書きたい時、ふと話が頭に浮かんだ時に書いている為、ストックはほぼありません。
知識の間違えなどありましたらご指摘お願いします。
登場人物は全てフィクションです。
1曲目 君のヒーロー
辺りはイルミネーションでキラキラしてなんなら、雪も降り超いい感じのムードの12月24日。
こんな良い日に俺は彼女に振られた。
理由は遠距離恋愛と新しい彼氏が出来たからとの事。
確かに俺は香川で相手は東京。月に逢えても3回〜4回ほど。
俺は渋谷でカップル共がイチャイチャしているのをぶつからないようゾンビのようにとぼとぼ歩いていた。
そんな時、目の前に紙と手が出てきた。
ふと前を見ると、可愛らしいショートボブの茶髪の女の子が立っていた。
服装は緑を基調としたフリフリの服。
「あの大丈夫ですか?」
その女の子は心配そうにこちらの顔を覗き込んできた。
確かに、今の俺の顔は泣いた後で顔が少し腫れてるし、彼女に振られて絶望したような顔をしてるかもしれない。
だが、それよりも━━━━━━
「いや、僕よりもこんな時期にその格好で大丈夫ですか?めちゃくちゃ寒そうなんですが…」
なんせ、女の子の服装は半袖でお腹も出しているし、スカートもそこまで長くなくこんな雪も降っている時にする格好では無いと思ってついツッコンでしまった。
「ははは!やっぱりめちゃくちゃ寒そうにみえますよね!
一応、上着も持ってきてるんですけど、どうせならちゃんと衣装見て貰いたいな!って思っちゃってこの格好でビラ配りしてるんですよ〜!」
女の子は人懐っこそうな笑みをしながらそう言った。
ふと、俺は差し出されていたビラを見た。
「アイドルの方…なんですか?」
ビラには7人の女の子が載っておりその中には目の前の彼女も載っており、その下にはでっかく12月25日デビューライブ!と書かれていた。
「そうなんですよ!明日デビューライブで色んな人に知って貰って来てもらいたいんですよね!お兄さんは明日行けたりとかします?ちなみにチケットは500円とワンコイン!」
明日…明日か、元々は彼女と…いやもう元カノか、デート行く予定だったがもう無くなったしな…
「予定なくなったんで…行けますね」
「うぉ、もしかしてわっち地雷踏んじゃった!?ほんとごめんなさい!」
申し訳なさそうに謝る彼女を見て、いらない一言言っちゃったなと思った。
「いやいや、全然大丈夫ですよ!」
「━━━━━━でも、明日のライブで絶対行ってよかった。って思うライブに絶対にするから!君のヒーローになってやんよ!」
そう真剣な顔で言われた。
「なら、絶対いくしかないですね〜」
俺はそう言って財布から500円を取り出し、彼女に渡した。
「ありがと〜!そういえばお兄さんのお名前聞いてなかったね!」
こういう時にニックネームで言うのか自分の本名を言うべきなのかも分からなかった為、俺は下の名前を答えた。
「了解!んじゃ、チケットにサインとか書いちゃうね〜!
てか、私もしかして自分の名前言ってない!?
そう言って彼女はチケットを俺に渡した。
チケットには『カケルくん 絶対ライブで楽しませてみせるZE☆ 不知火 うさぎ』と書かれていた。