今回は日記形式でちょくちょく間に回想が入るパターンです。
機織エース観察日記
◯月✕日
今日から入ってきた機織エースという男についてこのノートに纏めていこうと思う。
まず、ユメ先輩のお人好しな行動のせいであの男がこのアビドス学校に暮らすことになった。
ユメ先輩には本当に困ったものだ、見ず知らずの物を自分たちの大事な学校に住まわせるなんて正気じゃない。あの男は、砂漠を歩いていたユメ先輩に脱水症状で倒れているところを助けられてここに来た。
この時点で怪しい、まず1人でこんな砂漠に来るはずがない、それに装備を見るに余りにも軽装備すぎる。本当に砂漠を歩いてきたならあんな装備では絶対に来ない、自殺行為だからだ。
装備と言えば今回のカタカタヘルメット団との戦闘だ。いつものように私とユメ先輩で撃退するはずだったが、いつもより多いあいつらに私とユメ先輩は壁を背にして耐えることしか出来なかった。
だけど、あいつが来てからは状況が変わった。ヘイローのないあいつが出て来た時は、怪しいやつだとか不審者だとかと考えるよりもあいつの安全を優先して壁から出ようとした。
けど、あいつが腰に何か長方形型の機械を付けると、全身に装甲を纏って驚く強さを発揮してカタカタヘルメット団を倒していった。
正直、あれは私よりも強い、総合的な強さは私のほうが強いかもしれないけど、純粋な力や速度なら負けてしまうかもしれない。カタカタヘルメット団の出した戦車を蹴り1つで破壊したのがその証拠、だからといって負ける気はしないけど。
戦車で思い出したが、カタカタヘルメット団が戦車を持ってくるなんておかしい。あいつらはただの半グレ集団だ、そんな奴らがあんな立派な戦車を所持しているはずがない。絶対何か裏がある筈。
カタカタヘルメット団とあいつの繋がりは分からないけど、必ずあいつの本性を暴いてあいつをこの学校から追い出してやる。
◯月□日
今日は私とユメ先輩は借金返済のために仕事に向かう日だった。
ユメ先輩よりも早く学校に着くと、あの男はクワを持って畑を作っていた。ご丁寧にビニールハウスを付けてだ。どうやら私たちが帰った後、どうにかして畑道具を揃えて作成したのだろう。
「あなたこの道具はどうしたんですか?」
「んー?色々やって集めた」(夜にカタカタヘルメット団の拠点を襲撃し全員の銃や金品を強奪、それらをお金に換金し道具を集めた)
「⋯⋯⋯そうですか」
初日に行動は起こさないと踏んで帰ってしまったのが行けなかったのだろう。幸い、部屋の物品が紛失した形跡は見当たらなかった。今度からはあいつの行動は昼夜問わず監視しないと。
私は仕事に行くとあいつに伝え、仕事を欠席してあの男の動向を影から監視した。私がいない隙に何処かに連絡をとるかもしれない
そう思っていたが、トイレや飲食をする以外終始畑に張り付いて怪しい行動は見られなかった。
だが、なぜあいつはカタカタヘルメット団を倒したときの姿に変身しないのだろうかと気になり本人に直接聞いてみた。
「あなた、カタカタヘルメット団を倒した時の姿になんでならないんですか」
「何でって、使う必要がないから」
「使えばこんな畑仕事すぐに終わるんですよ?バカなんですか?」
「確かに仮面ライダーに変身すれば楽になるだろうな。けど、仮面ライダーってのはそんなことで使う力じゃないんだ。よく言うだろ大いなる力には大いなる責任が伴うって」
「⋯⋯⋯そうですか」
あいつの言っていたことはよく分からない。使えるものは使う、子供でも分かることだ。あれを使えばもっと早く作業は終わっていただろうに、あいつのことがより分からなくなった。
いや、分かる必要はないんだ、あいつを追い出すために監視しているだけ、理解なんてする必要ない。
◯月◯△日
あの男からあの強化スーツについて聞いた。
あの強化スーツの名前は「仮面ライダーギーツ」と言うらしく、長方形型の物体はあの強化スーツを装着するための「変身ベルト」で左右に付ける白と赤の物体は「レイズバックル」という強化アイテムで、白が「マグナムバックル」、赤が「ブーストバックル」と言い、「ブーストバックル」はあの戦車を破壊した必殺技を撃つと1週間どこかに消え使えなくなるらしい。
他にもバックルが2つあるらしいが、それらさえ奪えばあいつを無力化出来る。
この情報を忘れないよう日記にも載せておこうと思う。
よくペラペラと自分の弱点を話すものだ、強さに自信があって傲慢になっているのか、話したこと全てが嘘なのか、分からないが少なくともあいつの弱点は分かった。悪人である証拠を見つけ次第回収して追い出してやる。
今日も怪しい行動は見られなかった。
◯月◯日
あいつは一日中部屋で本を何冊か読み漁って、それ以外の行動は見られなかった。
◯月△日
今日はあの男が晩御飯の料理を振る舞ってきた。スパゲッティーだった。
あいつが作ったものなんてどうせ美味しくない、味にケチを付けてさっさとこの場から離れようと思ったが、悔しいことにあいつの出したスパゲッティーは今まで私が食べてきたスパゲッティー*1の中で一二を争うほど美味しく、私はあいつが作ったことも忘れ料理を完食してしまった。なんならおかわりもしてしまった。
屈辱でした、あの男に生暖かい目で見られたことは。
ユメ先輩も同様の目で私を見ていましたが、あの人の視線なんかよりあいつにあんな目で見られたことのほうが私にとってこれ以上無い屈辱、恥です。
この借りは絶対に返します。そのためにも早くあいつの尻尾を掴まないと。
今日も怪しい行動は見られなかった。
✕月✕◯日
1日中張り付いていたが、怪しい行動は見つけられなかった。
─
──(1週間同じような文言が続いた)
───
△月□△日
私たちの留守中、カタカタヘルメット団が攻めてきたが、あいつが仮面ライダーに変身して撃退した。
襲撃してきたカタカタヘルメット団の武装が、何故か前よりも貧相になっていた。
理由は分からないがザマァ見ろと日記には書いておこう。
今日も怪しい行動は見られなかった。
△月◯□日
この日記を書いて1ヶ月が経過した。未だにあいつの裏切りの物的証拠も怪しい行動も見受けられない。ユメ先輩の言う通りあいつは善意だけでここを守っているのだろうか、いいやそんなはずはない。こんな借金まみれの学校に手を貸す奴なんていない、いるはずがない。私がしっかりしないと、
あいつは 一体何なの
今日も怪しい行動は見られなかった。
─
──(1カ月が経過)
───
✕✕月◯◯日
今日も"エース"と模擬戦を行った。エースの変身した仮面ライダーはエースの技量もさることながら身体のスペックが高く、私の玉は一発も当たることなく敗北した。
「ぐっ⋯!」
「おっと、これで何発目だ?硬すぎんだろ、胸の装甲と一緒でカチカチなんだな」
「殺す!!」
思い出しただけでイライラしてきました。私はまだ成長期でこれからなんです。えぇそうですこれから胸も身長もユメ先輩みたいにボンキュッボンな体型になってエースをぎゃふんと言わせてやります。
今日も怪しい行動は見られなかった。
△月✕□日
今日は、エースが最近行っている畑で採れた野菜の物々交換で偶然貰った紫関ラーメンの割引券を使い、全員で紫関ラーメンに行ってきた。
紫関ラーメンのラーメンは一杯580円なのが信じられないぐらい美味しく、私達は割引券のこともありついつい食べすぎてしまいました。
「本当に上手いなここのラーメン」
「フーフー そうですね」
「う~ん幸せ〜」
「なぁなぁホシノ、どっちがより多くラーメンを完食できるか勝負しようぜ」
「はぁ~あのですね、食べ物で遊ぶなと母親から教わらなかったのですか?それに、そんなことしたら紫大将の迷惑になってしまうでしょ」
「そうか、ホシノ、お前⋯負けるのが怖いんだな」
「は⋯?」
(またいつものが始まるな〜)
「まぁ別に、模擬戦で俺に連敗中のお前がビビるのも無理はない、ごめんな」
「上等です。吐いた唾、飲まないでくださいね」
「ははは、GOOD」
「「大将、替え玉1つ!」」
(ほんっとホシノちゃんってエース君の煽りにはすぐ乗っちゃって、可愛いな〜)
「⋯♪」
エースに煽りにまんまと乗せられたことは否めませんが、あんな言い方されれば誰だって乗ってしまうもの、幸い、勝負の方は私の勝ちで終わりました。
「ぐふっ⋯もう⋯食えねぇ⋯」
「はぁはぁ⋯私の、勝ちのようですね⋯うぷ⋯」
「すげぇな嬢ちゃん、そっちのあんちゃんも凄いがまさか40玉も平らげるたぁ驚きだ」
その後は私とエースはお腹が落ち着くまで一歩も動くことが出来ませんでしたが、「大将はいい食べっぷりを観させてくれた礼だ」と、笑って私たちの回復を待ってもらい、更には割引券とは別で代金を割引してもらいました。
紫関の大将には頭が上がりません、反省です。それはそうと、今度の模擬戦では徹底的に叩き潰してやります。許さん、絶対に許さんぞ機織エース!(大食いによる体重増加)
今日も怪しい行動は見られなかった。
✕□月□□日
今日はユメ先輩とエースに料理を振る舞った。いつも料理はエースが作っていましたが、偶にはと私も料理に挑戦をしました。決して日頃のお礼を兼ねて料理を振る舞ってあげようとかそんな理由は断じてありません、偶々やってみようかなと思っただけです。
私がエースたちに振る舞ったものはハンバーグです。
エースはハンバーグが大好物だと聞いたので、手ごろに作れて美味しく、簡単だと料理本には書いていたので、初心者の私にはありがたい料理、だったのですが、
「うん。不味い」
「うへ~…ごめんねホシノちゃん、私もエース君と同じ感想かな~」
「なっ!?なんで…」
2人から不味いと言われました。その時は相当ショックでした。せっかく苦労して作ったものをおいしくないと言われるのがこれほど心を沈ませるものだとは思いもしませんでした。
「まず、ハンバーグに味が薄い。ホシノお前ソースかけるからって味付けサボったな?」
「ウグッ!!」
「それに、なんかこのハンバーグ肉の臭みを感じる。ホシノお前ひき肉解凍したやつ使って肉から出てた赤い汁付いたままのやつ使ったな?」
「?それでなんでこんなに肉臭くなるの?」
「詳しくは俺も覚えてないけど、その赤い汁が付いたまま作るとこうやってくさみがあるハンバーグになるんだ」
「うっ…」
「それに最後、これは論外だぞホシノ。中が生焼けのやつがある」
「……だって、焼きすぎるとハンバーグがパサパサになるから…」
「そりゃお前、ずっと中火か強火で焼いてたろ。最初は良いが、後半は弱火で中をじっくり焼いていかないと、焼き過ぎたらパサパサになると思っても中が生焼けじゃ下手したら食中毒になるぞ?」
「……」
エースの言っていた指摘は全て的を得ていて、私は何も言えずただ黙って話を聞いていることしか出来ませんでした。
正直私は料理を舐めていました。レシピを見て手順通りすれば作れるだろうと、普段料理を作らない私でも美味しい料理が簡単に作れてしまうだろうと傲慢な考えがあった。
けど、エースたちの言葉でそれは完全に砕かれ、自分みたいな女子力のじょの字もない女は料理をするべきではない、とネガティブな思考を孕みました。
「はぁー…じゃ、やろうか」
「……何をですか、私に説教ですか?良いですよ今回は私が悪いので、甘んじて受けます」
「何ってハンバーグを作るんだよ」
「………え?」
「何アホ面かましてんだ?さっさと手洗ってエプロンとか付けてこい。この俺直々にハンバーグの作り方を教えてやるよ」
しかし、エースはそんな私に手を差し伸べ、一緒に料理をしようと誘ってくれました。その時は呆気にとられました。絶対説教が来ると思っていたので
「でも、私は…」
「いつもの強気なホシノはどうした?一度の失敗でへこたれてんな。分からないなら分かるやつに聞く、常識だろ?お前が出来るようになるまで教えてやるよ。心配すんな、お前の作ったハンバーグは後でしっかり中まで焼いて後日食べるよ」
「エース君!私もハンバーグ作りやりたーい!」
「そうか、なら皆でハンバーグ作りするか。で、どうするんだホシノ?」
「〜〜分かりましたよ!やってやります!貴方があっと驚くようなハンバーグを作ってやります!!」
「おっ やっと調子が戻ってきたな、そうそうホシノはそうでなきゃな」
それから私達は調理室へ向かい、エースに教えられながらハンバーグを作りました。
作ったハンバーグは、一人で作ったハンバーグよりも美味しく、心が温かくなる味をしていました。
エースやユメ先輩も今度は「美味しい」と言って私の作ったハンバーグを食べてくれました。嬉しかったです。
エースのお陰で私はハンバーグを作ることが出来ました。ただの失敗で終わらずにすみました。本人にも言いましたが、日記の方でも感謝を載せておきます。
ありがとうエース
今日も怪しい行動は見られなかった。
◯✕月◯△日
今日はユメ先輩の提案で、全員で水族館へ行った。
最初は魚なんて見て何が楽しいんだ?そんなことより借金返済のために働きに行こうと思っていた。
けど、そんな私の思考は水族館に行った数分後にはもう抜け落ちていて、私はユメ先輩たちと水族館を楽しみました。
「うわぁー!見てくださいエース、ユメ先輩、小さい魚が沢山泳いでますよ!」オメメキラキラ
「下見ろよホシノエイだぜエイ、滅茶苦茶平べってぇー!」オメメキラキラ
「そうだね〜」ニコニコ(エース君もホシノちゃんもはしゃいで可愛い〜)
魚が泳いでいる光景は、普段見ることのできない神秘的な姿で、見ているだけで面白く、癒されました。私もエースも水族館中を見て回り水族館を存分に満喫しました。
特に、クジラっていう大きな魚は*2アビドス高等学校の校舎ほどデカいんじゃないかと思うほど大きく、圧巻の一言でした。
「⋯⋯⋯すごいですね」
「⋯そうだな。低身長のお前がより小さく見えちまうな」
「⋯あなたは余計なことを言わなければ死んでしまうんですか?」
「それが俺だからな」
人がせっかく感動しているというのに、本当にあいつは余計な一言を言わなければ死んでしまうんですかね。
けど、そんなあいつもたまには良いことをするものだと感心した出来事がありました。
水族館を見終わり、そろそろ帰ろうとしていた私たちにエースは水族館のおみあげコーナーから、私たちにキーホルダーをプレゼントしてくれました。
私はクジラのキーホルダー、ユメ先輩はフグのキーホルダーをくれました。
「エース君、なんで私のキーホルダーはフグなの?」
「魚の紹介ボードで何にでもすぐ食いつく警戒心がなくておバカな魚って書いててコレだ!って思ったから」
「えぇ~〜!?そんな理由!?酷いよ〜ホシノちゃ〜ん」
「ナイスチョイスですねエース」グッ
「ひぃん …ホシノちゃんまで〜」
改めて思い返してもナイスチョイスでした。クジラのキーホルダーもエースにしては中々良いセンスをしていました。日記の中で褒めておきます。
それから、ユメ先輩がエースの分のキーホルダーを私とユメ先輩が見繕うという話になり、私はメジナのキーホルダーをエースに渡した。
「なんでメジナ?」
「メジナの別名が「エース」だったから、です」
「⋯」
「えーえー安直で悪かったですね!私には人に物を渡すセンスなんてありませんよ!バカにするならバカにしてください!」
「ホシノ、ありがとう。俺、これにするよ」
「⋯え?」
「ふ、ユメセンパイの持ってきたサメよりは俺の性根にあってるしな、ユメ先輩もそれでいいですか?」
「うんいいよ。エース君を思って考えたけど、エース君が良いなら私は何も言わないよ」
「⋯」
「?どうしたホシノ」
「⋯別に、何でもありません」プイ
「そうか、じゃあこれ買ってくるよ」
「⋯」(顔真っ赤)
「⋯青春してるなぁ」フフ
正直、エースが私の選んだキーホルダーを選んでくれた時、心が熱くなるのを感じた。
多分、嬉しかったんだと思う。安直な理由で選んだだけのただのキーホルダーだけど、エースが私の選んだ物を選んでくれたことが嬉しかったんだ。
優しくて強くて頼りになる、時々イラッとするけど対等に気兼ねなく話せるエースのことを私は、■■■(黒く塗りつぶらされ読めない)
自分でもバカなことを書いてしまった。あいつは何処かの内通者で私たちを騙しているかもしれない奴で、バカで意地悪でクチの悪い嫌なやつで、とにかくそんな意地悪なやつにそんな感情を私が持つわけがない、きっとただの気の迷いだ。そう、そうに違いない。
今日も怪しい行動は見られなかった。
✕△月△△日
今日は全員で学校をバックに集合写真を撮った。
発端はエースからで、ユメ先輩がそれに便乗する形で写真撮影をした。
「何で写真なんか…」
「何いってんだホシノ、こういう思い出を形に残すのは良いことだぜ?」
「そうだよホシノちゃん、エース君の言う通り、私もホシノちゃんやエース君との思い出を形に残して部室に置きたいなー」
「良いなそれ、前の水族館のキーホルダー然り、この写真も俺たちがやったことの証として残そうぜ。で、それをいつでも振り替えられることができる、こういう事があったな〜とか、あんな事してたな〜とか、そういった物を増やしていって、俺たち3人が今この瞬間、ここにいたっていう証になるし、記憶とか思い出とか、とにかく色んなことが残り続けるんだ…それは最高なことだろ?」
「はぁそうですか」
「はぁ冷めてるなーホシノ。早めの思春期か?」
「はぁー!私はもう高校生なんですよ!?思春期なんてとっくに終わってますー!」
「合ったは合ったんだな…じゃ、写真撮影の位置を決めるか…と言ってもチビなホシノは真ん中で決まりだけどな」
「チビ!?ケンカ売ってるんですか!?」
「事実だろ!まさか自覚なし!?」
「頭にきました、エース変身しなさい。久々に切れちまいました」
「お?上等じゃん、やってやろーじゃない!」
「ホシノちゃん、エース君!私たち記念撮影に来たんだよ〜!!」
一悶着はありましたが最終的に撮影は上手く行き、その後はエースと模擬戦を行いました。
出来た写真にエースもユメ先輩も喜んでいた。写真ぐらいで大げさな、と思いましたが、いざ飾ってみると確かに感慨深いものを感じました。
エースの言う私たちがいたという証、私とエースとユメ先輩、この3人が写っている写真、これは確かに私たちの大切な宝物になりそうです。
本人たちには絶対に言いませんけど
この日記を書いてだいぶ経ちます。最初はエースを学校から追い出すために記録として残していた日記。なのに、いつしかただの日記帳になっている。
本当は分かっています、エースは悪人なんかじゃないと
なのに、私はまだ心の何処かでエースを信用しきれない しきれずにいる
軽蔑する。あれだけの時間を過ごしてまだ信用出来ない自分に
嫌悪する。こんな疑心暗鬼で最低私を
私はいつになったらあなたのことを信用できるんだろう
本当は分かっている。エースは私達の . ─(文章はそこで止まっている)
───────────────────────
『A』─情報
バックルの数はエースが●●●●●●●●に増えていく。なお、本人はそれを自覚していない
カタカタヘルメット団を銀行でお金を卸す感覚で襲撃する主人公。
襲撃理由は学校を襲っているので襲い返しているのと、戦車を持っていたので金銭等多く持っていると踏んでいるからです。
【人物心境】
「ホシノ」
最初はエースのことを黒服の手先もしくはそれに近い悪人だと思い疑いをかけていた。だが、この数ヶ月エースを観察していく内に絆され、今では年の近い兄妹や同級生のような軽口を叩けるほど仲が良くなり、無自覚にエースに恋心を抱いている。しかし、心の奥底では未だにエースのことを疑って自己嫌悪に陥っている。
「ユメ」
2人のことを大切な後輩だと思い、2人の青春を心の中で応援している。密かに2人の強さに憧れと信頼を抱いている。
「エース」
ユメのことを命の恩人、お人好しの善人、良き先輩だがどこか抜けている人だと思っている。ホシノはバカやれるチビな同級生、友人だと思っている。
【ホシノたちが撮った写真】
左にいるエースが真ん中にいるホシノの肩を組んで満面の笑顔でピースを取っていて、右にいるユメはホシノの頭に手を置いてカメラに向かって笑顔でピース取っている。そしてその真ん中でぶっきらぼうな顔のホシノが写真に写っています。
ユメ先輩ファンの皆さんすいません。ユメ先輩の出番少なく後方お母さんみたいになっちゃいました。
ただどうしてもホシノメインで心境や話を進めて行きたかったんです。これもこの後の曇らせのために