現代最強の術師・両面宿儺と史上最強の術師・五条悟による呪術廻戦   作:ソル  

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いつのまにか総合評価が2000超えてる・・・
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ある無限

「……うおっ!? 何だこれ!?」

 

 虎杖が目を覚まして最初にしたのは、目の前の景色に驚愕の声を上げることだった。

 無理もないだろう。彼の目の前に広がっていたのは、無限に広がる宇宙のような空間。上も、横も、自分の足場となっているはずの下にさえ終わりが見えない無限が続いている。

 

「どう、なってんだ? 俺は確か少年院で……」

 

「お、気づいた?」

 

「!?」

 

 聞き覚えのある声が後ろから響いた。嫌な予感を感じた虎杖が勢い良く振り向くと、そこには予想通りの白が、空中に浮くようにして立っていた。

 

「……五条」

 

「やあ」

 

 言いたいこと、聞きたいことは山ほどある。だが、一番に口から飛び出たのはこれだった。

 

「何考えてんだよ、お前」

 

「ん? どういう意味ー?」

 

「ふざけんな! なんであんな真似したのかって聞いてんだよ!!」

 

 彼が問いただしたのは、先刻の戦闘について。五条本人からすれば遊びでしかなかったのは確かだが、それでも戦った二人からすれば死を身近に感じるほどの激戦であったはずだ。

 何かが一つ間違っていれば、自分の身体で同級生を殺してしまっていたかもしれない。虎杖悠仁が一番に問いかけることとしては、ごく自然なものだった。

 

 それに対する返答は、たった一言。

 

「教師ってどんなもんなのかなーって思ってさ」

 

「は……?」

 

 言葉の意味は分かるのに、話の流れが見えてこない。教師というものに興味があった、だからあれをやったと。

 思考が停止した虎杖をよそに、五条は言葉を続ける。

 

「現代の最強も教師やってるじゃん? どんな感じかやってみたいなと思ってさ。いやー、なかなかアリだね、誰かに何か教えるってのも」

 

「……」

 

 あっけらかんと語る五条に、二の句も告げなくなる。全員が命懸けだったあの戦いも、本人としては教育のつもりだったらしい。

 

(……考えが甘すぎた。言っても元人間、分かり合うのは無理でも思考ぐらいは理解できると思ってた。けど、コイツは異常だ。価値観がどうとかそういう問題じゃない、根っこのところが俺達とは全く違う!)

 

 彼の懸念は、あの時に交わしてしまった縛り。今後、この怪物が1分間の間、自分の身体で自由に動き回る時が来る。

 人を傷つけないという内容を含んでこそいるが、ここまで思考の違う生き物が、何処までそれを守ろうとするのか分かったものではない。それこそ先ほどのように、縛りに抵触しない範囲で暴れ回る可能性のほうが高い。

 

(くそっ、誰かに相談すんのも無理、そもそもこいつに対抗できる人宿儺先生ぐらいだろ!?あの状況じゃ仕方なかったとはいえ、もっと縛りの内容を考えてりゃ……)

 

 頭の中で、自分が失敗したという思考がぐるぐると回る。そんな虎杖の様子を見ながら、五条は言葉を続ける。

 

「……実際、楽しかったのはホントだよ。自分の予想を超えられるってのも久しぶりだったしね」

 

「……急にしおらしいな、何だってんだ?」

 

「俺はほら、誰でも知ってる最強だったからさ。まともな戦いってやつも全然やったことなかったんだよね。

 周りにはこびへつらう奴しかいなかったし、敵も一回ぶっ飛ばされたら二度と向かってこなくなる奴しか……いや、例外もいたか」

 

『私があなたに教えてあげる』

 

 五条に追いつこうとする存在もひとりはいた。だが、彼女も結局最強には並べなかった。

 絶対的な強者、それゆえの孤独。頂点に立つものにしかわからないであろう侘しさ。全力をぶつけるどころか、戦いすら成立しないような者しかいない退屈。

 

 彼が受肉を選んだのにも、そのあたりに理由がある。

 

「だからさ、実力差を理解して、それでもこっちに向かってきた君たちのことはかなり好きだよ」

 

 子供のような、無邪気な笑顔。それに毒気を抜かれた虎杖は、複雑な感情を隠すことなく呟く。

 

「……迷惑だなあ」

 

「あ、やっぱり?」

 

 

 

 虎杖が意識を取り戻したことで、彼は五条の生得領域から消えていった。

 一人になった五条は、平安時代のことを思い返す。

 

 灰色にしか見えない世界。誰にも本気をぶつけられない鬱屈。術師としての力以外、何も持っていなかった自分。

 

「自分についてこられるよう、周りを引き上げるって選択肢もあったのかな? ……ま、無理だったか。俺に向かってきたのは、現代で術師やるようなイカれたやつらだからだろうし」

 

 職業を選択する自由がなかった平安と違い、現代ではいくらでも安全な職業について生きていける。

 そんな中でわざわざ命の危険が大きい仕事を選択する時点で、現代の術師はどこかねじが外れている。

 

「……もっとたくさん会ってみたいもんだね。見どころのある化物どもに」

 

 

 

 

 

 

「交流会での逢瀬、楽しみにしているぞ超親友!」

 

(とは言ったけどさあ、一発目からここまでイカれたやつに出会うとは思わないじゃん?)

 

「OK。楽しみにしてるぜ、ベストフレンド!」

 

「虎杖? お前ほんとにどうした!?」

 

(悠仁? 悠仁!? 戻ってこい!)

 

 自分の宿主の奇行に、内側から声を張り上げる五条。

 いつもは周りを振り回す側の彼が誰かに振り回されるというのは、これが初めての経験だった。




原作との相違点
・裏梅に近いポジに例のテンション高い人が

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ストックが切れた+風邪こじらせてダウンしてるので毎日投稿途切れます。
環境の変化と季節の変わり目には気を付けよう!
なるべく早く投稿できるよう頑張ります、申し訳ない…


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TS要素裏梅しかないんですが必要ですかね…?

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