日本のウォーハンマー人口が増えて二次創作も活発になればいいなぁと思いながらなんとか書き上げましたので、楽しんでいただければ幸いです。
主な任務を前線から国内の治安維持へと転換された小剣部隊は、民衆から恐れられながらも次第に受け入れられたとされている。戦場で培った機微を察知する力は、反逆者をよく捕らえ被害もほとんど出さなかったと記録が残っている。
比較的少数であり常に人員不足と戦う彼らへ、皇帝陛下はミリタルムの選抜隊を組織しその指揮権を授けられた。十分な人員を確保した小剣部隊はミリタルムの選抜隊を治安維持兼巡回担当に割り当て、サンダーウォリアーは即応隊として動かすことで皇帝陛下の勢力内は瞬く間に治安を回復していったのだ。
即応隊は高い機動力で要請のあった現場に向かい、迅速に目標を制圧した。複数の即応隊が数カ所の要請へ同時に応える場合も多かったという。
素早い展開と、目標を即座に制圧する打撃力。これこそが、我々がかの英雄たちから学び取るべき戦闘者としての理想と言えるだろう。
――ホワイトスカー戦団、
よく晴れた空の下、完全武装の戦士達が廃墟となった建物から現れた。陽光を浴び誇らしげに輝く黄土色の装甲には、
遠目にもわかる特徴的な装備の数々は、身に纏う者達が将軍旗下最強の突撃部隊であるサンダーウォリアーであることを言外に主張していた。
「おい、なんでサンダーウォリアーがこんなところに?」
「知るかよ。あの連中が町中にいるなんて見たことないぞ」
「噂で聞いたが、敵が町に忍び込むとあいつらが来るらしいぞ。
被害もお構いなしに暴れるってよ」
「建物も人もお構いなしに敵を殺すらしい。血に飢えた野蛮人がよ」
「やめろお前ら。聞こえたらどうする!」
無言で廃墟前に駐車されている装甲車横に整列する戦士達を、市民は遠巻きに眺めるだけだ。戦う力を持たない市民にとって、サンダーウォリアーは恐るべき暴力の化身に他ならない。今姿を見せている五人だけでも、周辺区画を血の海にすることなど容易いのだから恐れるのも当然と言える。
市民の中には、テクノバーバリアンに支配されていた奴隷階級だった者もいる。かつての支配者の恐ろしさを知る者からすれば、それを打ち破った存在は理外の存在なのだ。
恐怖に包まれた町の一角だったが、一人の民があることに気がついた。
「おい、腰を見てみろ。あれ鞘じゃないか?」
「……たしかに、剣を下げてる。
あれは小剣部隊か。なら安心だ」
片腕を失った市民が、どこか安堵したような声を漏らした。自然と、周囲の市民達から視線が集中する。
「なんで安心なんだよ?
小剣部隊ってなんだ?」
「確かお前元ミリタルムだったよな。
なにか知ってるのか?」
元ミリタルムだと言われた男は、集中した視線に思わず一歩下がった。
「落ち着けお前ら。
俺がミリタルムにいたとき、あの部隊に助けられたんだ。ほとんどのサンダーウォリアーが敵に襲いかかる中、あの剣を腰に差した部隊だけは俺たちを守るように動いてくれた。
ただの人間を見下さず、あくまでも同じ兵として肩を並べてくれてたんだ」
疑わしげな市民達とは対照的に、男は整列するサンダーウォリアーたちを真剣に見つめていた。その視線に敵意や恐怖の色はなく、敬意と憧れだけが込められている。
元ミリタルムの証言により落ち着きを取り戻した空間へ、一台の輸送車がやってきた。雷の紋章と黄土色のカラーリングが、わかりやすく所属を主張している。
停車した輸送車から、ミリタルムが降車する。皆右肩に黄土色の記章を付け、腰から短剣を下げていた。
規律立った動きで整列したミリタルム達から、マントを羽織った男が一人進み出た。彼の敬礼に合わせ、ミリタルム達は一斉にサンダーウォリアーへと敬礼する。
「小剣部隊旗下短剣隊第七班長、シャルマンテであります。
反逆者の制圧、感謝いたします」
直立不動のシャルマンテへ、一人のサンダーウォリアーが進み出た。装飾が他の戦士とは違い、見た目で上官であると理解できる。
「小剣部隊第三即応隊だ。
内部に敵性工作員五十七人を拘束してある。止血は済ませているから死にはしないだろう」
「お心遣い、感謝いたします!
突入開始! 警戒を怠るなよ!」
シャルマンテの命令に従い、短剣部隊は廃墟へ次々と足を踏み入れていく。
「この後は我々が。
迅速な対応、重ねて感謝いたします」
「我々は役割を全うしているに過ぎない。
君たちも最前線にいるのだ、気を抜かないように」
「心掛けております」
「ならばいい。
さらばだ」
そう言い残した上官が合図を出すと、サンダーウォリアーたちは装甲車へと乗り込んでいく。五人を収容した装甲車は即座に出発し、シャルマンテはその車体が見えなくなるまで敬礼を崩さなかった。
恐怖の対象がいなくなったことで、周囲にはどこか弛緩した空気が流れる。そんな中、恐れを知らない一人の男がシャルマンテへ話しかけた。
「なあ兵隊さん、ちょっといいかな?」
「なんだね?
私が答えられることならいいんだが」
想定よりも気安い返事に、男は内心胸をなで下ろす。
「いや、さっきサンダーウォリアーと話してたじゃないか。
元ミリタルムのヤツが小剣部隊がどうとか言っててな、あんたらとどんな関係なのか知りたいんだ」
遠慮の無い男の質問に、シャルマンテは一瞬眉を顰めるもすぐに笑顔を作った。
「我々は今回将軍閣下により新設された治安維持部隊だ。
我らの土地には他勢力の人間が大量に入ってきている。我々のルールを知らん者が問題を起こしたとき、すぐ対応できるよう巡回をするようになる。
なにか気になることがあれば、すぐに声をかけてくれたまえ。この肩当てが目印だ」
黄土色に輝く右肩の装甲を指差し、シャルマンテは笑った。指導者直々に創設された部隊と聞き男は怯むが、快活な笑みに警戒心を解かれる。
「そうか。じゃあ何かあったら頼りにさせてもらうぜ。
ところで、あのサンダーウォリアーとはどんな関係なんだい?
ミリタルムにいたやつは、腰の剣を見て小剣部隊とか呼んでたけど」
「あのサンダーウォリアーは、我々では対応できない存在を相手にする即応隊さ。我々の上部組織でもある。その元ミリタルムの言うとおり、小剣部隊と呼ばれていた部隊がそのまま治安維持の任を与えられたんだ。
……彼らは誇り高い。理不尽な行動はしないから、そんな顔をする必用はないぞ」
そう聞いても、染みついた恐怖はそう簡単に落ちるものではない。
「まあ、無理にとは言わない。これからの彼らの行動を見て、どうするのか決めるといい。
それでも何かあれば、巡回している我々を呼んでくれたまえ。君たちが逃げる時間くらいは稼げるさ」
ここで無理に言い聞かせても逆効果だと、シャルマンテは判断した。小剣部隊の行動を信じ、彼らの判断に委ねたのだ。
男は強制されなかったことを意外に思いながら、無意識下で僅かに警戒を解く。自身に判断を任されたことにより、もしかしたらという希望が植え付けられたのだ。
「もういいかな?
仕事に戻りたいんだが」
「ああ、足を止めさせて悪かったな。
仕事頑張ってくれ」
挨拶を交わし、二人の男はそれぞれ歩み去った。
これから小剣部隊たちが民衆に受け入れられていくかは、彼らの行動が決めることだろう。
とあるテクノバーバリアンの拠点では、悍ましい儀式が執り行われていた。人肉が散乱し、滴る血で奇怪な文様が床だけでなく壁にまで描かれている。
将軍率いる軍勢に圧倒された勢力の指導者層は、最後の手段として”歪み”に座す混沌神に助力を求めたのだ。三柱存在する混沌神の内、血と殺戮を司るコーン神。彼に仕えるディーモンを招来するために、部屋の惨状は生み出されている。
儀式は最後の山場へと差し掛かり、シャーマンの口からは悲鳴にも聞こえる奇怪な声が不愉快な詠唱となって紡がれている。そう長い時間をかけることなく、混沌のディーモンは"歪み"の空間から姿を現すだろう。
代償として室内の存在はディーモンの出現と共に即死し、魂はコーン神に貪られる末路を辿ることになる。彼らの稚拙な儀式では呼び出すことができるディーモンなどたかが知れており、代償はあまりにも見合わないと言える。しかしそれを承知の上で儀式を決行するほどに、彼らは追い詰められていたのだ。
そして混沌に堕した者が追い詰められたら何をしでかすか、予測できない将軍ではない。
「…………?」
違和感に最初に気がついたのは、シャーマンの側に控える護衛の戦士だった。彼の視線の先では、空間が僅かに波打っている。ディーモン招来の儀式は未だ未完成であり、今起きる異常は彼らにとって望ましいものではないことだけは確かだ。
「集まれ、何か来るぞ」
護衛の一言に、シャーマンを除いた部屋中の視線が異常を起こしている一点へと注がれる。護衛隊は武器を構え、指導者とその側近は何が起きるのか見定めようと身構える。
空気が炸裂する音と共に、強烈な閃光が一瞬室内を満たす。空間を引き裂くようにして現れたのは、鈍く輝く白銀の全身鎧だった。
「撃て!」
護衛の声と共に放たれた矢弾は鎧の表面で虚しく弾き返された。それらを気に留めた様子もなく、鎧は体躯に見合った巨大な銃を構える。
「シャーマンを守れ!」
咄嗟に飛び出した護衛の1人が、肉体に複数の風穴を開けて即死した。巨大な銃身に、特徴的な射撃音。配下の戦士と共に苦汁を飲まされ続けた苦い記録が、鎧の正体を即座に見破った。
ボルト兵器を運用する勢力は、テラには一つしか存在しない。
「貴様、将軍の犬だな!
どうやってここへ!?」
テクノバーバリアンの認識では、単身でのワープはディーモンにのみ許された能力だ。そしてその認識は概ね正しい。
"歪み"より産まれし存在以外が、生身で"歪み"に触れればただではすまない。ゲラーフィールドと呼ばれる、現実空間の泡と表現される力場を生み出し"歪み"に潜行する技術。超高速で"歪み"を航行する装置こそ確立されているものの、装置自体が巨大であるため個人用に運用できるようなものではない。
さらに現在は"歪み"空間を強力な嵐が吹き荒れているのだ。"歪み"より産まれたモノ以外がその領域に足を踏み入れようものならば、どのような運命が待ち受けるのかは想像もつかない。
にもかかわらず、眼前の鎧は空間を引き裂いて現れた。ありえない現象を前にしても、テクノバーバリアン達は怯まない。改造により理性的な思考を失った彼らは、自らの疑問を戦闘本能により流し去った。
「たかが一人だ、やるぞ!」
雄叫びと共に戦士が鎧へと襲いかかり、戦槌の一撃を受け空中に血の花を咲かせた。青白いエネルギーフィールドは、不可思議な雷光を奔らせている。
その光が輝くたび、シャーマンの詠唱に苦痛の色が混じったことを護衛の戦士は聞き逃さなかった。
「あの武器を破壊しろ!」
予感の命ずるまま、戦士は命令を下す。その声に従い、控えていた予備のシャーマン達の準備が整った。
血反吐と共に呪文が唱えられ、鎧周辺の空間が歪む。強化された人間であろうとも、その意識を奪い去る空間そのものを対象とした術式。動きを止め、あわよくば鎧を仕留めるだけの力が込められたサイキックの発現は、鎧が発した輝きとともに消滅した。
理外の現象にシャーマンたちが怯むが、動きを止めたシャーマンを貫いて本命の一撃が放たれる。戦闘車両であっても容易にスクラップへと変える魔技は、しかし迎撃と言わんばかりに振るわれた戦槌の一撃により抵抗すらせずに霧散した。
「ばかな……」
目を見開いた護衛の戦士は、現実を受け入れることなく戦槌の一撃を受け肉塊と化した。次いで放たれたボルト弾により、儀式を担うシャーマンの頭部が弾け飛ぶ。
統率と指揮を担う者が死に、烏合の衆と化したテクノバーバリアンを鎧は一人一人確実に始末していく。ほんの数分の後、室内で生きている存在は鎧のみとなった。侵入者を阻むための防壁が内部の者を逃がさぬ檻となったのは、皮肉としか言えないだろう。
「…………」
鎧は念入りに死体を調べ、そのすべてが確かに絶命していることを確認した。部屋の数ヶ所に拳大の機械を置くと、鎧が輝きはじめる。現れたときと同じように、鎧は空間を引き裂いてその姿を消した。
鎧が姿を消した数秒後、仕掛けられた重力爆弾により部屋そのものが跡形もなく消滅することになる。跡地を調べた将軍旗下の技師は、テクノバーバリアンの指導者による技術の暴走であったと結論づけた。
対テクノバーバリアン侵攻作戦のため将軍が指揮を執る要塞の奥に、極秘とされる部屋があった。選ばれた者にのみ明かされた部屋では、数人の技術者が計器に目を向けている。
「空間歪曲指数規定値突破。
来ます」
その声から数拍後、閃光と共に白銀の鎧が空間を裂いて出現した。返り血を全身に浴びながらも、鎧の表面に浮かぶ青白い力場には些かの乱れもない。
「個人用ワープ装置、誤作動無し。空間湾曲安定化を確認。
ご無事で何よりです、オフィシオ様。ただいま外装のデータを収集しておりますので、少々お待ちください」
そう言って一礼し、技術主任は計器へと走り去っていった。"歪み"の研究理論を元に形作られた彫刻に乱れはないか、効果は発揮されたのか、"歪み"空間はどのような影響を鎧に与えたのか。それらの情報すべてが、技術者にとって値千金なのだ。
「……外装の情報はある程度収集できました。外装を取り外し、内部機構の検査に移ります」
沈黙の内に進められていた解析作業が一段落し、技術者たちは鎧の周囲に集まった。専用の道具を使い、手際よく装甲を外し内部に仕込まれた記録装置を回収していく。
「もう動いていただいて結構です。
対"歪み"用機動装甲服の試験運用者として、意見などありますか?」
露わになった装着者へ技術主任は問いを投げた。
オフィシオ……プロパトルは顎に手を当て、戦闘時を思い返す。
「そうだな、少々関節の動きが重かった。それと、反応速度が通常のパワーアーマーと比べて少しばかり遅いな」
「わかりました。では関節部位と神経接続装置の改良を急ぎます」
「それと、ハンマーでサイキックらしき空気の歪みを殴った。頭部装甲のモニターに表示されていたから、恐らくだがな。
抵抗なく霧散したが、内部機構に影響が出ているかもわからない。確認してみてくれ。
今のところ、気になるのはその程度だ」
「はい。観測機器の情報と照らし合わせ整備しますので、ご安心ください」
一礼する技術主任へ、プロパトルは疑問を投げかけた。
「しかし、対"歪み"の装備を私が試験運用をしても問題ないのか?
試験もせずに運用するのは問題外だが、私は"歪み"に対して影響を受けず与えない体質だ。試験運用を担う者として、不適格ではないか?」
「我々が認識していない不具合があった場合、あなた以外では"歪み"がどのような影響を与えるのか予想がつきません。万が一の場合でも確実に生還できるあなただからこそ、我々は実験段階の装備を預け"歪み"に送り出すことができるのです。
観測機器によって、鎧の内部データは問題なく記録されています。お気になさらず」
技術主任は気遣いではなく、純然たる事実を伝えていた。
「……そうか。私は呼び出しがかかっているのでもう行くぞ。
何かあればマルカドール様経由で伝えてくれ」
「わかりました。ではまた」
感情のこもらない挨拶を交わし、プロパトルは室内を後にする。前線でのモラル維持を任せている特選部隊への合流を急ぐため、その足取りはせわしないものだった。
ウォーハンマー40K用語解説
原作設定とオリジナル設定をわかりやすくするために少し手を入れます。
冒頭が・の用語を原作設定、※がオリジナルと変更していきますのでよろしくお願いします。
いままでに書いたものは少しずつ変更する形となります。
あいうえお順
※技術主任 ぎじゅつしゅにん
将軍直々の命により設立された、"歪み"に対抗する技術を研究する部隊の主任。
技術に関しては真摯なのだが、人に対しての感情を致命的に欠いた精神異常者。
本来であれば知っただけでも異端として処刑される禁忌の技術に触れられることを喜んでおり、忠誠心は極めて高い。
・ゲラーフィールド
現実空間の泡と呼ばれる力場であり、ゲラーデバイスと呼ばれる装置を使って生成される。
物質空間の存在がこれを使わずに"歪み"空間に突入した場合、狂気と無秩序により悲惨な結末が待ち受けることになる。
あくまでも"歪み"と現実空間を分けるための力場であるため、物理的な防衛力は一切発揮しない。
・コーン神
三柱存在する混沌の暗黒神の一柱であり、流血と殺戮を司る。
最も原始的な戦闘を愛しており、信者は敵だけでなく自らの流血をこの神に捧げようと近接戦に特化している。
そのありようからして、テクノバーバリアンだけでなく野蛮な存在からの信仰を一身に集めている。
※個人用ワープ装置
オフィシオが身に纏う、白銀の鎧に組み込まれた特殊装置。
鎧の装着者を"歪み"へと突入させるシンプルな装置だが、ゲラーデバイスを持たないため装着者は直接"歪み"の暴威に晒されることになる。
結果として"歪み"からの影響を受けない、あるいは耐えることができる存在専用の装置と化しており、研究者たちは改良に頭を悩ませている。
・混沌神
"歪み"空間を支配する、強大な力を持った3つの邪悪なる存在の総称。
個々の名は登場するまで伏せるが、基本的に反目し合う存在であり"歪み"における支配領域を奪い合い争い続けている。
知的生命体の精神活動が"歪み"に影響を与える関係上、現実空間にも様々な手段で干渉を行い自らの信者を増やそうと暗躍を続けている。
※小剣部隊即応隊
治安維持を任じられた小剣部隊が、サンダーウォリアー故の少人数を補うために編み出した新しい編成方法。
普段は拠点に待機し通報を受けてから現場に急行することで、即応性を上げ最低限の時間で必要な場所へ存在できるようにした。
性質上機動力を重視しており、装甲車両以外にもバイクや航空機の保有量を増やしている。
※シャーマン
体系的なものではなく、経験や本能で"歪み"に接する存在。
個々人の感覚で実力に大きな差が出るが、個人に頼るため取り締まりや感知が難しく根絶不可能。
科学技術が発達していなくても"歪み"に接することができるため、神の啓示を受ける指導者として活動している場合が多い。
※シャルマンテ
短剣部隊の班長であり、かつて小剣部隊に救われたミリタルムの1人。
将軍が小剣部隊の旗下を選抜していると知り、指導者層に直接自分を売り込んだ。
救われた経験から小剣部隊へ尊敬と信頼を抱いており、市民が彼らが受け入れるにはどうすればいいかと頭を悩ませている。
※重力爆弾
局地的な超重力を発生させ、範囲内の物体を一瞬で押し潰し破壊する特殊兵装。
効果範囲内部にのみ影響を与える性質上、今回のような室内全ての存在を抹消するといった使い方に秀でる。
使い捨てにも関わらずかなり高価であるため、特殊部隊以外に配備されることはない。
※対"歪み"用機動装甲服
文字通り"歪み"に対抗するために産み出された機動装甲服であり、その性質上気密性を与えられている。
表面に施された彫刻一つにおいても対"歪み"において体系付けられた意味が付与されており、その上から特殊な調整が施されたエネルギーフィールドが付与されている。
専用のエネルギーフィールドには"歪み"を整える効果が期待されており、実際低級のサイキックならば触れることなく霧散せしめる効果を上げた。
※短剣部隊
小剣部隊の人数を補うために創設された部隊であり、構成員はミリタルムから選抜されている。
パトロールと治安位置が主任務であり、手におえない場合は小剣部隊へ応援要請が送られる。
部隊名には小剣よりも身近であるという意味が込められており、構成員からは評判がいい。
・ディーモン
"歪み"の暗黒神が自らの力を分けて生み出す存在であり、忠実な下僕。
生み出した神によって異なる性質を持つため、姿を見ればどのような能力を持つのかが簡単に推察できる。
基本的に不死の存在であり、物質宇宙で彼らを打倒したとしても精神体が"歪み"に戻るだけでいずれ再生する。
※特選部隊
小剣部隊の中でも特に知勇に優れた者が所属する、戦場でのモラル維持を目的とした部隊。
場合によってはサンダーウォリアーと戦闘することになるため、何よりも戦闘能力を重視し選抜されている。
当然ながらモラル維持だけでなく戦場にも投入されるため、戦闘経験は敵味方問わず極めて多い。
※ハンマー
プロパトルがオフィシオとして活動する際に振るわれる、将軍直々に授けた特殊兵装。
対"歪み"用機動装甲服のそれよりもさらに強力なエネルギーフィールド発生装置が組み込まれており、ただあるだけで"歪み"に属する者は苦痛を感じる。
武器としての性能も相応に高く、オフィシオが振るえば並の装甲車程度ならば一撃でスクラップと化す。
・ボルト兵器
ボルト弾と呼ばれる特殊弾頭を扱う兵器の総称であり、テラにおいてこの兵装を扱うのは将軍の勢力のみ。
弾頭自体が自己推進によって飛翔し、着弾地点にめり込んでから爆発する仕組みとなっている。
反動の大きさと武装の大きさから手持ち武装としてはサンダーウォリアー専用と化しているが、据え置き型の銃座などはミリタルムにも広く普及している。
・ホワイトスカー
白いアーマーを特徴としたスペースマリーン戦団であり、騎馬民族にも似た文化を持つ。
機動戦術と一撃離脱戦法を信条としており、高速移動車両を数多く保有している。
主に距離を保った銃撃戦を得意とするが、いざとなれば速度に物を言わせた突撃戦法で敵を粉砕する。