警察戦隊ポリスレンジャー   作:クラヤミノオロチ

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こんばんは。

36話です。よろしくお願いします。


36話 動く恐竜

アバン

 

ドラグスと戦っているポリスレンジャー。

 

雨美の声「ザンゴグが送り込んで来たドラグスと戦っている最中」

 

ドラグスのビームを受けるレッド。

 

雨美の声「あのビームがなんと」

 

快晴が倒れてブロンズ像になってしまう。

 

雨美の声「北斗をブロンズ像にしてしまった」

 

銀河警察・メインルーム

 

快晴がブロンズとなってしまう。

 

雨美「ちょっと北斗、起きなさいよ。ザンゴグは倒していないんだよ?」

 

ブロンズ化した快晴を殴っている雨美。

 

雷光「もうよせ」

 

雪美「まさか、こんな形になってしまうとはな」

 

曇「君は本当に勇敢な戦士だった」

 

雨美「ちょっと、北斗が死んだというのですか?」

 

ブスケッツ「そう捉えるしかないでしょ?」

 

雨美「あいつが簡単に死ぬわけないですよ」

 

雷光「でもこれはどう考えたって」

 

曇「殉職ってことだよ。彼は任務を全うしてこうなんたんだからさ」

 

ブスケッツ「快晴の想いを持ってこれからは俺らで」

 

雨美「まだ生きています。まだこのままにしてください」

 

雪美「雨美、少し勝手すぎるぞ」

 

橘「分かった」

 

雪美「長官?」

 

橘「あいつの事だ。それにこれはとどめを刺したにしては確かに怪しい」

 

雨美「そうですよ。だってそうじゃないですか。あの技を食らっても結構動けていたじゃないですか?」

 

橘「やはりこれを使う時が来てしまったのか?」

 

橘はモニターを映し出すと黄金でティラノサウルスの形をしたメカとそれぞれ恐竜の顔、腕、歯、尻尾、足、爪のパーツが描かれた化石のようなUSBチップである。

 

雪美「これはなんですか?」

 

橘「これが警察戦隊の最終兵器、ポリスTレックスとアルティメットチップだ。これでアルティメットテクターを装着出来るんだ」

 

雷光「アルティメットテクター?そんなものがあったのですか?」

 

橘「それもこれを開発したのは北斗のお父さんとお母さんなんだ」

 

ブスケッツ「そんな。しかしこれってどうして中断してしまったのですか?」

 

橘「あまりにも強大でな。これで北斗の両親だけでなく開発に関わっていた人の全員が亡くなってしまったのだよ。それ以来、封印されていたのだが。まさかこんな時が来てしまうとは」

 

雨美「やっぱり北斗の言う通り使うべきだったんだ。これを使ってあいつを倒すべきだったんだ」

 

曇「雨美」

 

雷光「しかし数値を見た限り、俺らでは使う事はかなり厳しい。エクスプレスとでも比にならない」

 

ブスケッツ「快晴がいない状態で使うのはまずいんじゃないか?」

 

雨美「北斗だったらこの状況なら使うと言うはずです」

 

曇「だからって駄目だよ。明らかに使えるものじゃない」

 

雨美は話を聞かず部屋を出て行く。

 

同・管理室

 

ポリスTレックスに乗り込む雨美。

 

コックピット・ポリスTレックス

 

座席に着く雨美。席は6人分ある。

 

橘「雨美、止めるんだ、すぐに降りなさい」

 

雨美「ここで逃げていたらザンゴグには勝てません」

 

雨美は操作を始める。

 

同・メインルーム

 

モニターに雨美が写っている。

 

雪美「止めるんだ!雨美。どうなるか分からないんだぞ?もし北斗のご両親のようになったらどうするんだ」

 

雨美の声「だからって逃げるんですか?本当は皆さんだってポリスTレックス、動かしたいんじゃないんですか?」

 

ブスケッツ「そうだが。一人でなんて危険すぎるぞ?」

 

コックピット・ポリスTレックス

 

雨美は操作していると電流が流れている。

 

雨美はかなり苦しんでコックピットから落とされてしまう。

 

銀河警察・整備室

 

落とされる雨美。

 

梅杉「大丈夫か?」

 

雨美「梅杉君、アルティメットシステム貸して!」

 

雨美は梅杉から尻尾の部分のアルティメットチップを手にする。

 

アルティメットチップをポリスチェンジャーの真下のUSBのような穴に填めると電流が流れる。

 

雨美は吹き飛ばされる。

 

梅杉「無理だよ。雨美ちゃん。そのシステム使うのは危険すぎるよ」

 

雨美「だってこれがないと勝てないんだよ?」

 

雪美がやって来て雨美に平手打ちをする。

 

雪美「少しは落ち着け、お前まで北斗みたいになってどうするんだ」

 

雨美「申し訳ありません。でも」

 

雪美「言い訳はいらない。とにかくこのシステムは危険すぎる。今後使う事は禁止する」

 

雨美「でもこのままじゃドラグスには」

 

雪美「この威力、使える代物ではない。お前なら分かるはずだ。この話はこれで終わりだ。いいな」

 

悔しがる顔をする雨美。

 

同・医療室

 

ブロンズとなっている北斗がベッドで寝ている。

 

雨美が見守っている。

 

雨美「どうしてこんな事に。北斗、あんたは本当に馬鹿だった。いつも突っ走っちゃって。私が何回止めに入ったと思っているのよ」

 

その時、警告音が鳴る。

 

雨美は出動する。

 

廃工場

 

ドラグスが暴れている。

 

ドラグス「残りの5人もあの世に送ってやる」

 

雪美「そこまでだ!ザンゴグ」

 

ドラグス「やはり来たか。お前らの命も今日までだ」

 

ブスケッツ「快晴の無念はここで晴らす!」

 

5人「警察変身」

 

5人は変身する。

 

ドラグス「笑わせるな。お前らに何が出来る」

 

ドラグスは襲いかかってくる。

 

ブルーはジャンプキックを放つが跳ね返されてしまう。

 

グリーンはポリスブラスターを放ちながら近づいて動きを止めるがあっさり投げ飛ばされてしまう。

 

バイオレットは蹴りを入れるが止められてしまう。

 

ホワイトはサイレンブレードで斬りつけるが効いていない。

 

ドラグス「学習していないな」

 

ホワイト「よくも。よくも北斗を。絶対に許せないんだから」

 

バイオレットは後方から近寄るが気づかれて尻尾で叩きつけられてしまう。

 

ホワイトはかえんほうしゃを食らってしまう。

 

ピンクとブルーはポリスブラスターを放つが効いていない。

 

グリーンもポリスブラスターを向けるが打つ前に目からビームを食らってしまう。

 

ピンク「東!」

 

グリーン「やっぱりダメですね」

 

ホワイト「だったらこれを使うしかない」

 

ホワイトはアルティメットチップを取り出す。

 

ブルー「お前!何勝手に持ち出しているんだ?」

 

バイオレット「忘れたのか?それはさっき使えなかっただろう?」

 

ホワイト「でもこのままでは勝てませんよ」

 

ピンク「おい。よせ!」

 

ホワイト「アルティメットチップ、セット」

 

音「アルティメットテクター、起動」

 

ホワイトの周りに金色で真ん中に警察と恐竜のマークが描かれた鎧を纏う。

 

そして右腕にティラノサウルスの尻尾を思わせる武器が装着される。

 

グリーン「これがアルティメットテクター?」

 

ホワイトは苦しみ出す。

 

ピンク「ダメだと言っただろうが。早く外すんだ」

 

ホワイトは話を聞かずにドラグスに殴りかかるとドラグスは吹き飛ばされる。

 

ドラグス「やるじゃねぇか」

 

ホワイトは右腕に装着している尻尾をドラグスに叩きつけるとドラグスの鎧に亀裂が入る。

 

ドラグスはかなり苦しんでいる。

 

ホワイトまで苦しみ出す。

 

ピンク「よすんだ。もうそれは使ってはいけない」

 

ホワイトはアルティメットテクターを解除する。

 

ドラグス「これはかなりまずいな。撤退」

 

ブルー「逃したか」

 

変身を解除する5人。

 

雪美「雨美。お前どういうつもりだ。自分が何をしたかわかっているのか?」

 

雨美はかなり悔しがっている。

 

雨が降り出す。

 

雷まで鳴り出す。

 

裏路地

 

ドラグスがやってきて苦しんでいる。

 

ドラグス「まさかあんなものがあるなんてな。だがこっちだって負けないぞ」

 

銀河警察・メインルーム

 

ブスケッツ「雨美を謹慎処分にした?」

 

雪美「ああ。あいつは命令を無視したからな」

 

橘「すまないな。あんなものを教えてしまって」

 

曇「しかしあれかなり強力でしたよね?」

 

雷光「お前何を感心している?」

 

曇「申し訳ありません」

 

ブスケッツ「だが曇が言っているのは確かだな。あのドラグスの硬い装甲を破壊しかけていたからな」

 

雪美「しかしあれを使うとかなりの負担がかかる」

 

雷光「ああ。俺にも分かります。ポリスエクスプレスの時とは比べ物にならない。数値を見ただけでビクビクした」

 

曇「雨美らしくなかったですよね」

 

雷光「あいつもあいつでかなり悩んでいるんだろうな」

 

公園

 

ベンチに座って少し泣いている雨美。

 

雨美「どうしたらいいのよ。どうすればあのザンゴグに勝てるっていうのよ」

 

ドラグスがやってきて逃げる人々。

 

雨美は気づく。

 

雨美「ザンゴグ?」

 

ドラグス「どうしたどうした?お前だけか?」

 

雨美は変身してはならない。謹慎処分を受けているから。

 

ドラグス「ギジェン、やってしまいな」

 

雨美に襲い掛かってくるギジェン達。

 

雨美はギジェンに殴られてしまう。

 

倒れる雨美。

 

ドラグス「どうした?もう俺に勝てないと分かったか?」

 

雨美は口の下から血を流しながらドラグスを睨みつける。

 

ドラグス「終わりにしてやろう」

 

その時、ブルーとバイオレットが飛び蹴りをしてドラグスの攻撃を邪魔する。

 

ドラグス「また現れたか。何度でも倒してやろうか」

 

バイオレット「雨美、大丈夫か?」

 

雨美「はい」

 

ピンクとグリーンも駆けつける。

 

ピンク「雨美?こんな所にいたのか。早く逃げるんだ」

 

雨美「はい・・」

 

雨美は逃げる。

 

ピンク「行くぞ」

 

ピンクはポリスブラスター、バイオレットはポリスソニックを放つ。

 

ドラグス「そんな攻撃は無意味だと言っっているだろう」

 

ドラグスはかえんほうしゃを繰り出してピンクとバイオレットにダメージを与える。

 

グリーンはサイレンブレードで斬りつけるが受け止められる。

 

雨美は逃げる際男の子が倒れているのを見つける。

 

女の子が男の子の隣で泣いている。

 

雨美「あれは」

 

雨美は駆けつける。

 

雨美「何があったの?」

 

女の子「私を守って・・私を守って・・」

 

雨美「そうなんだね。お姉ちゃんに任せて」

 

雨美は男の子を抱いて女の子と逃げる。

 

ブルーとグリーンはドラグスに切り裂かれる。

 

ピンク「何としても被害を止めないと」

 

バイオレットはポリスソニックで竜巻を起こすがドラグスによってかき消されてしまう。

 

バイオレット「これでもダメだよな」

 

ドラグス「もう終わりにしてやろうか」

 

構えるピンクとバイオレット。

 

その時だった。まるで恐竜の鳴き声が聞こえる。

 

雨美も声の方向を向く。

 

ドラグス「なんだ?」

 

それはポリスTレックスだった。

 

ポリスTレックスが走って来るとドラグスに向かって咆哮を上げる。

 

吹き飛ばされるドラグス。

 

ブルー「なんて風圧力だ」

 

ピンク「だが何故だ?誰も乗っていないのに」

 

ポリスTレックスは睨みつけるとドラグスは逃げて行く。

 

変身を解除する4人。

 

ブスケッツ「サンキューな」

 

ブスケッツが手を振るとポリスTレックスは咆哮を上げる。

 

雪美「何があったというのだ?」

 

ポリスTレックスは4人を吹き飛ばす。

 

地面に叩きつけられる4人。

 

雷光「何があったというのだ?」

 

睨みつけられる4人。

 

ブスケッツは見つめている。

 

雷光「どうしたんだ?ブスケッツ」

 

ブスケッツ「こいつ、何か訴えているのか?」

 

雷光「そうなのか?」

 

雨美もポリスTレックスの声を聞いている。

 

橘がやって来る。

 

雪美「長官」

 

橘「こんなところにきていたのか」

 

銀河警察・整備室

 

ポリスTレックスが整備されている。

 

他のポリスマシンも整備されている。

 

同・メインルーム

 

橘「まさか勝手に動き出すとは。一体どうなっているんだ」

 

雪美「いきなり私達を攻撃するだなんて。どうなっているんですか?」

 

橘は考え出している。

 

橘「こんなことは初めてでな。何が原因だ?調べているがシステムに異常はないようなんだ」

 

曇「システムに異常がないだなんてそれなら何があるっていうんですか?」

 

雷光「ブスケッツ。お前はさっきポリスTレックスは俺らに何かを訴えていると言っていたな」

 

ブスケッツ「イエス。おそらくなんだが俺らに喝を入れているように思えたんだ」

 

雪美「どういうことなんだ?」

 

ブスケッツ「俺らってドラグスとの戦いだなんてほとんどバラバラに戦っていた。雨美は勝手な行動していた故に俺らで雨美を責め立てしまった。これでチームがどんどん崩壊している。それをポリスTレックスは怒っていたんじゃないかって」

 

曇「まさかそんなことが」

 

雪美「よくよく考えたらそうかもしれないな。私は雨美を責めすぎていたのかもしれない」

 

雷光「リーダーだけの責任ではありません。俺らも雨美の気持ちをわかってやることができなかったのですから」

 

雪美「西垣・・」

 

雷光「チームをまた一つにしなければですね。リーダー」

 

雪美「ああ」

 

同・治療室

 

ブロンズ化している快晴。

 

真っ暗な空間

 

快晴が気がつく。

 

快晴「ここは。俺って死んでしまったのか?」

 

快晴は彷徨っている。歩いても歩いても景色は変わらない。

 

快晴「一体どうなっているんだ?」

 

その時だった。男女の二人組が立っている。

 

快晴「貴方達って父さん?母さん?どうして」

 

快晴父「快晴じゃないか。どうしてここに」

 

快晴「わからない。でも俺仕事中にザンゴグに倒されちゃったみたいで」

 

快晴母「だったら今すぐ仲間の元に行きなさい」

 

快晴「でもどうやって?だって僕倒されちゃったんだよ?」

 

快晴父「いいや。お前はまだ死んだわけではないんだ」

 

快晴「どういうことなの?」

 

 

 

 

次回、ポリスレンジャー!

 

ポリスレンジャーのスーツがボロボロになっている。

 

ポリスレンジャー敗北?

 

ドラグス「何度やっても同じだ」

 

快晴「俺達はまだまだチームワークが足りていない。想いを一つにしないと」

 

橘「今こそ使う時だな」

 

6人は金色のアーマーを身につけている。

 

全てのポリスマシンが発進する。

 

37話「究極装置(アルティメットシステム)」

 

6人「究極警察合体」




ありがとうございました。

次回もお楽しみに。
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