33話になります。よろしくお願いします。
銀河警察・メインルーム
雷光「エミールは何か話してくれましたか?」
橘「ああ。エミールはかなり大人しいが全然話してはくれない」
雪美「それもそうだよな。目の前で仲間を失ったから」
曇「ザンゴグにいるのをかなり躊躇っていたようですし」
快晴「悪さは確かにしていない。なぜなんだ」
雨美「今度地球部署が立て直しが終わってそこに行くんですよね?」
橘「ここではかなり苦しいと思うからあそこで人の事を学び直すといいとこっちから話をしたんだ」
雨美「エミール、やり直せるといいね」
ザンゴグの基地
陽炎丸「どいつもこいつもポリスレンジャーにやられている。使い物にもならんな」
ジエン「そうカリカリするな。陽炎丸。焦ってもいい結果は出ないぞ」
陽炎丸「しかしですね」
チャン・リーエン「陽炎丸様、いいものを見つけました。エミールが動き出しました。あいつをまた使いましょう」
陽炎丸「あいつを使うとかどうかしてないか?」
チャン・リーエン「私のこいつを使えば」
チャン・リーエンは寄生虫のようなものを見せて来る。
にやけて頷く陽炎丸。
地球・高速道路
エミールを乗せた車が走っている。
目の前に別の車が入って来る。
その車から窓を開けてチャン・リーエンが大砲が発車して来る。
爆発する車。
エミールが投げ出される。
前を走っていた車からチャン・リーエンが出て来る。
チャン・リーエン「待っていたよ。この時を」
チャン・リーエンはエミールの耳に寄生虫を入れる。
エミールの目が虚ろになる。
チャン・リーエン「やってしまいなさい。この街を壊してしまえ」
エミールは立ち上がる。
エミール「はい。仰せのままに」
銀河警察・メインルーム
橘「何?エミールがいなくなっている?」
橘が出ている電話から爆発音が鳴る。
橘「どうした?」
電話の声「わかりません。街で爆発が」
橘「わかった。6人をそちらに」
快晴「わかりましたよ!」
雪美「行くぞ」
6人が出動する。
市街地
エミールが人を襲っている。
雪美「そこまでだ!ってエミールじゃないか」
快晴「ここまで信用させてこのざまとはな」
雨美はエミールの耳から少し出ている寄生虫に気づく。
雨美「今のは」
ブスケッツ「どうした?雨美」
雨美「今、エミールの耳から」
快晴「そんなのは気にするな。あいつを倒すぞ。警察変身!」
快晴は変身する。
雨美「でも」
雪美「躊躇うな、雨美。今のエミールはお前の知っているエミールではない。ここで止めないとたくさんの人が犠牲になる」
雪美も変身する。
雷光「やるしかないか」
曇「そうですね」
ブスケッツ「ああ」
雷光、曇、ブスケッツも変身する。
エミールに斬りかかるレッド。
エミールは鞭を使って攻撃を止める。
レッド「俺が警戒していた通りだな。お前はやはり人の命を」
エミール「黙れ!人間など取るに足りない」
エミールに蹴り飛ばされるレッド。
ピンクもサイレンブレードで攻撃して来る。
エミールはかわして鞭を剣に変えて来る。
ピンクとエミールの剣がぶつかり合う。
戦いを見ている雨美。
雨美「あんなに大人しかったエミールがどうして。そしてあの耳にいた寄生虫。何か関係が」
ギジェンが襲いかかって来る。
雨美は避ける。
次に来るギジェンをブルーが止める。
ブルー「雨美、どうしたんだ?戦え!エミールを止めたいんだろ?」
ハッとなる雨美。
雨美「そうですね。エミールは私が」
雨美もやっと変身する。
ピンクはエミールから離れるとホワイトは素手でエミールを食い止める。
ホワイト「どうしちゃったの?何があったの?」
エミール「黙れ!お前には関係ない」
ホワイト「そんなはずない。何かされなかった?こんな事するわけないじゃない。貴方が」
エミールは苦しみ出す。
レッド「今だ!」
ホワイト「止めて」
レッド「どうしてだ?トドメを刺すチャンスだぞ?」
ホワイト「エミールは操られているんだよ。寄生虫みたいなのが取り付いている」
レッド「何が寄生虫だ。そんなのが人に取り付くわけないだろ」
レッドはホワイトを退かしてエミールに斬りかかる。
ホワイト「何もわかってないのはそっちじゃない。あそこまで凶暴なエミールじゃないでしょ」
レッド「あいつはザンゴグだったんだよ。あれを見てわかるだろ?」
ホワイト「あんたは何もわかっていない」
ホワイトはレッドを殴ってエミールを止める。
ホワイト「止めてよ。やり直したいんじゃなかったの」
エミール「ダメみたい」
ホワイト「え?」
エミール「私、チャン・リーエンの寄生虫に取り憑かれちゃって。これに取り憑かれるともう二度と元には戻れない」
ホワイト「どうして?」
エミール「こいつはチャン・リーエンの思うように操れてしまう恐ろしい寄生虫。そして中では死滅しないの。だから私を倒すしかないのよ。だから私にトドメを刺してよ。お願い」
ホワイト「でも・・そんなのやってみないとわからないじゃない」
エミール「本当よ。どんなに攻撃してもダメなの。こいつは厄介すぎる。絶対に死なないから」
ホワイト「だったらチャン・リーエンを」
エミール「ダメよ。あいつにはとても敵わない。あいつはかなり厄介な奴よ」
ホワイト「エミール・・」
ピンク「雨美、もういいだろう。あいつは元には戻らないんだぞ」
エミールは再び洗脳されてホワイトを攻撃する。
倒れこむホワイト。
バイオレット「大丈夫か?」
ホワイト「はい」
チャン・リーエン「私の洗脳に抗って色々喋り過ぎてしまったか。しかしこれで私の支配からは逃れられない。いくら意思を強く持っても私のこの寄生虫は成長するだけだから」
レッド「チャン・リーエン!お前もここで仕留めてやる」
レッドはチャン・リーエンに突っ込む。
ブルー「おい!北斗」
チャン・リーエン「なんとも愚かな奴らだ。私をただの科学者だとは思わない事だな」
チャン・リーエンの背中からメカアームが出てきてレッドを捉える。
電流が流れてダメージを負ってしまうレッド。
倒れ込むレッド。
グリーン「北斗!」
次はグリーンが捕まってしまう。
ブルー「東!」
ブルーはサイレンブレードでメカアームを斬る。
グリーン「助かりました」
チャン・リーエン「やってくれたな。今日の所は引き上げるとするか。エミール、来い」
エミールはチャン・リーエンと去って行く。
銀河警察・メインルーム
橘「そうか。襲撃されていたか」
快晴「あのエミールの野郎」
雨美「違うわ。悪いのはあのチャン・リーエンよ。あいつが何かしたのよ」
快晴「なぜそう言い切れる」
雨美「さっき調べて分かったの。チャン・リーエンの一番恐ろしい研究を。人を意のままに操れる寄生虫を作り上げたって」
雨美はモニターに新聞記事を映し出す。
雨美「あいつの研究で他の星でたくさんの人が暴れ出した。みんな実験台にされて恐らくはみんなエミールみたいに寄生虫が入り込んでいる」
雷光「一度お前とも話せていたのは?」
雨美「確かに私はエミールと話しました。しかしそれもチャン・リーエンの計算範囲でした。あいつは意のままに相手を元に戻す事も可能だったのです。そしてまた好きな時に操る事が出来ると」
快晴「そんなの信じられるかよ」
ブスケッツ「しかし。今まで大人しくいたんだからあり得ない話ではないと思うぞ」
雪美「問題はその洗脳をどう解くかだな。あれって誰も助からなかったのだろう?」
雨美「はい。完全にチャン・リーエンを倒すしかないようです」
曇「あいつ武装結構厄介だったよね。でも機械だったら」
雷光「お前の出番かもしれないな」
曇「西垣さん!ありがたいお言葉です」
雷光「お前な」
ブスケッツ「まだ反応はないんだよね?」
雨美「そうですね。悪さをしていないといいんですけど」
ブスケッツ「雨美は優しいんだな」
雨美「無理矢理ザンゴグに入れられたエミールが可哀想だなと思ってしまっているだけです」
曇「それでも十分じゃないかな。僕はいつでも協力するからね」
雨美「ありがとうございます」
地球・裏路地
エミールがチャン・リーエンと向かい合わせになっている。
チャン・リーエン「ポリスレンジャーめ、エミールの信頼を一気に叩き落としてやる」
エミールは聞こえていない。
チャン・リーエン「エミール、あの高層ビルを狙いなさい」
チャン・リーエンは紅林ビルを指指している。
エミールは頷く。
紅林ビル・1F
エントランスにやってくるエミール。
警備員1「君、ここは関係者以外立ち入り禁止だよ?」
エミールは殴りかかる。
警備員2「ちょっと何をするんだ」
警備員2も胸ぐらを掴まれて投げ飛ばされる。
警告音が鳴る。
銀河警察・メインルーム
橘「エミールだ。ここは紅林ビルじゃないか」
ブスケッツ「紅林ビルと言ったら、Jプラズマが保管されている場所じゃないか」
雪美「奴の狙いはJプラズマだな。みんな行くぞ」
快晴「はい」
雨美「エミール、お願い。悪い事をしないで」
紅林ビル・4F
4Fの廊下を歩いているエミール。
警備の人は気絶している。
エミールは更に警備の人を払い除ける。
裏路地・回想
チャン・リーエン「お前に最後のチャンスをやろうか。Jプラズマを手に入れてこい。それさえあればこっちのものだ」
紅林ビル・4F・回想開け
エミールは階段を上がって行く。
エミール「ありかはここの最上階」
快晴「そこまでだ!エミール!」
快晴は道を塞ぐ。
雷光「ここから上がれる階段もあってよかった」
曇「間に合いましたね」
ブスケッツ「これでもう上には上がれないぞ!エミール」
エミール「邪魔をするな」
雨美「止めてよ!エミール。何かまだ洗脳を解く方法があるはず」
雪美「まずはエミールをこのビルから遠ざけるぞ」
6人「警察変身」
6人は変身してエミールを広場に追いやる。
広場
広場にやってくるポリスレンジャーとエミール。
エミール「ギジェン、やってしまえ」
ギジェンが邪魔をして来る。
レッド「こいつら!」
バイオレット「エミールが逃げて行くぞ」
ホワイト「私が行きます」
ピンク「頼んだぞ!雨美」
ホワイトは追いかけて行く。
ブルーとグリーンがレッドをフォローする。
ブルー「北斗、お前も行ってやれ」
レッド「西垣さん?」
ブルー「その目で確かめるべきだな。北斗」
レッド「分かりました」
レッドはホワイトを追いかけて行く。
坂道
坂道にやって来るエミール。
エミールは苦しんでいる。
ホワイト「エミール!」
エミール「ごめんね。こんな事になってしまって」
ホワイト「大丈夫だよ。私は貴方が操られていたって知っているから。洗脳を解く方法を見つけましょう」
エミール「それは出来ないわ」
ホワイト「どうして」
エミール「だってあの寄生虫はチャン・リーエンの思うがままだから。考えている間に私は貴方を倒してしまうからさ」
レッド「だったらチャン・リーエンを止めればいい話だな」
ホワイト「北斗」
レッド「確かに満更嘘じゃないな。お前の言葉」
ホワイト「いつも言っているでしょ?」
レッド「俺がチャン・リーエンを探して叩きのめしてやる。それで解決するだろうな」
ホワイト「貴方にしては名案ね。でもどうやって探すの?」
レッド「エミールが操られた瞬間を狙う。きっと奴も近くに入るだろ?」
エミール「確かに。その作戦乗ったわ」
ホワイト「危険過ぎない?」
エミール「今はそんな余裕ないわ。とりあえず私は・・」
そんな話をしているとエミールが苦しみだす。
レッド「出てこいよ!チャン・リーエン。こそこそするとかお前本当は弱いんじゃないか?」
チャン・リーエン「お前!なんてことを」
レッド「やはり出てきたか。お前の相手はこの俺だ!」
レッドはサイレンブレードを使って攻撃を仕掛けて来る。
チャン・リーエンは防ぐがレッドは容赦なく攻撃をする。
エミールは苦しみから解放される。
ホワイト「大丈夫?エミール」
エミール「私は大丈夫。でもどうするつもり?」
ホワイト「今はこっち!チャン・リーエンから逃げるよ」
レッドはチャン・リーエンを斬りつける。
チャン・リーエンは後退する。
チャン・リーエン「仕方ありませんね」
チャン・リーエンは目からビームを繰り出す。
ダメージを負うレッド。
チャン・リーエン「私が弱いと言った事を後悔させてあげよう」
レッド「その気になったようだな。俺だって行くぞ」
チャン・リーエン「生意気を」
チャン・リーエンは定規型の剣を取り出す。
レッドの剣とチャン・リーエンの剣がぶつかり合う。
レッド「雨美、頼むぞ」
ある程度の場所まで逃げ切って一度止まるホワイトとエミール。
ホワイトは変身を解除する。
エミール「すまないな。私のために」
雨美「まだよ。絶対に助けるから」
続
次回、ポリスレンジャー!
ホワイト「止めて、エミール」
苦しんでいるエミール。
エミールの攻撃を食らうホワイト。
レッド「救ってみろよ。エミールを」
34話「争いの果て」
陽炎丸大剣を振り回している。
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。