江戸川 裕介事件簿の事件簿   作:アサシン・零

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第1話「広島告明学園白骨死体事件①」

広島告明学園時刻11:53

 

「裕介!!」

 

「おう和美。」

 

「もうすぐで昼ごはんだね。」

 

「ああ、早いとこ食堂に行こうぜ。」

 

広島告明学園時刻11:57

 

「おっ!裕介、元気そうだな。」

 

「寺崎!!おまえも元気そうだな。昨日はなんで?休んでいたんだ?」

 

「ああ、それがよう、風邪を拗らせてな。」

 

「大丈夫か。よく見たらマスクもつけているじゃないか。」

 

「大丈夫だよ。それよりおまえ前空いたぞ。」

 

「ワリィ。おまえが元気ならいいんだ。」

 

「おう。センキューな。気を使わなくてもいいぞ。」

 

「おまえは守谷じゃねえか。」

 

「あっすみません江戸川君。」

 

「全くおまえって奴は...................。」

 

「ほら三人ともあいたよ。」

 

「食堂のおばちゃん!!」

 

「私の名前は小野崎だよ。」

 

「裕介よ。おまえは物理の試験受けるのか?」

 

「いきなりどうしたんだよ寺崎。」

 

「いや、文系理系両方に強いおまえなら受けそうだなって思っただけだ。」

 

「でも受けるつもりではいるよ。」

 

「昼めし食べるか。」

 

「でもおまえ、オクラ食べれるのか。」

 

「いいや嫌いだからおばちゃんがのけてくれるはず。」

 

「はいよ。」

 

「ホンマだ...............。」

 

「私としてもさっさとオクラや納豆は廃止してほしいね。生ゴミが余計増えるんだよ。」

 

「まぁこればかりはしょうがない。俺、寺崎も廃止したほうが学校だけでもいいと思う。」

 

「そうだねえ。検討してみるよ。」

 

広島告明学園時刻12:08

 

「いただきます。」

 

「そうだ。守谷、おまえ時間ある?」

 

「江戸川君、なんでしょう?」

 

「弓道教えてくれ。」

 

「なんのために?」

 

「ほら最近また治安が悪くなってきただろ。自分の身を守りたいんだよ。」

 

「でも弓道は遠距離で先制のほうが有利取れる技ですよ。」

 

「それでもだ。俺は弓道を学びたいから昼食終わったら昼休憩に弓道部の部室に行くわ。」

 

「うん。分かった。江戸川君が僕から本気なら言うことはないよ。」

 

「江戸川君はいい人で何かに恐れている。」

 

「察しがいいな。守谷。」

 

「当然だよ。僕と藤本さんと江戸川君は遊園地から一緒にすごして来たじゃないか。」

 

「そうだよなぁー。なぁ守谷、おまえは自分の父と母が怪しい組織に狙われて逃げてきてここにすごしたらどうか思う?」

 

「それ?江戸川君の父さんと母さんのことじゃないか。」

 

「でもそうだな。僕でも悩むよ。僕は江戸川君の道を貫いたほうがいいと思う。」

 

「江戸川君、あとでちょっといいかな?」

 

「いいですよ児島先生。」

 

「ああ、ちょっと江戸川君は別件で用事があるんだ。だから今日の午後の授業全て欠席してくれ。」

 

「分かりました。」

 

広島告明学園時刻12:39

 

「守谷、弓道部楽しいか?」

 

「いきなりどうしたんだよ。今日の君は何かに怯えているように見えるよ。」

 

「ああ、正直言って恐れているのかもしれない。父と母は東都から逃げて広島に来たわけだもんな。親父たちも子供の頃はあまり広島や九州以西のほうは行っていないらしいから辺境の地に住むのはいいけど。」

 

「江戸川君、広島のある有名人が言っていたんだ。苦難ととともに宿命と試練を与える。感情には花鳥風月を。人間性には風花雪月を。この世界不変あるとするならば冬竜月火。この世の人間は宿命にも運命には逆らえないが命を散らしながら死ぬのと何もできず命を失うことは根本的には違うんだよ。」

 

「確かにその人もこう言っていたな。夢幻と開花は違うと。生きるだけでは罪になると。命を散るなら最後まで死ぬまで戦って勝てても負けてもあなたが生きた運命を知ること。あなたの弱さを知ると欲が欲しくなったときは運命に抗う力も必要不可欠だと。」

 

「時の流れは残酷でひたすら凶器に変えていく。」

 

「ふう。江戸川君の父と母はここに来たのは宿命と運命だったのかもよ。悪い組織に負われたのも何かの運命かもしれないし、抗ったのかもかもしれない。ただし命を散ることは許されなかったってところかな。」

 

「変わることを恐れていたのは俺の父さんと母さんだったのか。なんで変わる必要性があったのだろうか。」

 

「ああ、それは単純だと思うよ。僕の推測だと別人に何らかの方法で変わってすごしているんじゃないかな?ただそれは実の子でも隠したくなる地獄の日々だったかもしれないね。」

 

「守谷、おまえ見直したわ。」

 

「江戸川君ならきっと大丈夫。もう13時だ。児島先生に呼ばれているんじゃないか?」

 

「うわ、もうこんな時間か。俺ってなんで悩んでいたんだろう。児島先生にも一応、相談してみるか。」

 

 

 

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