完璧美少女のΨスタート
皆さん初めまして♪ 私の名前は照橋心美、完璧美少女よ。どのくらい美少女かって?それはね、1000人いたら1000人と無数の生命体が振り向く位の美少女よ!!でもそれじゃまだ分かりずらいようね、じゃあ、今まで出会ってきた中で一番かわいい子を想像してみて??した??そう、じゃあ
その18倍可愛いのが私!!
ところで突然だけれど、人間は平等であるか否か。ひょっとして皆は平等ではないけど平等であって欲しいと願っていたりするかしら?
私の答えは、私の存在を感じれる人間は皆平等よ!私が天使のように微笑み、生きているだけで人間は対等にその幸せを供給することができるのだから♪そしてみな私を見る度感じる度に【おっふ】するの。
ほら、さっそくバスの中でたくさんの視線を感じるわ!
そんなに見なくてもわたしはどこにも行かないわよもうっ、わたしが3年間同じ敷地内で生活することに喜びを隠しきれないようね♡
このバスに乗ってから何回【おっふ】を聞いたかもう数え切れないわ。
ところで、私の進学する高度育成高等学校は、外部との接触を遮断される特別な高校なの。それを知らない中学の同級生達はこの事を知ってすぐショックを受けて寝込んでしまうでしょうね。私ってなんて罪なの。。。
「席を譲ってあげようって思わないの?」
なんて言葉が前方から聞こえてきた。おばあちゃんが席に座れなくて困っているようね、、おばあちゃんと助けようとしたOLの方の近くにいる人がすぐに譲れば穏便に解決しそうだけど、だれも席を立とうとしない。
ここで私が席を譲ってしまったらとうとう本物の天使になってしまうわ!
美少女なのに優しいって、完璧すぎるわよ私って!!
「よかったらここに座ってくださいおばあちゃん」
はいここにいる全員落ちたっと。
このバスの中には運転手さん含めて40人程いるから1人3秒に1【おっふ】で到着するまでに合計3万2000【おっふ】は固いわね!
「ありがとうねぇお嬢ちゃん」
私はバスが停止したタイミングでおばあちゃんの手を取りさっきまで座っていた自分の席へと誘導し座るように促す。
わたしは何度も感謝されながらつり革のあるスペースに移動し到着するのを待った。
同じ制服を着ている人も多いようだし、バスを降りてから何人に声を掛けられるかしらっ。
「すぐに席を譲るなんて、とっても親切なんだねっ!」
なんて声が隣から聞こえてきた。
ちょっとまって、どういうことよ!!第一声に【おっふ】を言わない子なんてはじめてよ、!
なんてことを考えながらこの女の子を見た。オレンジがかった茶色のボブに、かわいい白色のバンダナをしている。
あれ??この子なんだか、、
「、、*1知予??」
思わず口に出してしまった。だってこの子、、、、、
私の前世での親友に似ているんだもの!
回想すること16年前……
16年前、照橋心美がまだPK学園の生徒だった頃の話だ。
「「「て、照橋さんおっふ、おっふはよう!!」」」
「うんっみんなおはよう♪」
今日も変わらずわたしは完璧美少女ねっ!あら、あそこに斉木が居るじゃない!しょうがないから話しかけてあげようかしらっ!
ここまでが毎朝PK学園のルーティーンである。
斉木という男を知らない人のために説明しておくと、斉木楠雄のΨ難の主人公の斉木楠雄である。タイトル通りの名前である。
そして斉木楠雄は超能力者である。
「おはよう斉木くんっ。今日はいつもより早いね!」
でたなみんなの照橋さん。なんてことを斉木は考えつつ照橋心美の言葉に頷いた。そう、ここまではいつも通りだったのだ。
しかし、照橋心美がこの斉木楠雄のΨ難の世界から消え去ってしまうことになる出来事はこれからはじまるのだ。
はいいろいろどうやらこうやらしっちゃかめっちゃかでどーん。
「、、あれ、ここはどこなの??」
はい照橋心美天国に召喚されましたっと。
いつものよくある転生ものの最初のシーンである。しかし勘違いしないで欲しい。照橋心美は死んだのではなく召喚されたのだ。そう、断じて命に関わるような怖い出来事は前世では起きていない。絶対に。
「よく来てくれたな照橋心美」
そう天国界のトップを担うよぼよぼな精力のないお爺さんが照橋心美に告げた。恐らくこいつが照橋心美を召喚したのだろう。こんなピチピチの現役の女を召喚するなんて欲求不満なのだろうか。
「えっ、貴方は誰なの、?まさか、ここは天国なのかしら……」
照橋心美の脳内はいくら完璧美少女だとはいえクエスチョンマークでいっぱいだった。目が覚めたら急にこんな The死後の世界ですよ〜。という場所にいて、目の前にはいかにもな神らしき存在がいるのだから。
「混乱しているのも無理もないじゃろうな、まあ、なにもわからないお主にわしが親切に説明してやろうじゃないの。」
なんなのこの偉そうなお年寄りは、、!なんてことを照橋心美は考えている。自分が混乱状態であるのにも関わらず、余裕そうに上からものを言っている年寄りに毒を吐きそうになるものの、その時間自体が自分の混乱の解消を邪魔すると冷静に判断できる照橋心美であるからして、大人しく奴の話を聞くことにしたらしい。
「簡潔に言うとお主は死んでおらん。わしがこの場に召喚したのだ。」
自分が死ぬなんてことを微塵も考えていない照橋心美は、軽く頷いて次の言葉を待った。
「実際はわしが召喚したというより
「何なのそれ置いとく話じゃないわよっっっ!!」
凄く重要な話をサラッと流されたあまり、いつもの完璧美少女照橋さんが消えているようだ。
「……ぉう、そうかすまんすまん、、、おっふっ」
こいつの【おっふ】時間差なのか?タイミング気持ち悪いな。
「実はな、さっき言った別世界がどこかというのは事前に言えないお約束があるんじゃ。わしがそれを破ってしまうと地獄落ちの刑で毎日地獄で清掃のアルバイトをしに行かなきゃいかんのじゃ、それだけは避けたいっ!」
どうでもいい話を聞き流しながら照橋心美は頭の中で考える。
私のこの美しさは前の世界には留まらず別世界にまで影響を与えてしまっていたなんて気づきもしなかったわっ。この完璧美少女を自分の世界に召喚した奴はとんでもない私のファンね。*2ここみんズの総会長の沢北君もびっくりするくらいの愛を持っているのね♪でもよかったわね、私がその世界に行ったら1代目総会長の名は貴方のものよ感謝しなさいっ沢北君第2号!
「なんじゃとっ?!!…申し訳ないんじゃが、どうやら説明している暇はそんなにないのうじゃな、、自分の身体をみているんじゃ」
急に慌てたように言った年寄りの言葉を聞き、咄嗟に自分の手のひらを見た。
「ど、どういうこと、?手のひらが透明になってきてる、??」
手のひらだけでなく、腕や胴体、足など身体の全てが透明化してきている。
「お主を召喚したがっている奴が早くお主の姿を人目みたくて仕方ないようじゃな。今回の依頼人は気が短い奴らしい…」
「と、とりあえず私の身体が消えるまで話せる情報は全て教えて欲しいのっお願いよ!」
自分の体がこの場から消え去るまで残り数十秒というとこで、神のような年寄りに最後の一言を告げた。
「わしが話せることはただ1つ、お主の存在自体が別世界にワープされるんじゃ、だか恐らく最初は赤ん坊からはじまるが、成長するまでの辛抱じゃぞ。」
この神は最後まで核心的なことは教えてくれなかったな、と意識が遠のくまま思った照橋心美であった。
「あそうじゃあと1つ、お主を召喚したやつの名前なんじゃが──」
いやそれ最初に言えーーーーーっっっ!!!!!
照橋心美は賢いやつです。
正直に言うと照橋心美を知っている方はお分かりのように、よう実側にキャラ被りが居てどうしようか白目を剥いているところです。