オデッサの鬼、オデッサの死神と呼ばれた2人の兵士   作:ナイトメア・ゼロ

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ミッション35 ソロモン防衛戦①

 ルナツーから連邦艦隊が出撃した。連邦艦隊は予想通りまずは、ソロモンへ攻略を開始。ソロモン宙域には、すでに連邦艦隊の艦影が見えておりソロモンからビッグ・ガンで狙いすましているヘリオスは頭をかいていた。

 

「かなりの大部隊だな。他はどうか分からないけど僕の方はすでに射程圏内に入ってるし・・・・・命令はまだだけど撃ってみるか」

 

 そう言って、マゼラン級戦艦のメインブリッジにスコープを合わせ引き金を引いた。

 

「!?何やってんだヘリオス!早すぎるぞ!」

 

 ウルフは、ヘリオスからビームが発射された瞬間を見て少し焦るがマゼラン級戦艦のメインブリッジが貫かれ爆発するとそのまま制御を失いサラミス級軽巡洋艦と衝突しまとめて爆発した。

 

「たった一発で・・・・・・ヘリオス、狙ったわけじゃないよな?」

 

「メインブリッジは、狙ったけどあの衝突はたまたまだよ」

 

 そう言って今度はコロンブス級補給艦を狙いビームを発射。ビームは、補給艦の右舷側を貫くと右舷側から大きな爆発を起こしそのまま連鎖するように爆発が起きた。バランスを失った補給艦は、そのまま別のサラミス級軽巡洋艦と衝突し爆発した。

 

「・・・・本当に狙ってないのか?」

 

「たまたまだって」

 

 ウルフはめちゃくちゃヘリオスを疑った。他のスナイパーはどうか知らないがあんな風に他の艦を巻き込むことなんてできるのか。それも2回も。ウルフは、これは偶然じゃなくてヘリオスが狙ってやったものだと思っていた。

 

「って、言ってる間にか」

 

 連邦艦隊が他の防衛兵器の射程圏内に入った。攻撃指令が入るとソロモンからは大量のミサイルとビームを発射した。ヘリオスも狙いを定めてビームを発射したが。

 

「ん?」

 

 ビームはなぜか分散された。

 

「どういうことだ?」

 

 ヘリオスが疑問を持っていると。

 

「さっき、突撃していた戦闘機がミサイルを撃ってた。ソロモンの前で爆発してたけどたぶん、あれがソロモンからのビームを無力化したんだな」

 

と、ウルフが答えた。

 連邦艦隊は大量のモビルスーツとモビルアーマー、戦闘機が出撃しソロモンに向かってきた。

 

「お前ら!死んでもヘリオスを守れ!ヘリオスを死なせたらお前ら全員ここで殺すからな!!」

 

「「ハッ!!」」

 

 ヘリオスの近くでザクマシンガンを構えてるリックドムが二機待機していた。

 

「ウルフ!ソロモンの内側からならビームが通じるはずだ!僕はウルフが討ち漏らした奴らを狙撃するから安心してくれ!」

 

「最初からそんなこと心配してねーよ!頼んだぜ兄弟(相棒)!」

 

 そう言ってウルフは、ヒートランサーを構えた。ドズル中将の指令が出たのかソロモンからザクやリックドム、ガトルが次々と出撃した。ウルフも突撃しジムのビームスプレーガンを躱しながら過ぎ去り様にヒートランサーで機体を真っ二つにした。

 狙ってきたボールは蹴り飛ばしてジムに当てて誘爆しビームサーベルを抜いてウルフを狙ったジムはウルフのシールドに搭載されたビームブレードにやられた。

 

「!」

 

 背後から撃ってきたボールはシールドを投げてビームブレードで貫いた。

 

「何機かそっちに行ったぞ!」

 

 ウルフがそう言うとヘリオスは艦隊からモビルスーツに狙いを変え狙撃した。ジムの胴体に命中して爆発するとすぐさま狙いを変えて再び狙撃。今度は頭に命中しビームの衝撃に負けて何回転もしながら後ろへ飛んでいった。

 

「宇宙環境での狙撃はだいぶ慣れたつもりだったけどやっぱり難しいな!」

 

 そう言ってウルフが討ち漏らしたガンキャノンを狙撃した。

 

「クソ!すごい数のモビルスーツだ!防ぎきれねぇ!」

 

 ウルフは、ジムを撃破しながらそう言った。すると。

 

「!!」

 

 頭部バルカンを撃ちながら突っ込んでくるハイパーバズーカを装備したジム・コマンド(宇宙仕様)がいた。

 

「隊長機か!?それともエースか!?」

 

 ウルフはバルカンをシールドでガードしながらヒートランサーで突いた。しかし、ジム・コマンド(宇宙仕様)は、ウルフの攻撃を躱すとそのまま振り返りウルフにハイパーバズーカを撃った。

 

「そんなもんが俺にあたるかよ!」

 

 ウルフはミサイルを躱しそのままタックルした。タックルしてくるとは思っていなかったのかジム・コマンド(宇宙仕様)は、対応できず後ろに吹っ飛ぶとヒートランサーでコックピットを貫かれた。

 

「よし!」

 

 ジム・コマンド(宇宙仕様)が爆発し次の敵に向かおうとすると。

 

「ウルフ少佐、聞こえるか!?」

 

 ミノフスキー粒子のせいでノイズが混ざっているがアトラス大佐から通信が入った。

 

「なんだ!?今、忙しいんだよ!」

 

 ウルフがアトラス大佐に文句を言うと。

 

「ムサイ級の『リンメル』が前に出すぎている!ウルフ少佐は、そのままリンメルの援護に向かってくれ!」

 

 そう言われてリンメルの方を見ると確かに先行しすぎていた。

 

「チッ、ここの防衛は!?」

 

「リックドムの2番機を前に出す!ウルフ少佐が戻るまでの繋ぎになるはずだ!」

 

「ウルフ!こっちは大丈夫だ!急いで救援に向かってやって!」

 

 ヘリオスからの頼みならウルフは受け入れるしかなかった。ウルフはブースターを吹かすとそのままリンメルに向かった。

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