他の人の作品見ると文章力すげーってすごい感じる。
あと凄い先まで話考えてる。マジすごい。(語彙力消滅)
「だぁ!!クソがぁ!!」
そう怒鳴り声を上げて戦場に立つカイザーの兵士。彼らはとある強大な存在と会合を果たしていた。
「あぁ〜!なんでこんなに狙ってくるんだ!?他の部隊が仕掛けたのか!!?」
「知るか!俺たちだけじゃどうしようもない、早く応援を呼んで……」
「出来たらそうしてる!理事は俺達の部隊を過大評価し過ぎだろ!!勝てた試しがないだろうが!」
「……なぁ、お前知らないのか?」
「……はぁ?何がだよ」
「この部隊、結成するの13回目なんだってよ」
「────ふっ」
もう乾いた笑いしか出なかった。
「なぁ、カイザーの部隊がビナーに襲われてるって本当?」
「えぇ、紛れもない事実です」
黒服と恒例の実験を終わらせて、近況報告を兼ねた世間話をする。最近珍しい動きをしているビナーに関しての質問だったが、どうやら正解を聞いたようだ。
「なんで?あいつらなんかした?」
「対デカグラマトン大隊と称したビナー鎮圧作戦を何度か計画しては、失敗しています。ビナーは貴方の影響で性能が上がっている分、試す相手を探しているのかもしれません」
「そこは俺で良くない?」
「反応を見せない実験をする必要はありませんよ」
「確かに」
とはいえ放置をして良い内容でもないのは確か。ビナーマスコット化計画を進めている状況で、悪印象はなるべく防ぎたい。カイザーだけを襲うならどうでも良いが。
「……そろそろ時間ですね」
黒服がそう溢すと、部屋のドアが開かれる。今回は実験の他にもう一つやる事があった。
「………黒服」
「お久しぶりです、小鳥遊ホシノさん」
「とりあえず座りなよ」
何様だと言わんばかりの態度を見せつけるコウは一旦置いておいて、ソファに座った。今回来たのは小鳥遊ホシノ。黒服が渡した液体を使った実験をしに来ていた。
「……まずはっきりとさせておきましょう。今回の実験でホシノさんの体に悪影響は何一つ及ぼさない事を約束します」
「……証拠は?」
「……えぇ、こちらの書類に既に私からサインをしておきました。直筆のものです」
「薬品に関しての説明は既に終えています。すり替えを疑う場合は、コウさんに事前に飲んでもらいましょう」
コウは毒味役で連れてこられたが、たとえ毒だとしても効かないからやり得である。
「一応聞くけど……黒服は何が目的なの?」
「私は神秘を解析し、分析する「ゲマトリア」という組織の一員です。ホシノさんの神秘は過去類を見ないほどの質を誇るもの、キヴォトス最高の神秘と言っても良いでしょう」
「観察者であり、探究者であり、研究者でもある私にとって、これほど魅力的に思うものはありませんでした」
「本来コウさんには彼女の了承を得るために利用するだけだったのですが……予想より良い結果を頂きました」
「とりあえず一口飲むぞ」
蓋を開けて勢い良く滝飲みをする。4分の1は飲んだだろうか。
「ふぅ……ん、味変えた?苺味じゃん」
「前回の意見を反映してみました。美味しくないとクレームを頂いたので」
「……コウ、大丈夫なの?体が少し光ってるよ?」
ホシノにそう言われ確認すると、本当に体が少し光っていた。体全体が淡く白に光っており、なんだか少し眩しい。
「すげぇ、俺光ってる。どうなってんのこれ」
「身体が崩壊しない程度に神秘を増幅させた結果、余剰分を少しずつ発散させているのでしょう。身体に影響はありません」
「……そっか。じゃあ……飲んでみるよ」
緊張した面持ちで、ホシノは少しずつ液体を口に含んでいく。コクッコクッと喉が動き、容器は空になった。
「えぇ、約束しましょう。おそらく彼女には何も起きません」
「……?」
しばらくしてホシノの体が光だす。コウと違って全身がピンクに淡く光っている。
「おぉ、綺麗じゃん」
「なんだか……体が熱くなってきた……?」
「少しの発熱作用があります。直に治るでしょう」
気付けば窓の外を黒服は見つめていた。外は随分と強風が吹き荒れ、砂塵が巻き上げられている。
「……想定通りですね」
「少し前に貴方と見た映画を覚えていますか?」
「急になんだよ?確かあのホラー映画の……」
「えぇ。その映画のセリフから、今から行う実験内容を伝えます」
周囲にピリピリとした雰囲気が広がる。……いや、実際に電気が流れているかのような閃光が窓からはみ出してきていた。
「『化け物には化け物をぶつけんだよ』です」
「──ホシノ!!」
瞬間、視界が閃光に覆い尽くされた。
"ユメ……今日は本当に助かってるよ、ありがとう"
「先生にはみんなお世話になってますから、私にできる事ならこれぐらい頑張っちゃいます!」
アビドス校舎から少し離れた仮住まいにて、先生はユメと共に書類作業に勤しんでいた。この出張の間にも無慈悲に仕事は溜まっており、そろそろ減らさないとまずい事になってきていたからだ。
ユメと定期的に行っている近況報告をする際に、ユメが手伝いを志願してくれたのは蜘蛛の糸を掴むような気持ちだったという。
「最近ちょっと大きなプロジェクトを立ち上げようとしていて……話もまとまりそうでウキウキしてるんです」
"へぇ〜?良いね。どんなプロジェクトか教えてくれたりする?"
「それはですね……」
─ピンポーン─
"……?誰か来る予定は無かったけど……"
突然のらいきゃに疑問を浮かべる。しかし生徒が突然会いにくる事に慣れていた先生はドア前に備え付けたカメラの映像を確認しようとした。
「「!!??」」
「──シャーレの『先生』だな?」
確認する間もなく玄関のドアが爆破され、兵隊が雪崩れ込んでくる。2人を捕えるためだけとは思えない人数差に、思わず驚きを隠せない。
「先生!早く逃げて─あぅっ」
「そいつは放っておけ。時期に砂嵐が来る」
"一体何が……"
「理事がお前をお呼びだそうだ」