだけやろう!特に目玉はこれ!」
「もしかしてっそれって!」
そして自来也の要件。正確にはその為に必要なもの。即ち彼女達とのゲーム。そして彼は笑顔の学舎のメンバー全員を乗せる為にある人物から預かったとある物を彼女達に見せる。
それは...
「あれは...すっSwitch2だァァァッッッ!!!!」
「「「「「キャアアアッッッ♪♪♪♪♪」」」」」
「ふふっおんしら、これが欲しいか?」
「「「「欲しいッッッーーーー!!!!」」」」
『ホ...ホシイ♪』
「そっそうか、ならばゲームで見事このワシを打ち負かしてみよ!」
(ふぅ...まさかここまでとは、彼奴の言う通りだのぉ。こやつらは肉体や頭脳などは常人では到底追いつかぬレベルだが...逆に他の集団に比べて一般団員も幹部も精神年齢などが余りにも幼すぎる。故にこそ、この手で行けばすぐに釣れるとは言われたが...)
Switch2。それは今大人気の最新ゲームであり、彼が見せたのは任○堂のSwitch2とそのソフトのセット商品だった。そしてそれを見た笑顔の学舎メンバーは全員が大歓声を巻き起こし、自来也のゲームに皆が乗っかろうとしていた。
「まさか、ここまで簡単に釣れるとは」
「ねえ、おじさん!ゲームは!何やったらSwitch2をくれるの!」
「おおっそうじゃったのう。では、ゲームの内容じゃが...ワシとお前達のメンバー全員で鬼ごっこをしよう!」
「「「「「鬼ごっこ?」」」」」
『ナゼニ?』
「色々事情があんの!とにかく、ルールを説明するぞ!まず第一にこのゲームはお前さんらの誰かがワシに一度でもタッチ出来ればその時点でゲームは終了。お前達笑顔の学舎の勝ちとして一人一人にSwitch2をやろう」
「やっ「ただし!」もう!何よ。せっかく盛り上がってたのに」
「ええい!人の話を聞け!良いか!た・だ・し...じゃ!三日以内にタッチ出来なければこのSwitch2も他の商品も無ぁーーーし!!!」
「「「「「えぇッッッーーーー!!?」」」」」
そして自来也の言葉を聞いていた笑顔の学舎の団員達はルール説明の途中で落胆したような声を上げる。それはその条件が不可能では無いが逆に言えば何故目の前の男がその様な圧倒的不利な条件を出してきたのかが彼等には分からなかったのだ。
だが、そんな彼等の心を読み取り自来也はある『禁句』を口にした。
その言葉に関しても自身を此処に送った人物からのアドバイス。
それは...
「まあ、お前らの誰かがワシにタッチすれば良いが...無理じゃろうのう...第一人の話も碌に聞かない『ガキ』にその様な事が出来る訳がない」
(オオッ怖いッじゃがこれほどの殺気。先程までとは明らかに別人じゃのう...)
笑顔の学舎。
とある世界で史上最悪とされる九つの集団。その内の一つでありその中でも大小問わずに最も騒ぎを起こす集団と名高い彼女達だが...
彼女達の組織では絶対に口にしてはいけない禁句が...
NGワードが存在する。
それこそがガキというワード。
『良いか。危険ではあるがもし奴等が釣れない場合は挑発する場合に『ガキ』という単語を入れてみろ...多少冷静さは残るだろうが...奴等は必ず勝負に乗って貴様を殺しに来る』
(全く...面倒な仕事を任してくれたのぉ〜)
「おじさん...ゲームには乗るわ。でもね...覚悟しておいて」
「ああ!もう十分出来とるよ!」
「ふふっフフフフフッッッ!!!」
「それじゃあ...
「「「「「シネエェェェッッッ!!!」」」」」
「全く...それじゃあこっちも始めますかッ!!」
今宵始まるのは血に溢れた宴?
情熱に溢れた闘争?
自由の為の奮闘?
可能性の為の観測?
頂点の為の挑戦?
復讐の為の叫び?
未来の為の発掘?
笑顔の為の準備?
美しさの為の美学?
全ては間違い。
今宵、始まるのは...
否ッ!!
続くのは...
「このワシの話をノォ!!」
自来也豪傑物語!その番外編である!!