俺は現場(ライブ)で愛(コール)を叫ぶ   作:ベアキャット

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ストックないですが、構想はあるので必ずエタること無く後日少しずつ投稿していきます。


2曲目 アイドル

12月25日辺りは昨日に引き続きクリスマスムード真っ只中そんな時に俺は渋谷にあるライブ会場へと足を運ばせていた。

正直、東京に住んでいない事やライブ自体一切行ったことない為、Googleマップと睨めっこしている真っ最中だ。

 

「東京ってなんでこんなに複雑なんだ…

てか、東京行く時毎回思うんだけど、なんで位置情報毎回少しズレるんだよ…範馬勇次郎が4km/h以上の速さで動いてんのか?」

 

などと色んな愚痴を独り言しながら歩いているとようやく会場前に着くことが出来た。

入場開始まであと10分って所。待っている人数はそこそこという感じだ。

待っている人達は、話したり、スマホを弄ったりと思い思いに時間を過ごしており、年齢も俺と同じ20代ぐらいの人もいれば40代、50代と年齢層もバラバラだった。

それよりも俺がびっくりしたのは、女の子も結構いる事と、Theオタクみたいな人もいれば、普通にトレンドの服を着こなしている人も居る事だ。

そのような人間観察をしていたら━━━━━━━━

 

「入場開始します!まずはS席次にA席その次にカメラ席最後に手売りチケットの順でお呼びします!

S席の1番から10番の方入場開始をお願いします!!」

 

そのような声が聞こえてきた。

俺は多分、手売りチケットだから最後の方だろうな。

そしてチケットを見ると不知火さんに昨日書いてもらったメッセージ以外に番号が書かれていた。

番号は35番。多分これも入場の番号だろう。

そうして、番号が呼ばれ、自分の番がやってきた。

地下へと続く階段を降りていくと

 

「ドリンク代600円ご用意のほどよろしくお願いします」

 

との声が聞こえた。

チケット代とは別にドリンク代が必要らしい。

財布から600円を取り出し、自分の番を待っていた。

チケットを受付に渡すと受付の人に「目当ての方は誰ですか?」と聞かれた。

俺は昨日会ったあの女の子、不知火うさぎさんと答えると受付の人は線を1本引き正の字を完成させていた。

人気調査とかそんな感じだろうか?正直初めて来たから全てにおいて全く分からない。

その後、ドリンク代を払い、オレンジジュースを貰い入場した。

会場内は特に椅子とかはなく、立ち見のようだ。

中間にのエリアには棒ががあり、それより前が前方エリアのようだ。A席と手売りチケットは場所は特に指定は無いみたいだ。

開演まで残り10分ほどある為、俺は色々調べることにした。

 

まず先程のドリンク代だ。あれはここ以外でも払うらしい。場所によっては再入場する度にドリンク代が必要になってくる場所とかもあるとか何とか書いていた。入るためには必ず必要らしい。

ちなみになぜドリンク代が必要なのかと言うと、飲食店登録は、ホール・会場の登録よりも簡単らしいのだが、その代わり、飲食店として営業しているが為、飲み物や食事の提供する必要があるんだそうだ。

 

次にこれから見るアイドルグループなのだが、俗に言う地下アイドルと言う括りになるようだ。

地下アイドルとは地下の会場でライブをしているグループと言う意味ではなくメディア出演しているようなグループではなく、一般的では無いマイナーなアイドルの総称のようなものらしい。

 

そのようなことを調べていたら━━━━

 

『本日はデビューライブにお越しいただき誠にありがとうございます』

 

知っている声がアナウンスとして聞こえた。

 

『本ライブでは動画撮影、カメラ席以外での写真撮影、またモッシュ、リフトなどの危険行為は禁止とさせて頂いております。ルールを守って楽しくライブに参加してください!もう間もなくライブを開演致します。今暫くお待ちください!以上!不知火うさぎでした!』

 

やっぱりそうだ、しら━━━━━━

 

 

「「「うさぎちゃーん!!!」」」

 

周りから急にそんな声が聞こえた。

やはり彼女は人気なんだろう。

受付での正の字も彼女の数はほかの比べても2、3番目ぐらいに多かった。

 

そんなことを考えていると、急に舞台以外電気が暗くなった。舞台の方も先程より暗くなっている。

いよいよ始まるのか、俺は正直めちゃくちゃドキドキしている。

 

━━━━━━━━━━━BGMが流れる

 

 

後方からの景色は圧巻だった。

クリスマスのイルミネーションとはまた違う。

ペンライトの明かりそれは固まって同じ色もあればまばらで色んな色があるとこもあるそれがBGMに合わせて同じように振られていく。

BGMに合わせて舞台には1人、1人とアイドルが現れ、7人が揃うと舞台は照らされ、アイドルたちは決めポーズを取っていた。

 

「クラップ行くよ!」

 

1人のアイドルがそういうとアイドルの手拍子に合わせて俺含め会場全員が手拍子をする。

 

BGMが終わり、舞台はまた薄暗くなる。

 

本番はこれからだった。

 

1曲目が始まった。

 

イントロを聴きながらアイドルの、いや、不知火さんを見ていると━━━━━━━━━

 

「「「うーはい!うーはい!うーはい!うーはい!」」」

 

周りが急に叫び出した。

そしてはじまるパンパカ パンパンのクラップ

 

「「「しゃー行くぞ!」」」

 

「「「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイパー!ジャージャー!」」」

 

俺は困惑した。

 

だが、それ以上に一体感が感じ、そのコールに楽しそうとかかっこいいとか思ってしまった。

そして、はじまる歌い出し、何もかもが初めてだった。

高揚感。もっと俺もこの空間に一体になりたいと思った。

 

不知火さんのソロパートが始まった。

舞台にいる彼女はとても凄かった。

踊りもキレッキレで歌声も綺麗。彼女の全てが輝いて見えた。

不意に彼女と目が合った。

そして、彼女の指差しが明らかに俺に向けられた。

ドキドキが止まらなかった。

今の俺の顔、絶対ニヤけてキモい顔になっていると思う。

 

これが、ライブなんだ。

 

「あぁ、彼女の言う通りだな…」

 

俺は小さく呟いた。

 




コールやMIXは楽曲判定になるのかだけが心配です。
誤字、知識の間違えのご指摘お待ちしております。
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