あれから人間界と冥界で仕事をしている。両立は思っているよりかは簡単だった。そしてその両方ともその手の業界を独占しているのだ。
って言っても八幡はあまり細かい指示はしていないのだ。特に人間界の方はそれぞれ各地に支部があるからその場で対処してもらっているからだ。まあたまに応援要員を送ったり視察に行かせたりするのだが。
でも無事?に何事なく高校入学までこれたのだ。
そして八幡の眷属は一緒の高校に入る事になっている。ちなみに眷属候補も入ってもらっていたりもする。なぜ候補なのかと言うと眷属に一度すればもう戻れないから必要になるまではしないと言うことになっている。あと他の悪魔に目をつけられない様に八幡がちょっと小細工をしている。 それと如月も一緒の所に通う事になっている。
そして今日から通うのは駒王学園と言う所だ。
この駒王学園は悪魔と人間が通っている珍しい学校だ。因みに理事長は魔王様だ。って言っても人間にはばれない様に暮らしているが。
八幡は一人で登校中だ。理由は一つ上の先輩に上級悪魔が二人もいるから先に挨拶をしようと思っているからだ。そしてなぜ一人なのかと言うと他の者たち一緒に登校してくるからだ。決してハブられているわけではなく一時間も速く家を出たからだ。
学校に向かっていると反対車線から犬が飛び出してきた。しかもタイミングが良いというか悪いというと言う感じで車が走ってきていた。
八幡はため息をついてから人が見ても速すぎないスピードで走りだした。そして八幡は犬を抱えるとそのまま車に引かれた。だがこの時八幡は車に当たる部分に背を向け間に鞄を挟んだのだ。しかも鞄には影を使いクッションにしたのだ。
だが衝撃は抑えられても弾かれたことには変わりはないので前方にそのまま転がった。この時にもまた制服に影を使いクッションにし更には受け身をとったので八幡には傷一つなかった。そしてそのまま八幡は起き上がり、何もなかったかのように犬を飼い主のもとまではこんだのだった。
「おい、今度は離さない様にしっかりしろよ」
と言って犬を返したが、その飼い主は呆然としていたが八幡は気にせずに学校に向かおうとしたが、車の運転手が降りて来た。
「大丈夫ですか?怪我はございませんか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「ですが、一度病院で検査をしたほうがいいのでは?もちろん検査費や治療費はこちらが支払いますので」
「ん。大丈夫ですよ。強いていえば制服が汚れたぐらいですので気にしないで下さい。それにこれぐらいは日常茶飯事ですので」
「は、はあ。では、もしなにかあったらこちらに連絡を」
と言って名刺を渡された。
「それでは俺も用事があるので失礼します」
と言って八幡は学校へ向かったのだった。
だが車の運転手さんはどうやら行く方向が同じ見たいで乗って行くか?と聞かれたが八幡は断ったのだった。
駒王学園へ着くととりあえず魔力を探索した。すると、大きいのは二ヵ所からだった。一ヶ所目は本校舎でもう一ヶ所は旧校舎からだった。どっちから行くかは迷ったが本校舎の方からに決めそこに向かった。
目的地に着くとそこは生徒会室だった。
八幡はため息をしてからノックをした。すると、返事がきたので中に入った。中には一人だけだった。
「失礼します。本日よりお世話になります。比企谷八幡です」
「ご苦労様です。噂はかねがね聞いています。私は支取蒼那です。生徒会長です。それでどういったようけんで?」
「まあ挨拶をしに来ただけですので、特に用はないのですが」
「そうですか。では、この学校は私の管轄なので問題を起こさない様にお願いいたします」
「わかりました。それと旧校舎の方は挨拶へ行った方が良いのでょうか?」
「そうですね。リアスはこの区が管轄だから挨拶しとく方が良いでしょうね」
「ありがとうございます。それでは失礼します」
八幡は生徒会室を後にし旧校舎へ向かうことにした。
さて、学校と区の管轄が違うかだ。単純に実力、能力
か?それとも期待度か?地位か?まあ関係ねえか?
俺は仕事があるから管轄何かあったら手に終えねえ。
どうしようかな?そろそろ眷属にしちまおうかな?
はあ。もうついちまったか。
八幡は考え事をしていたら旧校舎へ勝手に入りもう次の目的地までついてしまったのだ。そしてノックをすると返事が来て中に入った。中には二人いた。
「失礼します。これから世話になるので挨拶へきました。比企谷八幡です」
「は、ハチくん?」
「ご無沙汰してます。朱乃先輩」
「ちょ、ちょっと朱乃。どういった関係よ?」
「えーっと、母親同士が仲が良かったのよ。だから小さい時はよく遊んだのよ」
「へ、へえー。でも彼って悪魔と人間のハーフよね?」
「ああ、それはお互い一族から追い出されたからだったはず。ハチくんは立派になったみたいだね?それにちょっと噂になってて、名前が一緒だからもしかしたらっておもってたの」
「え?ああ、あれからいろいろあったからな。でも朱乃先輩も元気そうでよかったよ。あれから心配したんたがからな?」
「ごめんなさい。と言うか今日はどうしたの?」
「えーっと、とりあえず挨拶しにきたんだ。それでそちらの方が朱乃先輩の主なんだね?」
「そうよ。私が朱乃の主のリアス・グレモリーよ。よろしくね?で君が例の比企谷八幡君ね?」
「例のって言われてもわかりませんよ?」
「え?えーっと、あなたが黒歌の今の主ね?」
「まあそうですけど。それがなにか?」
「何で黒歌を眷属にしたの?きけんでしよ?」
「そうでもないですよ?それに何でって言われてもなぁ、ただ縁があっただけですよ」
「もしかしたらハチくんの癖がでたの?」
「癖?」
「ええ、ハチくんは困っている人がいたら助けてしまうのよ。自分を犠牲にしてでもね」
「ははは、そんな大それたこと何かしてませんよ」
「へぇー。それで黒歌はもう安全なの?」
「大丈夫ですよ。聞いた話では妹を守るためだったらしいですから。それとここにその黒歌の妹が世話になっているみたいですからその事もあって挨拶へきたんですよ」
「ええ、子猫はここで私の眷属になっているわ」
「そうですか。まあ朱乃先輩がいるところだから大丈夫そうですね。それで黒歌と子猫ちゃん?は会わせれますか?黒歌は最後の肉親だから仲直りがしたいそうなんで」
「ん~。それはわからないわ」
「ってもな~、黒歌もここに通うからどうしても会う事になると思うんだけどな」
「一応報告にあった事は子猫には伝えているわ。あとは子猫しだいね」
「そうですか。では、これからお世話になります」
「ええ、よろしく」
「よろしくね、ハチくん」
挨拶が終わり旧校舎を後にした八幡は学校内で一人に慣れそうな場所を探索し始めた。