小町への講義した翌日からは近くの公園へ行き結界を張って実地訓練を始めた。
それから数日後小町が悪魔の体に慣れてきたところで八幡は小町に神器があることを告げた。
八幡は小町に神器の出しかたを教えた。
「えーと、まず目を瞑れ。それから…自分の胸当たりに意識を集中しろ…それで集中していたら何かぼんやりした塊があるだろ?それを掴むイメージをしてそれを掴め。掴めたら…目を開けて自分に何か変わったところがないか確認しろ。もしかしたら何かの装飾品かもしれないからな。」
小町は八幡の言うとうりにした。すると見覚えのないペンダントがされていた。
「へ?ペンダント?お兄ちゃんいつの間につけたの?」
「いやつけてないぞ。それが神器だ。確かお前の神器は『慈愛の加護』っていうやつだったと思う。実際はどんなものかしらんから何ともいえんが…」
「…じゃあこれが小町の神器なんだね。で、何が出来るの?」
「…俺も詳しくはしらないから…じゃあ詳しい奴に聞くか」
「へ?お兄ちゃんにそんな知り合いが?」
「…いや違う…と言うか一切知らん奴だ…つうことで小町ちょっと衝撃を与えるけど耐えろよ?…グラハム」
「へ?……うぎゃ」
八幡はグラハムに協力を頼みドラゴンの気を小町にぶつけた。
「おーい、小町?大丈夫か?」
「…う、うーん?たぶん大丈夫」
『う、うーん?誰よ無理やりおこして』
「お、一回で目覚めたか。とりあえず気分はどうだ、アフェンションドラゴン?」
八幡が起こしたのは小町の神器に眠るアフェンションドラゴンだった。
『もう最悪よ。それで一体何かあったの?…ん?この感じはもしかして…グラハム?』
『ああ、俺だ。まあ久しぶりだな、ルイス。それで込み入った話もしたいが、とりあえず俺の主が用があるようだからな』
『ふーん。グラハムも封印されてたんだ。で用って何なの?』
「ああ、それは…」
八幡は訳を伝えるとあっさりと受け入れられた。と言うか何故もっと早くおこしてくれなかったのかと怒られた。がこれで小町の神器については問題がなくなった。次は小町の訓練なのだが最八幡は最低限教えておくことはするが他は黒歌に任せることにした。理由は黒歌が暇をもて余していたし僧侶同士のほうがいいと思ったし魔力の使い方は黒歌のほうが上手いからだ。ただ単に八幡がめんどくさいからだけではないかと小町と黒歌は思っていたが、小町的には良かった。
話が終わりとりあえず今日の訓練をしようとしたら黒歌の元主から連絡があり、黒歌のはぐれを取り消したからトレードしに領地まで来てくれと言ってきた。
八幡はめんどくさいと思ったが、黒歌の問題がこれで終わるからいいかと納得して行くことになった。まああいつを動けない様にしたから仕方がなかった。
なので黒歌を連れて行かないといけないので小町にはルイスと話をして神器のことを聞いて多少使ってみると良いと言った。一応は家に結界を張っていくから多少は派手なことでも近所には迷惑がかからないとも伝えておいた。
そして八幡は黒歌に案内を頼んで指定された時間に目的地についたが、その場所は5階建ての廃ビルだった。
八幡はその廃ビルに入る前に黒歌に周辺の気を探らした。すると元主とその眷属のジャックとその他に上級クラスの30の気があると黒歌は答えた。
「はあ、殺し屋か何かを雇ったみたいだな。だが今回はもう容赦はしないが…良いな?」
「うんにゃ。ぼこぼこにして殺るにゃ」
「ああ、でも元主だけは置いとけよ。まだトレードが終わってないからな。けどその後は地獄を見せてやる」
と八幡はニヤリと笑った。
それを見た黒歌は八幡のことが怖くも思ったがそれ以上に頼もしく思えた。
「…徹底的にしてやるにゃ」
二人はお互いを見て頷くと廃ビルに入っていった。
指定されていた3階の一室に入るとそこは会議室見たいな感じで元主とジャックがいた。
「やあ待っていたよ。いろいろと時間がかかってしまってすまない。…とりあえず座ってくれ」
「…そうみたいだな。じゃあ早速トレードしないか?」
八幡と黒歌が椅子に座るとジャックがコーヒーを出してきた。すると黒歌は警戒して匂いを嗅いでいた。そして八幡に目で危ないと伝えたが、八幡は
「ん?どうした黒歌?」
「えーと、…ちょっと」
黒歌がいいよどんでいたらジャックが
「どうしたんですか?只のコーヒーですよ。何も入れてませんよ?」
「だそうだ。あいつもああ言っているし。まあ大丈夫だ」
と言いニヤリとした後八幡はコーヒーを飲んだ。
そして何もない様に飲んだが、顔をしかめた。
「…にげぇ。俺ブラック飲めねーんだった。」
「は?何言ってるにゃ?」
「いやお前が警戒していたからミルクとか入れるのわすれてたわ。すんませんもっと砂糖とミルクくれませんか?俺甘党なんで」
するとジャックがミルクと砂糖を持ってきた。
「これぐらいあれば大丈夫ですか?」
「ええ、これぐらいないとのめませんね。黒歌飲んでも大丈夫だぞ」
「…えーと、わかったにゃ」
と言うが黒歌はなかなか飲まなかった。
「…ん?どうした?飲まないのか?」
「…そ、それは…熱くて飲めないから冷ましているにゃ」
「…そうか。じゃあそろそろ話を進めるか」
とニヤニヤと口元がゆがんでいる元主に話をふった。
「んー?まあいっか。じゃあトレードしよう」
そして無事にトレードが終わった。
「ではもう用がないので帰ります」
「そうか。ご苦労様。また会える日を楽しみにしてるよ」
八幡は黒歌を連れて部屋を出ると黒歌が
「あれ?あいつらは捕まえないのかにゃ?」
「ああ、まだ何もされてないからな。でもされたらすぐにやり返すさ」
そして一階につくと10人ぐらいが入口周りで待ち伏せをしており、更に背後から20ぐらいが現れた。
前の奴等は武器を持っておらず魔法を使う構えをした。背後の奴等は武器を持っており今にも襲いかかって来そうな雰囲気をしていた。すると前の奴の一人が
「お前達に恨みはないが仕事なんでな…死んでくれ」
と言うと全員が一斉に仕掛けてきた。
「黒歌お前は前の奴等を頼む。無理そうならその辺に隠れてサポートしてくれ」
「わかったにゃ。でも無理はしないにゃ」
と言うと黒歌に前の奴等に魔法を放った。
八幡は両手を少しだし手のひらを下にすると、その手のひらから短刀と長刀が出てきた。そして駆け出していった。敵が武器を振るってきても八幡はその攻撃をかわしたり武器でいなしていって、更に敵の急所を的確に攻撃して殺さない様にしながら戦闘不能にしていった
敵は最初の方は別々に攻撃してきたが8人倒したら敵は連携攻撃してきた。連携攻撃もかわしたり武器でふさぎ更には反撃しながら戦い6人倒したら残りの奴等は遠距離攻撃をしていた奴等と合流した。
遠距離攻撃をしていた奴等は黒歌が相手をしていて5人倒していた。だから残りの敵は11だ。そして八幡は
「おーい、まだやるか?」
とニヤリと笑った。そしたら黒歌が八幡の隣にきた。
でも黒歌はちょっと息をきらしていた。
すると相手が言ってきた。
「まさかここまてやるとはな。だがもう容赦はしないぞ」
「…じゃあこっちももう手加減はいらないな?ここからは殺していくから…死にたくない奴は逃げてもいいぞ?残った奴はそのつもりでな」
「バカにするな…お前らガキになんかにやられねえよ…野郎共いくぞ」
敵の魔法を使っていた奴等は味方にサポート魔法を使い能力を上げていった。
だが八幡は
「黒歌、お前はちょっと休んでろ。後は俺一人で十分だ。それと少し下がってこれでも飲んどけ」
と言うと八幡は影からお茶を取り出し黒歌に渡した。
「えっ!だ、大丈夫かにゃ?」
「俺を誰だと思っているんだ。まあ見とけ」
八幡はニヤリと笑った。黒歌が後ろに下がったのを確認
すると八幡は長刀と短刀の柄をくっつけ二刀一刃にし右手に持ち少し後ろに手を持っていき回し始めた。そして左手を相手の方に向けてしばらくそのまま二刀一刃を回し続けた。
敵が準備が終わる前に八幡は二刀一刃を敵に向け投げた。一番前にいた敵にはかわされたが、敵全体の中心に二刀一刃が行った時八幡が掴んでいて、二刀一刃の刃に影を纏わし刃を伸ばし続けながらそのままそこで振り抜いた。
すると敵の全員の体が崩れていった。
そして八幡は黒歌の元へ戻った。だが黒歌は唖然とした表情で止まっていた。
「おーい、黒歌とりあえずは終わったぞ。後は仕上げにいくか」
「…へ?…あ、ああもう終わったにゃ?と言うか今のはなんにゃ?」
「ん?あれぐらいはどおってことはないぞ。それよりもまだあいつらはまださっきの所にいるのか?」
「ちょ、ちょっと待つにゃ。……うんまださっきの所にいるにゃ」
「そうか。じゃあこのビルからでるぞ」
「へ?あれ、あいつらの所へ行かないのかにゃ?」
「ああ、あいつらにはいろんなことをしてやるつもりだが、とりあえず第一段は痛い目にあってもらうからまずは外に出て準備だ」
「ん?何をするのかわからないけどとりあえずわかったにゃ」
と言うと八幡と黒歌は外に出た。そして八幡は黒歌に指示を出してビル全体に結界を張らした。更に八幡はその結界に影を纏わした。次に八幡は長刀を野球のバッターみたいに構えた。そしてまた長刀に影を纏わすがさっきの比ではないぐらい馬鹿デカイ刃を作りビルに向けて振り切った。
しばらくすると少しずつずれ始め、壁の分くらいずれたら上部分が地面に落ちるとそれを拍子にビルが崩れていった。周囲を見るとそのビル以外には何の被害もなく誰も気づいかずままに事をすました。
完全に崩れて土煙も収まるのを待ちその後瓦礫の下に生存反応があるか黒歌に調べてもらうと一人生きているみたいだった。
瓦礫から生きている方を引きずり出すと元主だったが傷だらけでぼろぼろで動けない状態だった。
すると八幡は元主の腹部分に手を当てると、そのまま手が沈んでいってもぞもぞと動かしていた。
「思ったよりもしぶといな。だが、地獄を味わうのはこれからなんだな」
そしてしばらく腹に手を入れ動かしていたが終わったのか手を出して。その次に八幡は元主の瞼をを 開けさせ眼球を取った。すかさずもうひとつの眼球も取り影からビンを取り出しそれに入れるとビンを影にしまった。
その次は元主の影に手を入れると黒歌に話しかけた。
「おーい、黒歌?こいつの苦手な料理ってなんだ?」
が黒歌は八幡の行動について行けず唖然としていて八幡の声も届かなかった。なので八幡は何度か話しかけるとようやく黒歌の意識が戻った。
「へ?…あ、えーと、ねばねば系のやつだったはずにゃ。」
「うーん?じゃあ納豆でいいな」
「えーと、何をしているにゃ?」
「えっ、ああ、こいつの味覚を全て納豆味に変更させているんだ。それと知っているか?影はそのものの情報を全て知っており、えーと、まあ生き写しみたいなんだけどちょっと影の情報を弄ればその本体にも影響を与えるんだよ。まあこれをするには俺の神器がいるが、誰も気づかれず証拠も残さないんだ…いいだろ」
「…えーと、つまり情報を書き替えるとその本体に影響があり、そのとうりになるのかにゃ?」
「ああ」
「もしかしてそいつの能力を使えなくさせることも出来るのかにゃ?」
「ああ、でも使えなくさせることはできても新しく付け加える事はできないからな」
「へえー、すごいにゃ。それじゃあ八幡が相手の影を弄ればもう勝ちじゃにゃい」
「だけど弄るのは少し時間が掛かるんだ。だからそこまで万能ではない…よし終わった」
と言うと八幡は影から手をはなした、
「じゃあ次にいくぞ。こいつの屋敷まで転移してくれ。あとこいつも一緒にな」
「にゃ?…まあとりあえずわかったにゃ」
そして黒歌は準備をして転移をした。
屋敷につくと八幡は元主を適当な部屋に入りそこにあったベッドに寝かした。
そして黒歌に振り向き
「よしこいつの財産を全て一ヶ所に集めてくれ。まあ言わなくてもわかると思うが金目になるやつは全てだ俺はちょっとすることがあるから…たのんだぞ」
と言うと八幡は何かを探し始めた。黒歌は八幡の言われたとうりに財産を集めた。
しばらくすると黒歌は集め終わり八幡に話しかけると
八幡は何かの書類を見ていた。
「八幡。集め終わったにゃ」
「そうか。俺も終わった。じゃあ案内頼む」
と言うと書類を封筒に入れ立ち上がり黒歌について行った。集められた財産は部屋の半分ほどが埋まっていた。八幡はそれを見て確認すると影を全部に纏わすと全て影に入って行った。
「よし帰るぞ」
「うんにゃ」
と言うと八幡と黒歌は転移して帰った。
帰ると小町はすでに寝ていた。なので黒歌は八幡に疑問に思った事を全て聞いた。
まずはコーヒーについてだが、黒歌はあのコーヒーには痺れ薬が入っているのに気づいて八幡に知らせたのに八幡がそれを普通に飲んだがいつまで経っても効果が出ない事について聞くと、口の中の影でフィルターをかけたかららしく更には黒歌にも一応同じようにしていたらしい。
次に元主の腹に手を入れて何をしていたかを聞いた。
答えは胃と小腸を取り除き食道と大腸を繋げたらしい。あと影で情報を書き替えた内容はあいつは口に含んだものは全て納豆味になるということだった。
これのどこが地獄かというとまず味についてだが、苦手だとしても慣れれば気にならないが、一生その味しか感じないので必ず飽きがくるが食わないと生きていけないのでやむを得ず食べるしかないということだ。
更に胃と小腸を取り除いた事で食べ物は消化しきれず更には直通なのですぐに便がしたくなるからこれらが八幡が仕組んだ食の地獄だ。
次に目を取ったのはただ単に何でも屋の依頼で眼球が欲しいとあったからだ。
更には八幡が持ってきた書類とかには元主の地位を落とさせるための書類とからしい。