『魔』いつか過去のフリージア 作:ある日そこに居たであろうクマさん
「悪いな、読者諸君。ちいっと割り込むぜ。」
大魔闘演武一日目のバトルパートを終え、その後の他のギルドの試合も見届けた
彼女達は今...
「なんで...なんでこんな所に...!!」
「でも、この香水を使ってるのはシスターしか!?」
「よっ喋り方を前のに戻した方が良いか?」
自身達の世界で関わっていた存在。シスターと呼ばれていたであろう人物と話していた。だが、実際にその場の全員がその人物をシスターと確信した訳ではなかった。
「っ!」
「待ちなさいッグレイ!そいつが本当にシスターかどうかは!」
「大丈夫!この人はシスター!それは間違いない!」
「それは...」
「まあ、元シスターであって今は違うがな...ところでマミュ僧とハウスダスリングもまた強くなった!ルミリとラックも久しぶりに見たな!」
「「二人とも!この人シスターです!」」
「「二人とも、コイツシスター
そしてその一人。グレイに釣られて他のメンバー達もその言動からこの人物がシスター本人だと認識したのだろう。皆で(二人は拳を握りながら)近くにより話していた。
「でも、何でこの世界に?アンタも異世界転移してたのか?」
「いいや、俺は死後に自分の力でこことは別の世界に転移しただけだ」
「はあ!?アンタまたメチャクチャやってんのかよ!?」
「先の試合でメチャクチャやった奴が言える事か?」
「うっせえッ!ほっとけ!」
「ヒィッハハハハハハッッッ不良娘がほざいてやがるッ!!」
「ぶっ飛ばしてやろうかこの野郎ッ!!」
「まあまあ、二人とも落ち着いて」
そしてハウリングが彼に何故この世界に居るのかを尋ねるとそこから帰ってきた答え。自力での異世界転移という言葉に驚愕し、その驚愕に対するロンの煽りであわや喧嘩へと発展し掛けていた。尚、それを見て止めようとしたラックは流石に肝が冷えたそうな...
「じゃあ、今日はなんで私達を訪ねてきたの?」
「簡単な話だ。他の奴らには会う気は無かったし、ヴォルグの奴には絶対に会うから...いや、
「
そして彼がここを訪れた理由だが、それはおそらくこの先でいつか『本来の時』に戻った時『こちら側』には居なくなる事が分かっていたからに他ならない。だが、この会話で問題なのは...
「っちょっちょっと!何で知ってるの!?」
「そりゃあ
「ッ!!」
「うわーグレイさんの顔、スっごく赤くなってる」
「そりゃああの時、相当泣いてたからな...」
そしてそれを聞いたグレイは顔を赤らめ、拗ねる様にハウリングの腰へ向けて顔を埋めた。
「あらら、拗ねちゃった。それよりシスター」
「マミュ、今はロン・クロイツって名で通ってる。そっちで呼んでくれ」
「ロン・クロイツ?何処ぞのドイツ軍人みたいな名前ねぇ。まあ、良いわ。それじゃあロン。貴方、
「っ!」
「ん〜悪いが、そこまで長いするつもりは無い。生憎俺も忙しいんでな。それと...
「へ?地「シスターッ!」ちょっとグレイ!」
そうして、続いてマミュがシスター...ロンと更なる話題としていつまでここに居るのかを聞き。ロンが
「シスター...ありがとう。前はお礼言えてなかったから...私と付き合ってくれて、情熱の在り処と居てくれて...
「そうか...
「うん...それでもありがとう」
「ああ、俺の方こそ悪かったな...勝手に居なくなっちまって」
そして二人が過去の事について話しながら深い甘さとピンク色のオーラを醸し始めた時、マミュ達他のメンバーは...
「なんか、私達お邪魔虫みたいじゃない」
「マミュ様マミュ様、その通りかと!!」
「ほんっとこの二人ラブコメみたいだよな
「なんていうか、コーヒー飲みたくなってきました...」
滅茶苦茶除け者にされていた。だが...
「じゃあ、要件だけ済ませて帰るか」
「えっもう帰るの!?」
「まあな。さっきも言ったろ。長いは出来んと...」
「そう...残念ね。貴方とはまた一緒に飲みたかったのだけれど...」
ロンにとって時間は残されていなかった。故に急ぎ、要件を伝え、
「先ず一つ目だが...先程言いかけた事。実はこの大陸全体には広大な地下世界が広がっている」
『地下?』
「ああ。そして、そこに人造人間...要はホムンクルスと呼ばれる奴らが居る」
「ホムンクルスって!」
「異世界だからそういうのもアリなんですかね〜」
「いや、私達の世界も大概そういう感じの奴ら居たでしょ」
先ず一つ目。それはこの世界を
「んで、そいつらの親玉が俺の部下ことロン・マールス・ディーンハイム。もう一つ名前もあるが、今それは良い。問題なのはそいつとお前らが接触するかどうかだ」
「ロン?...」
「マールス・ディーンハイム?長い名前ですけど、何処かで...」
「確か、シンフォギアに出てくる奴じゃない?キャロなんとかって聞いた事ある」
「あ〜そう言えば母ちゃんの仕事の時に聞いた事あるかも...」
そしてロンからの話を聞き、彼女達はルミリとラック。それにマミュはよく分からないといった反応を見せ、グレイとハウリングの二人は自身の親達の仕事の都合と他メンバーよりアニメなどはよく見ていた事もあって、朧げではあるものの、その存在を認知していた。
「そうだ。でだな、一応言っておくが...ソイツと接触するのは良い。ただ、お前らがそいつと敵対する場合ある存在がお前らに接触してくる」
「ある存在?それもシスターの知り合いなの?」
「いいや、別だ。俺の知り合いでは無い...ただ、
「私達が良く知る?」
「ああ、それでお前らにはどんな結果であろうと。どちらかの側に必ずついてもらいたい」
「それは...」
「なるほどね...つまり私達にはシスターの部下とやらか、それと敵対する存在。どちらかに着くのではなく、
「流石だな。マミュ...その通りだ。もし、あの馬鹿に着くならオリジナルに言われたとでも言え、そうすれば勝手に理解する。そしてもう一方に着くなら俺の存在は口にするな。
ロンの第一の要件。それ即ち、自身の部下であるロン・マールス・ディーンハイムかそれと敵対する存在。どちらかに着かねばならない理由が彼女達にはある...否、
「それと、一応教えておくがそのディーンハイムに関しては顔は俺とそう変わらんから見れば分かる事。そして地下に行った時に鉄パイプに囲まれ、周囲を数千、数万と魔法陣が描かれてる部屋のど真ん中にふんぞり返ってるのがソイツだという事を教えておく」
「OK。大体分かったわ。その件に関してはもしそいつに会ったら考えとくわ」
「そうか...じゃあ二つ目。これをお前らにやるよ」
「これは...?」
「ソイツの名は
「じゃあこれを使えばシス...ロンの力を使えるってこと?」
二つ目、五人全員に渡された謎のバイザーの様な物体
「いや、そいつはそんな簡単な物じゃあない。元々
「「「「「意味ねえじゃん!?」」」」」
だが、その力は簡単に扱える物では無かった。これが作られた当初。その時には実験での被害者は多大であり、これを作った当人は実験に協力した人間のリスクを考えていなかった事もあり、この存在の制作はその人物とロンの間で取りやめた。
しかし...
「俺がこれを勝手調整して、
この黒堕奏姫。実はロンが勝手に改良を加え、情熱の在り処メンバー様に作り変えた物である。
後は...
「じゃあ、さっきの知らせよりこれの方が...」
「まあ、これがメインだな。さっきのはお前らがアイツと会うのが前提の話だし...」
「つまりだ...後はお前らがこれを受け取るか、否かだ」
彼女達の選択のみ。
「さあ、どうする?」
「私達は...」
『.....』
突然と再会と決断を得て、彼女達はまた明日へと向かっていく。
次回、王なる者の登場。