こんな概念ないかなあと思い書きました
アビドス廃校対策委員会と書かれた紙が貼り付けられた。看板は静かにその存在を主張していた。俺はその扉の前で入ろうと深呼吸している最中だ。今は朝の七時学校としては来るのが早過ぎて誰もいないだろう時間にわざわざ来たのは例の物を取り返すためだ。
「...今日はいないよね?」
この状態が長く続いたら自分はいずれ何者にもなれず,かつての自分を忘れて何もかもここの生活に馴染んでしまうかも知れない。この世界から脱出するためにもあれは欠かさないのだ。
「せーの」
扉を勢い良く開けるとそこには一人の少女が横になっていた。目だけをこちらを向けて立ち上がると大きく背伸びを始めた。
「う〜ん,良い天気だねナガレちゃん。こんな日は私と一緒に二度寝するのも悪くないと思うんだけどどう?」
「嫌です。私の事情が分かってるのはホシノだけなのに良い加減あれを返して」
会うたびに言ってる。この決まり文句どれだけ真剣に言っても彼女には聞き流されてるような気がしてならない。けれどその話をする度に彼女はこちらを振り向かず窓の方に向いて答える。
「嫌だね,それ渡したらこの学校さるつもりでしょ。そんなの私許さないんだけど」
「いや,私が男なの知ってるの貴女だけだし.....」
「いやいやこんな可愛らしいのに自分を大人の男性と呼ぶのはおかしいでしょ」
「お前には事情を話しているだろう!!何で信じてくれない!!」
可愛い顔している癖に意地だけは一丁前に張るのは一体誰に似ていたのか,さっぱり分からん。このわがまま娘め。
「こうなったら実力行使で...ヒャン!!」
考え事をしている間にホシノとは距離を詰められていつの間にか私の胸を揉んでいた。それも気持ちよさそうにこいつ許せねえんだが
「こんな大きな物をお持ちで男なのは失礼なんじゃないの〜?」
「お前...やめ...ろ」
「感じてるの?ん?ん?おじさん興奮して来ちゃった。じゃあそこのソファーで一発....」
「先輩方ちちくりあわないで真面目にして下さい」
「アヤネ!!」
奥空アヤネ,アビドス高校一年メガネをかけた女の子鋭い耳を持つ真面目な子であり場を纏める中心的な子でありホシノの暴走を止めてる子でもあるり近くにいると安心できる存在だ。良い後輩でもある。
「ナガレ先輩もいつまでその設定続けるんですか。普通にしても良いんですよ」
私の事信じてくれないけど良い後輩である。(二度目)
「ん,相変わらずホシノ先輩はナガレの胸が好きだね毎日揉んでるもん」
「毎日はねえよ!!」
この狼耳は皆の知っての通りメインヒロイン砂狼シロコ銀行強盗が好きな花の女子高生。可愛い後輩だが何故か舐められてる気がする。本能か?狼の本能がそうするのか分からない。
「ダメですよ。シロコちゃん今は二人の逢瀬の時間です。
そう言って携帯で私達を撮ってるのはノノミ社長令嬢でありまあお金持ちである。あと胸がでかい。後でその携帯は没収ね。
「いえいえナガレちゃんには負けますよ〜」
「心を読むな!!」
「相変わらず元気ね皆私,バイトが入り過ぎてきついんだけど....」
そんなこんなでグロッキーになってる黒猫美少女,黒見セリカ癒し枠であり一番騙されやすいのが彼女である。
「もう二人とも人前では,はしたない真似しないでよ!」
このツンデレが私を助けてくれる。
「ええ〜仕方ないなあ」
そう言うとホシノは今度は私の背中によじ登り,おんぶを背をわせてきた。
「ホシノ離れてくれない?」
「じゃあ皆,今日の会議始めようか〜」
「無視をするなあ〜!!」
短く切った灰色の髪,白いアルビノような蝙蝠の翼,六芒星の角度をずらした中途半端なヘイロー,同学年にセクハラされたり後輩から変人と思われたり,変な写真が出回ってるのが今の私だ。こんなはずじゃなかったのに...かつての自分を恨みながら天井を眺めていた。
短い文章ですが読んで頂きありがとうございます。感謝が止まりません。TSしてキヴォトスの世界を歩く,そんな作品を書きたい長編への布石になれたら良いなあと思いました。一万字とか書ける人凄いよ尊敬します。なので本当に文字数が少ないかも知れませんが,プロットが固まったら投稿しようと思います。