Re:Born・Build─生まれ変わりのビルド─ 作:LEIKUN0227
第16話 過去回想 オリジナルのトライアル編(前半)
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数日前…シングルクロコダイラーの起動実験を行ったあの日。
創破「シングルクロコダイラーはやったし、次はこれの確認をするか。」
そう呟いて、
俺はテーブルに並べてあったフルボトル群の中からナイトローグから奪ったまだ試していなかった7本のうち5本、そして元から持ってた2本のオリジナルボトルを手に取った。
全部で7本のフルボトルだ。
元から俺が持っていたオリジナルボトルも使って組み合わせる形だ。
もしかしたら良い組み合わせもあるかもしれない。
俺はまず、
クワガタとハサミ──元ロスト系のコンビを手に取ると数回振る。
『クワガタ!ハサミ!』
ビルドドライバーにその2本のボトルを差し込んでハンドルを回す。
『Are you ready?』
茶色と赤銅色のエネルギーが交錯し、装甲が編み上げられる。
クワガタの硬い角が胸元と肩部、そして右腕部に、
ハサミの形状が左腕部に展開し、
まるで巨大な剪定バイスのようなフォルムが形成される。
鋭く、そして重い──力で切り裂く型だろうか。
創破「クワガタとハサミ……"重圧切断"。近接特化だな。」
右腕に取り付けられたクワガタクラッシャーと
左腕部のハサミスラッシャーは可動ギミックがあり、
開閉してある程度の物は挟んで切断できる。
試しに的を挟んで刃を閉じると、
厚みのある金属パネルがひしゃげて真っ二つに断たれる。
威力は確認出来たので次に移行するとしよう。
創破「威力は十分……よし、次。」
次に取り出したのは、
鏡とウイルス──反射と感染、
性質は正反対だが面白い効果があるかもしれない。
『ミラー…ウイルス』
『Are you ready?』
銀と緑の光が交差する。
装甲は片側が鏡面仕上げで右腕部にはミラーシールダー、
もう片方が有機的な模様で脈打つように光っている。
右腕部のミラーシールダーには特に能力は…
無さそうか?
試しに先程ひしゃげた的の残骸を拾って上に投げ、
右腕部のミラーシールダーを落下地点に構える。
ひしゃげた残骸がミラーシールダーと接触、
すると、ミラーシールダーに落下した残骸が落とした高さ程にまで上がっていき、再度落ちてくる。
創破「反射か…」
左腕には液体の入った試験管、
その試験管を3つ程立てて収納するタイプの試験管立てを模した装置、
ウイルスプレーダーが装備されている。
ウイルスプレーダーを落ちてくる残骸に向けると、
3つある試験管の内1つが緑色に光ると、
蓋が開き、緑色の粒子が残骸を包み込む。
創破「おお……こっちは"細菌反射"ってとこか。カウンター向きかもな、というかウイルスはカビ系とは別な様な…」
緑の粒子に包まれた残骸は落ちていく中で見る見る内にサイズが小さくなっていき、やがて空中から消えた。
カビ系による腐食で消えたのだろうと推測を立てる。
創破「鏡とウイルス、トリッキーだが使いようでは強そうだな……次!」
俺はボトルを抜き取ると、別のボトルを手に取る──