『欲』私の為のゲッカビジン   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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他の幾つかの作品が遅れております。

皆様、大変申し訳ございませんがそれらは今暫くお待ち下さい。

尚〜活動報告にも書いておりますが...

今日中には間に合わせ...

ギリかな?

とりあえず少し書きたい事が増え過ぎた末路ですね。

皆様、もし明日になってもその分長くするから許してね。

それでは本編どうぞ!





第六欲 羽撃く翼と天空の一戦! 前編

 

 

 

 

「燃えなさい」

 

 

 

「躱わせッウラビエル!」

 

「解ってますッ!」

 

一見ただの青空が広がり、地上の姿も見える様な上空。しかしてその場所は輪廻穿孔道と呼ばれるトンネル。景色は通常の現世の世界のものと同じだがこれはそのトンネル内の座標から一番近い世界とその部分を写しているからに他ならない。

 

だが...現在。そのトンネル内が...

 

理から外れたトンネル内が燃えている(・・・・・)

 

その本来ならあり得ざる異常(・・)を作り出したのは...他でも無い!

 

「なるほど、速いですねぇ」

 

「チッ...滅茶苦茶な力使いやがってッ!」

 

「落ち着け、ウラビエル!」

(だが...手加減してこれとは恐れ入ったよ(・・・・・・・・・・・・・・・))

 

異常の存在(殺生院ロン)

 

そしてそれと向き合う二人の天使(ウリエルとウラビエル)

 

二人の異界の天使達はロンの斬魄刀 清姫から発せられる炎を避けながらも超スピードで彼とぶつかり合う。その闘いのスピードはこの世界に存在する存在の中では例外無くトップクラスであろうものだった。

 

「ハァ〜貴女方も大概しつこいですね。私としてもこのままでは苦労が絶えぬので大人しく死んで頂けませんか?」

 

「悪いが...それは無理な相談だ」

 

「右に同じ。私はこの世に生まれた時から恋人か絶世の美女としか死ねないって誓約があるんだよ。だからお前みたいな奴には殺されてやらないね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「誰の話ですか?(誰の話だ?)」」

 

「一生女を愛してる私の話だよッッ!!?」

 

三秒ほどの沈黙の後、敵味方の筈のロンとウリエルの無表情に近い表情と共に放たれる疑問に満ちた一言にウラビエルがツッコミを入れつつ一度止まった戦闘を再開する。

 

そして次に仕掛けたのは...

 

「飛天御剣流ッ!」

(一気に仕留めてやるッ!)

 

「なるほど!それは使えて当然!」

(ほぉ〜初速の時点で完全に音速などは余裕で超えてますねぇ...ならば)

 

「ウラビエルッ!?だから今回はまだッ」

 

先程の速度を更に超えるようにロンへと突撃していったウラビエル。その姿は瞬時に世界から風、音、雷、光。ありとあらゆる現象を超越。置き去りにする。その結果...

 

 

天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)!!!」

 

 

止まる事を知らぬが如く!その牙を眼前の敵へと向ける龍の影。

 

だが...

 

待っていたのは...

 

「ふぅ〜」

 

超スピードで向かってくる龍の牙。その発動直後に...それが到達する前にロンが行ったのは斬魄刀を始解から戻し通常のものとし、その上での脱力。圧倒的なスピードを持ち、その上で剣を向けてから相手にするとは思えない異常行動。これらが表すのは...

 

「ッ!?」

 

そしてその違和感に気づいた時。技を出した彼女は光の中で気づく!

 

決まったのは己の技では無く...

 

フフッ

 

 

相手の技である事を(・・・・・・・・・)...

 

 

向かってくる閃光に対して全身の足以外(・・・)の筋肉を完全に脱力させる。これによりそれ以外の肉体の可動部分に使用される神経が開放されその分残りの足へと意識が向けられる。そこから起こるのは正しく演武そのもの。

 

だがそれはただの演武では無い。

 

それは敵を誘う死の舞。一度舞えば最後。強者へと挑んできた愚者たる弱者を最も容易くその肉体を精神ごと捻じ曲げる(・・・・・)

 

戦闘において一定以上の実力者。この場合この場の3者全てが該当するがこの三名だろうと戦闘においては欠かせないものがある。それこそが相手の行動への先読み(・・・)。そして特にこれが使われるのが格闘技者などである。いや、使われるというより使ってしまうという表現の方が正しいかもしれない。この世で強者と呼ばれる者。特に対人戦などに優れた者ほど技撃軌道(きげききどう)と呼ばれるこの景色が良く見える。

 

故にこそ...

 

この技は優れた眼を持つ者ほど...

 

掛かりやすい(・・・・・・)

 

おいでませ...

 

 

ドドドドドッッッッ!!!!!

 

 

強者と弱者。

 

相入れぬ...

 

 

愛と愚者の終着点(ドゥクン・グァントゥ・フィルゥゲン)!!!」

 

 

「ぐあぁぁぁッッッッーーーーー!!?」

 

「ウラビエルッッッーーーー!!!」

 

 

二人の世界へ

 

 

自身の言葉より先に飛び出したウラビエル。彼女がその攻撃を無効化され一瞬にしてその四肢の内右腕以外を引きちぎられる寸前まで追い込まれ血に塗れながら自身の眼前へと放り込まれてきた。

 

ウリエルは咄嗟にその身体を受け止め、容体を確認するが...

 

(おいおい、これは...!?)

 

「がっガアァァァッッ」

 

「ウラビエルッ!?クソッ出血が酷すぎる!」

 

ウラビエル。彼女はその圧倒的な肉体のポテンシャル故になんとかその身をこの場に残していられていた。これが別の...それも彼女より脆い人間など相手だったらどうなっていたか...

 

だが、それを考える間も無く...

 

「邪ァァッッッ!!!!」

 

「ぐっこんな時に!」

 

「こんな時...だからですよ!!」

 

「ッヅアァッ!!」

 

ウリエルの元へ飛んできたのは黒き一刀。それは凄まじい勢いで彼女の喉元へと飛んでいく。そして彼女はそれを捌くもそこへ更に先程の場からロンが飛来!弾かれた刀を再び手に取り彼女へと斬りかかる!

 

「さあ、次はご自分がお覚悟なさって下さい」

 

「くっ面倒な事だ!」

 

そして今度は再び一対一。

 

ウリエルとロンへの本格戦闘が始まった。

 

だがしかしこれはチャンスでもある。

 

「ウラビエルッまだ意識はあるか!」

 

「無駄ですよ。あの技からよく生き残りましたが所詮は「あい、いぎでます」...え?」

 

突如としてウリエルが抱き抱えていたウラビエルへと問いかけ、ロンが流石に肉体が助かろうと意識は消えているだろうと判断した直後、まさかの意識までしっかりとあるという彼をもってしても異常と言わざる得ない耐久力と精神力を見せるウラビエル。そしてウリエルはそんな彼女を...

 

「では...すまんが離れていてくれッ!!」

 

「えぇ?ゔり...え「行ってこぉぉいッッ!!」ちっちょアァァァッッッッ!!?.....」

 

「良し!大分元気そうだったから大丈夫そうだな!」

 

投げたァァァッッ

 

 

投げたァァァッッッッ!!

 

 

投げたアァァァァッッッッーーー!!!!

 

 

永田アァァァッッッーーーー!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぇええええッッッッーーーー!?」

 

「さあ、第三ラウンドだ!」

 

「いっいや、貴女、嘘.....

 

かつてない緊張感の無さ。戦闘にあるまじき笑的力(ギャグセンス)。天使とは思えぬその行動。豪快さは見る目も当てられず...

 

これを後に彼は...

 

ロンはこう語る...

 

 

「野蛮...」

 

「誰がッ!?」

 

先程までの緊張感は何処へやら...

 

天使と死神。

 

その第三ラウンドが今。始まる!!

 

そして...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ...

 

吹き飛ばされたウラビエルは...

 

「おっおぃぃ、早くどうにかしてぇ...」

 

「アンタ...オシャレな感じがしてたのに...あっちの天使殿といいなんでオレの周りの女ってこんな...

 

 

 

 

 

 

 

致命的にやべー奴ばっかなの?(・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

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