『魔』いつか過去のフリージア   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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前回、オープニングゲーム隠密でのラックの攻撃などの被害で会場内の別の場所にまで被害が出ていた事による修復作業の都合により一時的な休憩を余儀なくされた各チーム。その間に皆が皆。隠密の事やその中での情熱の在り処の事を話す中...

時間が経ち発表されたのは一日目のバトルパートの組み合わせ。

第一試合、ルーシィvsハウリングの対戦表であった。

果たしてルーシィは邪悪なるKE・DA・MO・NO☆ハウリングに勝つことは出来るのか!?

乞うご期待ですよ♪









「おい、ルミリ...お前、作者(ソイツ)の上で何やってやがる?」

「ちっ違いますよ!このクマがやれって言うから」

「ばっ馬鹿な事抜かすんじゃねえクマ!?クマさんそんな事一言も言って「ほう...表出ろよ、クマ公」...」



















「やあ、夢の国のミッキーベアーだよ〜お姉ちゃん、御年玉ちょうだ」

「やる訳ねえだろオォォォォッッッ!!!!」

ギョエェェェェッッッ!!?覚えてろクマアァァァァッッッ!?






第十魔 ハジケルイナヅマ 前編

 

 

 

大魔闘演武一日目、バトルパート第一試合直前。

 

情熱の在り処側では...

 

「でも意外だったわね。まさかハウリングが選ばれるなんて...」

 

「まあ、私達よりよっぽど派手ですからねぇ」

 

「そうだね...私達よりよっぽど派手だから...」

 

「おい、お前ら喧嘩売ってんのか?どこぞの二人よりアタシの方がマシに決まってんだろ?」

 

「「「あ?」」」

 

「はいはい、喧嘩しない。それじゃあ心配はいらないと思うから応援だけしとくわ。頑張ってね、ハウリング」

 

「おう、任せな。ぜってえ負けねえから」

 

 

そして...

 

妖精の尻尾側でも...

 

「よっしゃあ!負けんなよルーシィ!」

 

「頼んだぞ、ルーシィ」

 

「俺の分まで頼む」

 

「頑張って下さい、ルーシィさん!」

 

「うん。行ってくる!」

(絶対負けないッ!この試合に勝って1ポイントでも多く点を取るんだッ!)

 

 

そうして両陣営の二人の代表選手が出揃い、二人が会場の端の入場口からその姿を現してくる。

 

『さあ、少し時間をおいての事となりましたが、いよいよ大魔闘演武一日目のバトルパート。その第一試合が始まります!!一つは天狼島の事件から七年。相当のブランクがある妖精の尻尾(フェアリーテイル)のルーシィ・ハートフィリアと未だ未知の力を秘める情熱の在り処(インパクトジェネレーション)のハウリング。お二人から見てどうしですか?この試合は?』

 

『そうだねぇ。おそらく今回の試合は文字通りの未知。七年のブランクと情報の少ない相手を前に妖精の尻尾側がどう立ち回るか、そして今は最弱と言われてもその実力が必ずしも低いとも言えないかつての最強と名高い妖精の尻尾を前にワスらにとっても未知の情熱の在り処側はどう動くのか...その動き次第で勝敗は分かれると思うねぇ』

 

『ヤジマさんの言う通り。確かに妖精の尻尾もブランクはあるかも知れないけど、それでもあのギルドが強い事は私も知っていますし、先程のラックさんの試合などで情熱の在り処というギルドの実力も決して侮れないものとして認識出来たと思います』

 

『特にあのハウリングという子は先程のラックさんと違ってまだ情報の無い選手ですからね。彼女が今明らかとなっているメンバーの中でどれほどの実力の持ち主かで妖精の尻尾の有利か不利かが別れてくるかと思われますね』

 

『なるほど。なら尚更気になるのはジェニーさんの言う通り情熱の在り処側のハウリングの動きですね。彼女の動き方や実力次第で戦況は大きく変わる事になるでしょう』

 

実況と解説のヤジマとジェニー。そしてチャパティ・ローラがそれぞれの意見を交え、それを聞いた観客達も全員がその中心たる彼女達へと目を向ける。

 

「へえ、アンタがアタシの対戦相手か?あまり女に手を挙げるのはアタシとしても気が引けるし、どうせなら大人しく引いてくれないか?」

 

「っ!ふざけないでッ!私だってギルドのみんなの想いを背負ってここに立ってる!だから勝敗も決まってない時点で逃げる事なんてしない!」

 

自身の前へと立ったハウリング。彼女からの提案を断り、戦いの場へと改めて立つルーシィ。その返答と背中を見ながら同じギルドの者達は...

 

「ルーシィ...」

(まったく。ナツ達と初めてギルドに来た頃と比べて逞しくなったもんじゃ。成長したな、ルーシィ)

 

「ルーちゃん」

 

「良い者を育てましたね、六代目」

 

「はっはい!...ただ、ルーシィがここまで頼もしいのもそうですが、少し不安も残るのもまた事実」

 

「ええ、相手が相手ですからね。その不安が拭えないのも仕方ありません」

 

マカロフ、レヴィ、その他のルーシィを知るギルドメンバーは彼女の台詞を聞いてその成長と心意気に涙し、マカロフと霊体としてこの場に来ている初代マスターのメイビスはルーシィの事を語ると共にこの試合の不安な部分も把握していた。

 

が...

 

(何か、嫌な予感...いえ、嫌な気配を感じる。あのゼレフすらも可愛く思える...なんともいえない巨大な気配。それに...なんなの、先程から感じる異様な)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼、少しよろしいかな?」

 

『?』

 

「ッ!?」

 

フェアリーテイル側の観客席。そこに現れたのは謎のローブを羽織った謎の老婆。皆はその声と姿を確認し、何故ここにこのような人物が居るのか不思議がり、メイビスは...

 

否、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

下手をすれば...一瞬で消される。

 

(何故、何故何故何故!?なんで、みんな分かってないの?...落ち着け、落ち着きなさいメイビス!今ここで貴女が取れる行動は)

 

「あの〜ここは我々の応援席なのですが?貴女は?おそらく女性の方かと思いますが...」

 

「ほっほっほっその通り...貴方達は妖精の尻尾の方達ですかな?少し、貴方達にお聞きしたい事があってここに参りました」

 

「?聞きたい事...」

 

「ええ、少しばかり...」

 

メイビスが悩む間、マカロフが老婆にこの場が自身達の応援席であるという事と相手が女性である事を発言すると、その老婆はマカロフの言葉を肯定しつつ、自身の要件をマカロフや妖精の尻尾メンバーに話す事にした。

 

「では...貴方達に質問です。貴方達の前で見ず知らずの赤ん坊が何者か...自身の親であろう人物に殺されそうになっています。なら、貴方達は赤子を助けますか?、見捨てますか?それとも()()()()()()()()()()()

 

「アンタ...何を言っておる?」

 

「ちょっとお婆さん!今は試合直前なの!その話は後で聞いてあげるから今は「試合なら止まっておるよ」え?...嘘、ルーちゃん?」

 

突如話し出した老婆。彼女の話を聞きつつもその質問が明らかにおかしい事に気づいた妖精の尻尾の者達だったが、メイビスが声を上げようとした時には...

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()アンタ達以外は全員蚊帳の外さね」

 

「なん...じゃと...!?」

 

老婆が行った()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という強引な方法により全て回答以外の全ての行動を塞がれた一行。そんな中...

 

「さあ、質問に答えなされ...そうすれば自ずと道は開かれておる筈じゃ」

 

「...そうじゃな。わしなら当然赤子は助けるが、犯人は殺さん」

 

「ほう。それでは「ただ...」?」

 

「その場で説教をして、拳骨のキツいのを百発以上は喰らわしてやる。そしてその子供を立派に育て、儚い命の可能性をその馬鹿に見せつけてやる!!」

 

老婆の前に出て自身の結論を述べたのはマカロフ。彼には老婆の思惑は分からない。何故ここに来たのか、その正体が誰なのか、そもそもこの質問の意味はなんなのか?全てが分からないが、彼にとって確実なのは自身のその結論。家族という部分に...親という部分に関しては何も変わりはしないという事。

 

「勝手な予想になるがおそらくそやつはその赤子に自身の求める価値を見出せなかったんじゃろう。良くある話じゃよ...てめえの求める物が...!!その価値が無けりゃ自分の子供なんぞクソ喰らえと思ってる馬鹿が...!!」

 

「ただな。それは自身の自己満足という欲求を満たす為の願望の押し付けに過ぎん。わしらは大人だ。そいつも大人だ。大人ってのは言い換えれば責任そのものだ。わしらはもうガキじゃあねえ。これから飛び立つ若人達を導く義務が...『責任』があんだよ!!わしらの勝手でまだ生まれて間もない赤子を手にかけて良い理由が何処にある!!」

 

「そしてその子を持つ大人を...ガキを育てるそれをわしらはこう言う!『親』...と。良いかい?婆さん...親ってのには大事なモンが二つある。それが責任と愛情だ!!」

 

「泣いたって良い、怒っても良い、笑っても良い。どんなになってもそいつが元気に笑ってくれりゃあ、それほど親冥利に尽きる事はねえんだよ!!道を間違え事無く、ただひたすら笑って元気に過ごしてくれてりゃあ.....わしが言いたい事が...分かるか婆さん!!」

 

「わしは家族が...ギルドの皆が大好きじゃ!!たとえ...どこの誰がどんな結論に至ろうと、アンタがどんな質問をしようと、わしの結論は変わらねえ!!どんな馬鹿だろうが、見ず知らずの存在だろうが、わしはそれを見捨てねえ!!」

 

「何故ならそれが親としての...てめえを産んだ親とこんな()()を育てくれたギルドの先達や今の家族達に対する感謝の証!!こんな老い先短いジジイを愛してくれる家族達への敬意の証じゃ!!」

 

『マスター!!』

 

「責任、愛情、感謝、敬意。これら全てがわしの結論であり、わしを生かしてくれた家族に対する想いじゃ!アンタがこの質問をして何を得たいのかは知らねえが、一つだけ言っておく」

 

「わしの家族に...ガキ共に何かして見ろ!!」

 

「ぶちのめすぞ...このババアが!!!!!」

 

「なるほど...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良い気迫だったな、爺さん。()()()()()()()()アンタの顔を見に行こうと思ってたんだが...存外早く来れたんでな。試させてもらっていた」

 

「記憶は消したが...これからもアンタは変わらないんだろうな...」

 

「さて...少しグレイ達にも顔を合わせに行くか」

 

『影』は()()()()()()()()()()()()

 

その先の...『光』ある道のその先へと...

 

 

 

 

そして話は試合本番へ...

 

誰もが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の世界へと移行する!!

 

 

「両者前へ!!」

 

「「!」」

 

「ここからは闘技場全てがバトルフィールドとなる為、他の皆さんは場外へ移動してもらいます。制限時間は三十分。その間に相手を戦闘不能状態に出来たら勝ちデス!」

 

「...」

 

(見てて、みんな!わたしも負けない!!)

 

「それでは第一試合...

 

 

 

 

「開始ィィィッッ!!!!」

 

 

「開け!」

 

金牛宮の扉

 

「あ?」

 

「タウロス!!」

 

「MOooooo!!!!!」

 

『おおっとこれは精霊魔法!それも黄道十二門!!』

 

先ず先手を打ったのはルーシィ。彼女の精霊魔法と所有される鍵により召喚された黄道十二門とされる、精霊達の中でも上位の一体 タウロス。ミノタウロスに近い様な二足歩行の牛の姿をした巨漢は持ち前の怪力と巨大な斧を振り翳し、そのままハウリングに向けてその斧を叩きつける!

 

だが...

 

「来な、星雷天戒(セイラテンカイ)

 

「なっ!?」

 

「これって!?」

 

その重い一撃は確かにその場に大きなクレーターを作り、周囲の物体を数十メートル以上先へと弾き飛ばすほどの威力を誇っていた。

 

だが、ハウリングが()()()()()彼女の愛刀。星雷天戒という薙刀によりその一撃は容易く受け止められる事になった!

 

遂に始まったルーシィvsハウリング。この試合、果たしてどうなるのか?

 

答えはCMの後で...!!

 

 

次回:ハジケルイナヅマ後編

 

次回もぜひ見てだッチャ☆

 

 

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