Re:Born・Build─生まれ変わりのビルド─ 作:LEIKUN0227
まるで数話目の続きからみたいな話になっています。
仕様ですのでご安心ください。
第21話 繰り返す
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──学校──
少し、感傷に浸らせて欲しい。
俺、創破はこの世界に生まれて約16年、
平和な暮らしを送ってきた。
だが、そんなある日、進級式にストロングスマッシュ、
そしてナイトローグが現れてから平和な日常が変わった。
名も知らなかった生徒が死んだり、
関わる事が少なかった教師が死んだ。
ウォッチフルボトルの停止を超える逆行を使い、
未然に防ごうとした。
だけど失敗した。
自分は来ないと思っていた非日常の対応を見誤った。
その油断と経験不足…不測の事態を考えていなかったから、
スマッシュへと変わったあの男を消滅させてしまった。
今でもたまにその光景が脳裏によぎる、
トラウマになっている、と言った方が正しいのだろうか。
仮面ライダービルドの桐生戦兎は形は違えど、
人を消滅させてしまっている…が、
戦兎は結果的に立ち直る事が出来た。
それには覚悟と決意、
そして仲間も居たから立ち直る事が出来た(と俺は思っている。)。
おこがましいと思うが、
羨ましいと思ってしまう。
俺にはそれ等が無い、
あるのは
平和なこの世界では覚悟を決める事なんか全然無かった、
あって無いようなものだった。
せいぜい高い買い物をしたりする時や試験に挑む時位だろうか、それ位しか覚悟や決意をした程度が無い。
友達は少し居るが、この力の事を打ち明けれる人は…うん。
そんなこんなで仮面ライダーの力だけあって他は普通の俺は、
1人での事態鎮静を図った。
と言っても、俺が出来る事といえば、
警察等でも敵わない可能性がある
で。
その結果が今のこれだ。
現実に意識を引き戻し、目の前の怪人らと向き直る。
今、俺の目の前にいるのは人間じゃない。
いや、正確には「人間だったもの」と言った方が正しいだろうか?
ほんの少し前まで、目の前にいた人達は警察官だった。
現場の混乱を抑えようと、
避難誘導や制圧に尽力していた人達だった。
ビルドフォン片手に学校内に入ろうとした俺を止めて「危険だ」と、
「早く逃げろ」と叱ってくれる人達だった。
それが突然、空から降ってきた赤い霧のようなガス──ネビュラガスに包まれ――
次の瞬間、
犯人はすぐに分かった。
上空で背中から生やした橙色の二対の羽根で飛行するナイトローグが此方を見下ろしていたから。
それだけで十分だった、
スマッシュへと変化させたナイトローグに、
俺は怒りを通り越して殺意を抱いていた。
それも自分から奪い取ったタカフルボトルを使っての行動だった事も殺意が立つのを後押しした。
俺が奪われでもしなければ、
空からこの様な事は起きなかったかもしれない。
もっと被害は少なかったかもしれない。
そのあったかもしれない可能性が脳裏によぎってしまい、
俺は静かにウォッチフルボトルに手を伸ばし…
数え切れない程振った。
数分後、数十分、1時間、数時間──
振り終わった時には数時間前の朝…
"ネビュラガス作戦"が行われる前の朝に戻っていた。
今度こそは失敗はしない。
そう胸の内に誓いながら、
俺はその作戦が行われようとしている閉鎖されている学校へと向かうのであった。
この様な導入になったのには少し理由があります。
1、展開が思い付かなかったからサバンナローグと氷室ことナイトローグの作戦が成功した結果の世界線を描きました。
2、時間が無かったから即興で書き殴ったらこうなった。
水曜日投稿無くてすみません、現実でかなり忙しく、
書く時間が減ってきています。
時系列はローグサイド→火消しに追われる校長→繰り返すです。