お久しぶりです!待っててくれた方いるのかな?もし、いたら遅くなり申し訳ございません!!
それより、わたくしも名前呼ばれたい!呼んてくださいシャッキーィィィ!!
場所は
一見、活気があり賑やかな町だが、その実態はならず者の溜まり場であり、海賊が堂々と船を停泊させ、昼夜を問わず平然と往来する治安の悪い町である。海軍も取り締まりを諦め捨て置いているのが現状で、海賊同士の喧嘩も殺しも日常茶飯事というほどに荒んだ無法地帯と化してしまっていた。
同じ海賊達の溜まり場でも、海賊達の楽園と称される海賊島〝ハチノス〟とモックタウンでは雲泥の差だろう。
海賊島〝ハチノス〟に滞在しているのは文字通り海賊ばかりで、島の住民は全員が犯罪者でこそあるが、無法地帯ではあるものの悪党なりの〝ルール〟が存在し、秩序が保たれている。強者集う後半の海〝新世界〟だからこその、格の違いといったところだろうか…。
対して、モックタウンで燻っている海賊達は現実主義を気取りながらも、堅気に戻る真面目さも、更なる先の海に挑む度胸も無く惰性で海賊を続けて燻り続ける腰抜け共……所謂〝負け犬〟なのだ。
他人が真剣に語る夢や理想を嘲笑う。
それ故に、モックタウンはこのようにも呼ばれている──〝嘲りの町〟と…。
「狙うは億の首だが、まだ
しかし、その嘲りの町が今、静まり返ってしまっている。
それはまるで、予兆なく変化する
モックタウンで燻る腰抜けの海賊達とは違い、ここから成り上がらんとする〝黒ひげ〟マーシャル・D・ティーチもまた、運悪く突然の嵐に見舞われた海賊の1人だ。
ただ、この2人が出会ったのは決して偶然ではない。これから先の近い未来、この世界を暗い闇で覆わんとする巨悪と、この世界の均衡を保つ
この2人の因縁は今これから始まるのだ。
「答える必要はない……が、お前はあまりにも不気味すぎるな。
(コイツからは強い悲劇の気配を感じる。
けど、光を一切通さない暗い闇に覆われてるかのようにまったく視えない。こんなことは初めてだ)」
とはいえ、今ここで戦いが始まるわけではない。
倍近い体格の無精ひげを生やした巨漢ですら慄かせるその光景は、〝五番目の皇帝〟とまで呼ばれるに相応しいが、トルコは慎重だ。
「こっから成り上がろうってのに!ズラかるぞッ!!」
そして、五番目の皇帝に目を付けられた〝黒ひげ〟ティーチは部下共々一目散に逃げ去ってしまったが、豚のような体格からは想像もできない逃げ足の速さは五番目の皇帝の強さを正しく理解できているからこそで、トルコの覇王色の覇気を前に気絶していった弱者達と違うのは明らか。
戦うべき相手を
「トルコ、逃がしてよいのか?」
「深追いはしない。
(ここで始末しておくべきだったか?
いや、あまりにも得体が知れない。下手に突いてハンコック達に何かあってはダメだ。アイツと戦うなら嫌でも慎重にならざるを得ないな)」
狙った獲物は決して逃さない〝狩人〟カリュウ・D・トルコが一度は見逃し、様子を見るほどだ。それだけ厄介な相手であることは間違いない。
後に、トルコはこの時の選択が間違っていなかったことを知ることになる。それと同時に、黒ひげという海賊がこの世界にとって、どれほどの脅威であるかを…。
とにもかくにも、これがトルコと〝黒ひげ〟マーシャル・D・ティーチの最初の邂逅となったわけなのだが、モックタウンに集う海賊達はこの一件で九死に一生を得たようなものだろう。
もし、トルコと黒ひげが戦っていたら、モックタウンが焦土と化してしまった可能性が高い。想像もできない強大な力を前に、瞬く間に人生を終えてしまうことになっていたはずだ。海の皇帝の力とはそういうものなのだ。
五番目の皇帝とまで呼ばれるトルコが最大限の警戒を見せる黒ひげもまた、それだけの力を有しているはず。少なくとも、七武海並の強さはあるだろう。
「もしかしたらここで
「はあ……わらわ、嫉妬でその女を出会い頭に蹴り砕いてしまいそうじゃ」
そこに元七武海の力まで加わってしまうとなれば、火を見るより明らかである。船番をしているヤマトとキャベンディッシュまで加われば尚の事だ。
それにしても、騒動の中心にいるのが〝D〟の名を持つ者達とは……
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ルーキー海賊〝死の外科医〟トラファルガー・ローが〝海賊女帝〟ボア・ハンコックの後任として王下七武海に就任。それとほぼ同時期に、最古参の王下七武海──〝砂漠の王〟クロコダイルが七武海の地位を剥奪された。
世界は目まぐるしく動いている。
「クロコダイルのとこにいたとはな。
見つからないはずだ──
しかし、五番目の皇帝ともなれば、七武海に空席ができようと、新たな七武海が誕生しようと目もくれない。
カリュウ・D・トルコの関心は他にある。
「こ、これが浮気というものか!?
わらわという美しき良き妻がおりながら!!」
「俺はいったいいつ既婚者になった」
五番目の皇帝とも呼ばれる〝狩人〟カリュウ・D・トルコは世界政府と海軍本部にとって四皇と同等か準ずるほどの危険な存在だ。それこそ、第四の勢力として捉えられているかもしれない。もっとも、そのトルコが〝海賊女帝〟ボア・ハンコックを七武海から引き抜き、仲間にしてしまったことが、此度の七武海入れ替えの要因の一つを作ってしまってもいるのだが、本人はどこ吹く風である。
誰が七武海の座に就いたかなど、トルコにはまったく関係なく、興味もないことなのだ。いや、トラファルガー・ローが七武海の座に就いたことには多少の興味は示しているかもしれないが…。
そんなトルコが、クロコダイルの地位剥奪に強い興味を示しているのはいったい何故なのか……それは彼が探し続けていた〝悪魔の子〟ニコ・ロビンがクロコダイルのもとにいたという情報を掴んだからだ。
正確には、協力関係にある〝革命軍〟からもたらされた情報のようである。ただ、20年もの間、世界政府と海軍から逃げ続けてきた女なだけあり、ニコ・ロビンはクロコダイルが捕縛されたとほぼ同時に行方を晦ませ、革命軍もその後の行方を掴めずにいた。
「〝五番目の皇帝〟が私に何の用かしら?」
そのニコ・ロビンと、トルコはようやく邂逅を果たした。
ましてや、それが五番目の皇帝と恐れられる〝狩人〟カリュウ・D・トルコならば尚更、警戒すべきことだろう。
今やトルコは、世界最悪の犯罪者──革命軍総司令官〝反逆竜〟ドラゴンと並び、もしくはそれ以上に危険視される存在だ。これまでのトルコが起こした大事件の数々を振り返ってみても、それは明白である。
ニコ・ロビンはこの世界で唯一、〝
ただ、それはトルコが
これはもう〝いたちごっこ〟のようなものと化してしまっているが、〝狩人〟カリュウ・D・トルコに対する世間の認識は海賊だが、懸賞金10億ベリーを超えるトルコ本人が海賊だと名乗り上げたことは一度もない。
ともかく、トルコは海賊王に興味の欠片もなく、ニコ・ロビンの能力を欲しているわけでもない。彼女の身を心から本当に案じているのである。初めて会う者同士でこそあるが、境遇が似ている者をトルコは放っておくことなどできるはずもない。オハラの悲劇を過去視で視てしまったのだから尚更のことだろう。
「無礼者!
〝悪魔の子〟ごときが!
だが、話はなかなか進まずにいる。世界一気高く美しい〝海賊女帝〟までいるのだから、今この場所は混沌と化してしまっていた。可哀想なことに、たまたまこの場所に居合わせてしまった運のない海賊達のほぼ全てが、ハンコックの能力によって石化させられてしまっているではないか…。
「ハンコック……おすわり」
「はぁん!
わらわを犬のように扱うなど……そんなことできるのはこの世でトルコだけじゃ!わらわにとっては首輪も結婚指輪同然じゃ!」
あの海賊女帝がご主人大好きな
「警戒されるのは当然だ。
けど、ニコ・ロビン……あなたに会いたかった」
「やはり浮気!?」
この後、トルコとニコ・ロビンが真剣に話し合いを行うまでに1時間近くの時間を要したのである。
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例えるなら、その者は眩く輝く太陽そのもの。
何れは世界を明るく照らし、焦がす存在となるだろう。
〝狩人〟カリュウ・D・トルコは、麦わら帽子を被った海賊──〝麦わらのルフィ〟ことモンキー・D・ルフィを前にし、そのように感じていた。
「なるほど……〝赤髪〟が期待するわけだ。
エースの自慢も頷ける」
「シャンクスとエースを知ってんのか!?」
〝嘲りの町〟モックタウンでニコ・ロビンと邂逅を果たしたトルコは、ニコ・ロビンの案内を受け、今や話題沸騰の海賊団〝麦わらの一味〟のもとを訪れていた。
四皇の一角に数えられる大海賊〝赤髪のシャンクス〟が期待する新時代が五番目の皇帝の目の前にいる。
それから、
「くく、会いたかったぞ〝海賊狩り〟ロロノア・ゾロ」
「…ッ!
お、おれを知ってんのか!?
(な、なんて濃い威圧感してやがる!?い、息が…詰まりそうだ!立ってるのもやっとだぞ!?)」
トルコが麦わらの一味でもっとも気になる船員……それは間違いなく、トルコの師匠である〝鷹の目〟ジュラキュール・ミホークが期待する若き三刀流の剣士──〝海賊狩り〟ロロノア・ゾロだろう。
トルコにとって、麦わらの一味は実に興味深く、それでいて縁が深い一味と言える。
赤髪のシャンクスが期待を寄せ、ウタの幼なじみであり、一時期行動を共にしていた〝火拳のエース〟が自慢する弟である〝麦わらのルフィ〟が船長を務め、トルコが長らく探し続けてきた〝悪魔の子〟ニコ・ロビンが仲間入りを果たしていた。そして何より、トルコの師匠が期待を寄せる剣士が一味の
世界最強の剣士の弟子でありながら、刀剣を一切振るうことができないトルコからしたら、師匠が期待を寄せる三刀流の剣士は興味の塊でしかない。
「ハハハ、知らない方がおかしいだろ。
彼の〝大剣豪〟が期待を寄せる剣士なんだからな」
「!?」
ただ、ロロノア・ゾロに対して不思議と嫉妬などは湧かないでいた。いやそもそも、世界最強の剣士の弟子として、刀剣を振れないことに対しての申し訳なさはあれども、尊敬する師匠が期待を寄せる存在に嫉妬など湧くはずもない。それ以前の問題として、トルコが得意とする得物は弓矢と斧なのだから当然だろう。何より、トルコは己がやるべきこと、果たすべきこと、役割を理解している。
力なき者達を守る者として、どちらが強いかなど興味などなく、嫉妬心を抱くなどありえない。
「ま、〝麦わらのルフィ〟と〝海賊狩り〟の今時点の強さがどれ程なのか……何より、ニコ・ロビンを
あるのは興味と期待。トルコにとって親しい者達が寄せる期待を裏切らない人物達かどうか……その点だろう。
「力を見てやる。
かかってこい……後輩達」
トルコの期待に応えられるのかどうか、この若き海賊達にとっては大きな分岐点となるはずだ。
そして、知ることになるだろう。
海賊王と世界最強の剣士が如何に大きな存在であるのかを…。若き海賊達の目の前にいるトルコは、この世界に星の数ほども存在する海賊達の中でも数少ない、その二つの偉大なる存在に近しい強者なのだから…。唯一違うのは、トルコがそのどちらにも一切の興味の欠片もないということだけ。
「さっき相手にしたのはつまんねェ小物だったからな…。
上等だ!おれはテメエのような強者との戦いを求めてたところだ!!
(まるで〝鷹の目〟を前にしているかのようなこの威圧感……アラバスタでの戦いを経て、おれが
その強大な力を前に諦めるのか、それとも……それでも尚、前に進み続けるのか、ここが大きな分かれ目だ。
「シャンクスとエースの知り合いと戦うのは初めてだけど楽しそうだ!それに……お前を超えれなきゃ海賊王になんてなれない気がする!」
だが、この若き海賊達は恐れずに向かってくる。
「イイ目をしている。
気に入った!!」
今、トルコの後輩指導が始まる。
トルコと原作主人公のルフィとラスボス候補の黒ひげ。
流れとして、ルフィは酒場で黒ひげと出会い、ベラミー達との騒ぎは起きている。けど、空島に向かう際に黒ひげが追っかけてくることはない。黒ひげは後に、ルフィとゾロの懸賞金額を知る。
ベラミーワンパン騒動は起きる。
執筆捗るご評価と感想よろしくです!!