『欲』私の為のゲッカビジン 作:ある日そこに居たであろうクマさん
最欲のロンとの戦闘後〜
あの場からある人物の協力ありきで帰還したウラビエル、ウリエル、Dさんの三名。彼女達三人は共に自分達の協力者兼雇い主である人物の作った空間。今の自身達の本拠地へと帰還していた。
そして三名を...
正確にはウラビエルを待っていたのは...
「おかえり...それでは...
「えっいや〜その、えっと...」
「あぁ〜オレは何も知んないんで」
「申し訳ない。私達は止めたのですが...」
自身達の雇い主たる人物。本来身につけているローブを今回は顔だけ出しており普段見せぬその顔にはとてつもない量の怒りマークが出ており明らかにこれから起こるソレを暗示していた。
「あっそれがその、急に奴に勘づかれて」
「ほう、
三名の内ウラビエルが最欲のロン相手に挑発でもするかの如く自身の力を輪廻穿孔道から垂れ流しにし、更にそれに釣られて転移してきた最欲のロンと交戦。その後ウリエルも参加する事によって一度は事なきを得たかに思えたがそこから更にロンと激突。かの者の技で下手をすれば瀕死になりかねない重症を負っていた...
「と、いうものだ。で?言いたい事は?」
「いやっそれは...て「テヘじゃない!」すっすいません!次からは気をつけますぅぅぅ!」
「貴女ねぇッ!」
「ちょっとごめんなさい!すいません!許して!後、元の口調が出てます!」
唐突ながら始まる大説教!だがそれは何もただ怒りたいからではない。ましてやその失敗を咎めている訳ではない!
それは...
「流石に心配するから...やめて頂戴」
「うぇっ...はっはい!」
彼女の、ウラビエルの身を案じての説教。
まあ、尤もその当人は...
(ふんふふ〜ん♪心配されちゃった♪まさかのあの人に心配されちゃった!しかも
この具合である。
そして周囲に集っていた幾人かのメンバーがその様子に呆れ返っていると...
「...ッ!」
「ん?あれ、どうし「図に乗るなァッ!!」ぐぼォッッ!!」
「あっ戻った...」
かの者の『切り替え』が完了したのか。ゆっくりとローブの人物はウラビエルへと近づき彼女が気づいた時にはその拳をその胴体へと叩き込みその体をこの場にいくつか用意した宿の一つ。五十メートル付近にあるその場に吹き飛ばした!
「ヒュー!ナイスショット!」
「そもそもアレで生き残ってるって...」
「オレとしてはどっかの筋肉ダルマを思い出して苛つく反面、それ以上の呆れもあるんだが...」
「フン...何処の世界も馬鹿な奴ほど頑丈なものだな」
「ジハハハハッッッ!!!良いじゃねえか!見た目が良い上に天使でその中でも最上位の強さときた!以前の時点で異世界に行けたら絶対に勧誘してるぜ!」
「ウォロロロロロッッ!!全くだ!あんな強い女は滅多に見ねえからな!おい!ウラビエル!その傷治ったらまたやろうぜ!」
「おい、ちょっと待て!奴とは儂が先にだな...」
そしてその様子を見て更に他のメンバー達も声を上げるが...
「ストップ!話はそれまで...ここからは次の作戦について話をする!」
『えぇーーーー』
「過半数で嫌そうな顔をするな」
因みに集っていたメンバーの大半は大体
そして...
「ぐっクソ、が.....」
「では、次の計画について話を進める」
(せめて、誰か一人でも心配してくんない?)
その後、誰一人としてウラビエルの事について触れる者は無く。そのまま全員が話題を次の計画の話へと移行する事となった。
一方その頃〜
世界は変わり尸魂界。
殺生院 ロン。彼が
ロンと夜一。二人の人物の戦いから二日程...
その間に起きたのは主に...
① 十一番隊隊長 更木 剣八の敗北。
② 五番隊隊長 藍染惣右介の殺害。
③ 十二番隊隊長 涅 マユリの敗北。
他にも起こった事案はあるが多々あるが、彼にとって重要なのは...
「更木隊長の敗北ですか...まあ、これもまた運命」
そして...
「旅禍...黒崎一護...いずれ戦う事になるのでしょうねぇ。あぁ、本当に...」
未だ出会う事の無い
彼はその青年を...
そして未だ忘れられぬ人を...
全てを思い...
それを憐れむ。
この物語の果て...
その結末を知っているが故に...
故にこそ...
「答えをお聞きしましょうか?」
「お久しぶりになりますかね...」
問わねばなるまい。
貴方が...
何を『欲』するのかを...