不滅の龍と悪魔。   作:アメル

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あとがき。

夢から覚めたアーデルはソフィアの残した手掛かりを探すべく現場から学校に向かう途中ある人物と出会う。
そのある人物とは・・・。


第七話

第七話 死者との対面

 

 

朝。

 

「うわああああッ」

 

部屋の中に響く声。

「・・ハァ・・・ハァ」

 

肩から息づかいをしながら、上半身だけを起き上げ。額から汗が流れ落ちる。

すると。

 

『おい。大丈夫か?』

 

聞き覚えのある声が聞こえてきた。

その声に答えるようにその主に答える。

 

「だ、大丈夫だよ。ザックス」

 

『本当に大丈夫なんだな』

 

再度確認するザックスにため息を吐きながらベッドから出って、風呂場に向かい汗で濡れた服を脱ぎ捨てシャワーの蛇口を捻ると水からお湯に変わるまで少し待ち、シャワーを浴びながら夢の中でソフィアに言われた事を口に出す。

 

「死者を・・・追えか糞ッ・・・嫌がらせか」

 

ドンと風呂の壁を殴りながら頭にお湯を被ること・・・数分後。

 

「フゥー・・さっぱりした」

 

湿っている頭をタオルで拭きながら鏡を見ると自分の眼を見ながらまたもため息を吐く。

 

「相変わらずの紅目だな」

 

と跡部隼人改めてアーデル・ハイドが自分の眼の感想が声に出していたため、ザックスに聞かれてしまい。

『どうかしたのか。アーデル』

 

「嫌、相変わらずの紅目だなと思ってな」

 

と答えるがザックスはアーデルに問う。

 

『本当にどうしたのだ。昨日の出来事から可笑しいぞ貴様?』

 

「嫌・・だから、本当に何でもねぇよ」

 

『我には、言えぬことか?』

 

そんなザックスの声を聞き顔を歪ませるアーデル。

 

「あー・・くそ。やっぱり、お前には、嘘つけねぇわ。話すよ・・夢で見たこと全て」

 

そー言い切った。アーデルはザックスに夢で起きたこと全て話すとザックスは・・・。

 

『何か・・ドンマイな夢だな』

 

「・・・ああ。俺も話してて、思たよ」

 

『「プッ」』

 

「アハハハハハ」

 

『ハハハハハ』

 

突然、笑うアーデルとザックス。

 

「何だよ。死者を追えって」

 

『ああ。だが、その手掛かりしかないのだろ?』

 

ザックスの言葉に先程まで、笑っていたアーデルは笑うのをやめて答える。

 

「そうだ。でも、死者を追えっていうのがなぁ」

 

『だったら、現場に行くしかないだろ?』

 

「現場にか」

 

『ああ。警察ドラマでよくある話だ』

 

と言い出したザックスに苦笑いを浮かべるアーデル。

 

「お前、一様ドラゴン何だよな?」

 

『当たり前だ。馬鹿者』

 

何処がだよとツッコミを入れたいが話が進まないと思いザックスの提案に乗る。

 

「まぁ、この話は個々までで・・行ってみるか」

 

『どこにだ?』

 

「現場だッ。お前が言ったんだろ!」

 

『そうだったな』

 

とボケるザックスに頭を悩ませるアーデルは壁にかかっている服にてを伸ばし着ていく。

 

そして、数分後。

 

「そんじゃ行くか」

 

『ちょっと待て。アーデル』

 

扉に伸ばす手を止めるアーデル。

 

「何だよ?」

 

『鞄はどうするのだ?』

 

「鞄ってなんのだよ?」

 

『あれだ』

 

ザックスがアーデルの右手を操り机の上の鞄を指す。

 

「あれって・・」

 

『そうだ。跡部隼人のだ』

 

数分、そのアーデルが記憶を取り戻す前の人格・・跡部隼人の鞄を見つめ何かを思ったのか。

ハァーとため息を吐きながら足音を立てて鞄が置いてある机に行き鞄を勢いよく肩に担ぐ。

 

「行きゃいいんだろッ」

 

と言いながら玄関を開ける。

 

『フン。まったく素直じゃない奴だ』

 

「うるせぇよ。先に現場だろう・・時間はあるか?」

 

『ああ。一時位な』

 

「十分だな」

 

アーデルは独り言のように言い出した瞬間。

走り出した。

 

 

 

 

そして、アーデルが記憶を取り戻し、堕天使たちとの初の戦闘を始めた公園の噴水前。

 

「やっぱり・・魔力や血の痕すらないな」

 

『証拠隠滅だな。だが、こんな早くしかも完璧とはな』

 

地面に方膝をつけ地面を触り痕跡を辿るが全て消えその早さにザックスは関心の声を上げていた。

 

「ああ」

 

アーデルもザックスの言葉に同意するが・・だがと付け加えるアーデル。

 

「こんなにも早く隠蔽できたって事は・・・」

 

『お前の戦いを近くで見ていた者がいると言いたいのか?』

 

「流石がは、俺の相棒」

 

アーデルは自分の右手の甲にウィークするが端から見たら痛い

人だ。

 

『やめろ。他の人間が見たら怪しまれる』

 

「アハハハ」

 

余りにも正論に苦笑いを浮かべるアーデル。

 

『それより、手掛かりはゼロ。これからどうする?』

 

「知らねぇよ・・それに時間がねぇし、行くか」

 

来た道を戻るアーデルは、跡部隼人の通っていた学校に向かう途中。

アーデルは朝見た夢の事を思い出しながら歩く。

 

「死者を追えか?」

 

『ん?何か?言ったか?』

 

「嫌・・それより、個々からはお前は黙りだ。その意味・・分かるよな」

 

周りを見ると制服を着た学生達が増え、アーデルはその事に気づき右手の甲にいる相棒にそう伝えるとそのまま黙り混むザックス。

 

「へぇー、やればできるじゃねぇか」

 

感心しながらアーデルはまた歩き出すと後ろから声がするのがわかり振り向くと・・。

 

「嘘だろ」

 

アーデルの目線に入ったのは三人組の男子生徒たち。

その一人は記憶を無くした時に堕天使に殺された男子生徒が次はアーデルの存在に気づき近づく。

 

「なぁ、隼人。お前なら・・夕麻ちゃんのこと知ってるよな?」

 

どう答えるか迷ったがアーデルはその男子生徒に答える。

 

「すまない。言っている事が分からない」

 

「えぇ・・ごめん。変なこと聞いて」

 

「いいよ。じゃあ、俺は行くから」

 

アーデルは男子生徒たちに背を見せ歩き出すと後ろから「ホラな」

「やっぱり、夢なんだって」

と言う言葉が聞こえる。

 

『嘘ついてよかったのか?』

 

「いいんだ。その方がかえって、混乱にならないだろ」

 

それにと付け加え笑みを見せながら夢でのソフィアのセリフを思い出す。

 

「死者を追えっていう。手掛かりが手に入った事なんだし」

 

誰も聞こえないほど小さな声で呟きながら学校へと向かうアーデルたちであった。

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