商店街
パトカーがやって来る。
警察が調査している。
快晴と雪美が雨美の所にやって来る。
雪美「雨美、何があったの?」
雨美「急に鈍い音がして。気がつくと車が突っ込んでいたんです」
雷光と曇は撥ねられた人らを救護している。
雷光「東、救急車を呼べ」
曇「わかりました」
曇は携帯を取り出して電話をする。
女性の方が快晴らの所にやって来る。
雨美「白鳥さん!」
白鳥「私ね。見たんだよ。あの車を運転している人」
快晴「本当ですか?」
白鳥「車を運転していたのは祖父江さんだよ」
雨美「祖父江さんってこの近くに住んでいる高齢の方じゃないですか」
快晴「誰であろうと逮捕してやる」
雪美「北斗、焦るな。まあとにかくその人を追う必要があるな」
雨美「あの人って認知症じゃありませんか?」
白鳥「そうなんだよ。しかもそれに足もあんまり良くないからさ」
快晴「どうしてそんな人が運転なんかを」
白鳥「あの人車が好きだからね。あの車、かなり古いやつだっただろ?」
雨美「車はあまり詳しくないですけど確かにそうでしたね」
白鳥「あの人どうしているかしらね」
快晴「ここは俺達が捜査します。情報ありがとうございます」
ザンゴグの基地
ジエン「あの車の事故、あいつ、やるな」
ヴァルカ「もう作戦を立てていたのですか?」
ジエン「そうだ。もうすでに始まっているんだよ」
エミールは首を傾げる。
銀河警察・メインルーム
橘「さっきの交通事故を捜査させてほしい?それは普通の警察に任せるべきだろ?」
雷光「それが白鳥さんから話を聞いた所」
商店街・回想
5人が白鳥さんの所に集まる。
白鳥「しかも祖父江さん、お金をなんか騙し取られたっても聞くわ。なんか化け物を見たとか言っていてね。冗談だといいんだけど」
銀河警察・メインルーム。回想開け
曇「これ、もしかして裏でザンゴグが関わっているんじゃないかって思いまして」
雪美「これは我々で調べる必要があります」
橘「わかった。だが呉々も油断するな」
雨美「私、早速祖父江さんの所に」
快晴「待てよ。俺も行く」
雪美「北斗、雨美、任せたぞ」
快晴「はい!」
祖父江家
祖父江家にやって来る雨美。
雨美「よりによってお前とやる事になるとはね」
快晴「なんでだよ。それになんかお前この事件の事になると熱くなってないか?」
雨美「うるさいな。お前に突っ込まれたくない」
インターホンを鳴らす雨美。
家から出て来る祖父江。
祖父江「何でしょうか?」
雨美「銀河警察の者です。祖父江さん、少しお話しよろしいでしょうか?」
祖父江「なんだね?上がるかいな?」
同・リビング
リビングに上がる快晴と雨美。
雨美「すみません、入れてもらってしまって」
祖父江「所で貴方達誰?」
雨美「銀河警察の者です」
祖父江「警察さんか」
快晴「ええっと。それさっき」
快晴の口を塞ぐ雨美。
快晴「なんだよ」
雨美「(小声で)認知症だって事を忘れないでよ」
快晴「悪かった」
祖父江「私はもう既に妻に旅立たれて。息子らも1人暮らししていてね。ここで1人なんだよ」
快晴「そうなんですね。所で昨日、車を運転していたんですよね?」
祖父江「いいや。私はずっと家にいたが」
雨美「実は祖父江さんの車が近くの商店街を通った形跡があるんですよ」
祖父江「そんな事言われてもね。私は運転なんてしてないよ」
快晴「ここには祖父江さんしかいないんですよね?誰が運転したというのでしょうか?」
祖父江「わからんよ。とにかく私は車なんて運転していない」
雨美「わかりました。少し車を調べてもよろしいでしょうか?」
祖父江「傷つけないでくれよ」
快晴「わかりました。ご協力感謝します」
車内
車の中を調べている快晴と雨美。
快晴「なんか手がかりになりそうな者ないか?」
雨美「とりあえずドライブレコーダーのデータを取る許可ももらえた」
快晴「それを調べてみるか」
快晴は車から降りる。
雨美「これくらいかな?」
雨美も降りようとすると何かを見つける。
雨美「これって・・」
銀河警察
ドライブレコーダーの記録を見ている5人と橘、
橘「単純にアクセルとブレーキの踏み間違い。これは警察の管轄となる。皆、ご苦労だった」
雪美「雨美、納得した?」
雨美「え?あ、はい」
曇「この事件の事、警察に報告してきます」
雷光「何かの勘違いじゃないのか?雨美」
雨美「そうでしたね・・でもあれって」
祖父江家
怪人が祖父江家にやって来る。
祖父江「お前誰だい?」
怪人「俺はザンゴグ1の走り屋、ビンセント(以下、ビンセントと表記)」
祖父江「今日はどういったご用件で」
ビンセント「車走らせないか?」
祖父江「何だって?」
ビンセント「だからこの車走らせるんだよ」
祖父江「やってみるか」
車にエンジンをかけて走らせる。
芝の浦公園
雨美は公園で遊んでいる子供達を見ている。
雨美の声「あれって紛れもない。ザンゴグが絡んでいるに違いない」
その時、鈍い音がする。
雨美「また!」
雨美は音の方向に向かうと前に見た同じ車がまた事故を起こしている。
雨美「どうして」
雨美は轢かれた人を対応する。
警官1「ちょっと。降りてください。免許証を見せて」
運転手は警官の話をスルーして走り去っていく。
警官2がパトカーの通信機を手に持つ。
警官2「芝の浦公園付近で車が逃走中」
雨美もポリスチェンジャーで通信する。
雨美「こちら雨美、また同じ車が」
銀河警察・メインルーム
橘「その事件は警察に任せればいい。我々はザンゴグの行方を追う必要がある」
雪美「雨美、帰還するんだ」
地球・芝の浦公園
雨美「わかりました」
雨美は通信を切る。
雨美「なんかついてないな」
銀河警察・メインルーム
ニュースが付いている。
アナウンサー「昨日午後15時頃、芝の浦公園付近を走っていた車が信号無視をして突っ込んだ事故で運転していた祖父江昌幸89歳を自宅で逮捕しました。調べに対してやっていない。運転してないと否認をしています」
快晴「本当に困った人だな。やったんだから素直に認めればいいのにな」
雷光「認知症の方だ。運転していた事だって覚えていない」
曇「でも本当に運転をしていたんですよね?」
雪美「どうした?雨美」
雨美「前に車を調べた際に」
車内・回想
雨美は不審に思っていた。
車はパーキングにもニュートラルにも入っていないのに止まっている。それもエンジンはかかったままなのに音すらしない。
銀河警察・回想開け
雨美「そんな事があったんです」
雪美「それは確かに怪しいな。あの車は全然走っているはずなのに」
雨美「これ、ザンゴグ1の走り屋、ビンセントが絡んでいるんじゃないかって思うんですよね」
雪美「それは気付けなかった」
曇「でもどうやって追い返すの?」
雨美「これはかなり危険なやり方ですが」
地球・道路
パトカーに乗って待ち伏せしている雷光と雨美。
雷光「これでいいいのか?」
雨美「いつもこの時間帯に走っているようなので」
雷光「そこまで調べていたんだな」
雨美「なんかすみません。運転してもらって」
雷光「いいんだよ。しかしお前車の事故にかなり敏感なんだな」
雨美「母が交通事故で亡くなってしまって」
銀河警察・メインルーム
雪美「雨美はお父さんが海外で働いていてな。全然帰ってこれなくて。それで私らの家で育てられたわけなんだ。母親を交通事故で亡くした雨美にとってこの事件は見逃せなかったのであろう」
曇「そうだったのですね」
地球・道路
事故を起こした車が見える。
雨美「西垣さん!」
雷光「任せろ」
雷光はパトカーを発進させる。
パトカーは車に追いつく。
パトカーは車の隣にやってくる。
雨美「そこの車、止まりなさい。もう一度言います。止まりなさい」
車は雨美の話を聞く事なく走っている。
雨美「まあそうですよね」
雷光「ならこうするか」
車は右に曲がろうとするがパトカーも大きく右に曲がってなとか逃さないようにした。
雨美「ん?」
雨美は気づいた。祖父江さんはハンドルを握っていない事に。
雨美「ハンドルを握っていないのにどうして曲がれたのかって?簡単な話」
雷光はハンドルを切って車とぶつかる。
車からビンセントが出てくる。
パトカーから降りる雷光と雨美。
雨美「チェックメイト。ビンセントは車に乗り移る詐欺をたくさんしてきた。それも認知症の人をよく狙っているのよね」
雷光「よくやったな」
雨美「祖父江さん、速く逃げてください」
祖父江は逃げていく。
快晴、雪美、曇も合流する。
雪美「ありがとうな。雨美。よく自分のトラウマを乗り越えて」
雨美「皆さんのおかげです。そして私はこんな事故を起こしたビンセントを許さない」
雪美「いくぞ」
5人「チェンジライセンス、セット」
音「チェンジライセンス、アクセス」
5人「警察変身」
音「ポリスレンジャー、出動」
レッド「警察戦隊!」
5人「ポリスレンジャー」
ビンセント「俺は車に乗り移るだけじゃないぜ。走り屋の実力、見せてやる」
ビンセントはバイクに乗った。
ビンセントはバイクを思いっきり走らせて5人を撥ねる。
レッド「あの野郎、なんて厄介なやつだ」
グリーン「これでもどうだ!」
グリーンはポリスブラスターを放つが強行突破されて逆にもう一度撥ねられてしまう。
ピンク「東!」
ホワイト「こうなったら」
ホワイトはパトカーに乗る。
レッド「おい、いいのかよ」
ピンク「いいんだ。あいつの実力を見てみろ」
ホワイトはパトカーを動かす。
パトカーがバイクと並ぶ。
ビンセント「俺とスピード勝負するのか?笑わせる」
ビンセントはパトカーを交わすがパトカーも負けじと追いかける。
ホワイト「もしかして私が運転出来ないとでも思っているの?」
ビンセントはカーブを曲がるがパトカーはドリフトを使ってくる。
レッド「なんて運転捌き」
ブルー「本来はダメだけどな」
ホワイトは窓からポリスブラスターを放つ。
ビンセントはなんとか耐えきる。
ビンセント「ここで負けてたまるかよ」
ビンセントはパトカーの後ろに来てジャンプをする。
ホワイト「そうきたか」
ホワイトはあえて車体を斜めにするとジャンプしているビンセントの車にぶつかる。
ビンセントはバイクから落ちてしまう。
ホワイトはポリスブラスターを向ける。
ホワイト「ビンセント、お前のように人を騙して事故を起こさせる人は最低」
レッド「ジャッジタイムだ」
×が出てくる。
ホワイト「当然の結果ね。トドメ!」
ホワイトはエネルギーをチャージして放つ。
ビンセントは食らって爆発する。
ザンゴグの基地
ジエン「エミール、やってあげな」
エミール「わかりました」
エミールは銃を向ける。
地球・道路
巨大化するビンセント。なんとバイクまで。
レッド「バイクまで巨大化するのかよ」
ホワイト「おかしな話じゃないでしょ?とにかく。ポリスマシン」
ポリスマシンがやってくる。
コックピット・ホワイト
ホワイト「警察合体!」
道路
ポリスレンジャーロボが完成する。
ポリスレンジャーロボは構える。
ビンセントはバイクを思いっきり走らせる。
撥ねられるポリ椅子レンジャーロボ。
Uターンして再びポリスレンジャーロボを撥ねるビンセント。
コックピット・ポリスレンジャーロボ
揺れるコックピット。
グリーン「バイクまで巨大化されて戦いずらいね」
レッド「ならこれでどうだ?」
道路
ポリスレンジャーロボはポリスマグナムを放つが逆に突破されてしまう。
また撥ねられるポリスレンジャーロボ。
コックピット・ポリスレンジャーロボ
ピンク「ポリスマグナムでは止まらないか」
ブルー「別の手段と行くか」
レッド「そうですね。ポリスクレーン!」
道路
ポリスクレーンがやってくる。
ポリスクレーンはアームを伸ばしてバイクを捉える。
ビンセント「何をするつもりだ」
ポリスクレーンはバイクを横転させる。
ビンセント「やってくれたな」
ビンセントはバイクを起こす。
コックピット・クレーン
レッド「よし、警察武装」
道路
クレーンはポリスレンジャーロボの右手に着く。
ポリスレンジャーロボは右腕を突き出す。
5人の声「ジャッジメントスピア!」
ポリスレンジャーロボのクレーンの部分が勢いよく飛ぶ。
バイクを貫通してビンセントをも貫通する。
ビンセント「みんなも安全運転を心がけようね」
ビンセントは爆死する。
祖父江家
祖父江「なんか助かったみたいだね。もう家で大人しくしているよ」
雨美「それがいいですね。こちらこそお邪魔しました」
祖父江は家に入って行く。
雨美「今日も事件解決。次も頑張ろう」
続
次回、ポリスレンジャー!
たくさんの男性が一人の女性にプレゼントを渡しているがはねのけられる。
快晴「お前はザンゴグ!」
怪人「私の美しさに見惚れてしまいなさい」
雨美「あの馬鹿。何してんだ」
レッドとホワイトが戦っている。
11話「美人にご注意」
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。