『欲』私の為のゲッカビジン 作:ある日そこに居たであろうクマさん
ここからは過去の茶番劇。
皆様が未だ知らぬやべー奴等のヤベー激動の日々。
その内の一つに過ぎず。
まあ、気軽に見て行くクマ〜♪♪
それは
まだオリジナルのロンがドラゴンボールの世界に行くより少し前...
「あら、あらあらあら〜これは、これは。随分と腹立たしい顔が目の前に」
「...何だね?私は君の様な不細工にはこれっぽっちも興味が湧かないんだ。私が興味があるのはいつも『愛』ある者達だけだからね」
そこは色彩の世界の黒の領域にあるロン達の住まう都市。その中の施設一つ。その施設内の自動販売機前で起こった。
「ほう...不細工?それはもしかしてご自分の事を仰っておいでで?その様な安物のトレーニングウェアを着込み『私ィ〜汗水垂らして精一杯頑張ってま〜す♪』とでも言いたげな、正に頑張ったアピールしてる人の事ですか〜?」
「っ...おや、分からないのかい?私が言っているのは下位個体の中でも特に優秀と称されて
「ッ!...おや、クソジジイとは失礼な。年齢だけなら貴方の方が辛いのでは?自身の年齢も考えず毎日女の様にチマチマチマチマ小言を言い、挙げ句の果てには白衣の天使気取りですか...流石は私の次に優秀な最愛のロン様。レベルが違う様で...」
「ッ!!...いや、確かにその通りだ。私と君では
「「ハハハハハハッッッ.....」」
「やる気ですか?この変態」
「上等だよ...この豚野郎」
バチバチと火花を散らすのは『最愛』のロン
二人のロンはお互いに対となる存在であり、その性質上、お互いに最も気が合わない相手でもある。何せ性格、感性、考え方、能力。それら全てが対立しているのである。故に他のロン達が居ない二人だけの状態にすると煽り合いから殺し合いまでの急なバトルが始まってしまう。
本来ならこの二人の間に割って入れる者などそうは居ない。
だが...今回そこに現れたのは...
「まあまあ、二人とも落ち着くクマ。この甘〜いカルピスでも飲むクマ。心甘らぐひと時を満喫するクマ」
「誰だか知りませんが邪魔をしないでいただきたい...まあ、貰えるものは貰っておくか」
「...すまないね。それじゃあ私も貰おうか」
彼等すら知り得ない...
ごくっごくっ
「「ってマズゥゥゥゥッッッーーーーー!!!!」」
「クゥ〜マクマクマクマクマw引っかかったクマねぇ。それは原液だクマ!それもトカゲとイモリを丸ごと三匹づづ。更にマンゴラドラと何か分からぬ腐った謎物体配合だクマ☆」
「きっ貴様ァ...ん?おっお前は!?」
「ワシだクマァァッッッ!!!」
「「いや、知らんわッッ!!!」」
まあ、尤も直ぐにお縄についたが...
そして時間は少し進み...
「で?テメェは何してんだ...?」
場所は変わり別の施設。正確には黒の領域にあるオリジナルのロンの城。その中にある玉座の間。集うは珍しく集結していた九人の下位個体のロンと四人の最上位個体のロン。
そして...
「ロン。クマさん、思うクマ」
「あ?」
『???』
オリジナルのロンに向かい口を開く...
「クマさんは...
「休みが欲しいクマァァァァッッッ!!!」
「おい、最夜。こいつ土の中に入れとけ」
「はーい♪」
「ちょっと待ってエェェェェッッッ!?」
正確には現在進行型で死体になろうとしている変人だった。
「何だよ。俺今からバンドリアニメの2期見直してからニャイト・オブ・ザ・リビングキャットのアニメを録画してるからそれを見て、その後こころオルタの所に遊びに行くから忙しいんだけど...」
「長ぇクマッ!一々とんでもない文章量でしかも大分暇でしかねえクマ!?それのどこが忙しいクマかッ!!」
「あ゛...お前を殺す」
「何故にクマッ!?」
他の皆を置いてその場でギャーギャーと騒ぎまくるロンと何者か。そしてそれを見た下位個体、最上位個体共に全員が首を傾げる。その理由とは...
「なあ、あいつって侵入者だよな?」
「うん♪オリジナルがそう言ってたよ〜うへへ〜」
「じゃあ、お前ら全員に聞くけど...」
その理由について...皆が気になっていた事についてその内の一人。最自由のロンが...紅玉ロンが問う。
「あいつ.....誰?」
だが、その問いに答えられる者は...
『さあ?』
「いや、てめえらも知らねえのかよッッ!?」
誰も居なかった。一人を除いて...
「それなら私が知ってますよ」
『.....すみません!チェンジでッ!』
「誰がホストやキャバ嬢だと言いましたか?」
今のやり取りで自身の額から青筋を浮き上がらせながらその場で持ち前の覇王色の覇気を発し、玉座の間の一定範囲内を粉砕した最厄のロン以外は...
「あぁ〜はいはい。悪かった悪かった...それで、アイツは誰なんだよ最厄」
「...最自由は良い子ですねぇ〜切り替えがよろしい!」
(((((((((てめえが話さねえからだろうが)))))))))
(最厄、貴様はまず他のロン達をもう少し気遣ってやれ)
(眠いなぁ〜寝て良いかなあ?)
(わたくし、帰ってよろしいかしら)
そして上から順に最厄とそれに心の中でツッコむ最上位個体の最強のロンと最悪のロンを含めた下位個体達とそれに対してこちらも心の中で他のロン達を心配する最天のロンに一人だけ心中穏やかな最夜のロン。そこに早く帰って仕事を再開したいと思う最死のロン。最厄を除いた全員がそれぞれ話を急かすか、自由に動こうとする中...
「あれはオリジナルのご友人の『クマさん』と呼ばれる方ですよ」
『クマさん?』
「何ですのそれ?名前ですの?」
「あっいえ、正式名称や本名は私も知らないのですよ。ただ、あの方は私がオリジナルと
「はあッッッ!?そんな奴聞いた事ねえぞ!」
「だって貴方達に言ってないし」
最厄のロン。彼の口から語られたのは自身達が未だ知らぬオリジナルの交友関係。その一つこそがあのクマ頭。呼び方はクマさんと呼ぶらしい。
だが、ここでロン達全員に思いがけない発想が浮かぶ。
いや正確には...
「ねえ、つまりさ...アイツに聞けばお兄さん達が知らないオリジナルの事もっと知れるって事なんじゃ...」
最知のロン。この中でも随一の頭脳を持つ彼が一番にこの事実に気づいた。
そう、
ここで突然ながら説明しておこう。ロン達。特に下位個体のロン達と最上位個体の二人はオリジナルのロンに対する信用度と信頼度。そのどちらもがカンスト状態にまで達しており、その内の数人に対しては本当の親の様に、ましてや恋心を抱く者すらいる。
因みにこれとは反対に最厄のロンはマイナス方面にカンストしているとだけ述べておく。
つまりだ。何が言いたいかと言うと...
もし、未だ自分も含めて他のロン達すら知りえぬ情報。それを誰よりも先に手に入れれるとしたならば...
そんな極上の餌とも呼べる情報が今!彼等の前に...
垂らされたッッ!!!
それが意味するのは...
そしてそんな事もつゆ知らず、クマさんとロンは...
「ええい!鬱陶しい!近づくんじゃねえ!この馬鹿グマッッ!!」
「五月蝿えクマ!お前には意地でもクマさんの愚痴に付き合ってもらうクマッ!!」
「喧しいわッ!貴様の愚痴に付き合ってられるか!こちとら忙しいんだよ!じゃあな!ヒィッハッハッハッハーーーーー」
「テメェーーー!!!待ちやがれクマァァッッ!!」
城内から少し離れた森林。その中にある湖の近くまで移動しており、ロンに至ってはクマさんとの会話を途中で終わらせ、ロケットの様な勢いでその場から飛び立っていった。因みに先程まで争っていたのかクマさんはボロボロでロンも少しばかり傷を負っていた。
そして残されたクマさんはというと...
「全く!なんて奴クマ!自らのアレ的な存在をこんな所に置いて行くなんて外道の極みクマ!今度から奴の事はGE☆DO☆U☆ノキワミィィィィッッアイエェェェッッッ!!!と呼んでやるクマ!」
メチャクチャ逆ギレしながらその場で地団駄を踏んでいた。
だが...
同時刻...
「ハッ...殺気ッ!?」
哀れ、クマは知らなかったのだ。
「ムムッこれは遺憾でありますクマ!我が国に対するこの様な邪気ッ!許せんものしかありませんクマッ!!」
いつもの様にふざけている間にとんでもねえ奴等に目をつけられた事を...
そして...
「一体何処のドイツ軍だクマッッ!!こんな殺気を送ってくる奴は!絶対ろくでなしで最低最悪な奴に違いねえクマ!そしてドイツに失礼だクマ!」
そのやべー奴等の正体が自分の...
『見つけたァァァァッッッ!!!!』
「ん?何ク...ギャアアアッッッ!?なんか大量に見覚えのある連中が出没してきたクマァァッッ!?」
次回、クマさん死す!デュエルスタンバイ!!
「しなくて良いから助けろクマァァッッッ!!!」
『待てやこの珍獣ガァァァッッッーーーー!!!』
一方そのころ...
オリジナルのロンは...
「よお、
「その呼び方はやめてくださるかしら...ふふっええ!元気よ」
「ヒィッハッハッハッハッ!そうかそうか!ならば良し!」
久しぶりの友人との再会を楽しんでいたという。