Re:Born・Build─生まれ変わりのビルド─ 作:LEIKUN0227
過去の俺は何を思ってタートルフルボトルと書いてたんだ…
─────
──俺がビルドフォンから取り出したのは、
原作では人工のフルボトルとして序盤でよく使われている印象のあったロストフルボトル…そのロストフルボトルとは違う、
クワガタフルボトルとハサミフルボトルの2本。
ベルトから残っていたドライヤーフルボトルを抜き取り、
ボトルホルダーに装填すると、
俺は《シャカシャカ》とボトルを振って音を鳴らし、
ボトル上部を開き、
先程のタカとドライヤーの代わりにクワガタとハサミのフルボトルを取り出してビルドドライバーに装填する。
『クワガタ!ハサミ!』
『Are You Ready?』
創破「ビルドアップ!」
その掛け声と共に前後に現れた装甲を纏う。
右腕にクワガタの大顎を模したクワガタクラッシャー、
左腕には大型の鋏を模したハサミスラッシャーが装着されたトライアルフォーム、
このフォームはクワガタの挟力とハサミの切断力の2つが上手く組み合わさったフォームで、
敵をクワガタクラッシャーで掴み、
ハサミスラッシャーで切断するといった近接戦での拘束しての攻撃に長けている、言うなれば刺されば強力な攻撃が出来るフォームと言った所だろう。
俺は両腕のクラッシャーとスラッシャーを構え、
ナイトローグに向き直る。
創破「……行くぞッ!」
ナイトローグがトランスチームガンを構えた瞬間、
地を蹴って一気に間合いを詰める。
距離を詰められる前に撃ち落とそうと考えたのか銃口をこちらに向けるが、
その動作は予想が出来た。
俺は左へ滑り込むように回り込みながら、
ナイトローグの腕ごと胴にクワガタクラッシャーをガチンと食い込ませた。
創破「捕まえた!」
《ギギギギ》と金属が擦れる音が響き、
ナイトローグの動きが一瞬止まる。
その隙を逃さず、
俺は左腕のハサミスラッシャーで勢い良く断裁する。
鋏の鋭い刃が、
火花を散らしながらナイトローグの装甲に傷を付けた。
内部にナイトローグの装甲に傷を付けれる程のその衝撃が伝わっただろう。
ナイトローグ「ぐっ……!」
ナイトローグは苦悶の声をあげ、
ナイトローグが手にしていた消防車ボトルが手から溢れ落ちる。
拘束していたクワガタクラッシャーを一旦解除し、
間髪入れずに体勢を低くすると、
今度は足元を狙ってハサミスラッシャーで払うように横に薙ぐ…が、クワガタクラッシャーの拘束を解いた瞬間から、
ナイトローグは身を捩るようにして距離を取った。
その動きに合わせて、
奴は手にしているトランスチームガンのトリガーに手を掛けるのを見た。
創破「……!逃げる気か!」
俺が踏み込むよりも僅かに早く、
トランスチームガンの銃口がこちらに向けられた。
撃たれる——そう思った瞬間、
銃口から放たれたのは弾ではなく、濃密な煙だった。
一気に広がる灰色の煙が視界を覆い尽くし、
ナイトローグの姿はその中に掻き消えるように消えた。
咄嗟に辺りを見渡すが、既にその姿は見当たらない。
創破「……っ、くそっ」
やや息を荒げながら、落ちた消防車のボトルを拾い上げる。
手に取った瞬間、ようやく安堵の息が漏れた。
創破「……とりあえず、1本は取り返せたか。」
ホッと胸を撫で下ろしたその時。
「動くな!そこまでだ!!」
怒号のような声が体育館の外から響き渡る。
思わずそちらを向いた俺の視界に飛び込んできたのは、
突入用装備を身につけた警察官達だった。
その数、ざっと見ても数十名。
しかも、ただの現場対応レベルじゃない。
防弾盾を構えた者、ライフルを構える者、
体育館の出入口や窓といった全ての退路を完全に封じるようにして展開していた。
出入口から、
黒い防弾シールドとライフルを構えた数十名の武装警官が雪崩れ込んで来る。
他の出入り口にもすでに配置済みらしく、
完全に包囲された形だった。
「仮面の男!その場から動くな!」
「武器を下ろせ!両手を挙げろ!!」
怒鳴り声が重なり合う。
無数の銃口が俺に向けられていた。
創破「……俺に、向けてる?」
思わず呟いたその声は、誰にも届かない。
俺はただ、この場の空気に圧倒されながら状況を整理しようとした。
(待て、どういうことだ……?)
この場に残っているのは俺だけ、
ナイトローグは煙を撒いて姿を消して逃げた。
ここからは憶測と推測を交える事になるが、
警察に誰かが通報していたという前提として(ここまでで誰も通報していないとは考えにくいから。)
通報内容が不審者が暴れている等内容だったとしたらどうだろうか?
現場には"仮面の男"1人だけが居るこの状況であり、
周囲──体育館内は荒れ果てている状態。
…
創破(まさか、俺が……"事件の犯人"に見られてるのか?)
その可能性があると分かった瞬間、
喉の奥が冷たくなるのを感じた。
創破「……違う、俺は……─!」
両手を少し上げ、出入口に居た警察達に対して伝えようとした。
自分は無実だと。
そう伝えようと、ほんの一歩だけ前に出た——その時。
《ズドンッ!!!》
突然、胸部に"衝撃"が突き刺さった。
創破「……がっ!?」
何が起きたのか、一瞬理解できなかった。
だが、次の瞬間には分かった。
腹部の装甲に、巨大な凹みが生じていた。
それほどの威力を出せるのは——徹甲弾だろうか?
(今の……狙撃か!?)
自分の身体が大きく仰け反り、尻餅をつく。
だが、装甲は貫通していない。
中の俺にもかすり傷一つなかった、ただ痛い、
完全に衝撃は受け止めきれなかったみたいだ。
創破「……っ、今の……何だよ……」
視線を上げれば、割れたガラスの先に見える校舎の上部、
そこから光が幾つも見えた。
いや、正確にはスコープに反射する太陽の光を反射して光っている様に見えてる感じか。
兎にも角にも、
今の俺は警察に誤認されてる可能性があって、
かつ、(動いたからだろうが)攻撃された事だ。
何とか誤解を解こうと立ち上がると、
途端に警察の誰かが叫ぶ。
「—起きた…だと!?」
「化け物か!?」
創破「っ……落ち着け、俺は……!」
両手を挙げたまま、再度訴えようとしたその時、
複数の警官が防弾盾を前に、
ゆっくりと間合いを詰めてくる。
完全に敵と見做されている。
俺は今——制圧対象なんだろうな。
誤解を解こうにも、
恐らく信用されないだろう、
ソースも足りない。
ならここは…逃げるか。
俺は2本のフルボトルをビルドフォンから取り出すと、
それをドライバーに装填する。
『風船!ミラー…』
装填し、レバーを回す。
「!?撃て!」
レバーを回す事によって現れた前後のアーマーを見て、
先頭にいた警察が発砲許可を出して全員が手にしている銃で撃ってくる。
『AreYouReady?』
創破「ビルドアップ」
物同士のトライアル、バルーンミラーフォームへとビルドアップした俺は、右腕のバルーンマークが描かれたパネルを開くと、
バルーン型の浮上機…浮上機?であるフロートバルーンを展開する。
強度はそこそこあり、実験で自宅にあった包丁とかで切り付けても大丈夫だった。
スチームブレードとかトランスチームガンといったビルド系武器では流石に駄目だったのか破裂したレベルなのでこの包囲網を突破する事は多分可能だと考え採用。
もう片方のミラーは反射と物理防御が出来る、
触れたモノに反射+ある程度の防御力を一定時間与え、
左腕のミラーシールダー、
目に映る系の攻撃なら防御し、
反射する事が出来る…言うなれば精神干渉や呪いとか物理的じゃないものは効果無いけど、
物理的な攻撃ならエネルギー攻撃や拳とかで攻撃されても防御して、かつ跳ね返す事が出来るのだ。
ダイヤモンドのBLDプリズムショルダーのシールド展開機能──エネルギー攻撃を反射する事が出来る光の壁──や、ビルドの強化フォームであるラビラビのディメンションスプリンガーと呼ばれるバネ機構とホップポップガントレットの2つで跳ね返すあの2つの反射(エネルギー攻撃と物理攻撃)が1つに纏まった様な感じだろうか。
俺は展開したフロートバルーンで空中に上がっていく、
一つ一つは普通の風船数十個分位程の浮力、
それが幾つもある事により空中を浮遊出来る。
フロートバルーンでの浮遊中でも警察銃を乱射してくるので途中で別フォームでの逃走をするか…
生憎トランスチームガンを持って来ていなかったため、
ナイトローグと同じく煙を撒いて逃げる事が出来なかった、
今度からはスマホから取り出せる様に改良を施すべきだろうか?
…こういう事態になると、かえって冷静になるよな。
所持しているフルボトル
ラビットフルボトル×タンクフルボトル
ゴリラフルボトル×ダイヤモンドフルボトル
ドラゴンフルボトル×ロックフルボトル
パンダフルボトル、ライオンフルボトル、
ライトフルボトル、ウォッチフルボトル、
ドライヤーフルボトル、ドクターフルボトル
消防車ボトル(new)
所持しているオリジナルフルボトル
クワガタフルボトル、ハサミフルボトル
クロコダイルフルボトル、風船フルボトル、鏡フルボトル
ウイルスフルボトル、教科書フルボトル
所持しているスマッシュボトル
スマッシュボトル(コミック)
所持しているドライバー等
ビルドドライバー、スクラッシュドライバー
ネビュラスチームガン、トランスチームガン、スチームブレード
クローズドラゴン、シングルクロコダイラー