Re:Born・Build─生まれ変わりのビルド─   作:LEIKUN0227

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書き方は自分にとって見やすい様に28文字辺りで次の行に進む様にしています。


第二章
第8話 始まる新学期


 

 

──数日後──

 

私は木龍美織、

高校三年生になった女子高生だよ。

 

高校3年生に上がった私は、

改修工事と現場検証が行われ結構見た目が変わった学校に登校していた。

 

各学年が1つ上がる進級式、

そこで起きた不審者が乱入した事件、

それによって教師数名、生徒数名が亡くなってしまった。

 

直ぐに取るべきだった措置である

直ちに110番通報し、警察と救急に出動を要請する事。

 

教師、職員が児童生徒の安全確保と避難誘導を行う事。

 

これら全てが行われていなかった事。

 

そして進級式を行う際、

近年流行ってる新型ウイルスの感染確率を少しでも減らそうと保護者の出入りを禁止する試みをしたのが不味かったみたいで、

1部保護者や1部教師等の家族等による学校への押し掛けや、

「息子を返して」や「娘を今すぐに返せ」と電話が殺到したという。

 

校長と教頭が警察、教育委員会、保護者、地域関係者へ速やかに連絡し、

状況を説明する事も校長と教頭が亡くなった事により、

その説明に時間が掛かったりだとか…

 

事件の再発防止策として防犯設備の強化と、

校内巡視体制の見直し等をしたり、

カウンセラーを雇ったりと…

 

色々な事があったようで、

進級式から"数日"が経過しながらも学校は無事に再開する事に成功した。

 

美織「おはよう」

 

「おはー」

 

「おは…ウッ…」

 

道中ですれ違った同級生や後輩達の表情は様々で、

あの時の光景を忘れられないのか、暗い表情をしていたり、

何か良い事があったのか明るい表情をしていたりと色々だった。

 

「あ〜…おはよう、美織〜」

 

美織「おはよう、今日も眠そうだね、夏帆(カホ)。」

 

3年生の教室に着いた時、

後ろから気怠さを感じさせる話し方をした人が話しかけてきたのは、

土浦 夏帆(ツチウラカホ)

私の友人であり、2年生では同じクラスメイトだった。

 

夏帆もこの高校からの付き合いで、趣味は寝る事。

 

進級式の時、

例の不審者が現れた時も、

そのまま椅子に座ったまま寝続けてたらしく…

まぁ、ある意味凄い存在だよ。

 

夏帆「自分さ〜一足先に自分の教室に着いたんだけどねぇ〜同じクラスだったよ〜3年A組〜」

 

美織「本当?もう1年、同じクラスで居られるね。」

 

夏帆は眠りすぎる事はあるけれど、

文化活動の仮入部の時は凄い集中力で

仮面ライダービルドのラフ画を描いてたのをよく覚えてる。

美織「3年A組は…ここだね。」

夏帆「そ〜そ〜…席は黒板に貼ってるよ〜」

 

美織「OK、ありがと。」

 

夏帆「どーいたしまして」

 

3年A組は3階廊下の1番奥から3番目にある教室。

 

私はこれから1年使う事になる教室のドアに手を掛けて開く。

 

《ガラララッ》

 

と音を立ててドアを開くと目の前の壁にぶつかった。

 

「おっと…悪いな、前がよく見えてなかったみたいだ。」

 

美織「?…あ、此方こそすみません。」

 

と思ったけれど、普通に背が高い人だったみたいで、

同じタイミングに出ようとした所でぶつかったみたい。

 

上を見上げれば目がシュッとしてて眼鏡を掛けた男性と目が合う。

 

「あー…怪我はないか?」

 

美織「大丈夫です。」

 

「それなら何よりだ。じゃあ、また今度――いや、すぐにでも会うことになるかもな。」

 

美織「?」

 

「このクラス…面白くなりそうだ。それじゃあな木龍…さん。」

 

美織「あっ、はい。」

 

少し爽やかな声をしている男性だったけど、

誰なんだろうというのが先に来た。

 

教員や教師の中では見た事無い人だったので、

進級式の後で配属された教師、もしくは教員なのだろう。

 

そう思い、教室から去っていく男性の後ろ姿を見ていた。

 

─────

──体育館──

 

数十分後、始業式があった。

 

私を含めた3年に上がった元2年生全員も出席し、

校長の話を聞いていた。

 

校長は進級式の途中で起きた爆発により亡くなってしまい、

急遽別の校長が代わりに来る事になったらしく、

その紹介も兼ねて行われるらしい。

 

「続いて、新しくこの学校に赴任した校長先生から一言…」

 

「皆さん、おはようございます…」

 

舞台上に立った新しい校長の言葉に返すように生徒達は「おはようございます」と口々に返すのが耳に入る。

 

私を除いて。

 

美織「…あの人は…」

 

舞台上に立つのは、

爽やかな声をしていて眼鏡を掛けた男性…

先程教室に入る時ぶつかった男性だった。

 

美織(すぐにでも会うってこの事だったみたい。)

 

校長「で───、や──」つ

 

ちょっと癖がありそうだけど、優しそうな男性そうだ。

 

…私は隣に並んで座っているクラスメイト達を見る。

 

クラスメイトの何人かは2年生の頃に同じクラスメイトだった友達が何人か居たよ、夏帆とか。

 

だけど、あの事件で心に傷を負った生徒もかなり居たみたいで、自ら学校を高退してしまった生徒や、

学校に来ていない生徒が十数人程居た。

 

特に後者が多く、それが特に多かったのは私達3年生だった。

 

授業を受けたり、

仲の良かったりした先生が何名も死んだというのはとてもショックで、

気持ちの整理をしたい、1人になりたいと言った理由で休んでいるんだと思う。

 

実際、私も気持ちの整理にもう少し時間は欲しかったけど、

友達(創破達)が心配だった私は、

始業式の今日から登校して創破を探した。

 

嬉しい事に同じクラスで、当時はよしって思ったよ。

 

その後すぐ、創破が学校に来ていない事に気が付くんだけどね。

 

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