私用のため、次回の更新は十月後半となる予定です。
皇帝陛下からの信頼厚いプロパトルは、多くの困難な指令を受けながらもその尽くを必要以上の結果をもって成功させていた。その指令の中には、暴走した同胞を撃てというものもあった。
常人であれば情に流されるであろう指令であっても、彼は鋼鉄の理性と使命感を持って攻略し、皇帝陛下の信頼を損ねることはなかった。
同時にこのような悲劇を生まないためにもと配下の小剣部隊を中心に意識改革に励み、道を外れた同胞であっても皇帝陛下の恩寵を失う前に彼らの手で止めようと奮起したとされている。
無用な慈悲に揺らがぬ鋼鉄がごとき精神に加えて、事前の策により無為な行動を避けうる計算高さ。この二つを持ち合わせる姿は、我らが見習うべき理想の戦士であるといえる。
――アイアンハンド戦団、
それは突然のことだった。将軍の居城にて与えられた執務室でプロパトルが報告書を読んでいると、扉が蹴破るような勢いで開かれたのだ。
「入室許可を取らずに戸を開けるとは……」
あまりの礼儀知らずにプロパトルが怒りを込めて侵入者へ視線を向けるが、その目は驚きで丸くなることになる。この場にあるはずのない黄金の鎧。カストーデスを統括する近衛大将、ヴァルドルが入り口に立っていたのだ。
「至急の招集である。来い」
唖然とするプロパトルへ、ヴァルドルは感情が込められていない声音で必要事項を伝えた。そしてプロパトルの様子を見ることなく、踵を返し走り出す。カストーデスは常に余裕と優雅さを崩さず感情を見せない。そんな彼らの長であるヴァルドルにあるまじき行動にプロパトルは驚きを隠せないが、このままではおいて行かれると気づき机を飛び越えて執務室から駆け出した。
前を走るヴァルドルの背中を何とか追いかけつつ廊下を走ると、徐々に居城の中枢へと移動していることに気がついた。本来であれば視線を向けただけでもカストーデスに誰何される領域に向かっているにもかかわらず、進行を妨げるどころかわざわざ道を譲るのだ。
あり得ない状況に、プロパトルはなにか異常が発生していると認識せざるをえなかった。そしてその考えを読み取ったように、通路が揺れた。異音と共に構造体が軋み、地震にも似た振動が走っていてもわかるほど強く宮殿を揺らしている。
プロパトルは疑問に口を開きかけるが、ヴァルドルの背を見て口を噤んだ。説明が無いということは、少なくとも今は一刻も早く移動することが最優先事項なのだ。
プロパトルとヴァルドルは言葉を発することなく走り続け、辿り着いたのはオフィシオ専用に造られた装備保管庫だった。
「オフィシオへ命ずる。迅速に装備を整え、謁見の間へ向かうのだ」
疑問は尽きない。何故急に呼び出されたのか。何故一切の説明がないのか。この振動はなんなのか。
だが、プロパトルはそれらすべてを呑み込んだ。謁見の間に向かえば、将軍かマルカドールが必ずいるのだ。必要な情報は、そこで通達されるだろう。
「かしこまりました」
略式の敬礼を返し、プロパトルは部屋へと駆けこむ。室内では、すでに技術者たちが準備を整えていた。
「準備はできております。どうぞ」
技術主任に促されるまま、プロパトルは機動装甲服のインナーへと袖を通す。首筋へ埋め込まれた神経接続コネクタとインナーが同期したことを確認し、技術者たちが外部装甲を取り付け始めた。
その間に、技術主任が説明に入る。
「今回は近接武装のみを装備するようにと通達されておりますので、こちらのみ用意いたしました。
「近接のみだと?」
「我々も詳しくは聞かされておりません。
装甲服は以前の意見を反映して改良こそしましたが、今だ機動テストは済んでおりません。数値上に異常はありませんでしたが、気を付けてください」
「了解した。君たちの腕を信じよう」
ヘルメットを装着し、戦槌を背中へマウントする。軽く四肢を動かすが、たしかに以前よりも追従性や関節の動作がなめらかになっている。
そうしていると入口とは別の扉が開かれ、プロパトルは走り出した。廊下を走ると当然警備のカストーデスと遭遇するが、将軍直属という扱いになっている銀の鎧を止める者はいない。
そう長くない道を踏破し、プロパトルは謁見の間へたどり着いた。
「オフィシオ、参上いたしました」
「入れ」
即座に返ってきた声と共に、扉が開かれる。室内に将軍の姿は無く、マルカドールがどこか焦った様子で一人立っているだけだった。
「ついてこい。説明は道中でだ」
有無を言わさず走り出すマルカドールを、プロパトルは慌てて追いかける。隣に銀の鎧が並んだことを確認し、マルカドールは口を開いた。
「この先の研究室で、大規模な災害が発生している。非常に重要な研究を行っている、秘匿性の高い研究室だ。
現在研究所には二十のカプセルが存在し、それらすべてが被災状態にある。そのカプセルの確保が、此度の任務だ」
「拝命いたします」
「先に言っておくが、この災害は"歪み"が関わっている。だから貴様を呼んだのだ。
閣下は"歪み"によって研究所が破壊されることを防いでおられる。貴様を送れば私も補助に回る。
なにか質問はあるか?」
「施設内の地図、公開不可能情報ならば目的地までの目印をいただけますか?」
「用意してある。ヘルメットに送信できたはずだ」
マルカドールの言葉と同時に、ヘルメット内部のモニターにマップが表示された。
「あまり地図に頼るな。内部の空間は"歪み"によってどう変異しているかわからん。
目標のマーカーだけを信じて進むのだ」
「わかりました」
「ならばいい。
着いたぞ」
マルカドールの視線の先には、半壊し崩れ落ちた扉があった。内部からは"歪み"のエネルギーが吹き出し、力場が施設を破壊せんと荒れ狂い、不可視の力によって押さえ込まれている。
常人ならば恐ろしさに目を背けるであろう光景だが、プロパトルにとってはただ崩れかけている通路にしか見えない。それはそれで危険だが、鎧を着込み武装したサンダーウォリアーにとっては僅かに気を張る程度のものだ。
「道が開けたら飛び込め」
「はい」
マルカドールが手を突き出すと、サイキックの波動により半壊していた扉が吹き飛ばされる。それを合図に、プロパトルは研究所へと突入した。
降り注ぐ瓦礫の中には、常人の頭部へ直撃しようものならば即死しかねないものも存在する。だがそれは、サンダーウォリアーの屈強な肉体を害するものではない。
しかもそのサンダーウォリアーは鍛え抜かれ、専用の鎧に身を包んでいるのだ。拳大程度の瓦礫ならば装甲と肉体強度で弾き返し、それよりも大きい瓦礫は手に持つ戦槌の一振りで粉砕する。
無人の野を行くがごとき進行は、目的地に到着するまで止まることはなかった。
「ここが、目的地か」
プロパトルは足を止めず、目の前の部屋へと駆け寄る。モニターには今まで以上に渦巻くサイキックの力場が映し出されており、この場所こそが"歪み"災害の中心であると理解した。
しかしいくら強力な"歪み"の力が渦巻いていようとも、影響を受けるのは鎧と武装のみ。プロパトル自身はなんら影響を受けることなく、部屋の入り口を塞ぐ瓦礫を粉砕し室内へと駆けこんだ。
そして、自分が僅かに間に合わなかったことを悟る。
室内は空間そのものが歪み、狂い、引き裂かれていた。そして空間の亀裂に飲み込まれつつある二十のカプセルを見て、いかに自分であってもすべてのカプセルを確保することは不可能であると即座に判断した。
最も近いカプセルへ手を伸ばし、決して離さないように抱え込む。そして次のカプセルへと手を伸ばしたが、プロパトルの指先は空を切った。十九のカプセルは、彼の目の前で虚空へと飲み込まれ消滅したのだ。
「くそっ!」
一言吐き捨て、プロパトルは踵を返した。ここで瓦礫に埋もれでもすれば、最後のカプセルすらも失われてしまう。そのように無様な失敗を許容できるはずもなく、プロパトルは歯噛みしながら研究所からの脱出を目指し走る速度を上げた。
空間の亀裂から、興味深そうに銀の鎧を観察する三つの邪悪な意思に気づくことなく。
プロパトルが研究所から脱出すると、マルカドールと将軍が並んで研究所を睨んでいた。駆け出してきたプロパトルへ、マルカドールが歯を食いしばりながら視線を向ける。
「報告、せよ」
「一つのカプセルを回収しました。
申し訳ありません、残りのカプセルは空間の亀裂に呑まれました」
「ならば、内部にカプセルは無いのだな?」
「十九のカプセル、全てが失われました」
プロパトルの返答を聞いた将軍が、両手を掲げる。異音と共に研究所が歪み、次の瞬間には瓦礫の山と化していた。同時に、荒れ狂う混沌の流出も止まっている。
「貴様がいなければ、二十すべてのカプセルが失われたことだろう。
よくやった、オフィシオよ」
たった一つのカプセルしか確保できなかったという自責の念に襲われていたプロパトルにとって、将軍直々の賞賛は予想外の出来事だった。
「お、お褒めの言葉、ありがたく……」
喜びを嚙みしめながら、プロパトルは唯一確保したカプセルを将軍へと差し出す。
「此度の仕事はここまでだ。下がってよい」
将軍の言葉に、プロパトルはゆっくりと立ち上がる。最敬礼をして去っていく銀の鎧を見ながら、マルカドールが口を開いた。
「プライマーク計画がこのような形で頓挫するとは。二十番が生き残っただけでも幸運ですな」
「マルカドールよ、プライマークはみな生きているぞ」
将軍の指摘に、マルカドールは衝撃を受けた。
「まさか、混沌の嵐に飲まれたのですぞ?」
常識で考えれば、対策をせずに混沌の嵐に呑まれ"歪み"へと消えた存在が生きているはずがない。
しかし、将軍には確信があった。
「私のサイキックでカプセルを保護したのだ。汚らわしい混沌も、容易に手は出せぬ。
今は"歪み"の領域を漂っているようだが、いずれ物質宇宙へと戻りいずこかの星へ漂着するだろう」
「では、銀河征服の際に回収する形になりますな。
代わりのプライマークを再製造となると、少々時間を見なければ」
意外にも、将軍は首を横に振った。
「いや、プライマーク計画は中止とする。再び混沌のモノに手を出されてもつまらぬ。
奇襲を受ければ、オフィシオとはいえ対応できぬことが証明された」
「此度の件で、連中はオフィシオ……プロパトルに目を付けたでしょうな。
いかなる対策をとりましょうか?」
「特別な対策をとる必用はない」
マルカドールは、思わずといった様子で将軍を見つめる。
「此度の騒動を、混沌の勢力共が見ていないはずがありません。
歪みの嵐を突破し行動可能なあの男を狙わぬというのは、楽観が過ぎるのでは?」
「聞くがマルカドールよ。混沌の手のものがどうやってあの男を引き入れるのだ?」
「それは……なるほど、たしかに大げさな対策は不要ですな」
混沌の住人は、まず囁きかけることで堕落の第一歩とする。サイキックの姿無き囁きは毒のように精神を蝕むのだが、"歪み"の影響を受けないプロパトルにこの方法では接触するのは不可能だ。
人間の信徒を使うにも、最高機密であるオフィシオの正体を手に入れることはまず不可能だろう。サイキックで探ろうにも、プロパトルの体質が立ち塞がるのだ。
「混沌共は聞こえない声で堕落を囁き、見えない幻覚で誘惑をかけることになるのですね。これほど間の抜けた光景もそうはないでしょう」
「溜飲が下がる思いだが、連中を侮るなよ。
万が一に備え、プロパトル周辺は対工作員の警戒度を測られぬ程度に増員せよ。
話を戻すが、プライマークの遺伝子データは残っているな?」
「別室にて保管してあります」
「それを元に遺伝種子を作成し、新たなる兵士に埋め込むのだ。
これを兵団計画と名付ける。プロパトルへの警護共々、遅滞なく始動せよ」
「かしこまりました」
敬礼をするマルカドールを背に、将軍は自らの執務室へ向かって歩き出した。その背が視界から消えたことを確認し、マルカドールは生物学研究班の研究所へと歩を進める。
新たなる戦力の誕生が、開始される。
プロパトル率いる小剣部隊特選部隊は、戦場でのモラル維持を目的として活動している。他の部隊と衝突することも多く、それ故にその異常には最も早く触れることになった。
「ここのところ、異常行動をする兵士が増えているな」
「はい。以前よりも確実に増加しております。
サンダーウォリアーは元々荒っぽいものが多かったですが、ここ最近の数は異常です」
副官としての仕事が板についてきたレゴーからの報告を受けながら、プロパトルは書類に目を通す。
元々サンダーウォリアーは戦いを至上とする戦士と蛮族の合いの子と言える存在だった。それ故戦場では戦闘本能に呑まれ、蛮族にも劣る獣と化す者が一定数いたのだ。
「モラルの低下では説明がつかない」
だが同時に、サンダーウォリアーは強さを至上としている。一対一ならば正面から彼らを組み伏せる小剣部隊の命令には、意外なほど素直に従う一面を持っていたのだ。
にもかかわらず、暴れるサンダーウォリアーの数は減る気配がない。一度制圧し従順となった者が、再び暴走するといった報告すら挙げられているのだ。
「惑星統一もそう遠くはないのだから、問題は消さねばならんぞ。目標達成の直前に裏切りで軍が損耗など笑い話にもならない。
サンダーウォリアーが暴走した場合、同じサンダーウォリアーかカストーデスが相手をしなければどれほどの被害が出るのかわかったものではないのだからな」
「我々の部隊からは、この手の話が無いことは救いでありますね」
そのとき、頭を悩ませる二人の元へ伝令が駆け込んできた。
「副官殿!
失礼いたしました、指揮官殿もいらっしゃるとは」
思わぬ人物に面食らう伝令へ、レゴーが怒鳴る。
「報告せよ!」
「はっ!
モラル違反者を取り締まっていたところ、口論中に対象が急死したとの報告であります!」
「なんだと?」
報告を聞いたレゴーが片眉を上げる。制圧した結果死亡ならば、手加減の問題であるとまだ納得できる。だが、口論の最中に死亡するとは何が起こったのか。
「現場に向かう。案内しろ。
レゴー、ついてこい」
「はい」
「こちらになります」
立ち上がったプロパトルの指示に従い、レゴーは先行する伝令と上司の後を追い走り出した。
そう時間をかけず、小剣部隊の指導者たちは現場へと到着した。特選部隊は現場保存のために野次馬を遠ざけており、その中心ではサンダーウォリアーがうつぶせに倒れている。
「通るぞ。
医療班は呼んでいるのだろうな」
「指揮官殿。どうぞお通り下さい!
医療班には連絡済みでありますので、すでにこちらへ向かっているかと!」
「ならばいい。引き続き場所の確保を頼む」
「お任せください!」
壁をしている特選部隊員と言葉を交わしてから、プロパトルたちは現場へと足を踏み入れた。
「この男の取り締まりをしていた者は?」
「私です」
「この男に触れたか?」
「不審な様子に声をかけたのですが、こちらを怒鳴りはじめたので対応をしていたところ突然倒れ吐血しました。
なにが原因かもわからなかったことに加え、流れた血の量から即死と判断しました。念のためセンサーを使用した以外、体には触れておりません」
そう言って差し出されたのは、生体反応を拾うためのセンサーだった。
「触れたのは一度か。
センサーの履歴を」
「こちらになります」
画面には、脈と神経活動が停止しているとの結果が表示されていた。これでは蘇生は不可能だ。
「改めてになるが、体に直接は触れていないのだな?
返り血を浴びるといったような、感染経路になりそうなことも?」
「我々の装備からして、飛沫感染はありえません。装備を外すようなことはしていないので、飛沫及び接触感染の危険は無いと断言できます」
「ならばいい。確認しただけだ。
念のため、医療部門で検査を受けておくように」
そう伝えるプロパトルの視界には、報告を受けて駆け付けた医療班の姿があった。倒れたサンダーウォリアーの遺体を回収し、周囲の消毒を始めている。
彼らの報告が出るまで進軍は中止だろうと考えながら、プロパトルは手持無沙汰に曇り空を見上げた。
ウォーハンマー40K用語解説
あいうえお順
・アイアンハンド
黒いアーマーが特徴のスペースマリーン戦団であり、機械の如き行動で知られる。
脆弱性という概念を憎悪しており、自らの脆弱性を捨てるために肉体を機械に進んで置き換える戦士が非常に多い。
あまりに極端な思想故、基本的に内部文化に口出し無用のはずである他の戦団から苦言を呈されたことがある。
・遺伝種子 いでんしゅし
ジーンシードとも呼ばれるプライマークの遺伝子を加工して生み出された因子であり、これを埋め込むことで人はスペースマリーンとなる。
元となったプライマークによって様々な特徴が存在し、戦団の個性はこれにより生まれる。
培養が非常に難しく、供給方法としては埋め込まれた人体内部で十分に成熟したものを採取する方法が最も安定している。
※医療部門 いりょうぶもん
負傷した兵士を治療し、場合によっては死因を調査するために設立された専門部門。
この時代に交戦協定は存在しないため衛生兵も当然のように狙われ、それを避けるために戦闘が終わってから投入される。
公にはしていないが、敵対したテクノバーバリアンの死骸を回収し技術を解析する役割も担っている。
・カプセル
幼体のプライマークを保護するために造られた、非常に頑丈な培養装置。
堅牢な外殻に加え将軍のサイキックで守られており、その頑強さは混沌の暗黒神ですら直接内部には手を出せなかったほど。
苦肉の策としてカプセルそのものを宇宙へ放逐する手段がとられたが、そうしてもなお内部の赤子たちに危害を加えることはできなかった。
※研究所 けんきゅうじょ
将軍が直々に設立した、遺伝子研究を専門とする秘匿機関の拠点。
サンダーウォリアーの改造手術やプライマーク計画といった、将軍の計画に欠かせない重要な技術を開発した。
最重要機密区画であったプライマーク培養室が中心となって巻き起こった混沌の嵐で壊滅的な被害を受け、最後は将軍のサイキックにより区画ごと瓦礫の山と化した。
※兵団計画 へいだんけいかく
プライマーク計画の失敗を受けて発動された、人工の超人を量産する計画。
後にスペースマリーンと呼ばれる存在を造り出すために、遺伝種子の製造や人体改造方法といった様々な技術が生み出された。
原作でもスペースマリーンの製造量産計画は存在したが、兵団計画の名は本作オリジナルとなる。
・プライマーク
将軍の遺伝子を元に生み出された、二十の超人たちの総称。
個体ごとに異なる製造方法で生み出されており、それぞれが軍を率いる指揮官としての活躍が想定されていた。
将軍旗下で運用されれば自らの脅威となりえると判断した暗黒神の介入により、ギリギリで救い出された一人を除いた十九人は銀河各地へ放逐されることとなる。