不滅の龍と悪魔。   作:アメル

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あらすじ

アーデルとザックスが開けた扉。
その目の前に広がったのは・・・?


第二話

第二話 扉を開けると・・・。(・・・普通だな)

 

 

 

 

 

アーデルとザックスが開けた扉。

そこを開けると・・・。

 

「何っていうか・・普通だな」

 

『ああ』

 

アーデルの感想にザックスも答える程、その部屋が普通すぎたからである。

 

「何か・・もっとこうじゃないかと思ったんだがな」

 

『お前の考えている事は、多分ない・・うん。ないな』

 

アーデルの考えを全否定するザックスにやっぱりと言って肩を落とすアーデル。

 

「まぁ、でも野宿じゃないだけましか」

 

『そうだな。それともう一つ』

 

「何だ?」

 

『あの女が言って言った。この扉を開けると情報が流れる筈ではないのか?』

ザックスの質問にアーデルは納得したようにあっ!そうだったなと手と手をポンッと叩くアーデル。

 

「それが情報が流れ・・がああああああああ!!」

 

『どうした!アーデルッ!』

 

突然、頭を押さえながら崩れ落ちるアーデルにザックスは慌てて声を掛ける。

 

「大丈・・ぶぅ」

 

と言いながらアーデルは意識を落とす。

 

アーデルが意識を落とした。少しあとの話。

アーデルが居る場所から遠くに離れた場所で怪しく紅い月が顔を出す。

辺りを紅く照らす月の下。

一人の男が居た。その男は、黒髪に瞳の色は金色の男。その周りには肉の塊が辺り一面に広がり、その男の体には、一滴の血も付いておらず。

男は涼しい顔をして、はぁ~と溜め息を吐きながら愚痴るかのように片手で髪を上げる男。。

 

「あ~あ。何でこいつらは学習能力皆無ですか?面白味もない。つまらなかった」

 

と肩を落とす謎の男は左腕を天に向ける。

すると左腕が異様な形に変わる。

まるで、生きているかのように、肉の塊を食らう男の左腕。

周りから肉を食い破る音、骨を顎で噛み砕く音が辺りに響き渡る。

 

そして、数分後。

 

「こんなもんか」

 

男の周りにあった肉の塊が消えていた。

しかも、先までの異様な左腕が普通の人間の腕になっていた。

 

「だけど、これだけは、まだなれないな」

 

自分の左腕を見る男は苦笑いをしながら紅く輝く月を見て笑う男。

 

「アハハハハ。今宵の月は僕の好きな色をしている」

 

その月に手を向ける男。

すると、その男の背後から声が聞こえてきた。

 

「おい。終わったのか?楓」

 

「何だ?美猴か」

 

声の主の名前を呼びため息が出そうな声で言う楓。

 

「何だはないだろ。それよりも帰還しろだとさ」

 

そんな楓を見て苦笑いをする棍棒を肩に担いでいる男が美猴。楓と呼ばれた黒髪で瞳の色は金色をしている楓に言う美猴。

 

「誰の命令?」

 

「嫌、早く帰りたいだけ主に俺が・・ゴフッ」

 

楓は美猴にボディーブローを喰らわす。

その凄まじいほどの威力に地面で悶絶する美猴。

 

「ゲホッゲホッ。マジで死ぬからね楓さん!」

 

「殺すつもりで打った。後悔はしていない」

 

やっとのことで起き上がった美猴にドヤッ顔になりながら言う楓にツッコミを入れる美猴。

 

「頼むから、後悔はして!お願いだから!」

 

「・・・」

黙り混む楓に真っ青になる美猴。

 

「ご免なさい!黙り混まないで怖いから!」

 

必死で謝る美猴に対し楓は。

 

「よし。帰るか美猴」

 

「無視するぅ!そこ無視するところか!」

 

「うるさいな。殺るぞ」

 

「すみませんでしたァ!!」

 

楓の殺気に反応して素早く頭を下げる美猴。

 

「分かればいいんだよ。美猴くん。では、頼む」

 

「は・・はい」

 

こいつには、何を言っても無駄であると思った美猴は楓に近づき棍棒を地面に刺すと足元から穴が開き沈んでいく。

 

「なぁ。美猴」

 

「何だよ」

 

「僕と対等に戦える相手にいつか出会えるかな?」

 

楓の弱々しい声に美猴は・・。

 

「会えるだろ。あのヴァーリにさえ、赤龍帝がいるぐらいだからな」

 

「そうだね。僕も早く全力で戦える相手に会いたいな」

 

楓の言葉に美猴は苦笑いをする。

 

「お前と戦う奴にマジ同情するわ」

 

「うるさい!」

 

と言いながら消える楓と美猴。

だが、楓は思った。もし、本当に自分と同等に戦える相手が居るのならこんなにも楽しいことはないと。

案外、その思いが意外にも早いことを。

楓は知らない。




今回は少な目にしました。
今度はいつ出せるか分かりませんが温かく見守ってください。

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