オデッサの鬼、オデッサの死神と呼ばれた2人の兵士   作:ナイトメア・ゼロ

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ミッション47 ア・バオア・クー防衛戦②

 ウルフは、ビームランサーを構え、有線式5連装メガ粒子砲を伸ばしていた。

 

「くらえ!」

 

 有線式5連装メガ粒子砲は、挟むように左右に分かれるとジム3機ボール2機を一瞬で撃破した。

 

「なるほど、これがニュータイプ専用兵器か」

 

 ウルフは、ビームサーベルを手に襲いかかって来たジムを蹴り飛ばしそのままコックピットにビームランサーで貫いた。

 

「このビームランサーも悪くない。ヒートランサーよりも使いやすい!」

 

 そう言って、ボールをビームランサーで真っ二つにした。有線式5連装メガ粒子砲を戻しウルフは、次のターゲットを探すと。

 

「っ!!」

 

 上から連邦軍のカラーで塗装されたザクが来た。ウルフは、左側の有線式5連装メガ粒子砲を伸ばすと同時に鹵獲されたザクのザクマシンガンを躱すとそのままザクの背後からビームを貫いた。

 

「ソロモンにあった決戦用モビルスーツをそのまま使ってるのか?」

 

 有線式5連装メガ粒子砲を戻しビームガンを持ったジム・コマンドを有線式5連装メガ粒子砲を伸ばさずそのまま直射した。ビームで貫かれたジム・コマンドは、爆発し次のターゲットを確認すると。

 

「へー、かなりの大部隊で来やがったな」

 

 ウルフの前にはモビルスーツが10、ボールが10、マゼラン5隻、サラミスが5隻の大部隊だった。

 

「なんだよあの、大部隊は!?」

 

 アトラスの上甲板で狙撃を続けていたヘリオスは、連邦軍の大部隊を見て目が飛び出しそうになった。

 

「ヘリオス曹長!こちらはなんとか回避に専念するから遠慮なく撃ちまれ!ウルフ少佐は、こちらのリックドムⅡ部隊と一緒にザク改の部隊と連携してくれ!」

 

「「言われなくても」」

 

 アトラス大佐の指揮にそう返すとヘリオスは、ビッグ・ガンをマゼランのメインブリッジに合わせて狙撃した。ウルフも背中の有線式5連装メガ粒子砲を伸ばしビームランサーで突撃した。リックドムⅡ部隊もヘリオスに続くようにブースターを吹かし高速移動をした。

 メガ粒子砲を撃ち合い激しくビームが行き交う中。

 

「やばい!やばい!し、死ぬってこんなの!」

 

 ヘリオスは、悲鳴をあげていた。

 

「うおっ!!今のビームめっちゃ近かったぞ!?」

 

 そう言いながらもちゃんとカウンタースナイプをしメインブリッジからはずれてしまったがそれでもマゼランの主砲に命中させた。

 

「アトラス大佐!マジでちゃんと避けてくださいね!」

 

「分かってる!」

 

 そう言ってる間にムサイが1隻撃破された。

 

「!アトラス大佐!左側のムサイがやられました!」

 

「連邦は、数の暴力で攻めて来てるんだ。やられても仕方ない」

 

 アトラス大佐は、そう言って手を強く握った。

 

「ウルフ!そっちは大丈夫か!?」

 

「今のところ問題ないけど・・・・正直、かなりきつい。援軍に来たザク改の部隊は、全滅してるし残ってるのは俺達だけだ」

 

 そう言って有線式5連装メガ粒子砲のビームでジムを撃破した。

 

「そっちこそ大丈夫なのかよヘリオス!?」

 

 すれ違いざまにボールをビームランサーで突き刺しボールが爆発した。

 

「これが大丈夫に見えるか!?もう、今すぐにでも逃げ出したいよ!」

 

と、言いながらもやはりちゃんと仕事はしていた。

 すでにマゼランが2隻になりムサイの協力もあってサラミスは残り1隻になっていた。

 

「って、こっち側のムサイもう残り1隻になってんじゃん!」

 

 いつの間にか2隻目のムサイがやられていた。

 

「よし、こっちは片付いた。手伝うぜヘリオス!」

 

 幸いなことにウルフがモビルスーツ隊とモビルアーマー隊を全滅させてくれたおかげで連邦の艦隊に集中できた。ウルフが有線式5連装メガ粒子砲を伸ばしヘリオスがビッグ・ガンを合わせた。

 その時。

 

「!?な、なんだ!?」

 

 アトラスのエンジン部が爆発した。船体は大きく揺れヘリオスは膝をついた。

 

「アトラス大佐!エンジンがやられました!」

 

「!!上甲板から見てどう言う感じだ!?」

 

「誘爆の危険性はなさそうです!」

 

「よし、消化班は急いで消化に向かえ!応急操舵準備!」

 

 爆発寸前のサラミスがメガ粒子砲を撃ちながら近づいてくるとヘリオスは狙撃をしサラミスの前部が真っ二つに割れて爆発した。

 

「アトラス大佐!急いで!支えるのにも限界がありますよ!」

 

 ヘリオスがそう言った瞬間、また、ビームがアトラスを貫いた。

 

「!?アトラス大佐!!」

 

「だ、大丈夫だ。まだ、生きてる。だが、アトラスはもう限界だな」

 

 アトラス大佐はため息を吐くと。

 

「総員離艦準備!脱出艇に乗り込んで脱出しろ!」

 

 アトラス大佐の命令が響いた。命令を聞いたヘリオスは、時間を稼ごうとすると。

 

「ヘリオス曹長!お前もビッグ・ガンを捨てて離れろ!誘爆するぞ!」

 

「ですが、大佐が逃げるまで時間を稼ぐ必要が!うわっ!」

 

 ヘリオスの近くにビームが通り過ぎた。更に頭上から120ミリ弾が飛んできた。やむを得ずヘリオスはビッグ・ガンを捨ててその場を離れると120ミリ弾はビッグ・ガンに命中し破壊された。腰に装着していた大型ビームマシンガンを装備し上にいた鹵獲されたザクに向けるとビームを連射した。ビームはザクの装甲を貫き爆発した。

 

「アトラス大佐は!?」

 

 ヘリオスは、アトラスの方を見るとアトラスからは脱出艇が出始めていた。

 

「ヘリオス曹長、ウルフ少佐。後は頼むぞ」

 

「え?」

 

「私はここに残る。脱出した船員達のしんがりをだれかがやらなきゃいけないんだ」

 

 アトラス大佐の言ったことに対しヘリオスは目を丸くした。

 

「何言ってんですか!バカなことを言ってないで早く脱出を!」

 

「リックドムⅡ部隊!脱出艇を護衛しア・バオア・クーに戻れ!ウルフ少佐は、連邦艦隊と各隊の迎撃!ヘリオス曹長は、ウルフ少佐の支援だ!近づいてくるモビルスーツ隊とモビルアーマー隊を撃破しろ!」

 

 アトラス大佐は指示を出しそしてアトラスからは弾幕が張られた。しかし、モビルスーツ隊は、弾幕を躱しアトラスの上甲板に取り付くとそのままビームサーベルをアトラスにブッ刺した。

 

「アトラス大佐!!」

 

 アトラスは、ついに限界を迎えた。船体は次々と爆発して最終的に大爆発を起こしてアトラスは撃破されてしまった。アトラスの大爆発に巻き込まれないように離れたモビルスーツ隊は、ウルフのビームランサーでぶった斬られあっという間に全滅した。

 

「大丈夫かヘリオス!?」

 

「ウルフ!アトラス大佐が!!」

 

 ウルフにアトラス大佐の戦死を伝えようとすると。

 

「悲しんでるヒマはないぞヘリオス。来やがった」

 

 ウルフの視線の先を見ると。

 

「!!ガンダム!」

 

 白い悪魔が向かって来た。

 

「ヘリオス。援護を頼む」

 

 そう言ってウルフは、ビームランサーを構えた。

 

「任せろウルフ」

 

 ヘリオスも大型ビームマシンガンを構えガンダムとの戦闘に備えるのだった。

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