オデッサの鬼、オデッサの死神と呼ばれた2人の兵士   作:ナイトメア・ゼロ

53 / 54
エピローグ

 突然、連邦軍とジオン軍の戦争は終結した。【一年戦争】と名付けられたこの戦いは、地球連邦軍の勝利で終わったがジオンもタダで負けたわけではない。

 戦争終結後、キシリア・ザビとドズル・ザビ、そして各政治家達が交渉の席に出席し連邦軍を交渉の席に引きずり出した。交渉の末、宇宙要塞ア・バオア・クーは、連邦軍に引き渡されその代わりにグラナダなどの月面都市はジオンの支配領域となった。

 更に、キシリア・ザビの交渉によりジオンの独立は認められなかったが連邦軍傘下の自治国として認められジオン公国は、解体された。そして新たに【合衆国ジオン】と言う国名で再出発をすることになった。

 ドズル・ザビは、敗戦の責任を取り軍を辞職。

 キシリア・ザビは、新しいジオン、合衆国ジオンを率いてもらう為に【合衆国ジオンの初代大統領】に選ばれた。

 

 連邦軍の病院船に救助され一時的にヘリオスとウルフは捕虜になっていたがすぐに捕虜の交換が行わられヘリオスとウルフは無事に合衆国ジオンへ帰る事ができた。

 戦争終結後、ヘリオスは、すぐに軍を辞めた。元々、国家総動員令で徴兵された為、どう言う形であれ戦争は終結した為、これ以上、軍に残る理由がなかった。

 ウルフは、結局、軍に残ることになった。行く宛はあっても職の宛がなかったウルフは、キシリア・ザビからの紹介とニュータイプ研究施設でもあるフラナガン機関の所属となり今ではそこで教官のような真似事をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ヘリオスは、今、何をしているのかというと。

 

「ふわぁ〜」

 

 とある骨董品店でアルバイトをしていた。と、言っても仕事は全然しておらずソファで横になりあくびをしながらダラダラと歴史書を読んでいた。

 

「平和だね〜」

 

 ヘリオスはのんびりした口調でそう言うと。

 

「ヘリオス君、平和を満喫するのは構わないが仕事はちゃんとしてくれないか?ずっと、サボってるじゃないか」

 

 そう言ってきたのは、マ・クベ大佐の元副官、ウラガン元少尉だった。彼がなぜここにいるのか。その理由は、マ・クベ大佐・・・・・いや、マ・クベ元大佐が軍を辞めたからだ。軍を辞めたマ・クベは、骨董品店を始めそこの店長をしているのだ。

 しかし、キシリア大統領によく呼び出される為、本業は骨董品店のはずが今では、キシリア大統領の秘書が本業になりつつあった。ウラガンは、その骨董品店の店長代理としてマ・クベに雇われたのだ。

 

「それにしても意外だな。ウルフがルミア技術中尉と結婚するなんて」

 

 ヘリオスが呟くと。

 

「ニュータイプを監視するための政略結婚なのだよ。それだとしてもなんとなく気に入らないが」

 

「あ、マ・クベさん。お帰りなさい」

 

「ヘリオス君、君宛の客だ」

 

「よっ、ヘリオス」

 

「ウルフ!」

 

 入って来たのはウルフとルミア技術中尉だった。

 

「お疲れ様です。ヘリオスさん」

 

 ルミア技術中尉は、ヘリオスに挨拶をした。

 

「それで何の用なのだ?冷やかしなら帰ってもらうぞ」

 

「相変わらずアンタはムカつくな」

 

 ヘリオスは、2人宥めウルフの方を向き。

 

「それじゃ、骨董品店【マ・クベ】にようこそ」

 

と、言った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。