Re:Born・Build─生まれ変わりのビルド─ 作:LEIKUN0227
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──体育館──
創破「!遅かったか!」
体育館に入ると、
むせ返るような鉄の匂いが鼻をついた、
地面に目を向ければ、
何人かの教師が変わり果てた姿で倒れている。
俺の到着が遅れたばかりに、
数名の死亡者が出てしまったようだ。
その先にも目をやると、
一人の男子生徒が震えながら立っているのが見えた、
そして、その生徒に今にも襲いかかろうとする"バーンスマッシュ"の姿も。
創破(バーンスマッシュ…!? なんでここに…!?)
ウォッチボトルで時間を巻き戻る前、
この体育館を襲ったのはストロングスマッシュだったはず…いや、
今はそんなことを考えている場合じゃない。
目の前の生徒を助けなければ、
また犠牲者が出てしまう。
俺は急いでドリルクラッシャーを構え、
男子生徒に向かって声を張り上げる。
創破「早く逃げろ!」
男子生徒は一瞬驚いた表情を見せたが、
すぐに我に返って走り出した。
バーンスマッシュは男子生徒を追いかけようとしたが、
俺がそれを阻止する。
創破「お前の相手は俺だ!」
ドリルクラッシャーを構え、
バーンスマッシュに向かって駆け出す─
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そもそもとして何故体育館への到着が遅れたのか…
俺は体育館に行く途中、
ある"敵"と遭遇し、
その敵との戦闘によって到着が遅れたのが原因だった。
創破「はぁ!」
数分前、ラビットタンクフォームへと変身完了した俺は、
少しでも早く体育館に辿り着く為に変身してすぐ自分の教室の窓を開け、
そこから約7~8m位距離のある地面に向かって飛び降りた。
我ながら恐ろしい事をやっているが、
今は緊急事態、
怖いという理由だけで飛び降りるのを躊躇している間に学校生活をめちゃくちゃにされたら困るのだ。
そう思い行動した後、
俺は無事に地面を着地した、
そしてその後に例の奴と遭遇した、
奴というのは…
「…"蒸血"」
創破「?」
そう聞こえたかと思った次の瞬間、
物陰から数発の光弾が放たれ、
内2発が俺の足元に直撃して火花が散った。
創破「!誰だ!」
「フ…私は…」
そう言い物陰から姿を現したのは黒い煙…から現れる"ナイトローグ"、
俺が変身する仮面ライダービルドの劇中に敵として登場した…えーっと。
葛城巧が開発した"トランスチームガン"、
それに"バットロストフルボトル"を装填する事で変身出来る疑似ライダー…だった筈だ。
だが、変身に必要なものは現状、
その設計図を記憶している俺しか作れる人は居ない筈だし、
それが人の手に渡らない様にと試作品として二つだけしか作っていなかった筈…と考えると、
思いつくのは俺と同じ存在という可能性であったが…
創破「今は時間がねぇ!そこを退け!」
ナイトローグ「それは無理だ、体育館への足止め、そして殺害、それが俺の目的だからな。」
創破「残しておいても厄介そうだ…なっ!」
今は考察している時間は無い、
とりあえず早急に倒そう。
俺はビルド専用武器のドリルクラッシャーを取り出す、
これは俺が開発したものでは無く、
ビルドドライバーの…
ナイトローグ「ハァッ」
創破「くっ、強いな…技量でスペックを補っているタイプか!」
ナイトローグ「対してお前はスペックで技量を補っている様だな。」
創破「的確に見抜いてくるなぁ!」
ドリルクラッシャーに横に薙ぎ払い、
ナイトローグと距離をとる、
自分は今まで戦闘とかをせず、
平和な日々を過ごしていた。
だから戦闘では仮面ライダービルドとしてのスペックを活かしきれていない、
言うなら宝の持ち腐れだ。
だがそれでも、
この平穏な日々を2度も壊されてたまるか。
創破「一応持ってて良かったな、こいつでッ!」
俺はサイドにあるフルボトルホルダーから2本のボトルを取り出す、
ウォッチフルボトルだけだと窮地の際に対処出来ない場面もあると考えてフィジカルを強くする系のボトルと目くらまし用のボトルだ。
『パンダ!ライト…』
その2本を振り、ベルトに装填するとレバーを回し始める。
創破「ビルドアップ!」
装甲を纏い、
パンダライトのトライアルフォームへと姿を変える俺、
トライアルではあるが行けるはずだ。
所持しているフルボトル
ラビットフルボトル×タンクフルボトル
ウォッチフルボトル
パンダフルボトル(new)
ライトフルボトル(new)
不明なフルボトル×8本