凛ちゃん「えっ?貴方が私のサーヴァント!?」カービィ「ぽよぉ!」   作:静かなるモアイ

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ランサーカービィ爆誕!!

翌朝。

 

「ハデに穴が空いたわね…工房もポップスターだっけ?カービィの星と地球を繋ぐ魔力の奔流でボロボロだし、嫌になるわね」

 

凛ちゃんはベッドから起きた。彼女の隣ではスヤスヤと気持ち良さそうに眠るカービィが居ており、昨晩の魔力の奔流で空いた穴は塞がっておらず、雨風を防ぐために屋根の穴にブルーシートを重ねて防いではいる。

どんなにバグキャラなサーヴァントであるカービィを呼んだと言っても、カービィは今を生きる英雄。睡眠は必要だし、食事も必要だ。メリットとしては魔力提供の必要はないが、デメリットも大きい。聖杯戦争の戦いは基本的に、夜に行われる。相手が気を緩む就寝中や食事時を狙うのもよし、拠点に立て籠り罠などを用いて籠城するのもよし、サーヴァントのスペックを用いて正面から叩き潰すのもよしである。だが、カービィは生きており、睡眠や食事が必要、夜通しでの警備は出来ない。

 

「起きて朝御飯作らなくちゃ…」

 

凛ちゃんはベッドから降りて、キッチンに向かう。普段は凛ちゃん、朝食を食べないのだが…今日から暫くはカービィが居る。カービィの為にも、朝食を作らなければならないのだ。

 

「まあ、たまには朝食べるのもいっか」

 

すやすやと気持ち良さそうにカービィを見て、今日は自分も朝食を食べることを決めて、凛ちゃんは料理に取り掛かる。

 

凛ちゃんの得意料理は中華料理である。因みに勘違いされるかも知れないが中華料理=中国料理ではない。中国料理を日本人の口に合うようにアレンジされた物を、中華料理と言うのだ。つまり、中国風日本食が中華料理とも言えるだろう。

 

「角煮とかは時間かかるし、チャーハンで良いわね」

 

直ぐに出来るのはチャーハンぐらいだろう。ご飯は昨日の残りを使うとして、カービィがどれぐらい食べるかわからないが、凛ちゃんは普段朝食べないこともあり凛ちゃんの分は少なくて大丈夫だ。

 

チャーハンを作っていると、匂いが寝室まで行ったのだろうか?風船のように身体を膨らませたカービィが宙を飛びながら、キッチンまでやって来た。

 

「りんちゃん、おはよう!」

「おはようカービィ。もうすぐご飯出来るから、テーブルで待っててね」

「はーい!」

 

やがて、チャーハンが出来て、凛ちゃんはカービィの分は多めに、自分の分は少なめに盛り付けて、各々のチャーハンをテーブルにおいて、朝御飯の時間だ。

 

「ぽよぃ!!チャーハンだ!」

「ポップスターにもチャーハンあるのね。それじゃあ、いただきます」

「いただきゃす!!」

 

手を合わせて、いただきます!!カービィはその手でレンゲを持ち、人間のようにチャーハンを美味しそうに食べる。凛の作ったチャーハンが気に入ったのか、食べるスピードが早まり、あっという間に食べてしまった。

 

「おいしぃー!!」

「良かった。おかわりは?」

「おかわり!!」

「ちょっと待ってね。これ食べたら、作るわね」

 

やっぱり、誰かと一緒に食べるご飯は美味しい。凛ちゃんはカービィと一緒に朝食を食べれたこともあり、笑顔を浮かべる。それに、カービィだって凛ちゃんの作ったご飯を美味しそうに食べれば作るほうも嬉しくなる。

 

「はい、おかわりよ」

「わーい!!」

 

凛ちゃんは自分の分を食べ終えたこともあり、カービィのおかわりを作り、カービィにあげる。そのおかわりの分もカービィは美味しそうに食べてしまい、嬉しそうな様子を見て凛ちゃんは更にチャーハンを作る。冷やご飯はまだあるし、ちょうどよい。だが、おかわりを3回迎えても、カービィの食べるペースは衰えず、おかわりを5回超えて大の大人5人分以上を軽く食べてしまった。そしてさすがの凛ちゃんもここにきて冷や汗を軽くかく、そうカービィの胃袋は地球人類換算で考えてはいけない、まさにブラックホールなのだ。

 

「ごめんねカービィ、冷やご飯無くなっちゃった!」

「ぽい」

 

カービィの食欲の凄さを理解した凛ちゃんであった。恐らくまだまだ食べたらないと思われるが、しょうがない。出せない物は出せないのだから。

 

 

 

「ぽよぃ!冬木って大きな建物多いね。プププランドはデデデ大王の城位しか、大きな建物ないよ」

「そうね、新都の方は開発も進んでるからね」

 

朝食を食べ終えた後、凛ちゃんは右手でカービィを抱っこし、冬木の町並みを案内していた。カービィとしてはプププランドより発展し、友人の女の子アドレーヌのように人間属の人々が生活している冬木を興味深く見回す。プププランドと違って一頭身の住人が居らず、殆どが5頭身以上の人間属の人々だった。

 

「てか、なんで私、カービィ抱っこして町でてんの!?」

 

凛ちゃん、うっかりカービィ連れて冬木に出てしまう。しかし、考えてほしい。カービィは他のサーヴァントと違って、まん丸桃色玉の超絶可愛い宇宙人である。神秘の秘匿うんぬんの前に、存在がバレてしまったら国に引き渡されるとかめんどくさいことになりかねない!!

 

「ぽよ?」

 

しかし、冬木の町の人達はカービィに寛容なのか、それともカービィがこの地球で得たスキルなのか不明だが、カービィを見ても特に騒ぎを起こそうとしていない。耳をすませば可愛いとか聞こえてくるので、カービィはそのまま桃色玉の姿で見えるようだが…

 

「ぽよい!」

「まあ、いっか…」

 

凛ちゃんは溜め息を吐き出して、カービィを連れて冬木を探索するのだった。

 

 

その日の夜。凛ちゃんはカービィを連れてパトロールを行っていた。

 

今更だが、凛ちゃんは一応…この冬木の管理者であり、聖杯戦争に参加した欲深き奴らが一般人に危害を加えないように、パトロールしてるのだ。聖杯戦争の勝者は万能の願望器 聖杯の力で願いを叶えることが出来るのだ。因みに凛ちゃんは聖杯で叶える願いはない。

 

「パトロールは大事だね!」

「そうよ。殆どの魔術師は聖杯を使って、根元に辿り着くのが目的。その為なら、民間人なんて関係ないわ」

 

と、その時だった。

 

「この時間にサーヴァントを連れてるとはな…マスターだな?おまえ」

 

第三者の声が聞こえ、凛ちゃんとカービィは後ろを振り向く。そこには全身青タイツで紅い槍を持つ青年が立っていたのだ。もちろん、人間属なので頭身も身長もカービィより遥かに大きい。

 

「ランサーのサーヴァント!?」

「いかにも。そっちのサーヴァントはその桃色玉だな?可愛い顔しやがっ……」

 

その男はランサーのサーヴァントであった。しかし、ランサーがカービィを見た瞬間、ランサーの気配が変わり…ランサーは槍を構える。

 

「おめぇ…可愛い顔してなにもんだ?」

「ぽよぃ!カービィ!!」

「カービィか…へっ、カー坊。サーヴァントが出会えばやることは1つだ」

 

サーヴァントが出会えばやることは1つ、つまり戦えと言うことだ。そんなランサーに対してカービィもやる気満々であり、ぽよぃと言って構える。

だが、ここは住宅街。カービィとランサーが戦えば家で寛いでいる民間人に被害が出てしまう。だからこそ…

 

「はい、ちょっと待った。ここでやったら住宅街に迷惑よ。やるなら場所を変えましょ、カービィもランサーもそれで良いわね?」

「ぺぽ!」

「それもそうだな」

 

凛ちゃんの提案で場所を変えることにした。凛ちゃんが選んだのは、凛ちゃんが通う高校のグランドであり、ここなら多少ド派手に暴れても民間人への被害はでない筈だ。

 

「確かにここなら、行けそうだな」

「ぽよ!!」

 

と、その瞬間…カービィが大きく口を開けて驚異的な吸引力でランサーを吸い込みだした。

 

「うお!?なんだいきなり!?」

 

ゴックン!!ランサーを飲み込んだカービィ、そんなカービィの頭上から大きな星が出て…その星がランサーに変化し、ランサーは解放された。

 

「おいおい、いきなり吸い込むとかありか……はぁ!?」

 

そんなランサーの視線の先、そこではランサーが持つ槍ゲイ・ボルクと同じものを持ち、青いランサーと同じ髪型の髪を生やしたカービィが居たのだ。

 

「これがコピー能力!?」

 

そう、カービィはランサーの能力をコピーし、ランサーカービィと成ったのだ。コピーしたのはランサーの今の力ではない、ランサーの真名クー・フーリンの力である。

 

カービィの額に5つの目のような宝石が現れ、それが神々しく輝き…カービィの瞳が七色に変化する。それは生前のランサーが持つ戦闘態勢になった時の体質変化であった。

 

「まさか…クラス関係なく、俺の力をコピーしたのか!?」

 

次の瞬間、ルーン魔術を用いた雷、炎、水、風の弾幕攻撃が降り注ぎ、それに合わせるように音より速くカービィがランサーに迫り、ゲイ・ボルクの一凪でランサーを弾き飛ばした。

 

「ぽよ!!」

 

第五次聖杯戦争の第一戦が始まった。




まだランサー兄貴は原典フルパワーはありません。仲間になってから

Fate/stay night編のあと、凛ちゃん3年生編やる?全部ギャグの冬木、プププランド、ニューヨーク(マリオ)、キノコ王国をまたにかけるカニファン

  • やるべきだ!
  • キャストリアまだ?
  • ドラッグマシーンって曲がれないのよ
  • マリカーVSハイドラ
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