『愛』貴方の為のエーデルワイス 作:ある日そこに居たであろうクマさん
それは遠い記憶...
何処か朧げで、何処か冷たくて...
もう思い出す事も無い...
否、
もう思い出したく無い...
そんな、記憶だったのだ。
『やあ、君達はここの住人かい?』
怪しい。奴を見た時に抱いた印象はそれに尽きた。
大事でいて危なっかしい自身の先輩。全ての始まりは彼女が何処からか見つけてきた宝の地図。それに記された宝を探しに行こうなどと言い出した事が起因していた。嫌々ながらもあの人を一人だけにしては後が心配なので私は共に砂漠地帯を歩き...
そして...
私達は出会った。
謎の巨大嵐と共にこの世界に来た...
『君達に少し...尋ねたい事がある』
あの男と...
早朝。
場所はキヴォトスに存在するアビトス自治区。
その一角にて...
「は?...」
自身の家で普段の眠たげな瞼を大きく開き、ピンクの髪を揺らしながら少女は呆然と自身の持つ
《やあ、ホシノ。元気にしているかな?私の事は覚えているね。さて、今日は君に嬉しいお知らせだ。実は君達の要望が漸く通ってね、弾薬なども含めて支援物資を送れることになったんだ。それに今日中にシャーレの先生がそちらに向かう。そして物資の運搬ついでに私が先生の道案内をする事になった。では、昼頃にまた会おう》
その長文を見て少女。アビトス高等学園所属 三年生。対策委員会 委員長 小鳥遊ホシノ。彼女は怒りに震えた。
何故か?明白である。
それは...
「あっあの...
「
そしてこの日
必ずや過去の大罪を奴に償わせると...
そして...
「何で...居なくなったのッ」
何故、自分と...
カーテンを開け、空に浮かぶ朝日を見つめ、彼女は改めて決意を固めたのであった。
そして...
AM 6:00
場所は電車の中...では無く
「おや、先生。準備は出来たかな?」
「あっロンさん...準備は出来たよ」
場所はシャーレオフィス。その中では二人の人物が話をしていた。
それは...
「ふむ、そうかね。ならば良し。では...行こうか」
「うん。いざ、アビトスへ!」
一人はこれからのキヴォトスに必要不可欠な存在であり、この先のキヴォトスの生徒とその未来を支えるシャーレの先生。
そしてもう一人は...
「さて、私達のデートを始めようか...」
『最愛』のロン。
これから、キヴォトスにて先生と共に様々な事件に巻き込まれ、その中で自身の求める本当の『愛』を完成させる為に暗躍する存在である。
今ここに、運命は動き出した。
本来ならあり得ざる異常をそこに残して...
ドドドドドッッッ!!!!!
そこは何処かの暗闇の中...
けたたましい音が鳴り響き、あちこちに閃光が光る。
そして...
「クソッ!何なのこいつら!?」
「誰が助けてッ!!」
「何で...何でッこんなっ!」
数十人にも並ぶキヴォトスのスケバン達。だが、彼女達はまるで何かに怯えるように前方に銃弾を手当たり次第に発射させ目の前のいくつかの建物ごと全てを破壊していく。
だが、その時だった。
スケバン達の前で...
否ッ!!...切り刻まれたのだ。
「は?...」
その声は一体誰のものだったか...
だがしかし、確実に分かるのはそれは目の前に立ち、銃弾を2本のナイフで切り刻む化け物のものでは無い事だろう。
「何なんだよ...何なんだよッ!?お前らはッッ!」
そしてその異常な光景を前にしていつの間にかスケバン達の一人は訳も分からず自身の心情を泣きながら声にし、叫んだ。
その叫びが...
「私達?私達は...
「
自身の最後の...
「新しい未来を創る場所だよ...」
「そして...
言葉になると知らずに...
そこに並ぶのは観測者。
されどその役目は他者の観測だけに有らず。
かの者達の目的はもう一つ。
それは...
「自身の思い描く未来を作ること!!」
故に...
その先には常に
「次はあのタワーが気になるからあそこ行ってみようよ!」
「OK!ウサッチ分ってるゥ♪では出発!」
「駄目に決まっているだろう!それより情報収集が先だ!」
「まあまあ、皆さん落ち着いてっ」
「...はあ、先が思いやられるな.....」
その
キヴォトスに上陸!!
始まる新たな物語。
この先にあるのは...
それとも...