戦姫絶唱シンフォギア〜歌姫達と究極を越える超戦士〜   作:ルオン

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プロローグ︰転生

「ここは············どこ?」

 

俺、五代(ごだい) 優護(ゆうご)は、気がつけば辺りが真っ白な不思議な空間にいた。

 

「俺、確か大学の講義を受けた後にバイトして、帰宅途中に車に引かれそうになっていた子を庇って······」

 

「そして君は死んでしまったんだよ」

 

「ッ!?だ、誰!?」

 

ここに来る前の事を思い出していた時、突然知らない声が聞こえてきた。

俺は驚きつつ、声が聞こえてきた後ろを振り返った。

するとそこには、白い服を着た男性が立っていた。 

 

「やぁ、はじめまして五代 優護君。僕の名前はアルマ」

 

「あ、アルマ··········さん?あの、何で俺の名前を?」

 

「そりゃあ僕は、君達で言う神様に当たる存在だからね♪君達の事は知ってるんだよ」

 

「神様!?」

 

背後にいた男性――アルマさんが、自らが神様にあたる存在だと言って、俺は驚いた。

 

「あ、あの、俺何か神様が呼び出す程の事したんでしょうか?」

 

「ううん、違うよ。むしろ君に感謝したいくらいだよ」

 

「感謝?」

 

「君、ここに来る前に、車から子供を庇ったの覚えてる?」

 

「は、はい。そういえば、あの子は?」

 

「大丈夫。君のおかげで生きてるよ」

 

「よ、良かった〜」

 

「でもその代償として、君は死んでしまった」

 

「え········えぇえええええええええ!?」

 

再びアルマさんの発言に、今まで生きてきた中で出した事がないくらいの声を出しながら驚いた。

 

「し、死んだ!?俺、死んじゃったんですか!?」

 

「うん。子供を庇った事によって君は車にふっ飛ばされて、近くにあった電柱に激突したんだ。打ち所が悪く、君は死んでしまった」

 

「そう······なんですか··········」

 

アルマさんのから死因を聞いた俺は、何も言えなくなった。

正直、まだ自分が死んだ事を受け入れる事が出来ない。やりたい事が沢山あったから。

··············でも

 

「あの子が無事なら、良かったです」

 

あの子が無事だった事が、心の底から嬉しかった。

 

「··········そんな君に提案があるんだ」

 

「提案·······ですか?」

 

「うん。転生してみないかい?」

 

アルマさんはそう言うと、指を鳴らした。

すると、アルマの手元によくくじ引きとかに使われる箱が現れた。

 

「この箱に世界の名前が書かれた紙があるから、1枚引いて」

 

「ち、ちょっと待ってください!そもそも転生って、ラノベとかだと、間違って死んだ人にその資格が与えられるってなってますけど、俺はその資格ないですよ!?」

 

「その心配はないよ。君の死は本来ならなかったものだからね」

 

「え···········えぇえええええええええ!?」

 

俺はアルマさんの言葉に、再び驚いた。

 

「ど、どういう事ですか!?本来ならなかったって!?」

 

「本来、君が死んだ日は誰も死ぬ運命にはなかったんだ。だけど僕の部下が、誤ってあの子供の運命が書かれた書を破いてしまったんだ」

 

「破いた!?」

 

「うん。それによってあの子供に死の運命が訪れてしまったんだ」

 

「だけどそれを、俺が変えた?」

 

「そう。君の勇気ある行動で、あの子供は死の運命から免れた。代わりに本来死ぬ運命になかった君が死んでしまったんだ。だから君には転生できる資格はあるよ」

 

「なるほど·······じゃあ、申し訳ないですが、お言葉に甘えて引かせてもらいます」

 

俺はアルマさんの持つ箱に手を入れる。

中を探り、「コレだ!」と思った紙を引き抜き、何が書かれているのかを確認する。

 

「えっと·······『戦姫絶唱シンフォギア(エックス)(エックス)』?」

 

「···········そっか。その世界を選んだんだね」

 

アルマさんは複雑そうな顔をしながら、再度指を鳴らした。

するとアルマさんが持っていた箱が消え、代わりに俺とアルマさんの間に1つの地球が現れた。

 

「コレは······地球?」

 

「正確に言うと世界だね。コレは、君が引き当てた世界、『戦姫絶唱シンフォギア(クロス)(エックス)』さ」

 

「クロスエックス?」

 

「この世界は、戦姫絶唱シンフォギアと呼ばれる世界をベースに、あらゆる世界の因子が混ざりあった世界なんだ。しかも思ってる以上に因子が混ざっていて、どんな未来になるのか予想がつかないんだよ。しかもこの世界、何故か特典等の力を持っての転生が出来ないようになってる」

 

「そうなんですか」

 

「どうする?引き直しもできるよ?」

 

アルマさんはそう言って、再び手に先程の箱を出現させて俺に差し出してくる。

確かにアルマさんの話を聞く限り、どんな未来になるか予想がつかないような世界に、特典とか無しで転生するのは正直キツいと思う。

········けど

 

「俺、この世界に転生します!」

 

俺は、この世界に転生したいと思った。

 

「··········言っておくけど、転生先を力ある家系にしたり、転生した後に力を得られるように運命を操作したりとか、君の都合の良いようには転生させてあげられないよ?転生した君に、後から力を与える事もできない。それでも転生するかい?」

 

「はい、します。何故かは分かりませんが、俺は心の底からこの世界に転生したいと·····しなくちゃいけない気がするんです」

 

「·········運命なのかな

 

「え?」

 

「ううん。何でもないよ。それじゃ君を転生させよう」

 

アルマさんそう言うと、再度指を鳴らした。

すると俺の目の前に1つの扉が現れた。

 

「そこを通れば転生できるよ」

 

「分かりました。色々気にかけていただいて、ありがとうございました」

 

「いいんだよ♪··············優護君」

 

「はい?」

 

「どうか··········幸せに」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

俺はアルマさんにお礼を言って扉を開けた。

すると扉の向こう側から、激しい光が俺を包み込み、俺は意識を手放した。

この時、俺が転生する世界と関係があり、大きな使命がある事を俺はまだ、知るよしもなかった。




仮面ライダークウガ25周年という事で作った、クウガとシンフォギアのクロス作品になります!

次回は転生後の優護の話になります。
次回も是非読んでください!
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