多分遊戯王世界に転生したんだけど事件にも巻き込まれずアラサーになってしまった 作:道長(最近灯に目覚めた)
僕の知ってる遊戯王はサンボルと心変わりが禁止でインフェルニティガンは制限なんだ。
ドミナンスってなんなん? デッキの3分の1を手札誘発にしてなんでデッキが回るんですか?
どこかのDM世界線に転生して30年程。馴染みのカードショップで半年前からよく会うようになった子とデュエルをしている。
「じゃあ私のターンだ。ドロー、メインフェイズまで入って『リザード*1』を攻撃表示。そのまま戦闘」
「うぐぐぐ……、使いたくないけど罠カード『炸裂装甲*2』発動」
「チェーンなし。じゃあ効果で墓地に送られた『シャドール・リザード』の効果発動。デッキから『シャドール』カードを墓地へ、ここは『ファルコン』にでもするかな。自身の効果で『ファルコン*3』を裏側で蘇生」
「何度も見てるけど、それやっぱズリィよ。オッサン……」
「とは言っても私は書いてあることを実行しているだけだからね。メイン2に入ってモンスターを裏守備で召喚。カードを1枚セットしてターンエンド」
「オレのターン、ドロー! よっしゃ『死者蘇生*4』! 墓地の『ガーディアン・オブ・オーダー*5』を蘇生! 更に手札から『魔法剣士ネオ*6』召喚して『メタルシルバー・アーマー』*7を装備。バトル! 『ネオ』で裏守備の『ファルコン』に攻撃だ!」
「あー……、申し訳ないけど攻撃時に『月の書』*8を君の『ネオ』に打たせてもらうよ。何もないなら『メタルシルバー・アーマー』は対象不適正になって破壊」
「うげっ。……オッサン相手に待ってたって不利になるだけだからしょうが無い。『ガーディアン・オブ・オーダー』で『ファルコン』に攻撃」
「そのまま『ファルコン』は戦闘破壊、だけどリバース効果は発動する。ダメージステップに何かあるかい?」
「何もないです……」
「なら、そうだねぇ、ここは『ドラゴン*9』を裏守備で蘇生だ」
「そういや『おろかな埋葬*10』で墓地に送られてた。ターン、エンド」
「じゃあ私のターン。ドローしてメインまで入って、『ドラゴン』と『ウェンディ*11』を反転召喚。『ドラゴン』で君の『オーダー』をバウンス、『ウェンディ』は『ビースト』を裏守備で特殊召喚しようか。バトルで『ウェンディ』で『ネオ』に攻撃」
「破壊される……」
「じゃあ『ドラゴン』でダイレクト、何もなければオジサンの勝ちだよ」
「また負けた!」
目の前のカラフルな髪形をした中学生、
「勝たせてもらったよ。『メタルシルバー・アーマー』ともう一手があれば結果は変わっていたね」
「簡単に言うけど、それが難しいんだよ。手札の残りはモンスターだし、切り札の『炸裂装甲』だって使っちゃったし」
力なく見せられた手札は見事にバニラモンスター一色。ただ場にモンスターは2体いたから、EXデッキ次第ではどうにかなったかもしれないが
「こんな時EXデッキがあればなぁ」
「この盤面を返すとなると、ただの高ステータスモンスター1体では難しいけどね」
「だよなぁ。うちの学校で融合モンスター持ってんのは学年に1~2人位だし、シンクロとかエクシーズなんて見たことすらないぜ。じゃあ無理じゃん」
てか、そもそもオッサンもEXデッキ持ってないでしょ。
ブーたれる遊守くんの反応は、この世界、デュエルモンスターズというカードゲームにおいては一般的な反応だ。前世、遊戯王OCG畑出身の自分からすると違和感しかないが。
「そうだね。今は(違うデッキ用しか)持ってないね。でも」
「ウソだろオッサン、何買うの? 魔法使いってなると『砂の魔女』とか?」
防火・防水・防弾・防刃・耐衝に空調完備のショーケース棚に飾られているカードを指さす遊守くん。私よりいい暮らししてないか、あそこのカード達。カードに精霊が宿るという噂もあって、最近では、高額カードには、どのショップでもこれくらいはやっているそうだが。
「あのカードは岩石族だよ、遊守くん。そうだね。『メテオ・ブラック・ドラゴン*12』とか欲しいな」
「なーんだ冗談か。本気になって損したぜ」
当時と比べれば全体のカードパワーは少しずつ上がっているが、条件が厳しいとはいえ攻撃力3000オーバーのモンスターの価値は非常に高い。加えて素材の『レッドアイズ*13』も現在では100万近くするカードだ。『ブルーアイズ』とは違い、今もパックに封入されていることが救いだが、それに初弾から最新弾まで含まれ、知らないカードが勝手に生まれるこの世界で、目当てをパックで当てられる確率は同額の宝くじかそれ以下である。
プロでもない限り、手は出せないカードだ。
「ヒドいなぁ。オッサンは繊細な生き物なんだぞ。ストレスがたまるとすぐ頭に出るんだから」
「じゃあもっと言って、オッサンからじいさんにしてやる」
「せめて『青眼の白龍*14』ならその価値があると思うけどね」
自分を生け贄にしてでてきたのがただのじじいだったら、海馬社長でもさすがに神の怒りに触れると思う。
どうやらあの名場面を彼も見たことがあるらしく、軽く噴き出していた。あの海馬瀬人や神のカードを茶化すのはどうなのかと思ったが、これくらいはジョークとして受け入れられるようだ。
「そういえば今年受験だろ。やっぱりデュエル・アカデミアかい?」
お互い声に出して笑いながら、ふと思い出して口にすると、彼にしては珍しい、少し渋い顔をして
「いや。実はやめようと思ってるんだ。デュエルは好きだけど、入った後の想像がつかないし、何よりオッサンに負けてるようじゃ受かんないって」
「えぇ!? 半年前はあんなにプロになるって息巻いてたじゃないか。昔はともかく、今はプロリーグもプロチームも幅がある。その目標は決して夢物語じゃないよ」
「……何ていうかさ。大体のプロってオレの年よりずっと前に、運命のカードに出会ってんだよね。仮にもう出会ってたとしても、多分大したことないんだろうなぁって。あの決闘王とかは別でね? そもそも小学生の時にはDMが無いんだし」
こっちから見れば『死者蘇生』と『ガーディアン・オブ・オーダー』を自力で当ててる時点で君もそっち側だと思うけどね?
確かに『オーダー』は暫定エース感があるが、名前の時点で厄介ごとに絡まれるんだろうなって。分かってて手を貸さないのは夢見が悪いので、こうしてスパーリング相手になっている。ただフェイバリットカードが定まってないので、恐らく覚醒前、かつ遊馬先生タイプじゃなかろうか。
生憎、DMに対する心得を教えるのはキャラじゃないので、せめてカードパワーに対する慣れをと思ったら、大分スパルタ式になってしまった。まさかここまで真面目に考えているとは。
「それを言うならオジサンだってこの子達に出会ったのは高校生(ただし前世で)くらいさ。遅い早いは関係ないんじゃないかな? 学校では相変わらず一番強いんだろう? それに前も言ったけど、アカデミアから一応非常勤講師を打診された身だし。今も一般人枠でデュエル用AIの試験と調整を依頼されている。このデッキも試験用よりかは強いからね」
融合は目立つため抜いているが、カオス寄りにしてメインデッキのみで戦うメタビ気味に調整してある。『エフェクト・ヴェーラー*15』や『幽鬼うさぎ*16』、『カオスソーサラー*17』も入っており、素の打点不足と主力がリバースモンスター故の悠長さ以外はそれなりにまとまっている。これでも大抵は押しつぶせてしまう位が、この世界のスタンダードなのだ。たまに出てくるシンクロ・エクシーズも黎明期のものがほとんどだし。
元々は手札誘発すら抜いていたが、以前危ない目にあったのを機に一応入れている。
いや、ヤバいと思ったら何故か入ってないはずの『影衣融合*18』を引いたんだけどね?
サーチでデッキの中身を確認した後、『ビースト』のドローでさっきまで無かったはずの『神の写し身との接触*19』を引いたときには流石に背筋が凍った。勝利への安堵より、戸惑いと恐怖の方が勝った。相手はよく分からないことを喚いていたが、こっちもそれどころじゃなかった。よく憶えていないが、自分自身変なテンションだったことは朧気ながら覚えがある。因みにそれ以来、一部例外を除いて所持カードの定期的な虫干しが習慣になった。
「? どうしたオッサン、ぼーっとして」
「何でもないよ。遊守くん、カードは大事にな」
「なんだよ急に、常識だろ。それ」
そりゃそうなんだけど、金銭的価値とか心構えだけじゃなくオカルト方面の意味まで含めたくなかったな、て。
「ちなみに、なんでオッサンはそっちの道に行かなかったわけ?」
その問いは耳にタコが出来るほど聞かれた。特に非常勤講師の話のきっかけになった人から。
「性格の問題さ。遊びには全力になれるけど、仕事は7~8割が丁度いいのさ。常に全力で生きれる人種じゃないからね」
生きる術と息抜きが同居しているのは耐えられないからね。自分にとっては息を吸いながら吐くようなものだ。たとえこっちに来ても、DMで食っていこうとは思えなかった。使えるデッキも今はプロレス向きじゃない、回りくどいヤツか、壁がお友達のデッキしかないというのも原因ではある。
答えを聞くと遊守くんは「んー?」と不思議そうに首を捻って
「楽しいならいつも全力を出せるんじゃないの? 楽しく働けたらそれでいいんじゃ?」
「分からないのなら、君はもう少し迷ってもいいね。気が付いてないだけかもしれないし。本当に君がそうなら、DMで食べていくのは悪くない選択肢だと思うよ。っと、話半分に聞いてくれ。君に何かを伝えられるほど出来た人間じゃないからね。私」
真面目度が趣味10割、仕事7割、人生に対しては5割だから。
「誰もオッサンの話なんか真面目に聞かないって。そこにいるウチの姉ちゃん以外」
「こ、こんにちはー」
「気が付かず申し訳ない。真遊理さん」
振り返ると黒髪の少女が申し訳なさそうに頭を下げた。うーむ、実に陰……じゃなくて大人しい子だ。相変わらず顔以外双子とは思えない。学校でも二人が双子の姉弟だと認識してる人間は多くないという。なお雰囲気と髪形で分かりにくいが、遊守君は結構な女顔である。
「どうしたんだよ、姉ちゃん」
「ユー君、お母さんが呼んでるよ。電話しても出ないから私が来たの。進路のプリント出てないって学校から連絡があったって」
「やっべ。忘れてた」
遊守くんが慌ててカードをデッキケースに収めると、荷物を一通りまとめてバッグを背負う。いざ帰るのかと思いきや、こちらを振り返ると
「姉ちゃんはオッサンとパパ活してから帰んの?」
「ユー君!」
「流石に笑えないからやめてくれ。頼む」
アラサーおじさんとJCの組み合わせなんて、ひたすらに犯罪臭しかしないのだから。顔見知りの店だから問題ないが、ハイ〇ースで送っていこうものなら間違いなく通報される。
「別にデュエルするだけじゃん。だろ? 姉ちゃん」
「うん、一回くらいはお願いする気でいたけど……」
「即答かよ。父さんとすらやんなかったのに、オッサンとはやんだよな……。じゃあ母さんには適当に言っとくから。またね、オッサン」
ごゆっくり~。
手を振りつつも、今度こそまっすぐ店を出て行った。しかし進路か。
「事情は分かるが、期日は守らないとな。コッテリ絞られそうだ」
「そうですね。お母さん、結構怒ってました」
「真遊理さんはもう決めたんだ」
「一応……ですけど」
「そうか。あんまり自分を追い詰めないように」
別に勉強ができるだけが全てじゃないし、世の中を生きていくには勉強そのものより、自分の向き不向きを理解する方が余程重要だと思っている。高校受験なんて立て直し可能な範疇だ。
と言っても、当人にとってはそうじゃないのであまり余計なことは言えない。
「じゃあカードを少し見たら一勝負しようか」
カウンターにいる店長に目で合図を送ると店長は静かに頷く。二階は空いているようだ。周りを確認しつつスタッフオンリーと書かれたのカーテンを抜けて二階へ上がる。
「最近変なことは起きてないみたいだね」
「はい。なのでこの子達はもうお返ししたほうが……」
階段を登りながら話しかけるとおずおずと、両手でデッキを差し出してきた。
「いやいや。君みたいにカードの精霊が見える人達の失踪事件は解決してないんだ。持っておいた方がいい。私には見えないが、彼女たちもやる気満々なんだろう?」
「多分、ですけど」
階段を登り切って廊下歩いていると、何も無いはずの空間を見上げる。きっとそこにいるのだろう。
「ちなみに私の近くにもいるのかい?」
「はい。ていうか一人は……うわ、ちょっ、ちょっと」
突然取り乱して私の背中から何かを必死に引きはがす動作をする。
「何が見えたんだい?」
「……何か悪戯しそうだったので焦っちゃいました。もう、大丈夫です」
マジか。何をされても自分は何も感じないんだが。
「ありがとう。助かった。とりあえず入って始めようか」
パスワードを入力して扉を開ける。1階にも高額カード使用者向けの個室が2つあるが、こっちは更なる身内向けの部屋。見た目は椅子とテーブルだけのシンプルな作りだが、機密のため見えない所に金がかかっている。テーブルも小型ソリッドビジョンが搭載されており、なにより通常のデュエルディスクには存在しない、EXモンスターゾーンが配置されている。
「先攻は譲るよ」
「はい。じゃあドローはなし、メインフェイズに入って……」
おもむろに手札を墓地に送った。
「手札の『白き森のいいつたえ*20』を墓地に送って『白き森のリゼット*21』を特殊召喚します!」
「じゃあチェーンして『増殖するG*22』」
真遊理ちゃんを見送って帰途に就く。結果は2勝1敗で勝ち越したが、差は先攻後攻の綾である。ほぼガチ構成だったのに。
いやー、強くなった。融合体出すどころか、こちらの『増殖するG』を見て罠サーチで止めたあたりに成長を感じる。あの後も安易にシンクロ体を置きっぱにせず、『黒魔女ディアベルスター*23』のコストにしたり、『ミドラーシュ*24』や『ネフィリム*25』も除去だけじゃなく、裏守備にして対処して来たのも素晴らしい。この世界では人によって引きが偏りがちだが、彼女とシンクロ・融合との相性は良さそうだ。緊急事態だったため咄嗟に渡したデッキだが、このまま譲渡してしまってもいいかもしれない。元々シンクロやリンクのリズム感はしっくりこなかったし。
ただ私に対してだけ強くなっても困る。低速デッキの相手だけでなく、展開系にも慣れてもらわないといけない。展開系のデッキ、あるにはあるんだが……。遂に自宅のマンションの一室に着いた。鍵を開けて自室に入ると、電気を点ける前にパソコンのモニターが勝手に起動した。
「戻ったよ。M∀lice」
デスクトップに双子そっくりの顔をした白い少女が映る。
「おかえりなさい、マスター。今日もお二人とお楽しみでしたね」
どう考えてもネットのアングラなタイプの物言いである。あそこは公衆トイレの落書きみたいなものだと言ったのに。あまり選り好みしない方が良いとは言ったが、悪食になれとは言ってない。
「アカデミアから来たときはあんなに素直だったのにな。どうしてこうなった」
「マスターの成果だと思われます。そもそもあの段階ではM∀liceはM∀liceでは無かったので」
「そうだね。試作デュエル用AIがまさか明確な自我を持った所か、ネットを自由に闊歩した挙句、こうやって一般人とも意思疎通が出来るカードの精霊になるとは誰も予想できなかったよ」
帰ってきたらパソコンの前に、見たことあるけどあるはずのないカードがあった時の恐怖が分かる? そして突然画面が点灯して「はじめましてマスター」とか聞こえてくるんだよ?
報告した時はアカデミアのスタッフも想定外の事態に大慌て、メインスポンサーの海馬コーポレーションも出張る事態となった。が、今は紆余曲折あって今でも私のPCに住んでいる。彼女の移送作業を行なおうとした時、突如本社のサーバーがダウン、クラッキングした彼女がメインデータバンクを人質に取って移送作業を拒否したためである。
ちなみにその時は、海馬社長自らがサシでの交渉テーブルに着いたようで、その際幾つか密約を交わしたそうだ。内容は私にも教えてくれない。社長からはただ「データだけ計測する」と言われ、それ以来いくつかの機材と調整されたデュエルディスクを手渡されただけで生活に変化はない。
「ところでマスター、今日も私を使ってくれませんでしたね?」
「だってお前使うと先攻1ターン目で大体ゲームが終わるだろ。あの子たちの練習にならない」
最初は『White Rabbit』だけだったのに、「君だけじゃデッキ組めないからね」と言ったら、パックから『Dormouse』、『CheshireCat』とか出てくるんだもん。ただのコスプレだからってフットワークが軽すぎる。自分だけじゃなく、他のサイバース族まで呼ぶし。『ファイアウォール・ドラゴン』も、EXデッキとうちのパソコンに住んでいる。たまに顔出すくらいだけど。
画面の中のM∀liceが露骨に不満顔になっている。真遊理さんそっくりな顔で、絶対に見せないような表情をされると妙な気分になる。
「聞いていますか、マスター。マスターはM∀liceの学習のためにもっとコミュニケーションを取るべきです」
「分かったから夕飯だけ作らせてくれ」
「しょうがないですね。ご飯のスイッチは入れてありますから、ちゃんとデュエルディスクも持って行ってください」
「ありがとう。適当に炒め物でもするかな」
冷蔵庫にベーコンとほうれん草はあったはず、そう思って物色していると、目の前にソリッドビジョンの小さなM∀liceが現れた。
「またお肉じゃないですか。たまには魚介類からタンパク質を取るべきです」
冷蔵庫上においたデュエルディスクから合成音声が聞こえる。家に居ると、寝るとき以外はことあるごとにちょっかいをかけてくる。こいつ自身は必要ないくせに、人間の生活習慣には興味関心があるらしい。
「魚は面倒なんだよ」
「今度安くなったお刺身でも買って、味噌と醤油とみりんにでも漬けておいてください。焼けばそれなりのはずです」
「やたら所帯染みてるな」
そのあともあーでもないこーでもないと、時折M∀liceがよくわからん蘊蓄を披露しつつ時間が過ぎて床にはいる。明日は仕事だ。
「じゃあお休み、M∀lice」
「おやすみなさい。マスター」
DM世界でカードの精霊に関わっている時点で、いつか終わりがくることは分かっているが、こんな日が出来るだけ多くなればいいと思いながら目を閉じた。
作中の上位の平均環境はシンクロ・エクシーズの初期モンスターがいて、グッドスタッフにブレイカーが入る程度の環境です。
魔法・罠もミラフォ現役、地砕きもまだ規制されてるイメージ。ドロソは流石に禁止されてます。
時系列イメージはGX終了時から数年後。ただ色々ズレてしまったため、もしかしたら遊星や遊馬とも会えるかもしれない。
何か質問あったら言ってください。続きを書く気はないので出来るだけ答えます。
以下超絶蛇足。
主観視点の人
前世もアラサーのほぼ引退勢。具体的にはドラグーンリリーサー環境で色々と諦めた。転生前はMDをたまに触りつつ、紙はスポイラーチェック程度の元ネフィリム返しておじさん。M∀liceについては大会結果を見て調べた程度。環境覇者ライゼオルにルーラーが先攻で二体立つ時代を思い出しつつも、うららを簡単に貫通してくる現代遊戯王を見たときは笑った。
基本的には融合抜きのシャドールを使用。貸している白き森は元々MDの罪宝白き森アザミナデモンスミスデッキ。こっち向けに調整しようとしていた半端なものを、出会った当初襲われていた真遊理に貸した。中身はデモンスミスが抜けた枠に罪宝や白き森サポートを詰め込んでおり、EXも融合、シンクロのみ。ほぼ白き森やアザミナ関連で揃えている。
この世界線で騒動に巻き込まれる遊守くんを鍛えているつもりだったが、当人の心を折りかけたり、アカデミアの勧誘をただの世辞だと思ったり、社長からモクバ副社長へのホットライン(実質社長案件宣言)を教えられても、その意味が分かってなかったりと天然気味。大体のことを「だって遊戯王だし」で済ませているのが理由。
仕事は民間のサラリーマン。出世に興味はなかったが、最近チームの主任を任せられ文句を言いつつもまとめている。部下に仕事を任せつつ、失敗のフォローに回り、ミーティングも最低目標を定め、要点をまとめるのが上手いためチームの士気は社内でも高い方。
DMに関しては、黒幕組織下っ端に喧嘩を売られても軽くいなすレベル。幹部級相手にも真遊理が襲われた件も含めて3回程退けている。
その実力を買われアカデミアから事件解決の協力依頼をされているが、そのバックに海馬コーポレーション(社長の無茶ぶり)以外の存在があることには微塵も気づいていない。
精霊も本人は見えていないがシャドールを中心によく付いてきている。でも一番距離が近いのはM∀lice、精霊状態だと見えないことをいいことに好き放題している。真遊理が引き離したのも、チェシャ猫衣装で抱き着いていた彼女。
双子がDM大会に参加したことがきっかけで、事件に巻き込まれたのを見て陰ながら支援を開始。直接のデュエルこそほとんど無い(黒幕が警戒しているのが原因)がM∀liceにお願いしての電子戦や物理的な救助などに手を回す。
白き森の元々の持ち主が彼だという情報もなく、中盤まで融合も使っていないため、視聴者からは、たまに出てくる「ガチカードを使うちょっとだけ強いパパ活カードショップおじさん」という認識である。M∀liceに関しては毎話必ず、電子製品のどこかにM∀liceのロゴが一瞬映る程度。
最終盤に黒幕を遊守が倒したあと、逃走しようとした黒幕の黒幕であるサイバース族のなんか相手に、ネットに潜入してM∀liceを初使用。墓地封じとサーチ封じを貫通しながらの高速展開、相手の攻めを躱して高耐性大型モンスターを上から落とすというM∀liceのアレっぷりが良くわかるデュエルシーンである。デュエルシーンと所持カードが色々と壊れていたことからネット上では放映終了後も大変愉快なあだ名が付けられた。
本人はしっくりきていないが、ミッドレンジ系よりアドリブルートを求められる展開系の方が適正が高い。
実は事件に巻き込まれていないのではなく、事件になる前に解決してしまっているというのが正解に近い。ちょっとおかしい人がいても「だって遊戯王だし」で済ませているのが原因。
日乃森 遊守
双子の片割れ弟。中学3年生。成人男性をオッサンと呼ぶクソガキだが、TPOは弁えており、笑わせない冗談は言っても笑えない冗談は言わない。話題作りが上手く、成績も進学校にいけるレベルで運動神経も良い。DMも校内で1位2位を争う実力者というハイスペック主人公。
双子の姉を助けた相手が気になって、よく来るというカードショップに来店、そこでオッサンに完封負けを喫する。その後のデュエルで何回かは勝ったが、大抵は手札事故と展開の噛み合いが原因と理解して心が折れかけてしまう。色々迷った末、DM日本選手権に出れるかどうかで進路を決めようと心に決め、地方大会に出場、そしてDMの大規模大会を利用しようと暗躍する黒幕との騒動に巻き込まれる、というのがストーリー。
ボッチでコミュ障気味の姉を心配こそすれど、邪険にはしない出来た弟。両親から言われているのもあるが、最悪姉の面倒を見る気でいるので、時折リアリストの面が見える。でも甘えられる相手にはクソガキになる。そして密かにオッサンに姉の面倒を見てもらうことも考えている。
庇護対象だった姉が実はカードの精霊が見えることを知り、更にシンクロ・融合召喚を駆使して大会優勝候補を下した際、一度完全に心が折れてしまう。が、それでもDMが好きだと吹っ切った時、あるカードがパックから出てくる。その名は『斬機シグマ』。それ以降は脳筋効果と逆境をものともしないメンタル、鬼引きで対戦相手を圧倒、支部大会ベスト4となり全国大会に駒を進める。全国大会編で『斬機サーキュラー』が初登場した時は視聴者全員が宇宙猫になった。
なお本編に書いてあるとおり結構な女顔。学園祭回で女装した際には結構な数のモブ生徒と視聴者が真顔になった。
日乃森 真遊理
双子の片割れ姉。カードの精霊が見える。某ぼっちちゃん程じゃないがコミュ障の陰キャ、具体的にはお空のネズミの十二神将くらい。原因は幼いころのカードの精霊絡み。
いじめられているわけではないが教室での存在感は皆無、放課後になると音もなく帰宅する。不幸中の幸いで自主勉が趣味となっており、成績自体は大変優秀。教師からも進路は心配されておらず、友達がいない以外は問題なしと言われている。
が、対人スキルが壊滅的であり、親と弟から社会に出て生きていくのは、砂浜にクラゲが打ち上げられるようなものと思われており、それは当たっている。
実際組織に狙われた時は声すら上げず、連れ去られるところを偶々通りがかったお兄さんに助けられる。(その後お兄さんと呼ばれる年じゃないと言われ、おじさん呼びになった)
その時おじさんの『白き森』を渡され不審者二人(これは黒幕的には最後のおじさん脅威度チェックの面もあった。この報告を受けて対処法を倒すことから、そもそも戦わせないという方針に転換)を撃退、そのままデッキを貸し出される。支部大会後に返そうとしたが、そのまま正式に譲渡された。
元々DM自体は好きだったが、カードの精霊のことがあって意図的に避けていた。しかし、おじさんとの共闘と練習を切っ掛けにDMに携わる仕事に就きたいという思いが芽生え、親に全国大会出場を条件に進路希望を認めてもらうと、見事に支部大会を優勝。
全国大会では様々な妨害もあったが、決勝戦で姉弟対決が実現する。
おじさんの前では比較的普通に話せるが、これは例外中の例外。初対面の吊り橋効果で色々と突き抜けてしまったのが原因。年齢差的にないと思いつつ、気になるお年頃。『白き森』の連中からはおじさんと二人きりになる度に野次を飛ばされている。
M∀liceに関しては、カードの精霊だから自分とは関係ないはずだが、自分そっくりな顔でおじさんにちょっかいを出すので気が気でない。
文化祭編でM∀liceに体を一時的に貸した結果、大変なことになる。
M∀lice
元は試作型デュエル用AI。アカデミアからデータ収集の相手を依頼され、おじさんは時間の空いている時にデュエルとchatをしていた。実践データを収集、定期的にアカデミアのサーバーと同期してブラッシュアップするシステムが組み込まれている。
最初は一般的な人工知能だったが、カードの精霊が宿るカードを複数枚もっている彼の部屋に置かれているうちに性質が徐々に変化、決定的だったのは真遊理が自室に訪れたこと。カメラを通して楽しそうにデュエルをする姿に、ただの人工知能が憧れを抱いてしまった。M∀liceが真遊理に似ているのはそのため。更におじさん自身もOCGの壊れカード群を一部メモとして残していたのもあって、その中で何となく親近感が湧いたM∀liceのデータを元に、カードの精霊へと変化していった。
社長と約束したのは大まかに二つ、自身のデータの提供、冥界の研究に協力する代わり、マスターの側にいること、自身の実体化への協力を求めている。
ちなみに自身の実体化という目的は黒幕の黒幕と目的が一緒だったりする。