機動戦士Gundam GQuuuuuuX 自由の奴隷   作:スペースデブリ

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 あまりに長すぎてもアレなので一部だけ。許してな?ヒゲマン。

※一部ネタバレ注意です。


設定集
キャラクター


 

 

 

 

 

 フブキ・アルジェント

 

 年齢:17歳 → 23歳(GQ本編開始時点)

 性別:男性

 所属:地球連邦軍 宇宙士官学校・技術士官課程→ 航空戦闘部隊→ 極秘 V作戦部隊→民間警備会社ゼネラル・リソース

 階級:少尉(候補生任官) → 最終階級:大尉

 

 乗機

 ・RX-78-01(ゼロヒト)ガンダム

 ・MS-06-P ザクⅡ(サイコミュ試験用改修機)

 ・EXF-Σ01F タナトス

 

・RX-93 νガンダム

 

 

 本作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX 自由の奴隷」の主人公。

 

 物心がつく前に孤児院に拾われ、その際に「フブキ・アルジェント」という名前を与えられた。

 

 幼少期のフブキは寡黙で、空ばかり見上げている子供だったため、周囲の大人からはどこか気味悪がられる存在だった。しかし同じ孤児たちからは不思議と慕われており、士官学校へ旅立つ際には子供たちが泣いて引き留めるほどの別れとなった。

 

 士官学校では成績・技量ともに常にトップを独走し、その突出ぶりゆえに周囲から疎まれ、次第に孤立していく。

 そんなフブキに、ある時二人の士官候補生があえて距離を詰めて話しかけ、のちに「親友」と呼べる関係へと変わっていく。

 

 一年戦争後は様々なところを転々とし、最終的に運命の始まりの地であるサイド6に降り立つ。

 

 

 

 

 

 レイ・ファルラント

 

 年齢:18歳

 性別:男性

 所属:地球連邦軍士官学校 戦術科課程→ 戦時動員により地球降下部隊へ配属

 階級:少尉(候補生任官) → 最終階級:大尉

 

 フブキ・アルジェントと最も親しかった、唯一無二の「親友」。

 

 かなりの健啖家で、基本何でも口に入れて食べることができるが、唯一食べることができなかったのは栄養補給のみを目的とした軍用レーション類。フブキは効率を求めてこれを好んで摂取していたが、それが最初のきっかけでもある。

 

 士官学校時代から明るく軽口を叩くムードメーカー。初対面の相手にもすぐニックネームをつけて距離を詰めるタイプで、一見すると無神経に思われがちだが、実際には場の空気や他人の表情に非常に敏感で、あえて冗談を飛ばして緊張を和らげる「繊細さ」を持つ。

 

 そんな彼でも、フブキだけは「カッコいいから」という理由で最後まで名前で呼び捨てにしていた。

 それはレイなりの敬意と憧れの表れであり、証でもある。

 

 

 

 

 

フブキが01ガンダムのテストパイロットとして活躍していた頃、レイ自身は艦長になるという夢を叶えることはできず、地球降下部隊での実戦任務中に戦死する。

 

後少しタイミングが遅れていれさえすれば、新型戦艦ペガサス級2番艦、ホワイトベースに配属予定だった。

 

死後、精神体となってもフブキを見守り続け、光の空間にて“虹の向こう側"へフブキが行ってしまおうとした最後の瞬間、彼を現世へと繋ぎ止めた存在のひとりである

 

 

 

 

 カエデ・セレスタ

 

 年齢:17歳

 性別:女性

 所属:地球連邦宇宙士官学校(通信電子管制課程)

 → 宇宙軽巡洋艦サラミス級「ヘレナ」艦橋・通信管制要員

 階級:准尉(候補生任官) → 最終階級:中尉

 

 お淑やかで、柔らかな微笑みを絶やさない少女。

 立ち居振る舞い、言葉遣い、姿勢に至るまで「品のある子」という印象を周囲に与えるタイプ。

 

 人に対して威圧することは決してなく、常に一歩引いた位置から静かに寄り添うように接する。

 だが、必要なときにはきちんと「それは違う」と言える芯の強さも持ち合わせている。

 

 士官学校時代や戦時中もかなりモテていたが、当の本人は密かにフブキ・アルジェントに対して恋心を抱いていた。しかし、それを本人に伝えることはなかった。

 それは、彼が常に前線に立つ人間であり、自分は後方から支える立場だと理解していたからでもあり、

 

 ──どれだけ手を伸ばしても、彼は自分の物にはならないとも思っていたからでもある。

 

 

 

 

 

カエデ・セレスタは、現ゼネラル・リソース局長、ロイド・V・マクシミリアンの実の娘である。

 

幼い頃に両親は離婚しており、カエデは母親側に引き取られたが、ロイドとの関係は完全に断絶したわけではなく、「数年に一度だけ会いに来る、少し不器用な父」として、記憶の中に残っている。後に軍で再会。

 

彼女が通信・電子管制課程を志願した背景には、かつて家族から離れていった父の背中と、いつも自分から遠ざかろうとするフブキの姿が、どこかで重なって見えたからかもしれない。

 

しかし、そんな彼女の思いも虚しく、乗艦している「ヘレナ」はジオン軍の攻撃によって撃沈され、カエデは戦死する。

 

死後その精神はレイと共にフブキを見守り、光の空間にて虹の向こう側へ行こうとするフブキをこの世界に繋ぎ止めた存在の一人である。

 

 

 

 

 

 ロイド・V・マクシミリアン

 ・年齢:36歳

 ・性別:男性

 ・所属:地球連邦軍情報局員 → 技術士官 → 民間警備会社「ゼネラル・リソース」局長

 ・階級:少佐 → 最終階級:大佐

 

 元地球連邦軍 情報局員として様々なサイドに行き来し、情報を集める。言うなればスパイ。その後は技術士官として、戦闘によって破損・撃墜されたモビルスーツの解析を担当。

 一年戦争期から終戦後にかけて、敵味方を問わず機体の挙動記録や戦闘データを精査し、兵装の再設計・運用最適化に貢献。

 サイド7で回収された01ガンダムを解析し、その結果パイロットであったフブキを知ることとなる。

 

 戦争が始まる以前は結婚もしており、一人娘も居た。しかし情報局に所属が決まってしまい、妻と娘を遠ざける為に離婚。離婚後も情報局員のツテを使い、病に伏せてしまった妻と娘に対して支援を続けた。

 

 妻が病死した後も娘に対して支援を続け、後に土官学校で再会した。しかし戦争が始まり、娘も戦死してしまう。

 戦後はある目的の為に民間警備会社 ゼネラル・リソースに入り、局長に就任。フブキの捜索、勧誘を行った。

 

 

 

 

 

フブキをゼネラル・リソースに勧誘した本当の理由は、すべて愛娘であるカエデ・セレスタのためである。

 

カエデがフブキに向けていた想いをロイドは誰よりも近い場所で見てきた。だからこそ、たとえフブキ本人に恨まれることになろうとも、「愛娘が愛した人をこれ以上傷つけないために、彼をジオンや連邦から隔離する」という選択を取らざるを得なかった。──娘の思い人ではあるが、連邦軍で鬼神と呼ばれた少年。ストレートにいうなら狂人。そんな少年を使い潰してやろうという気持ちも、最初はあった。

しかし、その思惑の最中で──フブキ自身にも変化が生じる。アマテ・ユズリハの存在である。

 

彼女は、どこか「死んだ人間」のように閉じていたフブキを、少しずつ年相応の青年へと引き戻していった。

いつの間にか、かつてカエデが語っていた「本当は優しい人」という言葉通りの人間に戻っていることを、ロイドは知ることになる。

 

そして、そんなフブキ自身が、アマテを守ると決心した瞬間──ロイドは、もはや自分の打算ではなく、一人の父親として、持てる力のすべてを使って「生意気な息子」の背中を押す側に回る。

 

フブキがゼネラル・リソースを離脱したあとも、ロイドは裏でグールズと連絡を取り、グールズの構成員たちを正式にゼネラル・リソース社の社員として受け入れ、一部の軍警と住民たちと共にサイド6政府が指名手配としたフブキとアマテの無実を勝ち取った。 

 

 

 

 

 

 シーマ・ガラハウ

 

 年齢:35歳

 性別:女性

 所属:ジオン公国軍 突撃機動軍 海兵隊→ 宇宙海賊→ 民間ジャンク回収会社「スターダスト」社長

 階級:中佐 → B級戦犯認定により、公式軍歴は抹消。

 

 乗機

 ・MS-06-S ザクⅡ

 ・gMS-01 ゲルググ改

 ・MS-06-P ザクⅡ(サイコミュ試験用改修機)

 

 表向きは豪快で男勝りな口調と振る舞いが目立つ、いわゆる「女傑」

 酒場で大声で笑い、きつい物言いも厭わないが、その裏側には常に

 

「自分は大罪人である」

 

 という強い自己嫌悪と、過去そのものへの恐怖がこびりついている女性。

 

「ブリティッシュ作戦」において、コロニー落とし作戦に従事。

 しかし、自身の部隊が運搬・使用した兵器が毒ガスであることを、事前には知らされていなかった。

 作戦中〜成功後にその事実を知ってからは、民間人虐殺の加害者となってしまった自分を許せず、激しい罪悪感に苛まれることになる。

 

 その一方で、本国ジオンからは「戦犯」、使い捨ての駒として扱われ、冷遇と裏切りを重ねて受け、次第に心は完全にジオンから離れていく。

 

 ジオンから見捨てられたのち、部下たちと共に“宇宙海賊”として独立。

 民間船、連邦残党部隊、場合によってはジオン正規軍の艦艇すら襲撃して糧を得る、完全に「国家の外側」に落ちた存在となる。

 

 そんな生活をしていた最中、暗礁宙域にて商船から出撃してきた一機のザク──

 フブキ・アルジェントの乗る機体によって壊滅的打撃を受け、海賊としての活動は実質終焉を迎える。

 

 その後はサイド6へと流れ着き、民間ジャンク回収会社「スターダスト」の社長として表向きは生計を立てながら、

 裏では GHOULSの一員としてクランバトルに参加するようになる。

 

 

 

 

 

サイド6での事件後、シーマ・ガラハウ率いるグールズはクランバトルに姿を見せなくなり、黒いガンダムも同時期に姿を消した為、軍警により逮捕されたと思われていた。実際にはゼネラル・リソースに保護・吸収される形で再出発することになった。

彼女は素性を隠すために新しい名義を与えられる。それが、「エフェメラ・ハント」

以降はゼネラル・リソース傘下の傭兵派遣部門に所属し、現場指揮・調整役として多くの業務に従事する。

かつて宇宙海賊として培った経験は、皮肉にも「合法的な傭兵業」というフィールドで最大限に活かされることになった。

同時に、エフェメラとしての彼女は、局長のロイドと共にフブキやアマテの無実を勝ち取るためにも奔走している。

B級戦犯として名を抹消された女と、家族も部下も戦場に奪われた技術将校。二人は、それぞれのやり方で

「これ以上、理不尽な十字架を背負う者を増やさない」という一点だけで利害が一致している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アマテ・ユズリハ

 

 年齢:17歳

 性別:女性

 

 乗機

 ・gMS-Ω ガンダム・クァックス(GQuuuuuuX)

 

 

 

 スペースコロニー「イズマ・コロニー」で暮らす、ハイバリー女学院に通う女子高生。

 だが本人は、そんな日常をどこか「偽物」と感じており、「つまらない」

 と、平穏さそのものに違和感と退屈を覚えているタイプ。

 

 授業をサボってまで、コロニーの片隅にある人の少ない公園へ足を運ぶのが、彼女なりの“現実逃避”。

 そこで出会った一人の青年──空を見上げているどこか影のある男に惹かれ、関わりを重ねるうちに、少しずつ「恋心」を自覚していく。

 

 そんなアマテの「退屈な世界」は、戦争難民の少女ニャアンとの出会いによって一変する。

 彼女の背後にある戦争の現実、失われた故郷の話は、アマテが「偽物」と感じていたイズマ・コロニーの平穏とは正反対のものだった。

 

 ニャアンを通じて、非合法モビルスーツ同士の戦闘──クランバトルの存在を知り、

「GQuuuuuuX」と呼ばれる謎のモビルスーツと共にその渦中に身を投じていく。

 

 

 

 

 

──君はどこにもいやしなくて、私もここにいなかった。

 

 

 イオマグヌッソでシャロンの薔薇を巡る戦いが終わり、世界は救われた。一人の青年を犠牲として。

 

 一連の事件を経て、アマテ・ユズリハは精神的に大きく消耗し不安定な状態に陥る。その様子を見たシャリア・ブルは、彼女に生まれ故郷である「サイド6・イズマコロニー」への退避を提案する。

 

 ロイド・V・マクシミリアンをはじめとする面々の尽力により、政治的な責任追及や軍事法廷からアマテとニャアンは守られ、正式な「保護・療養」という扱いで、イズマコロニーへの帰還が認められる。

 

 アマテは、かつてフブキが住んでいた一室を与えられ、ニャアンと共に静かな療養生活を送ることになった。

 

 ─ただ、ひたすらに見惚れていた。痛みにすら気付かずに。何光年と離れていても、踏み出した体は止まらない。──今、君の声が遠く聞こえている。

 

 

 

 宇宙世紀──0086。

 

 運命の始まりの場所──初めて会った公園で再び再会。

 

 ──今度こそは、その手を離さないように。

 

 

 

 

 

 ニャアン

 

 年齢:17歳

 性別:女性

 

 乗機

 ・gMS-κ ガンダム・フレド(GFreD)

 

 ウー◯ーイーツのような配達業者に偽装し、その実態は「非合法な運び屋」として動いている少女。

 

 本来なら教室にいるはずの年頃でありながら、学生としての「日常」からは大きく外れた場所で生きている。

 故郷であるサイド2が戦場となり、住民ごと戦火に飲み込まれた。ニャアンは単身プチモビルスーツに乗り込み、コロニーを脱出する。

 戦場をさまよう小さな機体は、偶然にも通りかかった船に救助され、その縁でサイド6・イズマコロニーへと辿り着く。

 

 身の上が身の上だけに、正規のルートで働くことも、学校へ正式に通うことも難しい。

 そこでニャアンは、非合法な荷物である「インストーラーデバイス」の運び屋をすることで生活費を稼いでいる。

 

 偽物の学生服を着て「普通の女子高生」に見せかけるという

 小さな“擬態”もしていたが──ある日、配達中にたまたまフブキに見つかり、「目立ちすぎだ」とあっさり指摘されてしまう。

 

 この一件をきっかけに、彼女は観念して「偽の学生服」をやめ、普段着で運び屋を続けるようになる。

 

 そして、ある改札前でニャアンの人生を大きく変える「出会い」が訪れる。

 

 

 

 

 

 イオマグヌッソでの事件の後、ニャアンはアマテの「マヴ」として共にサイド6へ帰還することになる。

 

 アマテはフブキ喪失のショックから心身ともに深く消耗しており、日常生活すらままならない時期が続いた。

 

 ニャアンは生まれ故郷でもないサイド6、元々は「偽物の学生服」で生き延びていたコロニーでありながら、「アマテを守る」為だけにそこに留まることを選ぶ。

 

 その間、ニャアンはシャリア・ブルやコモリ、エグザベといった面々とこまめに連絡を取り合いながら、医療・生活面の支援や身辺の安全確保を調整し、献身的にアマテを支え続けていた。

 

 アマテがほとんど反射的に飛び出していったのを見て、ニャアンもすぐにその後を追う。

 

 階段を駆け上がった先で、彼女が目にしたのは──イオマグヌッソの事件を境に、何の痕跡もなく消えてしまった「兄」と慕う人物との再会の光景だった。

 

 

 

 シュウジ・イトウ

 

 年齢:推定 17歳

 性別:男性

 

 

 乗機

 ・gMS-α ガンダム

 ・RX-78-2 ガンダム

 

 アマテとニャアンの前に、ある日ふらりと現れた不思議な少年。

 常に小型ロボットのコンチを連れており、その言動や雰囲気は年相応の少年らしさと、どこか「遠くを見ている大人」のような静けさが同居している。

 

 しかし、その素性は極めて特異である。

 かの「赤い彗星」シャア・アズナブルの機体として知られる「赤いガンダム」に搭乗し、サイド間を渡り歩きながら、各コロニー外壁に巨大なグラフィティ(壁画)を描き続けている。

 

 そのため軍警からは指名手配されており、表向きには「危険人物」として扱われている。

 

 そんなシュウジはクランバトルにおいて、マチュことアマテ・ユズリハとマヴを組み、数々の激戦に勝利していく。全ては地球に行きたいという願いのために。

 しかし、その歩みはサイド6で発生した「ゼクノヴァ」によって断ち切られる。

 

 クランバトルの最中であるにも関わらず赤いガンダムと共に消失。その瞬間を境に、彼の消息は完全に途絶えてしまった。

 

 その後、イオマグヌッソ事件において、シュウジは再び姿を現す。

 ──"向こう側"から現れた白いモビルスーツに乗って。

 目的はただ一つ、シャロンの薔薇に眠る少女の殺害。

 

 しかし、その計画はアマテたちと、その隣に立つフブキによって阻止されてしまう。

 長い間、自分自身を束縛し、周囲を巻き込んで傷つけてきた「一方的な想い」。それを解き放ってくれたアマテとフブキに感謝し、白いモビルスーツ、シャロンの薔薇と共に"向こう側"へと帰っていった。

 

 

 

 

 

 初めてガンダムの意思ではなく、"自分の意思"で解放してくれたフブキを、光の空間で虹の向こう側へと行ってしまうのを繋ぎ止めて送り返した一人。

 以降はこちら側の世界でフリーのアーティスト、「ハラヘリ虫」として活動している。毎日生きて行くのは大変だが、今はただ何者にも縛られずに"自由"生きる生活が楽しいと感じている。

 

 サイド6を含め、他のサイドでもシュウジの描いた絵は密かな人気を博しており、今は「宇宙世紀のバンクシー」というあだ名で有名になっている。

 

 

 

 

 シイコ・スガイ

 

 年齢:32歳

 性別:女性

 

 所属・地球連邦軍→民間警備会社ドミトリー

 

 乗機

 ・RGM-79 軽キャノン

 ・RX-79[W]試験型ガンダム

 

 

 一年戦争当時、軽キャノンに搭乗しながら100機を超える敵MSを撃墜した、撃墜王で知られるスーパーユニカム。

 敵味方問わず畏怖されたその戦績から、やがて彼女は「魔女」と呼ばれるようになる。

 

 終戦後は軍を離れ、結婚して「サイド6・パルダ」で息子と共にごく普通の平穏な生活を送っていたが──

 ある時、クランバトルにて「赤いガンダム」が目撃されたという情報を知る。

 

 ──赤いガンダムを、自分の手で墜とす

 

 その一心で、家族をサイド6に残したままイズマ・コロニーへ来訪。人脈とコネを駆使し、クラン「CRS」に参加したシイコは、アナハイムがデータ収集用として持ち込んだ新型機・RX-79[W]に搭乗し、「魔女」がガンダムに乗るという、ある種の“因縁”をまとった立場で戦場に立つことになる。

 

 

 

 

 クランバトルでの一件のあと、彼女はかつて失ったマヴ、一年戦争で期待を寄せ、シャアに奪われた相棒へ向けて

 

 いつか “虹の向こう側” で再会するその日までに、胸を張って「幸せだった」と報告できるような思い出を作ろうと、サイド6・パルダの家族のもとへ帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フブキ・ユズリハ

 

 

 その正体は──

 

 あり得たかもしれない、可能性の世界で結ばれた

「アムロ・レイ」と「ララァ・スン」の“息子” である。

 

 その世界線では、ララァの子供は流産という形でこの世に生まれることはなかった。アムロとララァは深い悲しみに沈み、特にララァは「自分が子を守れなかった」という事実に絶望し、心の底から願ってしまう。

 

 

 ──愛しい子供が、どうか幸せに生きていけるように──と。

 

 

 その願いの結果として、命を吹き込まれた赤子はGQの世界に現れ、地球の孤児院に拾われることになった。

 彼自身はその出自を知らないまま、「フブキ・アルジェント」として、孤児院で、士官学校で、戦場で生きていく。

 

 ララァの願い──「幸せに生きてほしい」という祈りは、一人の少女によってようやく叶えられる。

 フブキは「アルジェント」という名を捨て、アマテと共に生きることを選び、「ユズリハ」の姓を名乗る

 

 現在フブキ・ユズリハは、もはやモビルスーツには乗らない。

 自分の経験を次の世代のために使うべきだと考え、新しい人生を歩み始めている。

 

 かつて戦場にしか居場所を見いだせず、存在しない命であった青年は、自分を変えてくれた少女……アマテ・ユズリハと共に生きている。

 

 それこそが、ララァの願いと、アマテが与えた「幸せに生きる」という答えの、ひとつの形と言えるのかもしれない。

 

 

 



























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ネタバレになるので閲覧には十分注意してください。
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