凛ちゃん「えっ?貴方が私のサーヴァント!?」カービィ「ぽよぉ!」   作:静かなるモアイ

9 / 34
ぽよぉ!聖杯汚染されてたの!?

ワドルディ達が用意してくれた食事を食べ終えたカービィ達。沢山のワドルディ達は後片付けを行ってくれて、片付けを終えたワドルディ達はバンダナワドルディや数人のワドルディを残して、衛宮家から出ていって何処かに行ってしまった。

 

「行っちゃった…」

「なんだったんだ?あの橙色玉」

 

残った数人のワドルディはなにやら衛宮家で準備をしており、1人は庭でマキシマムトマトなどを栽培しており、もう1人はナニかと共に桜の身体から出てきた物質を解析して…道具を産み出している、他のワドルディ達は楽に寛いでいた。

 

「じゃあ、私も行くぜ!!カービィちゃん、バンダナくん!いつまでも居て良いからね!!」

 

そして藤村大河も出勤していった。確かに学校は崩壊したままであり、凛ちゃん達は暫く休校扱いなのだが…教師はそうではない。教員達は会議などがあり、市役所の会議室を借りて会議を行うのだ。

 

「わにゃわにゃ」

「わにゃ」

 

桜やセイバーの隣に座ったりするワドルディ達。すると、朝のニュース番組が続いており、多くの社会人が出勤する時間になったこともあり、冬木テレビのニュースキャスターは冬木駅でインタビューを行っていた。

 

『昨晩は大変だったようですね』

『ええ、大きな揺れが有ったので地震かと思いましたが…大変なことになりましたね』

 

「「「ぶふぉ!?」」」

「ぽよぉ!?」

 

そこでは筋肉のお陰かピチピチとなったスーツを着こなすヘラクレスがインタビューに答えており、当事者でありながら市民を演じていた。

 

ヘラクレスのインタビューが終わり、冬木テレビは次に新都と旧住宅街の境目付近にやって来た。そこには『バビロニ屋2号店』という駄菓子屋が新規オープンしており、金髪の青年が開店準備を行っていた。ちなみにその青年は法被姿であり『星の戦士、こっち向いて』とペンライトを持ったカービィの可愛らしいイラストが書かれていた。

 

『すいません。お時間宜しいですか?』

『良かろう。手短にな』

 

その青年は英雄王ギルガメッシュ。第四次聖杯戦争でのアーチャーであり、本来ならグランドに匹敵する強さを誇る王様である。女神と人間(超人)の混血であり、当時のアーキタイプ・アースの父親である*1

 

「あれはアーチャー!?」

 

だが、ギルガメッシュを見たセイバーは彼をアーチャーと呼び、さらにランサーもバゼットさんと顔を見合せ…

 

「おい、バゼット。アイツは」

「間違い有りません。言峰綺礼が連れていた未知のサーヴァントです」

 

「「「なにぃぃい!?」」」

「ぽよぉ!?」

 

なんと言うことでしょう。このギルガメッシュこそが、ランサーとバゼットさんを言峰綺礼と共に不意打ちした未知のサーヴァントだったのだ。

 

「つまり、前の聖杯戦争でセイバーが戦ったアーチャーのサーヴァントが言峰のサーヴァントで、なぜか10年間生き残ってたって訳か」

 

士郎の目には、どう見ても新たに駄菓子屋をオープンしたカービィファンの若旦那にしか見えなかったのだが、セイバーやランサーの証言を纏めれば、テレビに映っているこの男が10年間滞在していた言峰綺礼のサーヴァントと言うことだ。

 

「いえ、第四次でアーチャーを召喚したのは遠坂時臣の筈です。当時の言峰綺礼はアサシンのサーヴァントを召喚していました」

「まて、バゼット。途中であの金ピカがクソ神父に乗り換えた可能性もあんぞ」

 

そう、第四次のアーチャーことギルガメッシュは凛の父親である遠坂時臣に召喚されたのだ。しかし、凛の父親は10年前の聖杯戦争で戦死しており、ギルガメッシュが生き残っているなら、時臣は自分のサーヴァントに裏切られた或いは見殺しにされたと言うことなのだ。

 

「それじゃあ、お父様は自分のサーヴァントに裏切られたってこと!?」

「嬢ちゃん。それは少し違うかもな…セイバーと坊主のように友好関係があったり、カー坊や俺のようにそもそも聖杯に興味がないサーヴァントは別だ。あと、嬢ちゃんのように根源に興味がないマスターや、坊主のように巻き込まれる形で聖杯戦争を知ったマスターもだな。

しかしな、大体のサーヴァントとマスターである魔術師は利害の一致で協力してるのが普通だ。ほれ、手の甲の令呪が特にそれだ」

 

年長者でもあり、魔術の達人でもあるランサーが凛ちゃんや士郎の令呪に指を差す。

 

「令呪は言わばマスター自身を守る為でもある。これがなけりゃサーヴァントと仲違いしたとき、抵抗することも出来ずに殺されるしかねぇ。

サーヴァントだって人だ。気に入らない人間とは組みたかねえだろ?」

 

令呪は最終安全装置でもある。マスターは根源にたどり着くため及び叶えたい願いのため、サーヴァントは叶えたい願いや現世でやりたいことのために聖杯戦争に参加した。言わば、己の夢や野望のために手を取り合っただけであり、仲違いするペアもいるだろう。そうなったらサーヴァント側は確実に願いを叶えるため、より強いマスターを欲する。そうなれば抵抗できずにマスターは自分のサーヴァントに殺されるだろう。

だが、令呪が有れば3回までだがサーヴァントに絶対的な命令を出すことが可能で、もしもの場合はサーヴァントを自害させて身を守ることが出来る。

 

「確かに…それはそうね」

「それに願いを叶えるため、根源にたどり着くためのエネルギーは脱落したサーヴァントの魂を使う筈だ。胸くそ悪い話だがな」

 

そして聖杯を起動するためのエネルギーは脱落したサーヴァントの魂であり、根源にたどり着くためなら全てのサーヴァントの魂が必要だ。おそらく、ギルガメッシュはそれに気付き、表面上は友好関係を装っていた時臣を抹殺、或いは見殺しにして、根源に興味の無い言峰綺礼に乗り換えたのだろう。

 

「待って下さい…それじゃあ…私の願いは?」

 

セイバーが恐る恐るランサーを見る。ランサーからの返答は…

 

「聖杯の起動に七騎全部必要だとしたら、どのみちサーヴァントに聖杯は使えねえよ。

それにセイバーとカー坊は生きている英雄で、カー坊に至っては形だけのサーヴァントだ。聖杯のエネルギーになりはしないし、仮にサーヴァント全員が敗退しても、聖杯を起動するためのエネルギーはどう考えても足らんぜ」

 

カービィとセイバーは英霊ではなく、生きている英雄。だからこそ聖杯のエネルギーにはなれず、聖杯は願いを叶えるための起動は出来ないのだ。

 

「そういえば、バゼット。聖杯が正常に動かないかもなんて言ってなかった?」

「そうでしたね。今から話すことはロード・エルメロイ2世…表では考古学者ウェイバー・ベルベットの方が有名ですね。ウェイバー教授と今は亡き衛宮切嗣が調べた事実の話です」

 

バゼットは語り出す。全ての始まりは第二次世界大戦中に起きた、第三次聖杯戦争まで遡る。

第三次聖杯戦争、なんとしてでも聖杯を欲したアインツベルン陣営は未知のサーヴァントを呼び出した。それがどのようなサーヴァントなのかは時計塔の記録にも、ウェイバーが調べた当時の参加者の手記にも真名が記されていなかったが、クラス名は記されていた。そのサーヴァントはアヴェンジャー、復讐者のサーヴァントであり、黒い靄のようなサーヴァントだという。

当時のランサーだったフィン・マックールが小手調べに小突くような攻撃を行うと、敗退したそうだ。だが、それが間違いだった。アヴェンジャーは聖杯に取りつき、聖杯を汚染させ、願いを叶えるためには悪という形でしか叶えられなくなったのだ。

 

「それって…」

「例えばです。士郎くん、あなたが仮に世界で一番背が高い人になりたいと願えば、あなたより背の高い人間の存在は消えます」

 

なんということでしょう。その聖杯で願いを叶えようとすれば、全てが悪という形で叶えられるのだ。

世界一お金持ちになりたいと願えば、お金は手に入らないし、その代わり…自分よりお金の持っている人間は全員消滅するのだ。

 

「そして何も願いを叶えなかった場合、聖杯に取りついたアヴェンジャーが災いを振り撒き、少なくとも日本が消滅します」

「まさか……切嗣が令呪で聖杯を破壊しろと言ったのは…」

「その呪いの被害を出来るだけ少なくするためとのことです」

 

「わにゃわにゃ」

 

すると、ワドルディがノートパソコンを出してきた…おそらくワドルディが作ったのだろう。2004年時点で販売されているノートパソコンより遥かに高性能の代物だ。

ワドルディはノートパソコンを操作し、画面にロン毛の男性が現れた。

 

『全く…誰だ、ニューヨークの時間を考えろ…バゼット、それにランサーか。はぁぁぁぁあ!?カービィだと!?予言に伝わる伝説の星の戦士がなぜ、ここに!?』

「お久しぶりです。ロード・エルメロイ2世」

 

その人物はロード・エルメロイ2世、本名はウェイバー・ベルベット。表側ではイギリス国立大学で考古学者の教授をしており、専門はアレクサンダー大王の時代など。裏側では魔術の総本山 時計塔で名物講師として活躍する男であり、第四次聖杯戦争ではライダー アレクサンダー大王ことイスカンダルを召喚し、立派に成長し、あの衛宮切嗣さえも一目置く男に成長した。

 

「まさか…ウェイバー・ベルベット?立派になりましたね」

『セイバー?そうか…衛宮士郎が巻き込まれたら、必然的に君が呼ばれるか。久し振りだな、とはいっても君にとっては数日の感覚かもしれないが。

そう言う君は、やはり年頃の女の子だったか』

「いいえ、私は騎士ですが」

『橙色玉のUMAをプニプニしてて、それはないだろ』

 

セイバーちゃん、膝の上にワドルディを乗せてほっぺたをプニプニしていたのだった。

 

『ゴホン、セイバーが居るなら話は早い。セイバー、四次のキャスターを覚えてるな?』

「もちろん。あのストーカーと大量殺人鬼のペアですね?」

 

第四次聖杯戦争でのキャスター。そのキャスターはマスターと共に、大勢の子供を殺した上に、それを芸術などと言う外道だったのだ。

 

『どうして彼らが呼ばれたと思う?魔術のことさえ知らなかった、偶然にも魔術の素養を持つ殺人鬼がなぜ聖杯に選ばれた?なぜ、聖杯戦争に騎士時代のキャスターではなく、あのような晩生のキャスターが呼ばれた?』

「まさか、聖杯が…参加者として相応しいと選んだ?」

『その可能性が高い。それに伝説の星の戦士が地球に来たか…これは我々の想像以上に不味いな。星の戦士、君はどうして地球に?』

 

「銀髪のお姉さんに地球を助けてって頼まれたんだ!」

 

銀髪のお姉さん…カービィの言葉に、ウェイバーは大切にしている写真を1枚取り出した。その写真はイスカンダル、セイバー、ウェイバー、そしてセイバーがかつて守ると誓った銀髪のお姉さんが写っていた。この写真だが、イスカンダルが「宴やるか」と言って、冬木のアインツベルン城に酒樽を持ち込んで、写真のメンバー+ギルガメッシュで宴をしたときに、撮った写真である。

 

『……まさかとは思うが…この人か?』

「ぽよ!!うん!!この人!!このお姉さん!」

 

その瞬間、ウェイバーは深刻そうな顔をして。

 

『アヴェンジャーは我々では手に終えないのかもな…聖杯の残留思念として残ったアイリさんが、君に助けを求めたか。

この異変は冬木…いや惑星規模、最悪は宇宙規模の問題になるかも知れない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖杯戦争で呼べるサーヴァントに、世界の壁や時間軸は関係ない。アヴェンジャーでアンリマユが呼ばれた世界では、遠坂凛は衛宮士郎の可能性の1つエミヤを召喚した。

果たして、第三次でアインツベルンはなにを呼んだのだろうか?

*1
娘であるアーキタイプ・アース兼ウルクの女帝は現在、プププランドでバカンスを満喫している




オマケ その後のウェイバーさん


ウェイバー「シャワルマか…入ってみるか」

スネーク「旨すぎるぅ!!」
ウェイバー「この声、ライダー!?気のせいか…」

M「ルイージ!」
L「兄さん!」
ウェイバー「土管から小柄の髭親父と長身髭親父が出てきた!?」

M「オウイェーイ!!」
ウェイバー「まて、私を何処に連れていく!?」
スネーク「俺もなのか!?スマブラの祭典で、カービィからトマトを分けてもらって寿命伸びてのんびり過ごしている最中なんだが!」

ウェイバー、キノコ王国へようこそ

Fate/stay night編のあと、凛ちゃん3年生編やる?全部ギャグの冬木、プププランド、ニューヨーク(マリオ)、キノコ王国をまたにかけるカニファン

  • やるべきだ!
  • キャストリアまだ?
  • ドラッグマシーンって曲がれないのよ
  • マリカーVSハイドラ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。