学校と社会どちらがマシかと言われたら,子供は社会を望み,大人は学校を望む...勿論例外もあるけど大体の人はそのような感じだと考える。まあこの学園都市キヴォトスに置いて,そんな事考えてる人達は本当に一部だと思うけど...
「と言うわけで皆さん,今回の模試の成績がよろしくなかった訳ですが,言い訳はありますか?」
「モンハン楽しかった!!」
「やる気ないし〜」
「私は頑張りましたよ」
「はい,お上品ぶらないでね,君が一番点数悪かったんだから反省してね?」
「はい....」
塾講師として人に教えている。私は今現在,問題児に悩まされている。ここの土地代(安い)とか払わないといけないのにも関わらず,生徒たちのやる気はなくて,このままでええんかと思わざるを得ない。
「前の先生は優しい人でしたのに」
そう聞いて自分の胸の鼓動が早くなるのを感じた。そうだ,名義上はXXが私,灰波 ナガレへと引き継いだ感じである。しかし実際のところ,XXがその昔の私なのだ。はい,ここで勘のいい皆さんなら分かるとおり,私の性別は女性になりヘイローと羽と尻尾が生えました。説明が雑?仕方ないよ私も良く分かってないんだからさ
「前のXXさんは遠い所で転勤したのでね,会おうと思えば会えるんじゃないですか?知らんけど」
「探偵雇っても見つからないでしたわ」
「怖いことするな!そんな事しても彼は喜びません!」
お嬢様はすぐこうやって金に物をつけようとする。どんなに説得しても頑なに聞き入れてもらえない。事情が事情なので彼女らには転勤したと伝えたのだがこんな有様である。そしてしばらく彼女たちに列と三角関数を中心に教えていた。一人寝てたので叩き起こした。
「じゃあ,模試の復習終えたね,皆寄り道しないで帰ってね」
「じゃーねー」
「ご機嫌よう」
そして生徒たちが出ていき,私もデータをまとめた紙をリュックに詰めて電気を消し戸締りをする。そして建物を出て駐車場に出て自転車に乗る。
勿論ママチャリだ
「行くか...」
チャリを漕いでいてしばらくすると目の前で銃声の音がする。迂回するかと考えたが,戦いは一瞬で終えたようで,あたり一面は静けさに見舞われた。
そしてざ,ざと砂利を踏む音が聞こえてくる。そして私はチャリを漕ぐのをやめ銃を構え始める。聞き慣れた足音,警戒するに越したことはない。
すると明かりに照らされその人物が姿を現す。長いピンクの髪はボサボサでアホ毛がぴょこんと跳ねており,オッドアイの瞳はどこか神秘的な雰囲気を纏い,そして見慣れたアビドス高校の制服を着ており手元にはベレッタに似たショットガンを持っている。
小鳥遊ホシノ,それが彼女の名前だ。
「ナガレちゃん,こんな時間までお仕事?危ないよ」
「ホシノは本当に過保護だな,私なら心配いらないのに」
「いやいや,夜を舐めたら危ないっておじさんさっきピンチだったんだよ〜」
「嘘つけ一瞬で終わったの知ってんだぞ」
「ちぇえ〜分かってたか〜」
「寝れてる?」
「最近は少し寝れてないかも」
「じゃあそろそろ帰れ,私も帰るから」
「あ,私もナガレちゃんの家に泊まって良い?」
「...別に良いけどさ」
「うへ〜じゃあこのまま一緒に帰ろうか」
「はいはい」
「ナガレちゃんは朝まで寝かせないぞ☆」
「黙って寝ろ」
「ナガレちゃんのいけず〜」
「ホシノちゃんをお願いします」
彼女の言葉を思い出す。眠り姫と化した彼女の最後の言葉,いつ目を覚ますかわからない。私が卒業するまでに目が覚めるか分からない。けれど約束をしたしてしまった。そんな口約束,今眠ってる小鳥遊ホシノ彼女を支える為に今日もキヴォトスを奔走するのだ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。読切番に比べると大幅に話の軸が変わってるかも知れないので気をつけていきたいです短い文章ですがこれからどんどん頑張っていきたいと思います。