プロローグ~旅立ち(強制的に)
一人の男が歩いていた。周りには、草原が広がっており、銀髪の髪を風が撫でるように吹き、居心地が良いのか男は羽織る着物に手を入れ、鼻歌を歌いながら歩く男がいた。
その男こそ、この物語の主人公アーデル・ハイドその人である。
アーデルが気持ちよく鼻歌を歌いながら歩いていると右手の甲から紋章が浮かび上がり声が聞こえてきた。
『おい。アーデル』
その声は渋くアーデルを呼ぶ。
「何だよ。ザックス?人が気持ちよく鼻歌を歌っているって言うのによ」
右手の甲から聞こえてきた声の主は不滅の龍と言われた龍(エターナルドラゴン)名をザックス。
そのザックスがアーデルに謝りながらアーデルに聞く。
『それはすまんが、我らはどこに向かっているんだ?』
「そんなの・・・・・・秘密だ」
右手の甲から目線を外しあさっての方向を向きながら言うアーデル。
そんなアーデルの行動を右手の甲から見ていたザックスは言葉を返す。
『ただ歩いているだけか』
「ば・・バカそんな訳あります。どうもすいません」
手の甲に頭を下げているという不可思議な光景になっていると同時に一人と一匹が笑い始める。
「『プッアハハハハハハ』」
と笑い合う一人と一匹。
そして、笑い声がなくなりアーデルはニヤリと笑みを浮かべザックスに言う。
「そんなの決まってる。面白そうだから歩くんだよ」
『そうだな。お前はそーいう奴だったな 』
「ああ。嫌なら嫌でいいけどな」
『別に嫌じゃあないさ。お前と行けば面白そうだからな』
「だろう。だから、歩くんだよ」
と言いながら歩き始めるアーデル。
すると。前を向きながら瞬きを忘れているかのように前を見続けるアーデルに不信に思い聞いてみるザックス。
『どうかしたのか?アーデル』
「嫌、浮いてんだよ」
『何が?』
「光の玉みたいな物が!?」
『はあ?』と何言ってんだこいつ的にアーデルにいう。
「何だよ。その信じてないな的な声は」
『当たり前だろ。そんな話信じろって・・無理だろ』
「よしッわかった。ホレ・・あれが証拠だ」
と言いながらアーデルはザックスにも見えるように右手の甲を上げる。
『そんな訳・・・・・・あったな』
「ああ。俺も目がイカれたと思たよ」
アーデルはその光の玉の方向に歩き出す。
『何処に行く気だ。まさかとは思うがあの光の玉に触れるとは言わんよな』
「さすがは俺の相棒のザックス。大正解」
アーデルの答えにザックスは忠告する。
『これだけは、言わせてもらうぞ。アーデル』
「何だよ?」
『絶対に嫌な予感がする』
「大丈夫だって」
アーデルはそー言いながら光の玉に触れようとするとザックスもう一度忠告する。
『もう一度言うぞ。アーデル、触るな』
「答えはnoだ」
アーデルは左手で光の玉に触れると光が強くなりアーデルとザックスを包むように大きくなる。
「眩しッ」
その光りで目を閉じるアーデル。
一方、ザックスはと言うと。
『我は忠告したぞ』
という言葉と共に光が弱くなり消えていくとその場には誰も居なかった。
そして、とある異世界。
『目を開けろ。アーデル』
相棒のザックスに声を掛けられ目を開けるアーデル。
そんなアーデルの目に飛び込んで来たのは。
「なんじゃそりゃッ!!」
それは真っ白な空間に響き渡るアーデルの声。
『五月蝿いぞ!』
「お前は驚かないのかよ!」
『驚かないのかよだと』
その声は冷たく首筋に刃物を突き立てられた感覚がアーデルを襲う。
『我はお前に忠告をした筈だぞ。しかも、二度もだ!』
「さ・・・ザックスさん。スイマセンデシタ」
ザックスの気迫に冷や汗を流しながらいうアーデル。
そんなアーデル見てザックスはため息をはく。
『はぁ~。まぁ、それよりも今のこの状況だ』
「だな、それよりもいつまで隠れているつもりだ」
以降に反応がない。
『随分と用心深いんだな』
いいいから出てこい!」
すると、真っ白い空間から裂け目が出てきてそこから一人の女が出てきた。
その容姿は腰まで伸びた水色の髪、瞳は赤、顔立ちは可愛いより綺麗で白いワンピースからでもわかるほどの胸、スマートな腹部の女がニコニコと笑みを浮かべ出てきた。
「あらあら。まさか、見つかるとは思わなかったわ。やるわねアナタ」
「・・・」
「黙りは失礼じゃないの?アーデル・ハイドくん」
この女はアーデルの名前をいってきてアーデルは驚きを隠せないでいた。
「!・・・なぜ、俺の名前を?」
「知ってるわよ。アナタのその右手の甲の紋章も。ねぇ、そうでしょ。エターナルドラゴン」
『ほー。我の名もしているとはな』
「アンタ、何者だ?」
「私?私はソフィア。アナタたちを異世界に送る神よ」
「異世界だと!」
ソフィアと名乗る神から数十メートル離れた場所に移動するアーデルは即座に戦闘体勢に入る。
「何で異世界に行かなきゃならないのか分からないけど。抵抗させてもらう。行くぞ!ザックス」
『ああ。Eternal Dragon gear ( 不滅龍の籠手)』
ザックスの言葉と共にアーデルの右手から肘にかけてドラゴンの手のような銀色の籠手が装備される。
「行くぜぇ!」
ソフィアがいる方向に向くとそこには、誰も居なかった。
「チッ、どこだ!?」
辺りを見渡すが誰もいない。
「逃げたのか?」と思た。次の瞬間。
『緊張を解くな!アーデル』
「え?」
ザックスの声に反応すると同時に空間に裂け目が出てきてそこから綺麗な手が出てきてアーデルの胸ぐらを掴むと同時にアーデルの体が光り出し。
「うわああああ!!!」
アーデルの叫び声が消え、姿も消えたことを確認するために裂け目からソフィアが出てくる。
「何とか飛ばせたわ。まぁ、物凄く強制的にだけど」
とアーデルの胸ぐらを掴んだ手を見つめてため息をはくソフィア。
「はぁ~。まさか、こんなにも強いなんてね」
その手は紫色に変色し。さらには、腫れ上がっていた。
その負傷した。手を見て笑うソフィア。
「フフフ。その世界でアナタの生きる道が気になるわ」
誰に言ったのかは、ソフィアしか知らない。
あらすじ、変えてばかりですいません。