警察戦隊ポリスレンジャー   作:クラヤミノオロチ

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こんばんは。6話になります。

今回主役の雪美はなんと38歳!?


6話 アラフォーヒーロー

銀河警察・訓練室

 

柔道の練習をしている。

 

快晴「よろしくお願いします」

 

雪美「行くぞ」

 

組手を始める快晴と雪美。

 

雪美に投げ飛ばされる快晴。

 

快晴「負けました」

 

雪美「まだまだな。北斗」

 

快晴「なんて強さだ」

 

雪美は曇を相手にする。

 

快晴は水を飲んでいる。

 

快晴「それにしても雪美さん強いな」

 

雨美「それもそうよ。リーダーは38歳。そしてポリスレンジャーを10年はやっている。お前とはやってきた数が違うからな」

 

快晴「そうか。それにお前の姉さんみたいなもんか」

 

雨美「小さい頃はよく遊んでくれたわ。私を妹みたいに可愛がってくれて」

 

快晴「まあ、そうなるよな」

 

雨美「私が中学に入るくらいの時にはもう銀河警察でポリスレンジャーとして戦っていたわ」

 

快晴「たった1人で」

 

雨美「そんな雪美姉さんを私は尊敬している」

 

曇を投げ飛ばした後、肩に手を添える雪美。

 

雷光「大丈夫ですか?」

 

雪美「これくらいどうって事ない」

 

雷光「あまり無理をなさらず」

 

曇「僕の事は心配してくれないんですか?」

 

雷光「お前は立てるだろ」

 

ザンゴグの基地

 

ジエン「今日はあいつに働いてもらうとするか」

 

エミール「あいつとは?」

 

ジエン「ゼミエル、お前と行こうじゃないか」

 

ゼミエル「私の出番のようですね。ジエン様」

 

ヴァルカ「こいつはただの宝石泥棒じゃねぇですか。役に立つんですか?」

 

ジエン「それは結果を見てからにしてもらおうか。ゼミエル、やれるな」

 

ゼミエル「かしこまりました」

 

ゼミエルは出動する。

 

ヴァルカは首を傾げる。

 

地球・市街地

 

市街地をパトロールしている快晴と雪美。

 

雪美「ここ一帯は異常はなさそうだな」

 

快晴「はい」

 

雪美は先程同様に肩を添える。

 

快晴「肩痛いんですか?」

 

雪美「40近くにもなるとやっぱりこうなるよな?」

 

快晴「雪美さん・・」

 

雪美「これくらいどうって事ないって言っただろ?」

 

快晴「そうですが」

 

雪美「次の場所を回るぞ」

 

快晴「そうですね」

 

パトカーに乗る快晴と雪美。

 

宝石店

 

男性店員が宝石の手入れをしている。

 

そこに女性の客が入って来る。

 

店員「いらっしゃいませ」

 

女性はキョロキョロ見ていると大きいダイヤモンドを発見する。

 

店員「このダイヤモンドに目が入ったのですか?いいですね。こちらのダイヤモンドは・・」

 

そう言っているとなぜが女性はいなくなっている。

 

店員「あれ?」

 

店員はダイヤモンドの方を見ると無くなっている。

 

店員「あれあれ?まさか!泥棒だ!」

 

店を出ていく女性。

 

女性の手にはダイヤモンドがある。

 

市街地

 

市街地を歩いている女性。

 

警官が2人やって来る。

 

警官1「君かな?黒いコートにサングラスにブーツ。ダイヤモンドを盗んだって?」

 

女性は警官を追い払う。

 

快晴と雪美がやって来る。

 

雪美「どうしましたか?」

 

警官2「あの女性に質問したらいきなり攻撃をされました」

 

快晴「待っていろよ」

 

雪美「行くわよ。北斗」

 

快晴「勿論です」

 

女性に追いつく快晴。

 

快晴「お前、どういうつもりだ?もしかしてザンゴグではないか?」

 

女性「よくわかったな」

 

女性はゼミエルに正体を変える。

 

快晴「お前は」

 

ゼミエル「私は宝石ハンターのゼミエル。この地球にもいい宝石が山ほどあるな」

 

快晴「宝石泥棒か。なら逮捕する」

 

雪美「いいや。ここで倒す」

 

快晴「どうしてですか?」

 

雪美「こいつは宝石を手に入れる為なら人殺しもしている。絶対に許してはいけない」

 

快晴「それは余計だな。お前を倒す」

 

快晴と雪美は変身する。

 

ゼミエル「面倒ね」

 

ゼミエルは鞭を取り出して攻撃する。

 

レッドはサイレンブレードで鞭の攻撃を止める。

 

ゼミエル「絡め取るだと?」

 

ピンクは隙を見てサイレンブレードで攻撃する。

 

ピンク「北斗、よくやった」

 

レッド「まだまだここからですよ」

 

レッドはポリスブラスターを左手に持って発射する。

 

ダメージを受けるゼミエル。

 

ピンクもサイレンブレードで鞭を落とさせる。

 

ピンクは連続で斬りつけるが途中でグキッと音がなる。

 

ピンクは屈み始める。

 

レッド「大丈夫ですか?」

 

ゼミエル「ざまあないわね」

 

ゼミエルに蹴り飛ばされるピンク。

 

レッドはピンクを気遣う。

 

レッド「リーダー?リーダー!大丈夫ですか?」

 

ゼミエルはレッドを掴む。

 

ピンク「北斗、私に構うな。戦え」

 

レッド「はい」

 

レッドは振りほどいて蹴りを入れる。

 

ホワイト「リーダー!」

 

グリーン「かなり状況が悪いね」

 

ブルー「雨美、リーダーを頼む」

 

ホワイト「わかりました」

 

ホワイトはピンクを安全な所に避難させる。

 

レッドとゼミエルの戦いにブルーとグリーンが割り込む。

 

グリーン「北斗、僕らもいるぞ」

 

ブルー「ささっと倒してやる」

 

ゼミエル「増えたわね。これでどう?」

 

ゼミエルは騒音を繰り出す。

 

レッド「なんだ?この音は」

 

ブルー「耳に響く。力が入らない」

 

グリーン「視界まで奪われた」

 

ゼミエルは3人を殴り倒す。

 

ゼミエルは銃撃を受ける。

 

そこにはピンクがポリスブラスターを構えているがすぐに崩れる。

 

ホワイト「リーダー、無理はダメです」

 

ゼミエル「ここで時間を潰されてたまりますか。一旦引きましょう」

 

ゼミエルは去って行く。

 

レッド「待て!まだ勝負はついてない」

 

ピンクは痛がっている。

 

病院・病室

 

病室で寝ている雪美。

 

雨美「大丈夫ですか?」

 

雪美「ああ。明日には退院出来そうだ」

 

快晴「申し訳ありません。リーダー。俺がザンゴグを逃がしてしまって」

 

雪美「私が足を引っ張ってしまうなんてな。腰を痛めてしまった」

 

快晴「そんな・・」

 

雪美「年を取るとこうなってしまうんだよ。北斗。でもまだやれるわ。年長者としての意地があるから」

 

快晴「でも・・」

 

雪美「心配するな。これでも結構回復しているんだからな」

 

黙り込む快晴。

 

市街地

 

パトロールしている雷光と曇。

 

雷光「ここは大丈夫そうだな」

 

曇「そうですね。所でリーダー大丈夫ですかね?」

 

雷光「大丈夫に決まっているだろ?リーダーは俺達のリーダーだからさ」

 

病院・駐車場

 

雨美「30後半になってくると体が痛くなっていくってよく言っていた。肩も四十肩で腰もちょっとずつ痛くなっているって話していた」

 

快晴「それでも続けていたんだな」

 

雨美「40になる人の悩みでもあるけど意地を張りたくもなるわよ。私も年下の子達にはそうしているわ」

 

快晴「だからってこうなってまでやる必要」

 

雨美「覚悟を持ってやっているのよ。お前に姉さんの何がわかるの?」

 

快晴「俺には何もわからない」

 

雨美「だったら口出しするなよ。とにかく西垣さんと東さんがパトロールしている。私達も行くぞ」

 

快晴「ああ」

 

同・病室

 

ベッドで寝ている雪美。

 

雪美「すまないな。みんな。私のわがままにつきあてくれて」

 

ザンゴグの基地

 

宝石をたくさん持ってくるゼミエル。

 

ジエン「よくこんなにたくさん持ってこれたな」

 

エミール「どうですか。これをお金に変えてしまえば」

 

ジエン「ざっと数億円だな。日本でいえばな」

 

宝石を売ってお金に変えるギジェン。

 

ヴァルカ「これで好きな事やりたい放題だな」

 

ジエン「この調子でもっとやってこい」

 

ゼミエル「かしこまりました」

 

クスッと笑うエミール。

 

公園

 

次の日の朝、パトロールをしている快晴と雨美。

 

雨美「ここも異常はないな。行くぞ。北斗」

 

快晴は落ち込んでいる。

 

雨美「北斗!何しているんだ?」

 

快晴「すまない。行くか」

 

パトカー・車内

 

運転している快晴。

 

雨美「まだリーダーの事か?」

 

快晴「まあな」

 

雨美「年をとればお前も同じような事を思うさ。お前はただでさえ突っ走る奴なのに年下の奴らがお前を止めれるわけないだろ」

 

快晴「それもそうだな。ゼミエル、お前を絶対に逮捕してやる」

 

通信が入る。

 

快晴「橘長官!」

 

橘の声「私だ。ポイントw1地区にゼミエルが出てきた。そこまで遠くないはずだから急行してくれ!」

 

快晴「了解です」

 

カーブを曲がるパトカー。

 

市街地

 

ブルーとグリーンがゼミエルと交戦している。

 

ゼミエルはブルーとグリーンを鞭で締め付ける。

 

投げ飛ばされるブルーとグリーン。

 

パトカーが到着する。

 

レッドとホワイトが合流する。

 

レッド「西垣さん、東さん」

 

ホワイト「行くわよ」

 

レッドとホワイトはサイレンブレードで鞭を斬りつける。

 

ブルー「助かった」

 

グリーン「ありがとう」

 

ホワイト「一気に決めましょう」

 

ゼミエル「何も奪えないまま倒されるわけにはいかない」

 

レッド「お前をここで倒す」

 

レッドはそのまま突っ込む。

 

ゼミエルは騒音を繰り出す。

 

耳を塞ぐ4人。

 

爆発が起きる。

 

倒れ込む4人。

 

ゼミエル「この音はかなり威力あるだろ?」

 

ホワイト「この音じゃ近づけない」

 

グリーン「どうすれば」

 

ブルー「これで」

 

ブルーはポリスブラスターを取り出すが落としてしまう。

 

ブルー「ダメだ。これでは攻撃が出来ない」

 

ゼミエルは4人を蹴る。

 

ホワイトに向かって鞭を向けるゼミエル。

 

ゼミエル「これで終わりにしましょうか」

 

その時、1台のバイクがやってくる。

 

バイクはゼミエルを跳ね飛ばす。

 

ゼミエルはすぐに立ち上がる。

 

ゼミエル「誰?」

 

バイクから降りてヘルメットを外すと雪美だった。

 

レッド「リーダー!大丈夫なのですか?いくら退院できたからって」

 

雪美「言ったはずだ。私は年長者だ。お前らではわからないプライドがあるんだよ」

 

雪美はチェンジライセンスを取り出す。

 

雪美「チェンジライセンス、セット」

 

音「チェンジライセンス、アクセス!」

 

雪美「警察変身!」

 

雪美はポリスチェンジャーのトリガーを押す。

 

音「ポリスレンジャー、出動!」

 

雪美は変身する。

 

ピンク「アラフォーの力、見せてあげる」

 

ピンクはポリスブラスターを取り出して発射する。

 

ゼミエルはダメージを負う。

 

ゼミエル「1人増えた所で!これでどう?」

 

ゼミエルは騒音を繰り出す。

 

ピンク「同じ手は通用しないわ」

 

ピンクはパトカーのサイレンを鳴らす。

 

そうすると音がどっちも消える。

 

レッド「音が消えた」

 

ホワイト「どういう事?」

 

ピンク「至極簡単な事だ。あの音とサイレンの音が同じ周波数でお互いに打ち消し合っているのさ」

 

ゼミエル「バカな!こんな事が」

 

ブルー「相手の弱点を調べていたとは」

 

グリーン「流石リーダーです」

 

レッド「これが最年長の意地」

 

ピンク「お前よりかは長く戦っているからな」

 

レッド「そうでしたね!」

 

レッドはサイレンブレードでゼミエルを斬りつける。

 

ピンクも同じようにサイレンブレードで斬りつける。

 

ピンク「これがアラフォーの力だ」

 

ピンクはサイレンブレードを思いっきり振りかざすとエネルギーが溜まっている。

 

その斬撃はそのままゼミエルにヒットする。

 

ゼミエル「こんな事に」

 

ゼミエルが倒される。

 

5人が集合する。

 

レッド「やりましたね」

 

ピンク「ああ」

 

ザンゴグの基地

 

ヴァルカ「おいおいおい。倒されちまったじゃねぇか。エミール!」

 

エミール「わかったわ」

 

エミールは銃を地球目掛けて発射する。

 

地球・市街地

 

光線がゼミエル目掛けて降り注ぐ。

 

巨大化するゼミエル。

 

ピンク「まだやる気なのか。ポリスマシン、発進」

 

ポリスマシンが発信する。

 

ピンク「行くぞ」

 

5人はマシンに乗り込む。

 

コックピット・ピンク

 

ピンク「警察合体」

 

市街地

 

ポリスレンジャーロボが完成する。

 

構えるポリスレンジャーロボ。

 

ゼミエル「これでどうだ」

 

ゼミエルは騒音を鳴らす。

 

コックピット・ポリスレンジャーロボ

 

ピンク「だからそれは効かないと言っているだろ?」

 

市街地

 

ポリスレンジャーロボはサイレンを鳴らす。

 

そうすると音は消滅する。

 

ポリスレンジャーロボはポリスマグナムを取り出して発射する。

 

全て食らってしまうゼミエル。

 

コックピット・ポリスレンジャーロボ

 

ピンク「これで終わりよ」

 

5人「マグナムシューターゼロ」

 

市街地

 

ポリスレンジャーロボは必殺技を繰り出す。

 

まともに食らって倒されるゼミエル。

 

銀河警察・訓練室

 

雪美に投げ飛ばされる快晴。

 

快晴「まだだ。もう一本!」

 

雪美「いつでも来い!」

 

快晴は技を出そうとするが雪美にまた投げ飛ばされる。

 

曇「相変わらず厳しいですね」

 

雷光「当たり前だ。俺達を引っ張ってくれているからな」

 

雪美「まだまだお前に負けるわけにはいかないんだよ」

 

快晴「やっぱり強い」

 

雨美「これで今日69連敗だね。お前にリーダーはまだまだ敵わない」

 

快晴「伝わってきましたよ。年上としての意地ってやつを」

 

雪美「そうか。まあ。まだまだわからないだらけだろうがな。お前と雨美は25だしな」

 

快晴「それもそうですね」

 

雪美「でもそのうちわかるさ。後輩が出来たりしたらな」

 

快晴「はい!」

 

雨美「東さん、相手お願いします」

 

曇「うん。いいよ」

 

雨美と曇が組み手をする。

 

雨美に投げられる曇。

 

曇「流石だね。雨美」

 

雨美「いいえ」

 

曇は立ち上がって快晴と雨美の訓練を見ている。

 

曇「あの2人、すごいね。僕だって。もっと・・」

 

 

次回、ポリスレンジャー

 

雲「お前、また出たな」

 

怪人「あの時の間抜けめ」

 

快晴「東さんはどうしてポリスレンジャーに?」

 

雲「僕にだって戦う理由があるんだ」

 

7話「曇り空の向こう」

 




ありがとうございました。

次回もお楽しみに。
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