警察戦隊ポリスレンジャー   作:クラヤミノオロチ

8 / 51
こんばんは。7話になります。


よろしくお願いします。


7話 曇空の向こう

山奥・回想

 

4年前

 

訓練している生徒達。

 

曇(当時26歳)が訓練生としている。

 

曇は障害物を避けながら進んでいる。

 

曇の声「当時、僕はあまり成績は良くなかった」

 

曇の様子を見ている橘と雪美。

 

曇は成績を見に行くと100人中54位にいた。

 

曇はため息をつく。

 

それでもめげずに課題をやっている曇。

 

雪美「あの子中々やりますね」

 

橘「東曇か、確かにあいつは見所あるとは思うぞ」

 

曇の声「それでも僕はやるしかなかった。だって」

 

曇の家・曇の部屋

 

更に8年前

 

勉強している曇。

 

曇「これで終わりっと」

 

宿題を終えると漫画を読み始める。

 

曇「この漫画、面白い。しかもこの漫画僕の同級生が書いたんだよね」

 

ショッピングモール

 

曇が待ち合わせをしている。

 

そうすると1人の男性がやってくる。

 

曇「吉田!」

 

吉田「東、待たせたね」

 

曇の声「彼が僕の友達の吉田。漫画界ではロビン吉田で銀河剣士ジャックを出している」

 

曇「読んだよ。最新号」

 

吉田「どうだった?」

 

曇「ジャックがあんなにボロボロになってまで戦う姿はとてもかっこいいよ。仲間が増えるわけだ」

 

吉田「そうだろ?アロンやマーズがついて行くわけだよ。あの新しい敵キャラどうだった?」

 

曇「ガンドレッド13世だろ?かなり強敵って感じが出ていた。もはや全身武器の怪獣だったよ。13って不吉な数字もあのキャラを引き出しているよね?」

 

吉田「ありがとう。よくわかっているよね」

 

曇の声「吉田とはたまにこうやって話したりしていた」

 

食べ歩きをしている曇と吉田。

 

曇の声「あの時までは」

 

突然悲鳴が聞こえる。

 

それと同時に爆発音がなる。

 

避難警告が出る。

 

曇「何が起こっているんだ?」

 

吉田「あれって?」

 

吉田が指差す方向を見るとザンゴグの怪人と思われる影がある。

 

怪人は曇と吉田に気づいてやってくる。

 

曇「なんだ?お前」

 

怪人「お前、お前だよ」

 

吉田「俺だと?」

 

怪人「お前ロビン吉田だろ?」

 

吉田「なんだよ。だったらなんだ?」

 

怪人「当たっている。殺せば報酬がある」

 

怪人は吉田を攻撃する。

 

曇が邪魔をする。

 

吉田「東!」

 

曇「逃げて。こいつの狙いは君だから」

 

吉田はそう言われて逃げる。

 

怪人は曇を蹴り飛ばす。

 

怪人「手間かけさせるな」

 

怪人は追いかけようとするが曇は足を掴む。

 

怪人「あの野郎」

 

曇「行かせない。お前は僕が止める」

 

怪人「しゃらくせえ。お前から殺してやる」

 

曇に攻撃しようとするがその時、銃撃を受ける。

 

警官が5人程並んでいる。

 

警官の1人が曇を救出する。

 

警官「逃げなさい」

 

曇は逃げるが途中の柱に隠れて見ている。

 

警官は怪人に挑む。

 

曇「すごいな。あの人達」

 

警官は苦戦しながらも怪人を追い払う。

 

怪人「人間風情に梃子摺るとは。覚えていろよ」

 

銀河警察・手洗い場・回想開け

 

曇が手を洗っている。

 

快晴「お疲れ様です」

 

曇「お疲れ」

 

曇は出て行く。

 

同・訓練室

 

空手の練習をしている曇。

 

雷光「かなり熱心だな」

 

曇「いつもですよ」

 

快晴「あの、東さん!」

 

曇「どうした?」

 

快晴「組手の相手、お願いします」

 

曇「うん。わかった」

 

向かい合って組手が始まる。

 

快晴が一本入れる。

 

雷光「そこまで。北斗!」

 

快晴「ありがとうございます」

 

曇「かなり練習したんだね」

 

快晴「はい。先輩に追いつきたいので」

 

落ち込む曇。

 

雨美「東さん?」

 

ザンゴグの基地

 

ジエン「イボヤマアラシ、出てこい」

 

イボヤマアラシ「俺の出番か」

 

ヴァルカ「こいつは有名人を専門に殺しまくっているやつじゃないか。痴漢とか暴行とかやるやつじゃん」

 

エミール「急にどうしたんですか?」

 

ジエン「有名人とかが今、地球ではエンタメが流行っているからな。それをぶち壊せばいいんだ」

 

ヴァルカ「面白そうじゃねえか」

 

ジエン「やってこい、イボヤマアラシ」

 

イボヤマアラシ「任せておけ」

 

銀河警察・訓練室・夜

 

物音がしたから入ってくる雨美。

 

曇が1人でトレーニングしている。

 

雨美「東さん?」

 

曇「ああ。雨美!どうしたの」

 

雨美「まだトレーニングしていたんですか?こんな遅くまで」

 

曇「うん。少しは自分を追い詰めないといけないからね」

 

雨美「どうしてそこまで自分を追い詰めるんですか?」

 

曇「昔の、大学生の頃の自分が許せなくてね」

 

蹴りを入れて木の的を壊す。

 

息を切らしている曇。

 

スポーツドリンクを渡す雨美。

 

雨美「少しは余裕がないと大変ですよ」

 

スポーツドリンクをもらう曇。

 

曇「ありがとう。でもあの時、僕は何も守れなかった。友人ですら」

 

雨美「どういうことですか?」

 

曇「僕の友達にトラウマを抱えてしまった人がいるんだ。ザンゴグのせいでね。あいつらは本当に許せない」

 

雨美「東さんまでザンゴグに出会っていたんですね」

 

曇「その子、漫画が書くのが好きで僕も読ませてもらっているんだけどその漫画が人気が出て。若者を中心にその子も有名になったんだ」

 

雨美「そうだったのですね?」

 

曇「でもザンゴグに襲われてから彼は漫画を描けなくなってしまったんだ。怯えてばかりだって。僕にあいつらを倒す力さえあれば、彼はまだ続編を書いていたんだ。なのに。なのに。あの時、自分の惨めさを感じたんだ」

 

雨美「でもそこまで自分を攻めなくても」

 

曇「僕ったら後輩の君にも北斗にも訓練では負けているだろ?先輩としてのプライドが傷つくな」

 

雨美「それは・・」

 

曇「ごめんね。君を攻めるように言ってしまって。でもやっぱり僕は弱いよね」

 

警告音が鳴る。

 

雨美「ザンゴグですね」

 

曇「行こう」

 

テレビ局・スタジオ

 

女性がイボヤマアラシに捕まっている。

 

フタッフは逃げて行く。

 

イボヤマアラシ「こいつはかなりの有名人らしいな。これは高く売れそうだな」

 

快晴「辞めろ、ザンゴグ」

 

雷光「あの子は今ブレイクしている新田幸子ちゃんだな」

 

雪美「彼女を救出するわよ」

 

雨美「はい」

 

曇が躊躇っている。

 

曇は思い出していた。

 

ショッピングモール・回想

 

イボヤマアラシが吉田を襲っている。

 

 

テレビ局・スタジオ・回想開け

 

雪美「東、何をしている?ぼーっとするな」

 

曇「はい」

 

5人「警察変身」

 

5人は変身する。

 

イボヤマアラシ「ポリスレンジャーか。だが近づけば彼女はどうなるかな?」

 

レッド「卑怯な」

 

イボヤマアラシ「泥棒というのは卑怯が当たり前だ」

 

イボヤマアラシは背中から無数の棘ミサイルを発射する。

 

全て食らってしまう5人。

 

イボヤマアラシ「ではここでお開きとしようかな」

 

イボヤマアラシは逃げようとするがグリーンが足をキャッチする。

 

イボヤマアラシ「お前、何を」

 

グリーン「お前を絶対に逃さない。あの時の仇だ」

 

グリーンはイボヤマアラシをひっくり返す。

 

幸子はブルーがキャッチして救われる。

 

ブルー「早く逃げなさい」

 

幸子「ありがとうございます」

 

そう言って幸子は逃げて行く。

 

イボヤマアラシ「お前ら」

 

グリーン「ここで倒す。ポリスブラスター」

 

ボリスブラスターを発射するグリーン。

 

イボヤマアラシはダメージを受ける。

 

イボヤマアラシは火炎を吐く。

 

避ける5人。

 

イボヤマアラシ「ギジェン、やってしまえ」

 

ギジェンがやってくる。

 

レッドはサイレンブレードで左右から来たギジェンを斬りつける。

 

次に来たギジェンを蹴り飛ばすレッド。

 

ホワイトはグリーンに襲いかかってくるギジェンを取り押さえる。

 

ホワイト「東さん、奴を!東さんは弱くなんてありません。私に警察としての事をたくさん教えてくれたじゃないですか?」

 

グリーン「雨美」

 

ブルー「そうだ。東、俺はお前が後輩でよかったと思っているんだよ。コンピューターには強いし、あの時、覚えているか?初めて3人で行った任務」

 

グリーンは走り出す。

 

グリーンの声「勿論、覚えていますとも」

 

高層ビル・回想

 

ピンク、ブルー、グリーンがビルの中に入って行く。

 

ギジェンが待ち構えている。

 

ピンク「あいつらまだいるのか」

 

ブルー「あいつら程度ならいけるぞ」

 

ピンク「そうだな。行くぞ」

 

3人は突っ込んでギジェンを蹴散らす。

 

人質を救出する3人。

 

ブルー「大丈夫ですか?」

 

グリーン「もう安心ですよ」

 

そう言っていると突然ドアが全てしまってしまう。

 

ピンク「どういう事だ?」

 

怪人の声「ハハハハハ。残念だったな。ポリスレンジャー。ここのセキュリティは全て乗っ取った。これで貴様らもろとも建物とともに吹っ飛んでしまえ」

 

パソコンから時限爆弾のカウントダウンが始まる。

 

ピンク「なんだ?あのパソコンは?」

 

ブルー「おそらく奴らが仕掛けた奴だろう」

 

グリーン「これじゃあ逃げれません」

 

怖がっている人々。

 

ブルー「爆弾を止めるしかなさそうだな」

 

グリーン「僕がやってみます。こう見えて小さい頃はエンジニア志望でしたから」

 

ピンク「一か八かだがやってみろ」

 

グリーンはパソコンに向かう。

 

グリーンはパソコンを操作するがカウントダウンは止まらない。

 

ブルー「どうだ?」

 

グリーン「まだですが、諦めませんよ」

 

ピンク「そのいきだ」

 

爆弾のカウントダウンが1分を超える。

 

グリーン「僕だって、銀河警察の一員なんだ。ここで何もできなければ今まで何をして来たんだ!」

 

グリーンはエンターキーを押すとカウントダウンが止まる。

 

グリーン「止まりました」

 

ピンク「出来したぞ。東」

 

ブルー「パソコンが得意なのは本当だな」

 

グリーン「当然です」

 

テレビ局・廊下・回想開け

 

グリーンが走っている。

 

グリーンの声「こうして後輩が出来て。今僕も先輩となった。あの時の僕だって年下だったけど活躍出来た。だからあの子達のほうが訓練では上かもしれないけど実戦では僕の方が経験を積んでいるんだって!」

 

グリーンはイボヤマアラシに追いつく。

 

グリーン「捕まえた」

 

グリーンはイボヤマアラシと一緒に窓を割って外に出る。

 

市街地

 

市街地に出てくるグリーンとイボヤマアラシ。

 

イボヤマアラシは火炎放射を繰り出す。

 

グリーンは避ける。

 

グリーンはポリスブラスターを取り出して攻撃する。

 

ダメージを受けるイボヤマアラシ。

 

4人が合流する。

 

グリーン「皆さん、力を借りてもよろしいでしょうか?」

 

ピンク「勿論よ」

 

ブルー「異議なしだ」

 

5人はポリスブラスターにエネルギーを貯める。

 

グリーン「ファイヤー」

 

まともに食らって倒されるイボヤマアラシ。

 

ザンゴグの基地

 

ジエン「エミール」

 

エミールは銃を発射する。

 

地球・市街地

 

巨大化するイボヤマアラシ。

 

グリーン「ポリスマシン!」

 

ポリスマシンがやってくる。

 

グリーンがポリスドリルに乗る。

 

コックピット・グリーン

 

グリーン「これでどうだ」

 

市街地

 

ポリスドリルが地中から出て来てイボヤマアラシを転ばす。

 

イボヤマアラシは立ち上がる。

 

コックピット・グリーン

 

グリーン「これとかもどうだ!」

 

市街地

 

ポリスドリルはビームを発射する。

 

まともに食らうイボヤマアラシ。

 

コックピット・グリーン

 

グリーン「警察合体」

 

市街地

 

5台のマシンは合体してポリスレンジャーロボとなる。

 

イボヤマアラシ「叩きのめしてやる」

 

イボヤマアラシは火炎放射を放つ。

 

ポリスレンジャーロボは盾を出す。

 

コックピット・ポリスレンジャーロボ

 

ホワイト「こんなのがあったのですね」

 

グリーン「これは事前に調べていたんだ」

 

ピンク「そうだったのか。私が見落としてしまうとは」

 

レッド「次が来ますよ」

 

市街地

 

イボヤマアラシは背中の棘を飛ばしてくる。

 

ポリスレンジャーロボはポリスマグナムを取り出して撃ち落とす。

 

イボヤマアラシ「馬鹿な」

 

ポリスレンジャーロボはポリスマグナムをイボヤマアラシに放つ。

 

全て食らってしまうイボヤマアラシ。

 

コックピット・ポリスレンジャーロボ

 

グリーン「これで終わりにしてやる。あの時の恨み、今こそ晴らす」

 

市街地

 

5人の声「マグナムシューターゼロ」

 

ポリスレンジャーロボは必殺技を放つ。

 

まともに食らって倒されるイボヤマアラシ。

 

銀河警察・メインルーム

 

雪美「今日はお前の手柄だったな。東」

 

曇「皆さんのおかげです」

 

橘「東、君にお客さんだ」

 

曇「僕にですか?」

 

地球・公園

 

公園にやって来る曇。

 

曇「ここで待ち合わせだなんて」

 

男の人「あの、東曇だよね?」

 

曇「もしかして吉田?」

 

吉田「覚えていてくれたんだ」

 

曇「当たり前だよ。それにもう大丈夫なのか?」

 

吉田「ああ。君が僕の為に頑張っているって知って僕もこうしていてはいけないって思ったんだ」

 

曇「元気そうでよかった」

 

吉田「また近々新作出すから。よかったら」

 

曇「勿論買うよ。楽しみにしているから」

 

曇と吉田はこうして話が弾むのであった。

 

銀河警察・整備室

 

整備員がポリスマシンを整備している。

 

快晴「橘長官、俺に用事とは?」

 

橘「来てくれたか。北斗。これはお前だけに話す事だ」

 

橘の振り向く方向を見るとクレーン車のようなメカが立っている。

 

快晴「これが・・」

 

橘「そうだ。新しいマシンだ」

 

快晴は驚いている。

 

 

次回、ポリスレンジャー

 

鋼鉄の怪人現れる?

 

苦戦するポリスレンジャー

 

ポリスクレーン出動!

 

レッド「これの出番だ」

 

8話、「貫け!ポリスクレーン」




ありがとうございました。

次回もお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。