『愛』貴方の為のエーデルワイス   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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第三愛 おじさん、浮気されてますよクマ「余計な事を抜かすんじゃあ無い」クマアァァァァッッッ!?

 

 

そこはキヴォトス。

 

アビトス自治区。

 

では無く...

 

場所はゲヘナ学園 風紀委員会の執務室。

 

そこでは...

 

「ハァ〜」

 

「どうしたんだ?アコちゃん。そんなため息ばっかりついて」

 

「ああ、大丈夫ですよ。どうせ脳が力だけで出来てるイオリさんに私の悩みが分かるわけありませんから...」

 

「...あ?今、なんか言った?」

 

この瞬間、おそらく近いうちに妖怪アシナメオトシアナと怪人ヨコチチヒナペットと呼ばれる二人の間にゴングが鳴り響き、その試合が幕を上げる。と思われたが...

 

「どうしたの?二人とも」

 

「「ヒナ委員長!?」

 

そこに現れたのはゲヘナ風紀委員会 風紀委員長。

 

空崎 ヒナ。

 

「委員長、例の件ですが...」

 

「ええ、分かってるわ。それで居場所は掴めたの...」

 

「はい、既に」

 

「そう...とにかく例の一団は私一人でどうにかするから貴方達はその他の事案に全力で対処してちょうだい」

 

「...はい、申し訳ありません」

 

「良いの...私はそれじゃあ出かけるから。後は頼んだわよ。アコ」

 

「はい、委員長!」

 

そうして彼女はアコの手の中にあったある情報が載っていた資料を片手に部屋を後にした。

 

だが...

 

「なあ、アコちゃん。本当に何があったんだ?」

 

「...イオリさんは最近何者かがゲヘナも含めて様々な区域で暴れているのを知っていますか...」

 

「それってッ」

 

「そう、可能性の観測所(クロトアヴレール)と名乗るその集団。ゲヘナにおけるその対処をヒナ委員長が任されました。そしてそれを命じたのは言わずもがな...」

 

万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)...」

 

そう、つい最近。キヴォトス全体であらゆる学園の生徒が攫われ、更に訓練、運動、絵のモデル、料理、それぞれが危害を加えられずこれらの一定の条件をクリアすると解放されるという謎の事件が多発していた。そしてその犯人が...

 

「可能性の観測所か...」

 

「ええ、未だその全容が掴めぬ謎の集団。いつからキヴォトスにいたのか、メンバーは何人なのか、そして目的はなんなのか。全てが謎に包まれた集団。それを全てヒナ委員長にィィィあの変態女ァァァッッッ」

 

「マコト議長もアコちゃんだけには言われたく無いだろうけどな」

 

そうして時は過ぎていく...

 

これから起こるある事件を目前として...

 


 

そして一方その頃...

 

アビトス自治区 アビトス高等学校では...

 

「みんな、私の指示に従って!!」

 

「「「「はい!」」」」

 

「ok〜」

 

先程、アビトス高等学園を襲ってきたヘルメット団。本来、今のアビトス対策委員会は弾薬やその他の支給品なども不足していて流石のシロコ達も劣勢を強いられる...

 

筈だった(・・・・)

 

だが、その状況は二つの要因によって一気に覆り、ヘルメット団のメンバー全員に度肝を抜かせることになる。

 

まず一つ目の要因として先生の参戦。先生と彼が持つシッテムの箱の力。特に先生の出す指示は的確そのもので生徒達のポテンシャルとチームワークを一気に最大限にまで高める事に成功していた。

 

そして二つ目。これは相手のヘルメット団の運が悪かった。何せ今日は...

 

「さあ、次におじさんに潰されたいのはだあれ?」

 

「「「ギャアアアッッッ!?」」」

 

小鳥遊ホシノがキレていた(暁のホルスがキレていた)

 

アビトスのみならず、その神秘はキヴォトスの生徒達の中で最高レベルと言われ、ある大人達からは生徒の中で最も強大な力を持つと確信されている存在。それこそが...

 

「ねえ、ホシノっていつもあんなに怒ってるの?」

 

「いえ、恐らくは例の人が原因かと...」

 

「やっぱりロンの事か〜」

 

先生が思い出すのはここに来るまでに一度逸れた近しい身分の大人の姿。

 

彼は今何処で何をしているのか?先生には見当もつかぬがそれでもハッキリ分かる事がある...

 

それは...

 

ロンはね、初めてキヴォトスに来た時におじさんと当時のおじさんの先輩のユメ先輩と会ったんだ。それでロンはそれからおじさんとユメ先輩に拾われて一緒にアビトスで暮らし始めたんだ。でもね...ある日突然奴は姿を消した。連絡先は残ってたけど連絡は一切取れなかってね〜

 

そう言ったホシノ。その顔には他の四人すら見た事の無い...

 

幾つもの水滴がこぼれ落ちていた。

 

故に先生は決意したのだ。

 

(ロン...君が何者であっても...ちゃんと謝ってもらうよ)

 

絶対にホシノの前にロンを連れてくると...

 

 


 

 

そして現在。

 

その話題の人物。二虚 ロンはというと...

 

「ふむ。我ながら上出来の味なのだが...どうかね?」

 

「アァァ...あっコホンッそうね中々の味よ!流石だと褒めておいてあげるわ」

 

「うししっアルちゃん本当は久々にこの炒飯にありつけて大喜びなのにね」

 

「あぁっあの、こっ今回もありがとうございますッ!前の時も...そうなんですけど...」

 

「ホント、なんでこんなに料理が上手いの?そもそも戦闘能力も明らかに人智を超えてるし...前から不思議に思ってはいたんだけど、本当のところ...ロン、アンタは何者なの?」

 

「ん?ただの教師だが...」

 

「あっ(察し)」

 

そこはロンがアビトス自治区内で以前より購入していた物件の一つ。そしてその中でロンと共に彼のお手製炒飯を食しているのが便利屋68のメンバー。彼女達は元々ゲヘナの生徒であり、その中でリーダーの陸八魔アルを筆頭に依頼されればどんな依頼でも引き受ける便利屋68を結成しており、ロンとは以前、その活動中に知り合った中なのだが...

 

「...はあ...本当に教える気が無いんだね」

 

「まあね...だが、いつかは教えてあげよう。カヨコが知りたい事を...」

 

「...ふ〜ん」

 

「君、私への信用皆無すぎないかね?」

 

「じゃあ、聞くけど前のあの大金。あれってアンタがくれたの?」

 

「.....いや、すまんかったな。それは無しで頼む」

 

 

ある事件以来...鬼方 カヨコ。彼女とロンの間には気まず過ぎる複雑な話が存在する。そしてロンはそれについて何かを知っているが一向に教えてくれない。

 

そしてそれはカヨコやアルなどの便利屋全員が覚えていない(・・・・・・)謎の記憶にも関わりがあるのだが...

 

 

そして話は彼女の日誌に...

 

その記録内へと移行する。

 

 

 

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