『愛』貴方の為のエーデルワイス   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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『愛』のプロローグ

 

 

それはあの日。

 

愛おしい君と彼の...

 

君達に誓った約束。

 

 

「ねえ...ロン。私はね...シンを幸せにしてあげたい...でもね、私が居たらシンは奴等に...私を狙う者達に狙われる。君は私がどうしたら良いか分かるかい」

 

ある日出会ってから数日後...彼女は急にそんな質問をしてきてね...

 

私はこう返したんだ。

 

「簡単だ。君がその力で守ってやれば良い」

 

「でも、それは...」

 

だが、彼女はその時...自身の本来の力を上手く扱えなかったのだろうね。

 

だからこそ戸惑う彼女に私はこう言ったんだ。

 

「ただ...もし、君達がどうしようも無い時は私が守ろう」

 

「えっでも...」

 

「安心したまえ。私は本来君より強い。それに...君達はこんな私を愛してくれた。こんな...化け物の私を...」

 

「そっそんなこと「良いんだ」ロン...」

 

「君はこの世界で安心してその『愛』を確かめなさい。君にも他の者達と同様にその権利はちゃんとある。何故かって...」

 

それは私と彼女の記憶の中で最も印象に残った記憶。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が人間だからさ...」

 

 

 

 

 

そうして私の『()』は覚めていった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

学園都市 キヴォトス

 

とある場所にて...

 

そこには二人の人物が居た。

 

 

「ロン特別顧問...何をやってらっしゃるので?」

 

「見れば分かるだろう...コーヒーを飲んでいるのだよ...」

 

 

一人は連邦生徒会長代行 七神 リン

 

一人は数年前から連邦生徒会に所属している外の世界からやってきた存在であり、連邦生徒会特別顧問...

 

ニ虚(にそら) ロン

 

 

そして片方はコーヒーを片手に自室でゆったりしており...

 

片やもう一人はそれを見て頭の血管が飛び出しそうになっていた。

 

「貴方は会長から...連邦生徒会長から直々にシャーレの事と先生がいらっしゃった時の事を頼まれていた筈ですが...何故、こちらに...」

 

「決まっているだろう。まだ、先生が来ないからだ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう先生は来ています!」

 

「...えっそうなのかい?」

 

そう、この男...先生が来た事を全く知らなかったのである。

 

というのも彼はある日、連邦生徒会長が突然連れて来た人物でありその後すぐに連邦生徒会の特別顧問という役職が作られそこに属していたのだ。

 

そして彼の本当の役目は...

 

「貴方の本来の役目は我々のサポートとそれぞれの学園の騒ぎの鎮圧。そして会長の失踪前にシャーレの特別顧問として、先生が来たらそのサポートとボディガードをする...というものでしょう。何故ここでゆっくりしてらっしゃるんですか?」

 

ゴゴゴゴゴッ

 

そうして笑顔のまま怒り狂う彼女を前にロンは...

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、このコーヒーだ「早く行きなさい!」やれやれ」

 

 

叩き出された。

 

 

 

 

 

 

 

そして場所は変わって...

 

D.U.外郭区 シャーレビル内にて...

 

 

この学園都市キヴォトスに誘われた外の世界の人間であり、唯一の大人である彼...シャーレ顧問 先生と呼ばれる彼は今...

 

 

「っみんな!大丈夫かい!?」

 

連邦生徒会が所持するシャーレ部室前での騒ぎを収める為に数人の生徒達と奮闘していた。

 

だが...

 

「大丈夫ですっでもこいつらとにかく数が多いッ」

 

「ええ。とにかくまずはこちらを全て片付けなければ」

 

「先生、とにかく指示を」

 

上から順に早瀬ユウカ、羽川ハスミ、火宮チナツ。

 

彼女達は先生がこのキヴォトスに来て七神リンと話していた所にやって来た他の学園の生徒達であり連邦生徒会長不在のキヴォトスの騒ぎの件について連邦生徒会の拠点にやって来たところに先生と出会い、成り行きでシャーレ部室前での騒動の鎮圧を手伝っていた。

 

「くそっこのままじゃっ」

 

「ユウカッ!後ろっ」

 

「しまっ!?」

 

その時...油断していたユウカに向かい相手側の戦車から飛んできた砲弾が彼女を直撃しようとしていた。

 

そして彼女にそれが直撃する直前...

 

 

 

 

 

「愛しなさい...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛欲天獣(カーマ・デーヴァ)

 

 

 

 

 

 

 

『は?』

 

 

その時、敵味方問わず...その場の全員が固まった。

 

何故なら...

 

「やあ、こんにちは。君が『先生』で良いのかな?」

 

杖の様な物に腰を掛け、銀の髪を揺らしながら空中に佇み...飛んできた砲弾や弾丸を全て自身の前で止めている謎の人物が居たからだ。

 

そして...

 

『どうやら、間に合ったようですね...』

 

「リンちゃん」

 

『先生...こんな時にその呼び方はやめてください」^_^#

 

「すっすいません...」

 

『とにかくここは彼女達や彼に任せて...先生は先を急いでください』

 

「ちょっとまって、あの人は一体?」

 

先生のその最もな疑問に彼女はこう答えた。

 

 

「アレは我々すら理解できない『ナニカ』であり、連邦生徒会長がある日突然連れて来た存在。一夜にしてたった一人でゲヘナ学園のパンデモニウムソサエティーを一時的に壊滅寸前まで追い込んだ怪物。その名も...」

 

 

 

 

 

 

現シャーレ特別顧問 二虚ロン。

 

 

「先生...今日から貴方の先輩でボディガードの人物です。仲良くしてあげてください(後はよろしくお願いします)

 

 

 

その時...

 

戦場の真っ只中で先生と代行(二人)の顔はどこか遠い物となっていた。

 

そして...

 

 

 

 

 

 

「さあ、私達の戦争(デート)を始めようか」

 

 

 

 

 

 

 

『愛』を求める怪物は...

 

 

 

今、青春の物語(ブルーアーカイブ)へと参戦した。

 

 

 

新しい...春がやってくるまで...

 

 

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