八幡 of dxd   作:バイオ

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油断

あれからしばらく黒歌の怪我が治るのを待った。

その間八幡達は普段通りに学校に通っていた。

中学は所詮小学校の延長なので八幡はハブられていた。

理由は髪と目の色による事で、更に虐めても動じないからハブるということで落ち着いた。

 

だが女子は色恋沙汰が好きな年頃な時期で、そんな中八幡は優等生でクールでイケメンで更に髪と目の色が違っていてそれが似合っているので神聖化されているが故に誰も近づけなかった。

 

だから八幡はボッチだった。

 

八幡が騒がしい教室に入ると一瞬静まり、そのあと男子は八幡を無視し、女子は小声で話すようになる。

それを八幡は気にせず席に着き鞄から本をとり読書をするのが日常だ。

 

 

放課後は街に行き本やご飯の材料を買ったりして帰ることが多かった。因みに黒歌のご飯は小町がいるから猫缶しか与えていない。でも味がもうひとつ美味しくないと文句を言い続けたから、売っている全種類一度買ってその中から選ばした。結果一番高いやつだった。

 

お金は八幡自身が仕事をしているので問題がない。

仕事とは父親の跡をついで何でも屋の仕事をしている。

だけど八幡は一応学生なので日中の仕事は母親がしている。因みに母親の仕事は受け付けと表側の仕事が多く、八幡の仕事は裏側が多い。理由は八幡の能力が裏側の仕事に優れているからだ。因みに八幡は裏社会ではファントムと呼ばれている。何故そう呼ばれいるかと言うと実際に見たことがあるものがおらず、音もたてず気配も見つかることもなく仕事だけは必ず成功させているからだ。

 

 

黒歌は怪我が治る頃には比企谷家のペットとして認められていた。

八幡は最初保険として、家族(特に小町)に対して何も攻撃できないように影を弄った。黒歌はその事には気づかなかった。

それからたまに小町が寝てから八幡と黒歌は話をした。話をしたり観察した結果、害がないとわかった。

黒歌は基本的に妹中心だったことが一番八幡に信用されている理由だ。

 

そのあと八幡は黒歌の実力が知りたかったから模擬戦をした。結果は黒歌は強いが八幡には及ばなかった。

黒歌は仙術や魔法に長けていて空間魔法も使えた事が八幡には嬉しい誤算だった。更に八幡は仙術の相手をするのは初めてだったので若干手こずったぐらいだった。

黒歌は悔しがった様に見えたが勝てなくても対して落ち込むことはなかった。

そのあと黒歌は八幡に眷属にして欲しいと頼んだが、八幡はまだ黒歌の問題が残っている限り眷属にはしないと断った。でも解決できればしても良いと言ったので黒歌は一応納得した。

 

そのあと八幡はラノベや漫画で得た技の応用?を提案したら、黒歌は実際に試すと成功し思ったよりも凄かったので、八幡は黒歌に家に誰もいないときにラノベや漫画、アニメを見ることをすすめた。

 

黒歌はたまに散歩に行くことがあった。行くときには八幡に声をかけてから行っていた。因みに散歩へ行く場所は妹のいる所で遠くから眺める程度で済ましていた。八幡に事前に調べてもらっていたから許可がおりたのだ。

 

 

二年が経ち今日は小町の中学の入学式だった。

その日八幡は落ち着きがなかった。

理由は小町の入学式があるからもあるが、学校に来てからしばらくしたとき何か嫌な予感がしたからだ。

この嫌な予感は小町の入学式無事に終わっても無くならなかった。

 

そして午後の授業が終わり帰り支度をしていたら、急に魔力の反応があり、八幡は急いでそこに向かった。

向かっている途中に気付いたのは魔力の反応が10個あり、その一つが黒歌の魔力の反応があったことや場所の自宅であることだ。

 

 

自宅に着くと結界が張ってあり八幡その結界に神器を使い影で結界を覆い干渉し、結界に入れるようにし侵入した。

 

 

家はぼろぼろになっていて、更に奥からはまだ音がしていた。

八幡は一応玄関から入ろうと玄関に行くと、小町が血塗れで倒れていた。

 

その時、八幡の中で『プツン』と何かがきれる音がした。

 

 

 

 

黒歌side

 

 

今日は小町の中学の入学式だ。

そういえば白音は元気かな?最近いってないから様子でも見に行こう。と自分でできる限り気配を消して白音の様子を見に行った。

 

八幡に気配を上手く消す方法をいろいろ教わっていたので、気配を消すことは上手くいていた。

 

白音を遠くから眺め、大分元気になっているし、今回の主は扱いが良さそうだった。

 

しばらく見たあと家に帰ることにした。

 

だがこの時黒歌は気づいてなかった。元主の眷属が白音を監視し黒歌が来るのを待っていたことを。気配は消せても姿は消せない故に見つかったのだ。

 

 

黒歌は久しぶりに白音を見たので機嫌が良くなっていて、尾行されているのにも気づかずに家まで帰ってしまった。

 

 

元主の眷属は主に報告すると、主は眷属を連れてやって来た。

 

 

黒歌と小町がじゃれあっていたらチャイムが鳴った。

黒歌は悪魔が来たことに気付いた。更に元主の魔力の反応を感じ小町には出させないように必死に抵抗したが、小町は黒歌を振り切り玄関に向かった。

 

黒歌は小町が玄関を開けるまでに転移させようと魔法を発動した時、玄関の扉が爆発し扉の破片が小町に当たり、小町は傷だらけになり血を流しながら倒れた。

そして元主の眷属が小町の胸を剣でひとつきした。

 

黒歌はその光景を見てしまい、八幡と小町への謝罪を込めて元主とその眷属を殺そうと決意し戦った。

 

だけど相手は9人で全員上級クラスだから分が悪かった。前の反逆したときは不意をついたから出来たことで今は正面からなので敵わなかった。

 

でも出来るだけ抵抗として、八幡と協力して編み出した技を使っても傷をつけることはできても倒すまではいかなかった。

 

 

そんな時八幡の気配がした。黒歌は八幡が来たことに少し安心したが、八幡の気配は玄関で止まってしまった。

 

すると膨大な魔力と何かの気が八幡から溢れだした。

やがて家全体が影に包まれた。

 

さすが元主達も焦り始めた。そんな焦りも知らず足音が近いて来ていた。元主達はその足音の方へ視線を送ると左手に長刀右手には短刀を持った八幡がいた。目は怒りで染まっていた。そこで口が開いた。

 

「小町を殺したのはおまえらか?」

 

すると眷属の一人が

 

「はあ?もしかして玄関にいたやつか?それなら俺達がやったぞ。それにお前一人で」

 

喋っている途中でそいつの首が飛んだ。

 

「覚悟は出来ているんだな?」

 

と八幡は言った。すると元主が

 

「お、怯えるな。相手は一人だ。全員でかかればかてる」

 

「「「うおー」」」

 

と三人が突っ込んだが八幡の刀は振る速度が速すぎ、三人には八幡がただ突っ立っているように見えたが、気付いたの時には首と胴体、両手両足が斬られ分断されていた。

 

次に二人が魔法を使い遠距離攻撃をしようとしたが、八幡は右手の短刀を落とし手を開いて前に突き出すと影がその二人を包みこんだ。

影は薄く膜みたいになると、八幡は右手を閉じると二人を包む影がだんだんと小さくなっていき、二人の悲鳴が鳴り響きやがて影は、手のひらサイズになると地面に落ちていき、地面にある影に吸収された。

 

その光景を見ていた黒歌を含む5人は唖然としていた。

一番先に戻ってきたのは元主だった。

 

「お、おい。おまえら、俺を逃がすために時間を稼げ」

 

と言った瞬間八幡は元主達の足元に何かを投げた。

その投げたものはボールペンだったが、それは影に突き刺さっていた。すると元主達は身動き一つ出来なくなっていた。

 

 

「お、おい。俺を誰だと思っているんだ?」

 

「ああん。俺はお前が誰だろうと関係ねえよ。関係あるのは小町を殺したかどうかだ。そしてお前らは小町を殺したそれで十分だ。」

 

「お前は何をしているかわかっているのか?」

 

「俺は復讐しているだけだ。殺されたくなければ、歯向かわず、俺の言うことを聞け」

 

「はっ、誰かお前の言うことを聞くか」

 

「そうか」

 

すると八幡は元主の眷属の三人にまた影の膜で包みこんだ。そして八幡が右手の指ちょっとを動かすと三人の右腕があらぬ方向へ向き更にねじりながら動いた。三人の悲鳴が響く中

 

「まだ聞かないか?」

 

「そんなこけ脅しに屈するか」

 

「そうか。すまないな、お前達の主がバカだからこんなことになってな。遺言はあるか?それと殺るならじわじわか一気にするのはどちらがいい?」

 

「俺は遺言はねえ。それとできれば一思いにしてくれ。」

 

「恋人に謝っといてくれ。俺も一思いにしてくれ」

 

「俺は家族を守らないといけないんだ、だから殺さないでくれ。何でもするから頼む」

 

「わかった。本当に何でもしてくれるんだな?」

 

「ああ。俺に出来ることなら」

 

「他の二人は良いのか?」

 

「「構わねぇ。惨めを受けるつもりはない」」

 

「じゃあさよならだ。」

 

と言って二人の首をはねた。

 

「さてどうする?」

 

「…わかった。要件を聞こう」

 

「まず黒歌についてだ。黒歌のはぐれを取り消して貰う。これは主なら出来る。そのあと俺の駒の僧侶一つとトレードして貰う」

 

「そんなことで助かるのなら構わない。」

 

「あと反逆してこないように保険をさして貰う。それと小町 を殺した罪は死ぬよりもつらい苦痛を味あわせてやる」

 

と言って八幡は元主を影で包みこんだ。

 

「おい、お前。このあと主に言ったとうり黒歌のはぐれを取り消しそのあとトレードするのを監視しろ。それでお前の罪はなくしてやる。腕については後で正しい向きにしてやる。そのあとは1週間ぐらい安静にしとけば普通に使えるようになる。それで家族を守れるだろ?」

 

「ありがとうございます。それと名前はジャックです」

 

すると八幡はそいつの腕を影で包み腕を治した。

 

 

しばらくして元主の影が取り払われた。だが見た目はかわらなかった。

 

「な、何をしたんだ?」

 

「魔力を無くした。それと下半身不随と味覚嗅覚触覚を無くしたからな。これはフェニックスの涙でも治せないからな♪つうことでジャックあとは転移してやってそれから頼んだぞ」

 

「は、はい。わかりました。」

 

と言ってジャックは主を連れて帰って行った。

 

 

「黒歌何があった?」

 

「グスッごめんなさい。ごめんなさい」

 

 

と泣きながらずっと謝っている。

 

「心当たりがあるのか?」

 

「…あるにゃ。ごめんなさい。今日勝手に白音の様子を見に行ったにゃ」

 

「…そうか。気配は消していたのか?」

 

「…うん。気配が消えていることに油断していて多分姿を見られたにゃ」

 

「…今回はお前が原因なんだな?じゃあどうする?」

 

「…謝って許されることでないことはわかっているにゃ。でも償わせてほしいにゃ」

 

「わかった。とりあえず家を元に戻せ。それで当分家にいてもらう」

 

「わかったにゃ。本当にごめんなさい」

 

「…小町を転生させる。そして全て話す。今後こんなことが起きないように対策もするから手伝え」

 

と言って八幡は小町の所へ行った。

 

「ごめんなさい。ありがとうにゃ」

 

と黒歌は八幡の背中に向かって言った。

 

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